レアル・マドリードのディオマンデ、市場価値が1億2000万ユーロに急上昇──リーガで最大の上げ幅
スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのヤン・ディオマンデの市場価値が、Transfermarktの最新の更新で9000万ユーロから1億2000万ユーロに上がった。リーガで最大の上げ幅だ。マドリーでも、少しずつ存在感を高めている。
✅ 代表ウィークで「見どころ製造機」
代表ウィークのディオマンデは、ゴールこそなかったものの、見どころを次々と生み出した。背番号10を背負い、天才にふさわしい自由を与えられて、コートジボワールのリーダー、スターとしての立場を固めた。 アフリカ・ネーションズカップ予選のガーナ戦とソマリア戦で先発して勝利に貢献し、カメルーンとの親善試合では後半から出場して見事なプレーを見せた。チームは0-1で敗れたが、その電撃的な時間帯が色あせることはなかった。
✅ 移籍金に迫る評価額
マドリーでの初めての大きな見せ場となったダービーに続く好パフォーマンスだった。ライプツィヒに支払った1億2500万ユーロの理由を垣間見せたディオマンデの新しい評価額は、1億2000万ユーロ。移籍金とほぼ同じ水準だ。 リーガでこれほど評価額が上がった選手はいない。次に上げ幅が大きいのは同じマドリーのエスピ(2000万ユーロ上昇で4000万ユーロ)、そしてバルサのエスパルト(500万ユーロから2500万ユーロ)だ。 ディオマンデはリーガで6番目の評価額となり、1億3000万ユーロに下がったヴィニシウスのすぐ後ろにつけた。
✅ ダービーで見せた左サイドの輝き
ディオマンデは、そのヴィニシウスとポジションを争うことになる。アトレティコ戦では、それまでの右サイドではなく、左サイドでのプレーを試し始めた。偶然かどうかはともかく、それがマドリーでの最高の時間帯になった。 メトロポリターノで、マドリディスモがすがれるものはほとんどなかったが、終盤の頼みの綱が彼だった。ドリブルはエムバペとヴィニシウスの合計と同じ4回成功(6回中)、パス成功率は90%、1対1でも12回中9回勝った。 代表で絶対的な存在である左サイドで、ディオマンデは見るからに気持ちよさそうにプレーしていた。
✅ 「価格ではなく経験で」育てるモウリーニョ
ただ、マドリーでのサンプルはまだ少ない。出場は292分で、先発はラージョ戦とエルチェ戦の2試合だけだ。 モウリーニョ監督は、ディオマンデをクラブ史上最高額の補強としてではなく、大きな可能性を持つ若手として扱ってきた。求めるものは価格ではなく経験に応じて設定し、数字(ここまで1アシスト)を急がせない。焦らず、しかし止まらずに。マドリーの将来の背骨であると同時に、現在の柱にもなるべき選手だと理解しているからだ。
✅ 90分あたりの数字はリーガのトップウイング以上
それでも、見せ場は次第に大きくなっている。絶対数では目立たないものの、数字は昨季ブンデスリーガの最優秀若手選手の姿を描き始めている。
| 項目(90分あたり) | ディオマンデ |
|---|---|
| アシスト | 0.28 |
| ドリブル成功 | 4.84 |
| 被ファウル | 3.13 |
| クロス成功 | 1.42 |
| 攻撃のデュエル勝利 | 8.83 |
| 守備のデュエル勝利 | 3.7 |
いずれもリーガのウイング上位5人の平均を上回る(データ: BeSoccer Pro、出典: AS)
✅ 発掘者「自慢せずに最高を目指す」
アメリカ・フロリダでディオマンデを見いだし、母国コートジボワールのアビジャンから到着した彼を空港まで迎えに行ったトッド・イーソン氏は、以前『AS』にこう話していた。 「彼は練習でも試合でも、チームメイトを巻き込むことを好んだ。全員に関わってほしかったんだ。相手のレベルが上がれば、必要なだけ自分のレベルも上げた。みんなが心地よくいられるようにする、まさに怪物だった。だからマドリーにもうまく溶け込むと思う。最高を目指すが、自慢はしない」 焦らず、しかし止まらず。そして今、ディオマンデは加速する時が来たと理解している。
※代表での活躍は「代表で『10番』と左サイドを託されたディオマンデ」、ディオマンデの全記事は選手ページで読めます。
関連記事
レアル・マドリードとCLで対戦するライプツィヒのデミチェリス監督「マスタントゥオーノはマドリーの選手だと言った」──ディオマンデも絶賛
レアル・マドリードのディオマンデ、移籍金の「騒音」を黙らせ始めた──モウリーニョ「背番号25ではなく125を背負っている」
レアル・マドリードのモウリーニョ、「蜂の巣」をつつく──ローマとセビージャで見せた決定的な介入、ディオマンデは2試合連続アシスト
レアル・マドリードのディオマンデがヴィニシウスを追い詰める──セビージャ戦は快勝も、ギュレルの先制点に「原罪」の影
