レアル・マドリードのミリトン、何度目かの復帰へ──2度の前十字靭帯断裂と腱の手術を乗り越え、6か月ぶりメンバー入り
スペイン紙『MARCA』が、何度目か分からない復帰を果たすミリトンについて伝えた。 負傷と手術から6か月。ミリトンは、知り尽くした「復帰」という扉を、またくぐろうとしている。
✅ 「修復の地図」のような体
ミリトンの体は、修復の跡でできた地図のようだ。28歳にして、望んだ以上に手術室を訪れてきた。それでも、また立ち上がる。 土曜日、モウリーニョ監督がセビージャ戦のメンバー入りを明かし、ミリトンは知り尽くした扉から再び顔をのぞかせた。復帰の扉だ。ここ数年、彼に大きく開かれていた唯一の扉でもある。
✅ 4月のアラベス戦、腱が根元から断裂
4月のアラベス戦、44分。サッカーは再びミリトンを裏切った。不満そうな仕草、脚に当てた手、そしてベンチへ。 左の大腿二頭筋の別の負傷で12月から離脱しており、ボールとの再会からまだ数週間しかたっていなかった。今回は、筋肉がその根元、近位腱で断裂していた。
✅ 執刀医「手術しか選択肢はなかった」
判断を下したのは、フィンランドの外科医ラッセ・レンパイネン氏だった。ミリトンを手術し、ここまで導いてきた人物だ。 「手術するしか選択肢はなかった。あの太もも裏の負傷では、トップレベルでキャリアを続けられなかった。その結果、W杯に出場できなくなったことは本当に残念だ」と、同氏は手術後に『MARCA』に語っていた。 手術は、ミリトンから夏と、アンチェロッティ監督率いるブラジル代表でのW杯、そしてサッカー人生の半年を奪った。
✅ 2シーズン連続の前十字靭帯断裂も
地獄なら、ミリトンはよく知っている。そこから抜け出す方法は、さらによく知っている。 太もも裏の前には、2024年11月に左膝が、その1年あまり前の2023年8月には右膝が崩れた。2シーズン連続での前十字靭帯断裂。休む間もなく続いた2つの長い砂漠の旅。CBにとって、これほど重い代償は少ない。
| 時期 | 負傷・復帰 |
|---|---|
| 2023年8月 | 右膝の前十字靭帯断裂 |
| 2024年11月 | 左膝の前十字靭帯断裂 |
| 2025年12月 | 左大腿二頭筋の負傷 |
| 2026年4月(アラベス戦) | 大腿二頭筋の近位腱断裂→手術、W杯も欠場 |
| 2026年10月 | セビージャ戦でメンバー復帰 |
ミリトンの近年の大きな負傷(出典: MARCA)
✅ 「5分でもダメだ」
1週間以上前のモウリーニョ監督の言葉は、当時バルデベバスで起きていたことを考えると意味が分かる。 「ビジャレアル戦は出られないから迷いはない。でも、彼が練習しているのを見るのはうれしい。毎日、彼と理学療法士たちに冗談で『試合に出るぞ』と言っている。いい選手だとは知っていたが、思っていた以上だ」 そして、こう落ち着くよう求めていた。「明日もローマでも出ない。あと2週間ほど必要だ」 その慎重さの裏には、ずっとミリトンを抑えてきたコーチングスタッフの姿があった。その数日前、ミリトンは、回復のその段階には激しすぎて危険なミニゲームの最後に出たがった。 「ダメだ、5分でも何でもダメだ」という声がピッチに響いた。ミリトンは食い下がり、アシスタントの一人を迷わせるほどだったが、止められた。気持ちが、日程より先を走っていた。
✅ 1ユーロもかからない「補強」
ミリトンの復帰は、穴を埋めるためのものでもある。マドリーには、まだ負傷者がいる。ロドリゴとアセンシオはリハビリの最終段階で、ヴィニシウスは上訴委員会が支持した4試合の出場停止を、セビージャ戦から消化する。 この欠場者リストの中で、ミリトンのような格のCBが戻ってくることは、1ユーロも使わない補強に等しい。
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