MARCA2026年9月22日 06:29

モウリーニョの初期プランに生じた亀裂

スペイン紙『MARCA』が、マドリーのシステムに生じた初めての綻びについて報じました。

マドリード・ダービーは、モウリーニョ監督が今季採用してきた慎重なリーガ運用を見直す契機となっただけでなく、現在の戦術的な課題をあぶり出す一戦ともなりました。

先発メンバーは昨季シャビ・アロンソ監督体制で惨敗した際とほぼ同一。変更はカルバハルに代わるダンフリース、コナテ、ククレジャの3人のみで、中盤と前線の顔ぶれはそのままでした。同紙はこの初期プランの継続に早くも亀裂が生じていると指摘しています。

後半に途中出場したディオマンデとベルナウド・シルバが流れを変えたことは、モウリーニョ監督自身も認めています。ディーン・ハイセンの退場後にベンチから送り出されたリュディガーが決めた2-1の同点ゴールも、ディオマンデが左サイドからジュリアーノ・シメオネとマルコス・ジョレンテを突き続けた粘りから生まれたものでした。

指揮官はヴィニシウス、エムバペ、ベリンガムを不動の存在と位置づけています。ヴィニシウスが最初に交代を告げられることが増えているとはいえ、この3人はスタメン確定枠です。ギュレルも地位を固めつつありますが、彼もまた早めの交代が目立ちます。ディオマンデはエルチェ戦、ラージョ戦の先発2試合でいずれも好パフォーマンスを見せており、今後は前線4人のうち誰かを外す判断が迫られます。

中盤については、インサイドMFに回したバルベルデとオーレリアン・チュアメニのコンビが安定した試合支配を生み出せていないのが問題です。怪我からの回復後にようやくスタメンに定着したチュアメニ、そして第3の選択肢のギュレルを加えた中盤トリデントは、いまだ安定感を欠いています。

そこで浮上するのがベルナウド・シルバです。シティ退団が決まった時点でモウリーニョ監督自らが獲得を要請した選手であり、アトレティコもグリーズマンの後継として狙っていた逸材。その多才さから中盤の一角としても、前線トリデントとしても機能する存在と同紙は伝えています。

カマヴィンガはジダン新体制のフランス代表に復帰し、チアゴ・ピタルチも9月6日からチーム練習に合流しています。チアゴ・ピタルチは昨季アルベロア政権でも切り札的な役割を担いました。今季は故障者が多かったインテル戦でトレントを中盤に起用するなど、モウリーニョ監督は状況に応じた柔軟な対応も見せています。

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