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モウリーニョ監督の最新ニュース

レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョに関するニュースを新しい順にまとめています(60件)。

MARCA2026年10月6日

レアル・マドリードのヴィニシウス、ブラジル代表でも復調できず──クラシコ前にモウリーニョに託された「救出」

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのヴィニシウスは、ブラジル代表でも本来の姿を取り戻せないまま代表ウィークを終えた。アンチェロッティ監督のもとでも輝けず、決戦のクラシコを前に、ヴィニシウスを立て直す役目はモウリーニョ監督に委ねられた。 ✅ インド戦はハーフタイムで交代 ブラジル代表での3試合目、インド戦(4-0)で、アンチェロッティ監督は2-0でリードしたハーフタイムにヴィニシウスを下げた。 この試合でも、マドリーでの最高の姿を知るアンチェロッティ監督が期待するヴィニシウスは見られなかった。全幅の信頼を寄せるモウリーニョ監督のもとでも、まだほとんど本来の姿を見せていない。 ✅ 3試合で1ゴール 長い代表ウィークを、ヴィニシウスは3試合1ゴールで終えた。 オーストラリアとの1試合目は無得点。試合は終了間際のハヤンのゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。2試合目はブラジルが快勝し、ヴィニシウスがこの代表ウィーク唯一のゴールを決めた。 3試合目のインド戦では枠内シュートを3本放ったが、マドリーでの今季序盤と同じく、どこか冴えない内容だった。仕掛け続け、攻撃も彼のサイドに集まったが、ラストパスとシュートの精度を欠いた。 ✅ アンチェロッティ「ベストの状態ではない」 アンチェロッティ監督も、モウリーニョ監督がすでに確認している現実を目の当たりにした。会見では「ベストの状態ではない」と語っている。 それでも、誰よりもヴィニシウスを知る元マドリー監督の信頼は揺らいでおらず、3試合すべてで先発させた。 ✅ マドリーで在籍後最悪のスタート マドリーでは8試合で1ゴール2アシスト。600分以上に1点のペースで、唯一のゴールは第2節のホームのレアル・ソシエダ戦だった。マドリーに定着してから最悪のシーズンスタートだ。 皮肉なことに、昨季最も調子が良かったのは、エムバペが膝の負傷でセカンドオピニオンを求めて離脱していた時期だった。契約を延長したものの、それに見合うプレーはまだ見せられていない。 ✅ 「無条件ではない」モウリーニョ マドリーのヴィニシウスへの信頼は絶大だが、ダービーでは、モウリーニョ監督が無条件に起用し続けるわけではないことも示された。ハイセンの退場で交代を余儀なくされた面もあるとはいえ、54分にベンチに下げた。一方、エムバペは今も最後まで交代しない選手だ。 ディオマンデが迫っている。ヴィニシウスの代わりに出るとは限らず、ほかの選手が犠牲になる可能性もあるという。 ✅ クラシコ、そしてバロンドール マドリーが早々にリーガで取り残されないためには、最高のヴィニシウスが必要だ。カンプ・ノウでは、これまで何度もヴィニシウスの最高の姿が見られてきた。首位と6ポイント差の今、10月25日の一戦は決定的に重要だ。 クラシコの翌日には、ロンドンで新たなバロンドール受賞者が発表される。わずか2年前、ヴィニシウスはまさかの形で受賞を逃し、ロドリが選ばれた。今年は有力候補にすら入っていない。 ベルナベウはすでに何度も、以前の姿に戻るようメッセージを送っている。ヴィニシウスは、ベルナベウでも目覚める必要がある。

AS2026年10月5日

ビラス・ボアス、レアル・マドリードのモウリーニョを擁護「今も世界最高の監督の一人」

スペイン紙『AS』が伝えた。元監督で現在はポルトの会長を務めるアンドレ・ビラス・ボアス氏が、イタリア紙『Corriere dello Sport』のインタビューで、マドリーのモウリーニョ監督を称賛した。好調なバルサの連勝を止められるのはモウリーニョ監督だという。 ✅ 2シーズン無冠からの再建役 モウリーニョ監督は今夏、2シーズン続いた主要タイトルなしの流れを断ち切る人物として、フロレンティーノ・ペレス会長に選ばれた。 しかし目の前には、今季序盤は手のつけようがないほど好調なバルサがいる。マドリーのスタートは期待どおりではないが、クラブはモウリーニョ監督を信頼し続けている。 ✅ 「バルサがこの状態なのは残念」 かつてモウリーニョ監督のもとでアシスタントを務めたビラス・ボアス氏は、モウリーニョ監督こそマドリーの状況を好転させるのにふさわしいと語った。 「ジョゼ・モウリーニョは今も世界最高の監督の一人だ。私はずっとそれを知っていた。そして今、世界最高のクラブを率いている。バルサがこれほど好調なのは残念だね。インテルを去ったときと同じように、絶好調のバルサと出くわしてしまった。でも、こういう挑戦こそモウリーニョが一番楽しむものなんだ」 ✅ スナイデル「状況を変えられる唯一の監督」 ここ数日、モウリーニョ監督の手腕を擁護したのはビラス・ボアス氏だけではない。 インテルでモウリーニョ監督の指導を受け、マドリーでもプレーしたヴェスレイ・スナイデル氏も、「モウリーニョは、マドリーの流れを変えられる唯一の監督だ」と断言している。

AS2026年10月5日

レアル・マドリードのティアゴ・ピタルチ、代表ウィークの「特別プラン」で躍動──モウリーニョの前で圧巻のダービー

スペイン紙『AS』が伝えた。トップチームで出場機会のなかったマドリーのティアゴ・ピタルチが、代表ウィークの「特別プラン」で実戦を重ね、もっと上でやれることを示した。U-20代表でゴールを決め、モウリーニョ監督がスタンドで見守ったアトレティコ・マドリレーニョとのミニダービーでは圧巻のプレーを見せた。 ✅ 73日間出場なしからの「新プラン」 ティアゴは、実戦復帰の許可が出てから73日間、トップチームで1分もプレーしていなかった。 そこに3週間の代表ウィークが訪れた。U-21代表には呼ばれなかったが、それがかえって新たな道を開いた。3週間試合がないのはトップチームだけで、カスティージャには試合がある。これが一時的な「新プラン」の始まりだった。 クラブがティアゴに提案し、モウリーニョ監督も了承した。バルデベバスで3週間練習するより、ピッチで実戦感覚を取り戻す方がいいという判断で、すべて関係者の合意のうえだった。 ✅ U-20代表ではメキシコ戦でゴール カスティージャでは、サン・アンドレウ戦(1-1)で、継続して試合に出ていないためのフィジカル面の物足りなさはあったものの、ヤニェスのゴールをアシスト。アルコルコン戦(1-2)でもさらに一歩前進した。 急きょ招集されたU-20代表では、メキシコとの親善試合に先発し、ペナルティエリア手前から左足でゴールを決めて2-0の勝利の口火を切った。 このときの45分間という出場時間も、ミニダービーで先発するために、パコ・ガジャルド監督とマドリーの間で事前に決めていたものだった。 ✅ ミニダービーで「全知全能」のプレー そしてディ・ステファノでのアトレティコ・マドリレーニョ戦。疲れを見せるどころか、ティアゴは際立っていた。 広い範囲をカバーし、敵陣にも頻繁に顔を出した。足りなかったのはゴールだけで、それも狙っていた。カバーリング、ドリブルでの持ち上がり、MFというよりトップ下のような動き。ピッチのあらゆる場所にいた。 ✅ 監督「彼の運動量は見ているだけで見せ物だ」 カスティージャのフリアン・ロペス・デ・レルマ監督は、こう称えた。 「彼がどんな選手かを示した。でも今日だけじゃない。プリメーラ・フェデラシオンやユースリーグの試合で、ずっと示してきたことだ。高く評価すべきなのは、負傷でトップチームでのプレシーズンを満足にこなせず、ほとんど練習できないまま私たちのところに来ても、フベニールBやユースリーグで一緒だった頃と同じ意欲を持っていること。彼の運動量は、見ているだけで見せ物だ」 「ティアゴは初めてここに来た年から知っている。自己管理ができる選手だ。上から下りてくると難しい面もあるが、何も求めたり、やる気を出させたりする必要はないとわかっていた。この試合を最後の試合のように戦うとわかっていた。マドリーのトップチームでプレーするのは簡単ではない。でも能力と可能性は示した。上でプレーする姿を見られたら、本当にうれしい」 ✅ ビジャレアル戦でトップチームに復帰へ スペイン代表やカスティージャのユニフォームを着ると、ティアゴはいつも存在感を増す。よりゴールに近い位置で、より牙をむく。U-19のEUROでは、スペインの優勝に貢献したアシスト王でもあった。 スタンドからダービーでのプレーを見たモウリーニョ監督は、代表ウィークが終わったら、ティアゴを再びトップチームに戻すつもりだという。10月10日(土)のベルナベウでのビジャレアル戦からだ。 モウリーニョ監督は着任時、手元の報告書をもとに、フラム移籍がほぼ決まっていたティアゴに残留を求めた。しかし最初の練習で膝を負傷し、復帰後もインテル戦、ラージョ戦、エルチェ戦、アトレティコ戦とメンバー入りしながら出番はなかった。 今ようやく、監督は報告書が正しかったことを確かめている。チャンスと信頼を与えられれば、ティアゴは違いを生む選手だ。肺活量だけでなく、牙もある。時には、即興の計画が最高の夜をもたらす、と同紙は結んでいる。

AS2026年10月4日

レアル・マドリードのモウリーニョ監督が見守るMFセルヒオ・マルティネス──カスティージャで定着、トップデビューの日は

スペイン紙『AS』が伝えた。今夏ラシン・サンタンデールから加入したMFセルヒオ・マルティネスは、まだトップチームでデビューしていない。それでもモウリーニョ監督は彼から目を離しておらず、クラブもカスティージャでの適応ぶりに満足しているという。 ✅ 監督が貴賓席から観戦 代表ウィークでトップチームの話題は落ち着いているが、約300万ユーロで獲得したセルヒオ・マルティネスへの期待は変わっていない。 金曜日の夜、アルフレッド・ディ・ステファノでカスティージャがアトレティコ・マドリレーニョに勝った試合も、モウリーニョ監督は貴賓席から観戦した。セルヒオ・マルティネスは堅実なプレーを見せたが、それ以上ではなかった。 これまでにもっと良い試合はあった。5万人以上が集まったベルナベウでのU-20インターコンチネンタルカップ、サンティアゴ・ワンダラーズ戦では特に目立った。その日もモウリーニョ監督は会場で、彼やほかのカンテラの逸材たちのプレーを見ていた。 ✅ 1部から3部へ、その理由 セルヒオ・マルティネスは、地元クラブのラシンで1部リーグに出場し、輝きを見せていた。1部からプリメーラRFEF(3部相当)のカスティージャへ移ったことを、多くの人は理解できなかった。 それでも移籍したのは、マドリーからの誘いは一度しか来ないとわかっていたからであり、モウリーニョ監督が注意深く見てくれると知っていたからだ。 しかも、クロースが去って以来、マドリーにずっと欠けていたタイプの選手でもある。今は空きがないが、空きは思いがけないときに生まれる。マドリーの歴史にはその例がたくさんあり、最も有名なのがラウールだ、と同紙は書く。 ✅ モウリーニョ「可能性はある、努力が必要」 加入直後から、モウリーニョ監督の構想に入っていることは示されていた。バルデベバスでの最初の2回の練習はトップチームで行い、その後アウェーのベティス戦のメンバーにも入った。 モウリーニョ監督は当時、「明日はベンチに入る。それでプランがおおよそわかるだろう。獲得前に分析し、意見を伝えた。2部と、今季序盤のラシンで経験もある可能性のある若者だ。努力しなければならない。ここの質と強度のレベルは違うが、彼はここにいる。プレーするかどうかはわからない。でも、私たちと一緒にいること自体がもう一歩前進だ」と話していた。 ✅ カスティージャでは不可欠な存在 ベティス戦では、試合展開が起用を許さなかったのか、出番はなかった。マドリーは良い内容だったが決定機を外し、敗れた。その後、モウリーニョ監督は中盤の選手が戻ってきたこともあり、セルヒオ・マルティネスをメンバーに入れていない。 それでもクラブは、彼の成長とクラブやカスティージャへの適応を高く評価している。カスティージャが彼のチームで、そこでは欠かせない存在になっている。すでに5試合に出場し、直近4試合は先発。一歩ずつ段階を踏むセルヒオ・マルティネスを、モウリーニョ監督は近くから見守っている。

MARCA2026年10月4日

レアル・マドリード、ビジャレアル戦はCBがリュディガー1人──モウリーニョの解決策はチュアメニかカンテラか

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのモウリーニョ監督が、CB不足という大きな問題に直面している。代表ウィーク明けのビジャレアル戦で使えるCBは、リュディガーただ1人。監督はコンバート、代替案、そしてカンテラまで、あらゆる道を探っているという。 ✅ 使えるCBはリュディガーだけ 今回は「2人のCBのどちらを選ぶか」という話ではない。10月10日のビジャレアル戦に向けて、起用できるCBはリュディガーしかいない。 ハイセンはダービーでの退場で1試合の出場停止、アセンシオは手術を受けたばかり、コナテはこの試合に間に合わない。 ✅ 本命はチュアメニのコンバート バルデベバスで最も有力な選択肢とみられているのが、チュアメニだ。このポジションを知っていて、実際にプレーした経験もある。 フィジカル、ビルドアップ、空中戦の強さ、そして何よりポジションへの理解がある。緊急時にチュアメニをCBで起用する監督は、モウリーニョ監督が最初でも最後でもない。 チームのほかの部分を最小限の変更で済ませられるうえ、常に前を向いてプレーできるため、背中を向けて振り返る必要がなく、後方からのビルドアップがよりスムーズになる利点もある。 ✅ ダンフリースのCB起用も もう一つのコンバート案はダンフリースだ。状況によってはCBとして守れるフィジカルがあり、モウリーニョ監督はプレシーズンに、常識にとらわれない解決策を恐れないことを示していた。 8月のアルコルコンとの親善試合の後には、トレントとダンフリースを同時に起用し、「このプレーが成り立つ動き方を見つけようとした」と話していた。 ✅ カンテラにも扉が開く この緊急事態は、カンテラにも扉を開く。マリオ・リバス、ジョアン・マルティネス、ディエゴ・アグアドが、守備を補う候補になっている。 ただし、モウリーニョ監督は今になって若手を見いだしたわけではない。シーズン当初から、カンテラの選手は構想の一部だと強調してきた。8月には「カンテラの選手たちが空いたポジションを埋めて、私たちととても良い練習をしている」と話し、「扉は開いている」と付け加えていた。 数週間後のベティス戦の際にはさらに踏み込み、「シーズンが進めば、出場停止や負傷で、彼らにも当然チャンスが来る」と語っている。 ✅ 有力候補は19歳マリオ・リバス 若手の中で、モウリーニョ監督の目に最も留まっているのが、19歳のCBマリオ・リバスだ。プレシーズン後半はずっとトップチームに帯同しており、監督はその能力をよく知っている。 フィオレンティーナとの親善試合でリバスとジョアン・マルティネスがCBコンビを組んだ後、モウリーニョ監督は「ジョアンとマリオは素晴らしい未来を持つ若者だ。試合がフィジカル勝負になるまでは、とてつもない質の高さを見せていた」と称賛した。 3人目のディエゴ・アグアドも加わることで、監督は解決策を1人の選手に限らずに済む。 ✅ ミリトンは急ピッチで回復中 最後の選択肢はミリトンだが、ビジャレアル戦には間に合わない見込みだ。回復は驚くほど順調に進んでいるものの、まだ復帰に向けたプロセスの途中にある。 ビジャレアル戦の確実な解決策というより、このペースで回復すれば近いうちに問題の一部を解消してくれる存在だ。それまでの間、モウリーニョ監督は目の前の問題を解決しなければならない。

MARCA2026年10月2日

レアル・マドリードのモウリーニョ監督、C・ロナウド騒動の「発言」を否定「フェイクニュースだ」

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのモウリーニョ監督が、クリスティアーノ・ロナウドのポルトガル代表離脱騒動について自分が語ったとされる発言を、SNSで「フェイクニュース」と否定した。 ✅ ブラジル発の「発言」を否定 主にブラジルで、C・ロナウドの件についてモウリーニョ監督が発言したとする情報が出回っていた。 モウリーニョ監督はSNSに「フェイクニュース」と強い調子で投稿し、この件について話したことはないと否定。自分とは縁遠い問題であり、「ノーコメント」だとした。 ✅ 関係者すべてに敬意 モウリーニョ監督は、ポルトガルサッカー連盟、ジョルジェ・ジェズス代表監督、そしてC・ロナウドに最大限の敬意を払っており、この件には一切踏み込みたくないという。 ましてや、自分の口から出ていない言葉を自分のものとされるのは論外だ。 ✅ 練習の後はアセンシオの見舞いに この日、モウリーニョ監督はバルデベバスで選手たちとの練習に一日を費やした。 その後、右脛の疲労骨折の手術を受けたラウール・アセンシオを見舞うため、病院を訪れた。

MARCA2026年10月1日

W杯落選から復活したハイセン──バリ、マルベーリャでの自主トレとモウリーニョの信頼

スペイン紙『MARCA』が伝えた。W杯メンバーから外れるショックを味わったマドリーのディーン・ハイセンが、見事に立ち直った。スペイン代表に復帰したクロアチア戦での好プレーが、その何よりの証拠だという。 ✅ 「本当につらかった」 3月30日、ハイセンはW杯に出られると考えていた。スペイン代表のエジプト戦(0-0)で90分間プレーし、デ・ラ・フエンテ監督の26人に入ると思える理由があった。 それから半年、再び代表のユニフォームを着たハイセンは、セビージャのサンチェス・ピスフアンのミックスゾーンで『MARCA』の取材に応じ、「ショックだった。つらかったし、僕と家族にとって本当に悲しい時期だった」と明かした。 ✅ W杯を制した代表から外れて 代表招集から落選までの間に、ハイセンはマドリーでパフォーマンスを落としていた(チーム全体も同様だった)。そして、大きな傷を残す決定が下された。 自分はメンバーに入れると思っていた選手にとって、W杯を目指し、実際に優勝したチームから外れることは、とてつもなく大きな打撃だった。口数の少ないハイセンが、今になってそれを認めた。 ✅ バリとマルベーリャで自主トレ 立ち直りは夏から始まった。ハイセンは騒がしさから離れ、友人たちとバリで休暇を過ごした。苦しい数か月を経て、気持ちを切り替える必要があった。 しかし休養はすぐに練習に変わった。インドネシアでハードなトレーニングを始め、帰国後はマルベーリャに拠点を置いて、父親と2人で自主トレを重ねた。ハイセンにとっては、すでにプレシーズンが始まっていた。 体と頭の両方を鍛え、人目につかない場所でのセッションを重ねて、モウリーニョ監督を納得させられる状態でプレシーズンに臨もうとした。 ✅ すぐに守備のリーダーに そしてハイセンは、万全の状態でチームに合流した。モウリーニョ監督はすぐに、ハイセンをマドリーの守備のリーダーに据えた。 リュディガーやコナテといったベテランを押しのけてポジションをつかみ、今季は休養したラージョ戦と、退場で欠いたダービーの最後の30分を除いて、すべての時間に出場している。モウリーニョ監督の信頼と、シーズン序盤のレベルの高さを示している。 ✅ ダービーの退場も「成長」の証 ダービーでのレッドカードは、今季序盤で初めての汚点だった。もしかすると今季唯一のミスかもしれない。 それでも、ハイセンがどれだけ変わったかを確かめる機会にもなった。昨季はメトロポリターノの雰囲気にのまれたが、今回はジュリアーノとの場面まで、全体として良いプレーを見せていた。 ✅ クロアチア戦で「世界王者」のような落ち着き ダービーを引きずっていないことは、スペイン代表でも示された。クロアチア戦では、自分のプレーに自信を持つ選手らしい落ち着きで、素晴らしい試合をした。 まるで世界王者の一員のようにプレーした。緊張は見られず、アピールしなければならない復帰組特有の焦りもなかった。落ち着きと自然体のプレーだった。 ✅ 静かに、前を向いて モウリーニョ監督は、すでにハイセンを守備のリーダーとしている。デ・ラ・フエンテ監督も、自信を取り戻したCBを再び手にした。 ハイセンは、マドリーでも代表でも歴史を作りたいと考えている。能力は十分にあり、この数か月で、それを追い求めるメンタリティーもあることを示した。 いつも騒がず、声を荒らげず。最もつらい時期への反応は見事で、苦しみを経て再び前を向いている。道は正しい方向に向かっている、と同紙は結んでいる。

AS2026年9月30日

エムバペ不在ならどうする?モウリーニョの3つの選択肢

スペイン紙『AS』が伝えた。代表ウィーク明けのビジャレアル戦でエムバペが欠場する可能性に備え、モウリーニョ監督には複数の選択肢がある。ベリンガムの偽9番起用か、エスピかエンドリッキの抜擢だ。 ✅ チーム20得点中8点のエムバペ エムバペはここまで、チームの20得点のうち8点を挙げている。不在となれば大きな痛手だ。 それでもモウリーニョ監督には層の厚いスカッドがあり、攻撃の解決策もいくつかある。まずは10月10日、ベルナベウでのビジャレアル戦だ。エムバペは基本的には間に合う見込みだが、100%の状態ではないとみられる。 ✅ 選択肢1:ベリンガムを偽9番に 1つ目の選択肢は、極めて筋が通っている。得点王がいないなら、2番目の得点者を前線に置く。それがリーガ3ゴールのベリンガムだ。 モウリーニョ監督のもとで、ベリンガムは加入1年目の感覚を取り戻しつつある。ただ、アンチェロッティ監督のもとで見せたほどの得点力にはまだ届いていない。 今季のマドリーで最も良いプレーを見せている一人のギュレルがトップ下に入り、ベリンガムは自由に動ける最前線に移る。 左ウイングはパフォーマンスが期待を下回っているものの、モウリーニョ監督の信頼が厚いヴィニシウスで基本的に固定。右ウイングはディオマンデが第一候補で、ブラヒムが控えの選択肢となる。 ✅ システムは変えない この形は、システムではなくチームの動き方を変えることになる。モウリーニョ監督は、おなじみの4-2-3-1をあまり動かしたがらない。 問題は、ベリンガムが9番としての、より動きの少ない役割をどう理解するかだ。モウリーニョ監督がこの形に確信を持てない場合は、エムバペの控えである2人のストライカー、エスピとエンドリッキのどちらかを起用することもあり得る。 ✅ 選択肢2:結果を出しているエスピ 一歩リードしているのはエスピだ。出場わずか26分で2ゴールを挙げ、エスパニョール戦とエルチェ戦ではチームを救って勝ち点4をもたらした。ベティス戦でもアクロバティックなシュートで同点ゴールを決めかけたが、その前のオフサイドで取り消された。 ただし身長194センチのエスピを、モウリーニョ監督は特定の場面、つまり試合終盤にクロスを放り込む展開で、高さとダイレクトシュートが必要なときの選手とみている。 実績で言えば、エスピが選ばれるべきなのは間違いない、と同紙は書く。 ✅ 選択肢3:エムバペに近いタイプのエンドリッキ それでも、エムバペの代わりとして、よりエムバペに近いタイプのエンドリッキを起用する可能性も否定できない。 エンドリッキの今季の出場はわずか4分と、エスピよりさらに少ない。しかしプレシーズンではモウリーニョ監督に強い印象を与え、ほぼ決まっていたローマへのレンタル移籍を監督自らが止めたほどだった。 マドリーではまだほとんどプレーしていないが、昨季のリヨンへのレンタルでの活躍を考えれば、期待は持てるという。

AS2026年9月29日

ポルトガル代表の誘いを断り、モウリーニョは「友」マドリーを選んだ

スペイン紙『AS』が伝えた。モウリーニョ監督は、マドリーから声がかかる前にポルトガル代表監督就任の打診を受けていた。しかし、窮地のマドリーを助けるためにその話を断ったという。 ✅ 4月、ペレス会長からの電話 モウリーニョ監督は、仲間を守り、尊重する忠実な人物だ。友人が困っていれば、迷わず手を差し伸べる。 それを改めて示したのが今年4月だった。フロレンティーノ・ペレス会長から電話を受けると、苦境にあったマドリーのもとへ迷わず駆けつけた。複数の誘いを断っての決断で、その中でも大きかったのがポルトガル代表からのオファーだった。 ✅ ポルトガル代表の第一候補だった W杯開幕を数週間後に控えた時期、ポルトガル代表ではロベルト・マルティネス監督の続投がないことがすでに決まっていた。W杯の結果がどうであれ、代表と監督は別々の道を歩むことになっていた。 後任探しで最初に名前が挙がったのがモウリーニョ監督だった。モウリーニョ監督は連盟幹部の話に耳を傾け、代表チームにつきものの条件面についても、合意に向けた出発点として話し合いが行われたという。 ✅ ジダン、アンチェロッティと同じ「復帰」の手法 その頃、マドリーは次の監督を、12年ぶりのモウリーニョ監督の復帰にすると決めた。 ペレス会長は当時ベンフィカを率いていたモウリーニョ監督に助けを求めた。ジダン、アンチェロッティのときと同じく、以前にうまくいった監督を呼び戻すという手法だ。 2人はモウリーニョ監督が退任してからもずっと連絡を取り合っており、以前にも名前は挙がっていたが、ペレス会長とホセ・アンヘル・サンチェスGMが「今こそ復帰の時だ」と判断した。 ✅ ポルトガル代表はジョルジェ・ジェズスに 「友は決して裏切らない。少なくともモウリーニョはそうだ」と同紙は書く。モウリーニョ監督はマドリーの呼びかけに応え、契約解除金を支払ってベンフィカを去った。 ポルトガルサッカー連盟も事情を理解し、クリスティアーノ・ロナウドとの仕事をよく知るジョルジェ・ジェズス監督を後任に選んだ。 ✅ 2012年にも代表から打診 モウリーニョ監督にポルトガル代表の話が来たのは、これが初めてではない。 マドリーの監督を務めていた2012年にも、ポルトガルサッカー連盟が獲得を目指し、マドリーとの兼任を提案した。しかしこの時は、マドリーの幹部が首を縦に振らなかった。 ✅ 「信頼は完全かつ絶対的」 ペレス会長とモウリーニョ監督の関係は、強い信頼で結ばれている。 ジダンやアンチェロッティのときと同じく、ペレス会長は過去2シーズンの流れを変える役割をモウリーニョ監督に託している。同紙はその信頼を「完全かつ絶対的」と表現している。

AS2026年9月29日

ジダンからモウリーニョへの「贈り物」──カマヴィンガ再生計画

スペイン紙『AS』が伝えた。プレシーズンで不安を感じさせたマドリーのカマヴィンガが、フランス代表で自信を取り戻し始めている。立て直しに取り組むモウリーニョ監督にとって、ジダン監督の招集は思わぬ援護射撃になっているという。 ✅ プレシーズンで鳴った警報 プレシーズンのカマヴィンガは、マドリーでいくつもの警報を鳴らした。混乱しているように見え、安全なパスやトラップといった基本的なプレーでさえ集中を欠く場面があった。 7月13日に着任したモウリーニョ監督は、自分の構想に役立つと考えるカマヴィンガを、悪循環から救い出そうとすぐに動き出した。 ✅ 出場は可能な時間の38% 今季、カマヴィンガがマドリーでプレーしたのは可能な出場時間の38%、630分中240分にとどまる(インテル戦は出場停止)。 それでもモウリーニョ監督は、チュアメニが戻るまでの間、4-0で勝ったマラガ戦で先発させるなど、再びチームに組み込む方法を探ってきた。 そこに届いたのが、ジダン監督からの後押しだった。 ✅ ジダンという最高の盾 フランスでは、L'Équipe紙などが「寄せられた信頼に応えなければならない」と書くなど、リスクもある。 しかし代表を率いる元マドリー監督ジダンの信用は絶大で、そのジダンがカマヴィンガを欲しがった以上、これ以上の盾はない、と同紙は言う。 ジダン監督は就任初戦のトルコ戦(1-0)で、さっそくシェルキに代えてカマヴィンガを12分間起用し、中盤をより落ち着かせた。そして今夜のベルギー戦では先発に抜擢されている。 ✅ 実はほとんど面識がなかった2人 意外なことに、ジダン監督とカマヴィンガはほとんど面識がなかった。カマヴィンガがマドリーに加入したのは、ジダン監督が退任した3か月後だったからだ。 ただジダン監督は、マドリーがスカウト部門チーフのジュニ・カラファト氏を通じてカマヴィンガに目をつけていたという内部の話は把握していたという。 ✅ 自己批判も忘れず カマヴィンガは今回の招集を、自己批判とセットで受け止めている。 クレールフォンテーヌでの会見で、マドリーでも代表でも先発をつかめない理由を問われると、「短く言うと、安定感だ。ピッチに集中してミスをしないこと。それが安定感を生む」と率直に答えた。 同紙は、集中力こそがカマヴィンガのアキレス腱だと指摘している。 ✅ レンヌの仲間とジダン陣営に囲まれて 代表では、レンヌのトップチームで一緒だったアドリアン・トリュフェや、ドゥエ、ジャケ、ルポール、ダ・クーニャといったレンヌのアカデミー出身の仲間とも一緒に過ごしている。 ジダン監督と、同じくマドリーでの経歴を持つダヴィド・ベットーニ・アシスタントコーチもいる。 こうした精神的な後押しは、代表ウィーク明けのモウリーニョ監督にとっても悪くない話だ。カスティージャで実戦を積むティアゴ・ピタルチとともに、カマヴィンガは今季、大きな役割を担う可能性を秘めている。

AS2026年9月28日

モウリーニョは本来の姿を取り戻すべきだ

スペイン紙『AS』の副編集長トマス・ロンセロ氏が、同紙のコラムで、代表ウィーク明けのモウリーニョ監督に「迷いのない決断」を求めた。念頭にあるのは、不振のヴィニシウスとディオマンデの起用だ。 ✅ 夏には本当に期待した 同氏は「夏には、マドリディスタの誰もが本当に期待した」と振り返る。 補強は6人。特に最も補強が必要だった守備に手が入り、ダンフリース、コナテ、ククレジャ、ベルナルド・シウバといった経験豊富な選手の加入には、モウリーニョ監督の意向がはっきり表れていたという。 大きなタイトルのない2シーズンを経て、クラブがモウリーニョ監督の言葉に耳を傾け、性格面でしわのない選手に賭けたのは自然なことだった。フリック監督の「自動化された」バルサに立ち向かうには、実績と経験があり、恐れずに戦える選手が必要だからだ。 ✅ すぐに見え始めた「ひび割れ」 シーズンは良い勝利と手応えで始まった。ピッチ上ではより献身的で、より結束したマドリーだった。 しかし、すぐに「ひび割れ」が見え始めた、と同氏は言う。 ✅ 「ヴィニシウスはヴィニシウスではない」 同氏が最も問題視するのはヴィニシウスだ。 「ヴィニシウスはヴィニシウスではない。夏休みから見た目を大きく変えて戻ってきて、サッカーも同じように変わってしまった。彼らしくない。スピードで抜け出せず、相手を崩せず、怒りさえしない。僕らのヴィニではない」 ✅ ディオマンデは先発を強く求めている それでもモウリーニョ監督はヴィニシウスを先発で起用し続け、信頼を示している。その一方で、ディオマンデは先発の座を強く求めている。 「代表ウィーク明け、ファンが見たいのは、迷わずに決断を下すモウリーニョだ。注目している」と、同氏はコラムを締めくくっている。 ※本記事は、ASのTomás Roncero氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。

El País2026年9月27日

モウリーニョの最大の敵はバルサではなく時間だ

スペイン紙『El País』で、元マドリーの選手でありGMも務めたホルヘ・バルダーノ氏が、コラム「El Juego Infinito」でモウリーニョ監督の現在地を論じた。同氏は、マドリー第2次政権でのモウリーニョ監督の最大の敵はバルサではなく「時間」だと指摘している。 ✅ 「モウリーニョ主義」の預言者 同氏はまず、「モウリーニョ主義には預言者がいる。ジョゼ・モウリーニョだ」と書き出す。 そして預言者には、信者から「自分たちが作り上げたイメージどおりであれ」と求められるという厄介さがあると指摘する。 ✅ フリックは「敵役」にならない 舞台も変わった、と同氏は言う。バルサのハンジ・フリック監督は、対立を芝居に仕立てる相手としては物足りない。リングに上がる姿が想像しにくいからだ。 毎月のように「今月の敵」になり得たグアルディオラとは違う。対戦相手がいなければ、モウリーニョ監督は、しかも別の時代の芝居を一人で演じることになりかねないという。 ✅ 穏やかに戻ってきたが…… 迫害されていると感じているマドリーにとって、ここ40年で最も人をかき立てるリーダーであるモウリーニョ監督は好都合な存在だ、と同氏は認める。 モウリーニョ監督はチームを率いるだけでなく、ムードを操り、ロッカールームを守り、敵を作り出し、記者会見を試合の延長戦に変えてきた。 今回はより穏やかに、世界と和解したかのように戻ってきた。アセンシオを教育し、ヴィニシウスをなだめ、かつて侮辱したペジェグリーニに謝罪する。長年他人を変えようとしてきた男が、自分自身を変えようとしているように見えた。 ✅ 審判は「イカ墨」 しかし、「モウリーニョ主義」は穏やかなモウリーニョを受け入れはしても、愛しているのは要求が厳しく好戦的なモウリーニョだ。怠け者を働かせ、審判を見逃さず、クラブの代弁者になることを求める。 最初の本格的な逆境で、再び審判の話が持ち出され、聞き覚えのある音楽が流れた。「あまりにも聞き覚えがある」と同氏は書く。 「審判はいつもイカ墨だ。本当に見るべきものから目をそらさせる」。実際には、マドリーはボールがないときのプレスが足りず、ボールを持てば組み立てに苦労している、と指摘する。 ✅ 変わったのはサッカーそのもの 同氏が最も興味深いとするのは、すべてが変わったことだ。 選手は代理人、広報アドバイザー、個人ブランド、そして誰の許可もなく語りかけられる数百万人のフォロワーを持ち、以前より力を持っている。記者会見はもう物語を独占していない。「モウリーニョは、監督が会話の主導権を握っていた時代の名人だった。今、会話はあらゆる場所で起きている」 ピッチの上でも、チームはよりコンパクトに動き、多くの人数で攻守を行い、考える時間を与えない。才能が勝負を決めることに変わりはないが、組織的な助けにますます依存している。一部の局面にしか関わらない選手にも、1つの考えに固執する監督にも、寛容ではないサッカーになったという。 今回も並外れたスカッドを手にしたが、以前よりバランスが悪いとも指摘している。 ✅ ペレス会長の見方 ここ10年でモウリーニョ監督が獲得した主要タイトルは、マンチェスター・ユナイテッドでのヨーロッパリーグと、ローマでのカンファレンスリーグ。勝つために生まれた男としては控えめな成績だ。 しかしフロレンティーノ・ペレス会長にとっては、モウリーニョ監督は「間接的にも勝つ」存在だという。ジダンとアンチェロッティのもとでのCL制覇は、モウリーニョ監督が植え付けた精神的な推進力によるものだと考えているからだ。 検証のしようがないので反対の意見と同じ重みしかないが、この起用を理解する助けにはなる、と同氏は書く。 ✅ 本当の挑戦 「モウリーニョは、まだ戦うエネルギーがあることを証明する必要はない。それは誰もが知っている。本当の挑戦は、もはや同じではないサッカーで勝てることを証明することだ」と、同氏はコラムを締めくくっている。 ※本記事は、El PaísのJorge Valdano氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。

AS2026年9月26日

「万能兵士」ベリンガム、W杯で復活しモウリーニョの10番に

スペイン紙『AS』が伝えた。ダービーは審判問題の陰に隠れてしまったが、その中で数少ない明るい材料だったのがジュード・ベリンガムだ。W杯で完全に復活したベリンガムは、今季のマドリーでも「点を取り、ボールを奪い、チャンスを作る」存在になっている。 ✅ ダービーでも「最も機能した選手」 同紙は、メトロポリターノでのベリンガムを、サッカーの「潤滑油」が足りなかったチームの中で最も機能していた選手と評価する。 チームとしての問題に隠れてしまったが、今季一貫しているのがベリンガムの存在だ。夏のW杯でトゥヘル監督のもと決定的な働きをしたように、モウリーニョ監督のもとでも欠かせない存在になっている。 代表ウィークではイングランド代表に合流し、ケインと並ぶ絶対的なリーダーとして、ウェンブリーでスペインの脅威となる。 ✅ W杯前は11試合ノーゴール W杯前の数か月は苦しかった。母国では批判の声があり、トゥヘル監督ですら起用に疑問を示したことがあった。 代表では11試合連続でゴールがなく、ポジションも定まらなかった。しかしW杯が始まると一変。初戦のクロアチア戦でゴールを決めると、その後さらに6ゴールを重ねた。 エムバペ、メッシに次ぐ大会3位の得点者となり、先日は銅のブーツ賞も受け取った(SNSでは「そんな賞があるなんて知らなかった」とおどけていた)。 メキシコ戦とノルウェー戦では2試合連続で2ゴールを挙げてイングランドを準決勝へ導き、マイアミでの3位決定戦でも得点した。 ✅ モウリーニョは「10番」として起用 モウリーニョ監督も、W杯でのトゥヘル監督と同じく、ベリンガムをゴールに近い位置で起用している。そこでこそ長所が最も輝くと考えているからだ。 監督はベリンガムを、牙を持ったオールラウンドなMFとみている。そのため、ドブレピボーテ(2ボランチ)の一角として起用したことは一度もない。時折入った左サイドで起用するつもりもなく、そうした役割には別の選手を充てている。 求めているのは「10番」としての役割で、ベリンガム自身もそのポジションが一番心地よいようだ。 ✅ 数字が示す「万能兵士」 その影響力は数字にも表れている。同紙は、攻撃だけでなく守備の仕事もこなすベリンガムを「万能兵士」と表現している。 ✅ トゥヘル監督との微妙な関係 ただ、個人としてもチームとしても成功したにもかかわらず、トゥヘル監督との関係は変わっていない。 W杯準々決勝のノルウェー戦の後、監督は「少しの運があった」と話し、選手たちの戦いぶりを評価しなかった。するとベリンガムは「そうかもしれない。でも監督は、あの状況でアーリング・ハーランド、マルティン・ウーデゴール、アントニオ・ヌサ、アレクサンデル・セルロートを相手にプレーすることがどういうことか、わかっていないのかもしれない。簡単な相手じゃない。僕たちは前向きな雰囲気を作ろうとしてきたし、決勝トーナメントに向けてそれを保たなければならない」と反論した。 それでも、ベリンガムがチームで持つ影響力は絶大だ。ケインと同様、トゥヘル監督は彼を頼りにすることになる。EURO準優勝のイングランドは、EUROとW杯を制したスペインの「2つ目の星」の初陣を苦いものにしようとしている。

MARCA2026年9月25日

モウリーニョ「俺を裏切るな」、ピッチでは「ルールを破れ」

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのモウリーニョ監督が、車でマドリード市内を走りながら語るトーク番組「Bet it drive show」に出演し、司会のイェヴヘン・クラジャン氏にマドリー復帰の理由や、選手との向き合い方について語った。 ✅ 復帰の決め手は「クラブの口説き方」 「戻ってきたのはクラブが望んだからだが、声のかけ方も大きかった。2013年にマドリーを去ったが、会長や役員会とはとても良い関係で別れたので、ずっと連絡を取り合っていた」 昨季の終わりにクラブから連絡があり、「君のことはわかっているし、君もクラブの文化や人をわかっている。チームを再建してほしい。クラブがかつて経験したような黄金の10年を、もう一度始めてほしい。君のような人物が必要だ」と言われたという。 「ベンフィカでもポルトガルでも幸せだった。長く母国を離れていたから、とても居心地が良かった。でも、マドリーはマドリーだ」と振り返った。 ✅ 目標は高く、でも現実的に 「大きな目標を目指すのは好きだが、常に地に足をつけていたい」と語るモウリーニョ監督。 過去には「彼がいるなら、とんでもない目標を立てられる」と思われたクラブもあったと明かし、「サッカーに奇跡はない。才能、チームワーク、野心、共感はある。だが野心は現実的でなければならない」と強調した。 そのうえで「マドリーは当然、最大の目標を目指すクラブだが、才能も組織もその目標にふさわしいものがある」と話した。 ✅ 「選手ではなく人間を指導する」 選手とのコミュニケーションについては、「自分の戦術や考えを伝えるが、それ以上に大事なのは選手がどう感じるかだ。『これを自分のためにできると思うか?できないなら意見を言ってくれ』と聞く。選手が信じていないことをやらせてもうまくいかない」と説明。 「大学の恩師が言っていたように、『サッカー選手を指導するのではない、人間を指導するのだ』。人間的な面がとても大切だ」と語った。 ✅ 「俺を裏切るな」 自身のモットーについては、「俺を裏切るな。もちろんサッカーの話だ。裏切らなければ、何があっても俺はいつもお前の味方だ」と明かした。 「サッカー選手は24時間サッカー選手だ。食べるもの、飲むもの、睡眠、私生活までがすべて仕事に響く。スキーや自転車はできない。こっそりやる選手もいるが……契約がどうこうではなく、仕事への向き合い方の問題だ。自転車で転べば3試合を棒に振るかもしれないし、もっと悪ければ足を折るかもしれない」 「サッカーは仕事ではなく生き方だ。趣味だと思ったら終わり。1日に数時間だけサッカー選手でいるつもりなら、頂点にはたどり着けない」とも語り、ラファエル・ナダルのドキュメンタリーを例に、成功と犠牲の関係を説いた。 ✅ 「ピッチの中ではルールを破れ」 ルールについては、「交渉の余地がないルールと、選手に破ってほしいルールがある」と独特の考えを披露。 「9時集合なら全員9時。スーパースターでも9時15分に来ることは許さない。でも試合中に、才能や創造性、直感でルールを破って違うことに挑戦するのは大歓迎だ」 自身も試合中は、準備したプランより直感を信じて采配することがあるといい、「結果が素晴らしかったときは『上の方が背中を押してくれた』と思うこともある。だから、ピッチにいる選手をなおさら信頼する。守るべきルールはピッチの外。ピッチの中ではルールを破らなければならない」と語った。 ✅ 「エゴで問題を起こす選手はスーパースターではない」 スター選手の扱いについては、「選手はアーティストだ。ある水準に達した人は、神から与えられた才能を持っている。その本能に従えばいい」と話した。 そのうえで、「私が本当にスーパースターと呼ぶ選手は、エゴが問題になることはない。エゴで問題を起こす選手は、私にとってスーパースターではない。スーパースターのエゴは才能に見合ったもので、どこで止めるべきかをわかっている。その一線を越えようとした瞬間、スーパースターではなくなる」と持論を述べた。 最後は「毎日学んでいる。苦しい時期からも、一緒に働く人たち、特に選手からも学ぶ。勝つためには互いのためにプレーし、互いのために犠牲を払わなければならない」と締めくくった。

AS2026年9月24日

ククレジャ「モウリーニョはいつも上機嫌」

スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのDFマルク・ククレジャがスペインのラジオ番組「El Larguero」に出演し、モウリーニョ監督の印象やヴィニシウスとの連係、ダービーの判定などについて率直に語った。 ✅ モウリーニョ監督の印象 この夏チェルシーから加入したククレジャは、「テレビで見て知っていただけだったが、驚かされた。とても良い人で、すごく距離が近い。今のところいつも上機嫌で、それは大事なことだ。彼と一緒に成功の時代を築けたらいい」とコメント。 チャンピオンズリーグを制したらモウリーニョのタトゥーを入れるかと問われると、「そういう約束はさせないでくれ。自分がした約束は結局全部果たすことになるから」と笑いを誘った。 ✅ ヴィニシウスとの連係 「一緒に練習試合をする時間もほとんどなく、いきなり公式戦に入った。彼にとっても、これまでの左SBとは違う相手と連係するのは簡単ではない」と説明。 そのうえで「守備はおそらく彼の長所ではないし、一番得意なことでもない。それでもチームのために努力しているのが見えるし、良いスタートだと思う」と献身的な姿勢を評価した。 ✅ 速すぎる前線とSBの悩み 「ヴィニシウス、エムバペ、ベリンガムは走るのが大好きで、DFがボールを奪った時にはもう攻撃が前に進んでいる。SBがゴールライン際まで上がる時間がない」と明かした。 「時にはもっと長くボールを保持して試合をコントロールする必要がある。そうすればチーム全体が敵陣に入れるし、ボールを失っても近い距離で奪い返せる」と課題を指摘。 プレシーズンがほとんどなかったことにも触れ、「改善すべき点はあるが、明るい兆しもたくさんある」と前を向いた。 ✅ 「走らないマドリー」というデータ マドリーがリーグで最も走行距離の少ないチームだというデータについては、「驚いた。自分たちはたくさん走っていると思うが、データはデータ」とコメント。 「ダービーとベティス戦に負けたから話題になっているだけで、全部勝っていれば『走らないけど効率的だ』と言われていたはず」と述べた。 ✅ ダービーの判定 「審判のせいで負けたとは言いたくない。4点取っていれば勝っていたはずだから」としながらも、「この規模の試合ではかなり影響したと思う。PKと退場まではとても拮抗していた」とコメント。 「マドリーに対する見えざる手」の存在については「そこには踏み込まない。自分の仕事をきちんとこなすだけで精一杯だ」と明言を避けた。 ✅ ロドリへの“さりげない”メッセージ バルサ移籍を選んだロドリについては、「来る前にさりげなくメッセージを送って、チームメイトになれたらと伝えたが、彼は別の決断をした」と告白。 「彼のことは嬉しく思うけど、あまり成功しないでほしい。それは自分たちが成功するということだから」と冗談交じりに語った。 ✅ バロンドールは誰に? 「スペイン人が獲れば、あのW杯を戦ったのだから当然。キリアンが獲っても、歴代最多得点者でゴールデンブーツも獲ったチームメイトだから嬉しい」と明言を避けた。 「キリアンが獲ったら、代表でラミン(・ヤマル)が今後チャンスを掴めるよう支える。スペイン人が獲ったら、もっとやる気になったエムバペが僕らのタイトル獲得を助けてくれる」とユーモアを交えて答えた。 ✅ ベルナベウのブーイング 「自分はよくブーイングされる選手だから慣れているが、ここは早い。インテル戦では開始2分、まだボールに触ってもいないのにブーイングが起きた」と振り返った。 それでも「多くの偉大な選手と魔法のような夜を見てきた観客だからこそ、もっとやれるという注意喚起だと理解している。自分もいつかそんな夜を経験したい」と語った。

AS2026年9月24日

モウリーニョのマドリーにおける現在の立場

スペイン紙『AS』が伝えた、モウリーニョ監督のマドリーにおける現在の立場は、一般的な「監督」の定義をはるかに超えるものとなっています。 「私はマドリーで働きに来たのではなく、マドリーのために働きに来た」——帰還直後に放ったこの言葉が、すべてを物語っています。 『AS』によると、モウリーニョは補強戦略、クラブの広報機能、カンテラとの橋渡し、そしてバルデベバスでの日常管理に至るまで、幅広い領域で影響力を持っているといいます。 フロレンティーノ・ペレス会長の23年にわたる会長職において、モウリーニョは解任されなかった唯一の監督です。2013年に3シーズンを経て「双方合意」の形でクラブを去りましたが、続投の選択肢もあったと伝えています。 補強方針についても、モウリーニョ体制下では明確な変化が見られます。以前のマドリーでは考えられなかった30歳前後の選手——30歳のダンフリース、27歳のコナテ、28歳のククレジャ、32歳のベルナルド・シウバ——を積極的に獲得。将来性ある若手が多い一方で「今すぐ戦力になれる選手」を補強することで、スクワッドのバランスを整える意図があったと『AS』は分析しています。 カンテラ(育成組織)との関係においても、モウリーニョはマドリーの練習施設「バルデベバス」に自宅を持ちながらも多くの夜をその施設で過ごし、ラ・ファブリカ(育成チーム)との距離を縮めています。第1次政権では約30名の若手をトップチームデビューさせた実績があり、その中にはナチョやアルバロ・モラタも含まれていました。現在もチアゴ・ピタルチらが頭角を現しています。 「数分だけ出場させるだけでは意味がない。カンテラ選手を使うなら、継続して起用し続けることが大切だ」というのが彼のスタンスです。 バルデベバスでは、選手の施設入り時間の前倒し、栄養管理、怪我の治療習慣の改善、そして遅刻に対するペナルティの導入など、チームの規律文化を引き上げているとも伝えています。 『AS』が最も重みを持って引用した言葉は、フロレンティーノ会長のものです。モウリーニョが2013年に去ってからの6度のチャンピオンズリーグ制覇——その成功の裏に何かが足りなかった、という会長の認識が、この再招聘の背景にあるとしています。「成功のたびに、会長は私に電話をくれた」とモウリーニョ自身が明かしています…

MARCA2026年9月24日

監督モウリーニョ誕生の夜、26年前の真実

スペイン紙『MARCA』が、モウリーニョが初めて監督として指揮台に立った2000年9月23日の夜を振り返る特集記事を掲載しました。 あの夜から26年が経ちました。 当時37歳のモウリーニョは、ユップ・ハインケスの後任としてベンフィカに電撃就任したばかりでした。ハインケスはその2年前、マドリーでチャンピオンズリーグを制した指揮官でしたが、2季目のスタートに苦しみ解任。代わりに選ばれたモウリーニョは、バルセロナでボビー・ロブソン、ルイス・ファン・ハールのもとでコーチを務めていた無名の若手でした。 ポルトガル中が「誰だ、この男は」と首を傾けるなか、モウリーニョはグレーのスーツに青いネクタイ、ベンフィカのダウンジャケットを羽織り、エスタディオ・ド・ベッサのピッチを横切って初めてベンチに座りました。 相手は🇵🇹ボアヴィスタFC。結果は0-1の黒星でした。 初勝利には4試合を要しました。2000年10月15日、🇵🇹ベレネンセス戦。その1点をもぎ取ったのが、当時21歳のスペイン人CBカルロス・マルチェナでした。ペナルティエリア外からの豪快なボレーシュートで決めた1-0が、モウリーニョ監督キャリア最初の勝利となりました。 「最初の瞬間から、彼にはタレントと、カリスマと、リーダーシップと、ゲームを深く理解する力があるとわかった。偉大な監督になると確信していた」と、後に世界王者にもなるマルチェナは回想しています。 当時ベンフィカで台頭しつつあったMFマニシェも、その日々を鮮明に覚えています。「練習から、何もかもが違うとわかった。ウォームアップまで変わった。以前はただ走るだけだったのに、彼のもとでは常にボールがあった。僕たちは全員大喜びだった。やりたかったのはプレーすることだったから」。 モウリーニョは毎週、対戦相手の情報をまとめた小冊子を選手に配布していたといいます。「ピッチに立つ頃には相手のことをほぼすべて知っていた。試合中に起きることさえ予測できることがあった」とMFマニシェは語っています。 この師弟関係はその後ポルトでも続き、2003年のUEFAカップ、2004年のチャンピオンズリーグという黄金期を共に築くことになります。 ベッサでの初陣から26年。モウリーニョはベンフィカ、ウニオン・デ・レイリア、ポルト、チェルシー、インテル、マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、ローマ、フェネルバフチェと渡り歩き、チャンピオンズリーグを2度、ポルトガル・イングランド・イタリア・スペイン各国でリーグ優勝を手にしました。 あの夜から何ひとつ変わっていないことがあるとすれば、モウリーニョが勝利を追い続けることをやめないということだ、と『MARCA』は記しています。

The Athletic2026年9月23日

ベリンガムvsロメロ、そしてモウリーニョのプリンター

ラ・リーガのマドリード・ダービー、アトレティコ・マドリード対マドリーの一戦は2-1でディエゴ・シメオネ率いるアトレティコが制しました。英スポーツメディア『The Athletic』が試合の裏側で起きた数々の出来事を詳細に報じています。 最大の注目は、ジュード・ベリンガムと🇦🇷クリスティアン・ロメロの激しい攻防です。 前半終了間際、ルーズボールを競り合った両者の接触についてVARが介入。「同一人物の誤認定」ルールが適用され、当初ベリンガムに出されていたイエローカードが取り消され、ロメロへの警告に変更となりました。 スペインのTV番組『El Día Después』がマイクで拾った音声によると、セットプレー守備の際にロメロがスペイン語で「お前たちには不可能だ、なにもかも与えてもらえる」と叫ぶ場面があったといいます。これに対してベリンガムはスペイン語で「クティ。わかってるだろ」と余裕の返しを見せました。 さらに後半、アトレティコのジュリアーノ・シメオネとベリンガムが揉み合いになる場面も発生。言葉の応酬が繰り広げられ、ベリンガムは82分に2-0の状況で交代のためピッチを後にしました。 試合後の記者会見でモウリーニョ監督が起こしたのが、また別の騒動です。 モウリーニョ監督はA4用紙に印刷された2枚の画像を掲げ、「試合の本質はここにある。2枚とも明らかなレッドカードだ」と主張しました。ロメロのベリンガムへのチャレンジと、🇰🇷イ・ガンインのフェデリコ・バルベルデへのプレーを指したものです。さらにディーン・ハイセンの退場とアトレティコに与えられた52分のペナルティについても「不当だ」と訴えました。 この印刷物はアトレティコのチームシートの裏面を使ったもので、マドリーはロッカールームにプリンターを持ち込んでいたことが明らかになっています。 ハーフタイムには選手・スタッフが入り混じる混乱がトンネル内でも発生しました。アトレティコMFのモルテン・ヒュルマンドとアントニオ・リュディガーが関わり、さらにマドリーのアシスタントコーチのペドロ・マシャードとアトレティコのGKコーチのパブロ・ベルチェローネが口論の末に両者ともレッドカードを提示されました。 審判レポートには「前半終了後のトンネルで向かい合い、両チームの選手とスタッフを巻き込む集団的な対立を引き起こした」と記録されています。

AS2026年9月23日

モウリーニョのヴィニシウスへの信頼は揺るがない

スペイン紙『AS』が伝えた内容によると、マドリーのモウリーニョ監督はヴィニシウス・ジュニオールへの絶対的な信頼を変えていません。 アトレティコとのダービーでヴィニシウスは54分に交代。マドリーが10人かつ0-1でビハインドを負う状況での途中交代でした。シュート2本はいずれも枠外、ドリブル突破の試みは1回のみ、パス成功数はわずか8本。出場選手の中でボールタッチ数が最も少なく22回にとどまり、74分から出場したエドゥアルド・カマヴィンガの24回、81分から出場したベルナルドの26回をも下回るという、厳しいデータが残りました。 それでもモウリーニョ監督の評価は揺るいでいません。『AS』の取材に対し、監督周辺の関係者は「彼はヴィニシウスを溺愛している」と語っています。指揮官はヴィニシウスをプロジェクトの中核と位置付けており、インテル戦後には記者会見でこう述べていました。 「今の彼は本調子じゃない。一対一で仕掛けるあのヴィニシウスではない。でも彼は全力で戦っている。それは誰もが分かっている。持てるものをすべて出し切っている選手に、それ以上を求める権利はない。全力を尽くす選手には、監督は寄り添う」 さらにこう続けています。「本調子のヴィニシウスは試合を壊せる。昨シーズン、ベンフィカでの試合でそれをやられた。1-1の拮抗した展開でカウンターを一本持ち込んで、試合を終わらせた。それが我々の期待だ」 この発言から12日が経ちましたが、モウリーニョ監督の姿勢は何も変わっていません。指揮官はヴィニシウスが適切な環境を得れば、かつて見せていた安定したパフォーマンスを取り戻せると確信しており、そのための環境整備に力を注いでいます。モウリーニョ監督にとって「ヴィニシウス問題」は存在しない——今季を左右する変数は、彼の復調にかかっていると信じているのです。

MARCA2026年9月23日

エムバペが語るモウリーニョ、クロップ、そしてオリーセ移籍説

スペイン紙『MARCA』が伝えたところによると、キリアン・エムバペが新スポンサー「ON」のイベントに際し、ドイツ紙『Bild』のインタビューに応じました。 モウリーニョについて、エムバペは「彼はまさに"スペシャル・ワン"。非常に聡明で、だからこそキャリアでこれほどの成功を収めてきた。選手に非常に近い存在で、私たちのことを深く気にかけてくれる。リーダーとして、どう動機づけるかを完璧に心得ている。彼の指揮下でプレーできることは特権だ」と語っています。 クロップ率いるリヴァプールからのオファーがあったことも認めました。「あれは特別で、素晴らしい話だった。正直、あの頃の彼と一緒にやっていたら最高だったと思う。ただ、まだ自分の国を離れる準備ができていなかった。生まれ育ったパリに戻りたかったし、モナコでのプレーはまだ1年だけ。慣れ親しんだ環境に身を置く必要があった。だからPSGを選んだ」と振り返りました。 ドルトムントを含む複数クラブからのアプローチがあったことにも触れ、「断ったクラブについて語るのは難しい。断られたクラブに何か問題があったかのように受け取られがちだが、そうではない。どこも素晴らしいクラブだった。ただ、選べるのはひとつだけ。当時は地元にとどまることを選んだ」と説明しています。 マドリーのチームメートであるアントニオ・リュディガーへの賛辞も印象的でした。「バイエルンのユニフォームを買うなら背番号はリュディガー一択。ファンからは少しクレイジーに見えるかもしれないけど、それが彼のスタイル。でも更衣室での彼は全然違う。温かくて誰にでも気さくな人間だ」と語っています。 今夏に取り沙汰されたマイケル・オリーセのマドリー移籍説については、「あの憶測は把握していた。でも、その感覚はよく分かる。自分もPSG時代に無数の噂に晒されてきた。ただ、選手に移籍を勧めることは失礼にあたると思う。バイエルンへも不公平だし、何よりバイエルンはマイケルが大きなことを成し遂げられる素晴らしいクラブだ。ただ、ひとつだけ言える。世界中のどのクラブも、マイケル・オリーセを欲しがるはずだ。それだけの選手だから」と答えました。

AS2026年9月22日

モウリーニョ時代の申し子、今は若者を育てる側に

マドリーのアカデミー「ラ・ファブリカ」が歴史的な偉業を成し遂げた。スペイン紙『AS』が伝えたところによると、マドリーのU-20チームがチリのサンティアゴ・ワンダラーズを破り、インターコンチネンタルU-20を制覇しました。スペインのクラブとして初の世界制覇であり、リーグ、チャンピオンズカップ、UEFAユースリーグに続くタイトル獲得で「黄金のポーカー」と称される前人未踏の4冠が完成しました。 この歴史的な瞬間の立役者の一人が、指揮を執ったアルバロ・ロペスです。 優勝後、ベルナベウの内側から彼はこう語りました。「これが自分にとって何を意味するか、想像してみてほしい…。生まれた時から会員で、ピラール地区出身のマドリディスタである自分にとって…。祖父がベルナベウに連れてきてくれた…」。 彼はかつて、育てられる側にいました。モウリーニョ第1次政権下でトップチームにデビューした「ラ・ファブリカの子どもたち」の一人であり、ダニエル・カルバハル、パブロ・サラビア、ルーカス・バスケス、アルバロ・モラタ、ロドリゴ・モレノらと同世代です。 2012年にオビエドで行われたフレンドリーマッチでは、グラネロと交代で出場し、アンヘル・ディ・マリア、ラッサナ・ディアッラ、ホセ・カジェホン、ゴンサロ・イグアイン、ナチョ・フェルナンデス、ファビーニョ、ラファエル・ヴァランらとピッチに立ちました。ベンチには、当時の指揮官モウリーニョがいました。 スペインU-17欧州選手権では主将を務め、U-19にも名を連ねた守備的MFでしたが、負傷が続き早々に現役を退き、指導者の道へ。そこからの歩みは目覚ましいものがあります。 直近75試合の成績は68勝4分3敗、タイトル4つ。ラ・ファブリカ内での信頼は非常に厚く、その評価には確かな理由があります…。

MARCA2026年9月22日

モウリーニョ、6ポイント差でも信念は揺るがず

スペイン紙『MARCA』が伝えたところによると、マドリード・ダービーでの敗北によりマドリーはバルサとの勝ち点差を6に広げられる形となりましたが、モウリーニョ監督は依然として自クラブの逆転力に強い自信を持っているといいます。 今季リーグ戦ではベティス戦、アトレティコ・マドリード戦と2敗を喫しましたが、モウリーニョ陣営は2試合の内容に対してそれぞれ異なる見解を持っているとのこと。 ベティスとのアウェイゲームでは前半を圧倒しながら得点できなかったこと、ダービーでは2枚の退場相当のプレーが見逃されたことを踏まえ、スタッフ全体として「チームはまだ構築段階にあり、今後数週間で確実に向上する」と確信しているとのことです。 ハンジ・フリック率いるバルサが高い安定感と決定力を見せているなかで6ポイントの差は軽視できませんが、敗戦が9月の早い段階で訪れたことは「反応するための時間的余裕がある」とポジティブに捉えているようです。 チーム内で検討が進んでいるのが中盤の構成です。 バルベルデとオーレリアン・チュアメニのコンビではゲームメイクに課題があるとされており、ベルナルド・シウバが多くの試合、特に守備的な相手との対戦で起用される可能性が高まっていると同紙は伝えています。 また、ギュレルの立場は現時点で揺るぎないものの、ディオマンデの成長がヴィニシウスにとっても脅威になりうるかどうかが今後の焦点となりそうです。 モウリーニョ監督は「固定の先発11人は設けない」という方針で、対戦相手によって異なるプロフィールの選手を起用していく考えとのこと。国際マッチウィーク明け、10月10日のビジャレアル戦が次の公式戦となります。

MARCA2026年9月22日

モウリーニョの初期プランに生じた亀裂

スペイン紙『MARCA』が、マドリーのシステムに生じた初めての綻びについて報じました。 マドリード・ダービーは、モウリーニョ監督が今季採用してきた慎重なリーガ運用を見直す契機となっただけでなく、現在の戦術的な課題をあぶり出す一戦ともなりました。 先発メンバーは昨季シャビ・アロンソ監督体制で惨敗した際とほぼ同一。変更はカルバハルに代わるダンフリース、コナテ、ククレジャの3人のみで、中盤と前線の顔ぶれはそのままでした。同紙はこの初期プランの継続に早くも亀裂が生じていると指摘しています。 後半に途中出場したディオマンデとベルナルド・シウバが流れを変えたことは、モウリーニョ監督自身も認めています。ディーン・ハイセンの退場後にベンチから送り出されたリュディガーが決めた2-1の同点ゴールも、ディオマンデが左サイドからジュリアーノ・シメオネとマルコス・ジョレンテを突き続けた粘りから生まれたものでした。 指揮官はヴィニシウス、エムバペ、ベリンガムを不動の存在と位置づけています。ヴィニシウスが最初に交代を告げられることが増えているとはいえ、この3人はスタメン確定枠です。ギュレルも地位を固めつつありますが、彼もまた早めの交代が目立ちます。ディオマンデはエルチェ戦、ラージョ戦の先発2試合でいずれも好パフォーマンスを見せており、今後は前線4人のうち誰かを外す判断が迫られます。 中盤については、インサイドMFに回したバルベルデとオーレリアン・チュアメニのコンビが安定した試合支配を生み出せていないのが問題です。怪我からの回復後にようやくスタメンに定着したチュアメニ、そして第3の選択肢のギュレルを加えた中盤トリデントは、いまだ安定感を欠いています。 そこで浮上するのがベルナルド・シウバです。シティ退団が決まった時点でモウリーニョ監督自らが獲得を要請した選手であり、アトレティコもグリーズマンの後継として狙っていた逸材。その多才さから中盤の一角としても、前線トリデントとしても機能する存在と同紙は伝えています。 カマヴィンガはジダン新体制のフランス代表に復帰し、チアゴ・ピタルチも9月6日からチーム練習に合流しています。チアゴ・ピタルチは昨季アルベロア政権でも切り札的な役割を担いました。今季は故障者が多かったインテル戦でトレントを中盤に起用するなど、モウリーニョ監督は状況に応じた柔軟な対応も見せています。

AS2026年9月22日

モウリーニョ、代表ウィークも選手管理を手放さず

リーガ第7節が終わり、欧州サッカーはインターナショナルウィークに入りました。3週間で最大4試合が代表戦として組まれるこの期間、代表招集外の選手たちは自由時間を得ることになりますが、スペイン紙『AS』によると、マドリーではそれが"半休"にとどまる見込みです。 モウリーニョ監督率いるマドリーの次戦は10月10日のビジャレアル戦。アトレティコ・マドリード戦からおよそ20日間が空く計算となりますが、指揮官はこのブランクを単純な休養には充てないと伝えられています。 招集外選手への対応は大きく2つに分かれました。 エデル・ミリタオ、フェルラン・メンディ、ロドリゴの3名は重傷のため、トレーニング施設「バルデベバス」への出頭が義務付けられています。 ティボー・クルトワ、アンドリー・ルニン、アントニオ・リュディガー、ラウール・アセンシオ、カレーラス、オーレリアン・チュアメニ、チアゴ・ピタルチ、フェデリコ・バルベルデについては個別のトレーニングプランが課され、休暇中の滞在先で各自こなすよう指示が出ました。なおバルベルデは追加検査待ちの状態です。 ただし"完全な自由"ではありません。休日の一部にはバルデベバスに戻り、コーチングスタッフが直接フィジカル状態を確認するセッションが設けられる予定です。 同紙は、今回の方針の背景としてモウリーニョ体制がマドリーに着任当初から掲げてきた方針——選手の身体コンディションの底上げと、近年続いていた故障者数の削減——があると指摘しています。代表ウィークさえも管理の手を緩めないこの姿勢は、今季ここまで一定の成果を見せているとのことです。 シーズン最初の決断的な局面を迎える前に、まず土台を整える。マドリーはこの中断期間をそのための時間と位置づけています…。

MARCA2026年9月21日

モウリーニョ監督、審判批判で本領発揮

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 メトロポリターノでのマドリー・ダービー敗戦を受け、モウリーニョ監督がお馴染みの姿を取り戻した。 試合後の記者会見で審判批判を全開にし、オルティス・アリアス審判、VAR、審判技術委員会のすべてを俎上に載せたのだ。 モウリーニョ監督は就任以来、疑問のある判定を着々と記録していた。 そして今回、マドリーの監督として第二次政権における最初の「不満リスト」を公の場で読み上げた。 「ここ数週間で起きたことがある。このスタジアムでのオサスナへのゴール取り消しは笑い話だ。サン・セバスティアンでのPKも笑い話だ。バルサのPKも笑い話だ。アスレティック・ビルバオ戦でオルティス・アリアス審判が素晴らしい選手を退場にしなかったことも笑い話だ。すべてが積み重なっている」 この光景はマドリー第一次政権時代を彷彿とさせるものだった。 特に語り草となっているのが2010年12月のマドリー対セビージャ戦後の会見で、モウリーニョ監督はクロス・ゴメス審判が犯したとされる13の誤審を記した紙を持参して現れたことがある。 今回のメトロポリターノでは、紙なしで不満を暗唱してみせた。ただし問題場面のスクリーンショットを印刷した資料は用意しており、それを示しながら説明した。 モウリーニョ監督が挙げた5つの場面は以下のとおりだ。 まずアトレティコ・マドリー対オサスナ戦では、FWイニゴ・アルギビデのゴールが空中戦での反則とされて取り消され、オサスナが強く抗議した。 次にレアル・ソシエダ対アトレティコ・マドリーのアノエタでの一戦では、ボールが跳ね返った直後の至近距離でのハンドとしてPKが与えられ、物議を醸した。 レバンテ対バルサ戦ではラミン・ヤマルが倒れてPKを獲得したが、接触の軽さから判定に異論が出た。 バルサ対アスレティック・ビルバオ戦ではラミン・ヤマルがDFエメリク・ラポルテを踏みつけたにもかかわらず、オルティス・アリアス審判は映像で「信じられないほどの踏みつけ」と認識しながらもカードを出さなかった。 もし警告が出ていれば、その後にもう一枚もらったラミン・ヤマルは退場となっていた。 そしてマドリー対エルチェ戦ではオソリオがハイセンにボールのない場面でひじ打ちを見舞ったが退場とならず、そのオソリオがエルチェの得点を決めた。 今回のダービー敗戦に加え、ハイセンの退場、ベリンガムやバルベルデへのファウルが退場に至らなかった判定が重なり、モウリーニョ監督の怒りはついに爆発した。

AS2026年9月20日

モウリーニョ監督の重大な選択:ギュレルかディオマンデか

スペイン紙『AS』が伝えた。 メトロポリターノで行われるマドリー対アトレティコ・マドリーのダービーを前に、モウリーニョ監督がある重大な選択を迫られている。 右ウイングのポジションを争うギュレルとディオマンデのどちらをスタメンに起用するかで、チームのプレースタイルそのものが変わると同紙は分析している。 ギュレルが担うのは、創造性と精密なラストパスだ。 特にエムバペとの連携は唯一無二のものがある。 一方、ディオマンデの武器はドリブル突破による相手守備陣へのプレッシャーだ。 相手サイドバックに負担をかけ、ダブルチームを引き出すことで局面を打開できる。 注目すべきは、そのドリブル成功率の高さだ。 エルチェ戦ではディオマンデが9回試みて7回成功し、チーム全体の成功数の50%を一人で叩き出した。 1試合90分あたりのドリブル試行回数はディオマンデが5.2回に対し、ヴィニシウスは3.1回にとどまる。 成功率もディオマンデが88%、ヴィニシウスは52%と大きく差がついており、スタメン起用に値するパフォーマンスを見せている。 同紙によれば、モウリーニョ監督はディオマンデの移籍金1億2500万ユーロがスタメン起用の判断材料にはならないと繰り返し強調している。 記者会見でクラブの広報担当者に向けて「いくらかかったんだっけ?」と半ば冗談交じりに問いかける場面もあったという。 ただ、これほどの大金を投じた選手は、ダービーのような大舞台でこそ活躍させることに意味がある。 モウリーニョ監督はエルチェ戦では戦略を一切明かさなかった。 同紙は、ダービーはリスクゲームのような戦いだと表現している。 一方のギュレルについても議論は尽きない。 エルチェ戦での苦しい逆転勝利2対3の後、「ギュレルはこのマドリーに欠かせない選手か」と問われたモウリーニョ監督は「いや、誰も欠かせない選手などいない」と言い切った。 ただし、ここまでの流れを見るとギュレルの重要性は明らかだ。 6節のうち4試合でスタメン出場を果たしているが、そのうち3試合では最初の交代要員として早々にベンチへ下がっている。 左足から繰り出されるセットプレーの精度はチームの大きな武器であり、コルネジャでのベリンガムへのアシストや、マルティネス・バレロでのスタジアムの得点板を動かした直接フリーキックがその証明だ。 ギュレルが不在の場合、セットプレーの担当はトレントとなる見込みだが、現状スタメン起用が濃厚とみられているのはダンフリースだ。 モウリーニョ監督がいかなる選択をするか、同紙は引き続き注目している。

AS2026年9月19日

モウリーニョ監督、ダービー前に語る

スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督が、アトレティコ・マドリーとのマドリードダービーを前に記者会見を行い、シメオネ監督評やクラブの現状、ヴィニシウスへの言及など、幅広いテーマについて答えた。 ✅ ディエゴ・シメオネ監督をどう見るか モウリーニョ監督は、「キャリアを振り返れば、誰だって馬鹿なことを言っている。感情に流されたり、戦略的だったり。シメオネのドキュメンタリーに出演を依頼されたとき、一秒も迷わなかった。私たちはライバルだが、同じ戦場を生きる仲間だ」と述べた。 ✅ 世界で最も印象に残ったダービー 同紙によると、モウリーニョ監督はミラノダービーを挙げた。「クラブのユニフォームを着た瞬間、サポーターと同じ感覚を持つようになる。ミラノダービーは予想を裏切る意味で最も驚かされた。あれほどの憎しみがあると思っていたのに、両クラブの選手たちは友好的で良好な関係を築いていた。憎しみはもう少し北のほうにある。ポルトガルでは考えられないし、トルコに至っては言うまでもない」とコメントした。 ✅ ダービーとクラシコ、どちらがより意欲をかき立てるか 「私を動機づけるのは毎日だ。年齢を重ねても、私の本質は変わらない。次のビジャレアル戦も、クラシコも、ダービーも、同じくらい情熱を感じる。ただ、クラシコやダービーには文化がある。歴史の一部だ。だからこそ特別な何かがある。しかし、動機という話をすれば、それは毎日のことだ」と語った。 ✅ アトレティコ・マドリーの戦力評価 同紙によるとモウリーニョ監督は、スカッドを比較することを避けつつも、「強力なスカッド、多くの選択肢、優れた監督、自分好みの選手を集め、監督自身の顔とDNAを体現するチームだ。最終的にはタイトル争いに絡んでくると確信している」と評価した。 ✅ バルサの好調を受けてのマドリーへの自信 「歴史的にも文化的にも、マドリーは他クラブと比較する立場にない。ポジティブなことを耳にする機会が減っているが、それでも謙虚に仕事を続ける。私たちには優れた点も十分にある」と前置きした上で、終盤の逆転劇に触れた。「エルチェ戦で0-2から80分に追いつかれても普通ではないが、そこから数分でチームが変貌し、チャンスを作り続けて逆転勝利したのも普通ではない。このチームには質に加え、グループとしての力という大きな意味を持つ強さがある。これがマラソンであって、高速道路ではない」と強調した。 ✅ ヴィニシウスにとって特別な一戦か 「全員にとって特別だ。マドリーに長くいて、過去の厳しい歴史を体験してきた選手は、より強く感じるかもしれない。しかし、私たちは一体となって、このダービーの難しさを理解している。マドリードの文化そのものだ。ただ、試合の重要性は全員に等しい」と述べた。 ✅ メトロポリターノでの最近の不振について 「100パーセントの状態でチームを送り出せるかはわからないが、それが私と選手たちの目標だ。連戦が続いているが、修正できている部分もある。プロセスの途中だ。自信は十分あるが、やるべき仕事があることも承知している」と締めくくった。

AS2026年9月19日

モウリーニョ体制でトレントら3人が代表復帰

スペイン紙『AS』が伝えた。 9月第3週、FIFAの最初の国際マッチウィーク前に各国代表の招集リストが発表され、マドリーの3選手に"復活"が訪れた。 トレント、カマヴィンガ、ハイセンの3人だ。 それぞれ異なる事情を抱えていたものの、共通点はひとつ、チームが苦しんだ昨シーズンの影響でワールドカップ出場を逃したことだった。 しかし、モウリーニョ監督の就任が状況を180度変えた。 就任そのものと同時に、3人がプレシーズンから見せた取り組みと出来が評価された形だ。 3人はいずれも7月13日からトレーニングを開始しており、今季序盤の好パフォーマンスが今回の代表招集という形で報われた。 カマヴィンガはかつて、フランス代表のディディエ・デシャン前監督に土壇場で招集リストから外されるという痛烈な経験をした。 今年3月の国際マッチウィークでも状況は厳しかった。 ブラジル代表との親善試合では出場時間ゼロ、コロンビア代表戦でもわずか27分の出場にとどまった。 それでも、マドリーでは在籍時期が重ならなかったジネディーヌ・ジダン監督が今回の招集に踏み切った。 2人は先週マドリードで開催されたフォーミュラ1グランプリで顔を合わせており、招集の可能性は以前から指摘されていた。 なおチュアメニはコンディション調整のためバルデベバス練習場に残留する。 トレントは2025年6月以降、約1年にわたりイングランド代表のトーマス・トゥヘル監督から招集を受けていなかった。 35名もの選手を招集した今年3月のリストにも名前はなく、ワールドカップ出場は絶望的とも見られていた。 相次ぐ負傷がそのキャリアに影を落としていたが、今回の招集で再起を期すこととなった。 トゥヘル監督はこう語った。 「彼はワールドカップに帯同しなかった。その決断は今も正しかったと思っている。今は自分でポジションを勝ち取るべき時だ。本人も準備ができていると言っている。証明するのは彼次第で、大いに歓迎する」。 ハイセンも同様の経緯をたどった。 昨シーズン序盤は好調だったものの、筋肉系の負傷が相次ぎ成績が下降。 2026年初頭に復調し、シティとのノックアウトラウンドでは輝きを取り戻したが、マドリーの不振を背景にワールドカップ招集を逃した。 今季は7試合中6試合に出場するなど守備の要として機能しており、インテル戦では12回のクリアを記録するなど存在感を示している。 スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は今季の出来と今回の招集について問われ、こう答えた。 「非常に良い状態にある。だから起用する。波のない選手のほうがパフォーマンスは安定する。ディーンも他の選手と同様に、常により良くなることを考えながら取り組むべきだ。今まさにそれをやっている。彼自身にとっても、クラブにとっても大きなプラスになる。競争は激しい。ワールドカップで我々のセンターバック陣は世界最高だった。しっかりとそのドアを叩かなければならない」。

AS2026年9月19日

モウリーニョ対アトレティコ、因縁の歴史

スペイン紙『AS』が伝えた。 63歳のモウリーニョ監督にとって、マドリーダービーとはどういうものか、アトレティコ・マドリーがマドリーにとって何を意味するかを説明する必要はない。 初めてこの緊迫した一戦に臨んだのは2010年11月のことで、当時はまだメトロポリターノも存在せず、相手のベンチにはディエゴ・シメオネ監督もコケもいなかった。 あの最初の対戦から16年後のいま、その主役として再び注目を集めるのはモウリーニョ監督だけだ。 あの夜スタメンを張ったケディラは、いまや陰の参謀として彼を支えている。 通算11試合という長きにわたる対戦の歴史は、劇的に変化してきた。 最初の8連勝という快適な散歩のような時代から一転、やがて悪夢の連続となった。 2013年にはベルナベウで行われたコパ・デル・レイの決勝で敗れ、14年にわたるダービーでのアトレティコ無冠時代に終止符を打たれた。 さらに2014年にはチェルシーを率いてチャンピオンズリーグ準決勝でアトレティコに敗退している。 モウリーニョ監督がアトレティコとの再戦を望んでいなかった一方、アトレティコ側はこの再会を大いに歓迎していると言えるだろう。 ビセンテ・カルデロンはモウリーニョ監督にとって庭のような場所だった。 同地で4勝を挙げ、リーガを制した年には1対4の大勝を収め、バルサをメスタージャの決勝で下したシーズンにはコパ・デル・レイのトーナメントでも勝ち抜いた。 ただ、アウェー側の歓迎と摩擦は別問題だった。 最も語り草となっているのは、2012年12月のモノの愛称でも知られるブルゴスとの激しいいさかいだ。 ディエゴ・シメオネ監督のアシスタントコーチがモウリーニョ監督に詰め寄り、「俺はティト・ビラノバとは違う。お前の頭をもぎ取ってやる!」と脅した。 同監督は火消しどころか、記者会見で皮肉を込めてこう返した。 「そいつは何者だ、"モノ"・ブルゴスとかいうやつか?」 こうした経緯から、晩年のホームゲームでは「モウリーニョ、くたばれ」という罵声が飛んだ。 特にアトレティコへの「審判の過剰な寛容さ」を訴えた後はその傾向が強まった。 問題となったのはチェルシー時代のチャンピオンズリーグ、ラ・デシマがミランで決まる直前の対戦だった。 フェルナンド・トーレスとアスピリクエタを擁していたモウリーニョ監督に対し、アトレティコにはクルトワが守護神として君臨し、ガビが中盤を仕切り、コケも確固たる地位を築いていた。 マドリーでの0対0、ロンドンでの1対3がアトレティコとの最後の直接対決となった。 モウリーニョ監督へのお世辞は期待できない情勢だ。 同監督のアトレティコへのこだわりはバルサへのそれと似ている。 これまで指揮した595人の選手のうち14人がアトレティコに在籍した経歴を持ち、フィリペ・ルイス、ファルカオ、デ・ヘア、デパイなどがその名に連なる。 ローマ時代にはスポーツディレクターとしてアンドレア・ベルタの招聘を試み、デ・パウルやモラタの獲得にも動いた。 同監督が審判をめぐる対立を忘れていないのはもちろん、2019年に残した言葉も印象的だ。 「アトレティコは隠れながら生きてきた」と語り、年々「絶対的に驚くべき」支出をしているクラブに対して常に見合った要求がなされてきたわけではないと指摘した。

MARCA2026年9月16日

モウリーニョ、バルベルデの相棒を探す──チュアメニ復帰でも定まらぬダブル・ピボーテ

スペイン紙『MARCA』サンティアゴ・シゲロ記者が伝えた。 モウリーニョ監督は「不可侵の選手などいない」と繰り返すが、実際には大一番でスタメンが保障された選手も存在する。監督は昨日、ベリンガム・エムバペ・ヴィニシウスのBMVはコンディションさえ整っていれば常に起用すると明言した。そして同様のことがフェデ・バルベルデにも言える。キャプテンは現在、モウリーニョ体制のダブル・ピボーテで最も起用回数の多い選手であり、来たる日曜のメトロポリターノでのダービーでも先発は揺るがないとみられる。 バルベルデはほぼ全員の中盤の選手と組んできた。リーグ戦5試合とCL1試合の計6試合すべてに出場しているのはバルベルデただ一人。他の中盤ではベルナルド・シウバとカマヴィンガがそれぞれ5試合に出場している。オーレリアン・チュアメニは負傷から回復したばかりでローテーション入りを始めたところ。ティアゴ・ピタルチも同様の状況で、プレシーズン中の筋肉系のトラブルを乗り越えてメンバー入りは果たしたものの、新監督のもとでまだ出場機会を得ていない。 ✅相棒探しのプロセス 負傷の問題を除いても、モウリーニョ監督はダブル・ピボーテの最適な組み合わせをまだ模索している。チームを安定させながらスムーズなビルドアップを実現する相棒を探し続けている。ギュレルをゲームの起点まで下げる案は現時点では選択肢から外れているようで、ベルナルド・シウバはより技術的でプレーに流動性をもたらせるプロフィールを持つ。一方、カマヴィンガやチュアメニが持つようなフィジカルの強さには欠ける面もある。 チュアメニとバルベルデが同時にスタメンを組むとすれば、昨シーズン5月に両者の間で起きた物議を醸したトラブル以来、初めてのことになる。ただしCLのインテル戦では終盤に交代出場したチュアメニがピッチで数分間ともにプレーしている。 ティアゴ・ピタルチはそのダイナミズムと広範囲をカバーする能力が光る選手だ。モウリーニョ監督自身が引き留めた経緯もあり、近いうちに起用の選択肢に入ってくるはずだ。 バルベルデが不動の存在であることは間違いない。負傷や出場停止にも見舞われることなく中盤に君臨し続けている。CLデビュー戦のインテル戦では右サイドバックのトレントと中盤を組み、🇺🇾ウルグアイ代表は今季初ゴールも記録した。

AS2026年9月15日

ロドリ、バルサ入りを決めた後もモウリーニョへ感謝の電話──「どこでも証明してきた偉大な監督」

スペイン紙『AS』が伝えた。 ロドリのバルサ移籍をめぐる新たな詳細が明らかになった。バロンドール受賞者本人が、マドリー、具体的にはモウリーニョ監督との間でどのように移籍交渉を進めたかを語った。『Mundo Deportivo』のインタビューでロドリは次のように証言している。 「モウリーニョは私に来てほしいという気持ちと、チームに何をもたらせるかを話してくれた。対応はとても良かった。バルサ行きを決断したとき、興味を持ってくれたことと丁寧な扱いへの感謝を伝えるために電話を入れた。本当に素晴らしい監督だと思う。これまでどこへ行っても結果を出してきたことが、それを証明している」 相互尊重の姿勢はモウリーニョ監督本人も認めている。🇵🇹ポルトガル人指揮官はロドリが一連のプロセスを誠実に進めた点を称え、『El Chiringuito』のインタビューでこう語った。「彼は並外れた選手であり、我々に対して非常に誠実に接してくれた。ネガティブなことは何もない」。

MARCA2026年9月15日

モウリーニョは自分の「不動の5人」を明確に把握──新生マドリーの背骨

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 モウリーニョは自分の「不動の5人」を明確に把握しており、それを見つけるのにそう深く掘り下げる必要はない。今季の開幕スタートを振り返るだけで分かる。エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ベリンガム、バルベルデ、クルトワ──この5人だけが、ポルトガル人指揮官の2期目における全6公式戦でスタメンに名を連ねてきた。5つの名前、5つの土台。モウリーニョはその上に新たなマドリーを築いている。 この5人が常に大黒柱として見られてきたのは当然で、ベンチからのスタートはむしろ異例だ。昨季の同時期は状況が異なっていた。ベリンガムは肩の怪我から回復中で、ヴィニシウス・ジュニオールはスタメンとベンチを行き来していた。モウリーニョ体制ではすべてがスムーズに進み、この5人を軸に6試合で5勝を挙げている。 ✅ エムバペ:6試合7ゴール、「100点」へのカウントダウン 最も際立つパフォーマンスを見せているのはエムバペだ。今季は6試合で7ゴールと好調なスタートを切っており、このペースが続けば2シーズン強でマドリー通算100ゴールに到達できる計算だ。残りはわずか7点。比較の対象として避けられないクリスティアーノ・ロナウドがその節目を迎えたのは3シーズン目のある11月2日のことで、エムバペはその日を限界の締め切りとして赤く丸で囲んでいることだろう。 ✅ ヴィニシウス・ジュニオール:最高版はまだ来ていない 攻撃パートナーのヴィニシウス・ジュニオールはリーガで1ゴール3アシストにとどまり、本来の鋭さと精度がまだ戻りきっていない。ただしベルナベウから最も批判されていた守備面では別人だった。インテル戦での9回のボール奪取は、マドリーの攻撃選手が10年以上記録してこなかった数字だ。モウリーニョはすでに「最高版が戻ってくる」と宣言している。 ✅ ベリンガム:7ゴールのW杯が示した本来の居場所に帰還 7ゴールを挙げたワールドカップが改めて明確にした通り、ベリンガムの居場所は9番の背後だ。モウリーニョはそこへ彼を戻すことに迷いがなかった。以前のように「疑似左サイドバック」として消耗させ、影響ゾーンであるエリア周辺から遠ざける起用はしない。再配置された今、2023-24シーズンの輝きを取り戻しつつある。6試合で3ゴール2アシスト。 ✅ バルベルデ:あの右サイドバックの悪夢はもう過去 バルベルデも笑顔を取り戻した。あの緊急右サイドバック起用の時代は消え去り、モウリーニョは初めからそれを考えていない。右サイドも左サイドも関係ない。ウルグアイ人は今やダブルピボーテに不可欠な存在だ。球足の繊細さはチュアメニやベルナルド・シウバに任せ、彼自身はフィジカル、スタミナ、そしてキャプテンのリーダーシップを提供する。 ✅ クルトワ:英雄的プレーはもはや「習慣」 クルトワがいなければ、ここまでの結果はなかった。インテル戦では誰もが知る活躍を見せ、ラージョ戦後半の気の緩んだ時間帯でもチームを支えた。ただしクリーンシートはマラガ戦の1回のみで、守備はチーム全体の問題でもある。「英雄的」という言葉より「習慣」という言葉がふさわしい、それほど彼のビッグセーブは日常となっている。 ✅ 5人の背骨が支えるプロジェクト モウリーニョはこの5人にチームの核を見出した。タイトルへの飢えを持つチームのアイデンティティは、彼らの上に成り立っている。シーズンは長く、今後もローテーションはあるだろう。しかしこの5人が不可欠であることを、監督は分かっている。そして今の結果を見れば、その判断が正しいことも明らかだ。

AS2026年9月14日

【会見】モウリーニョ「PKへの質問がないのは…不思議でしょ?」──アルダ評価、ジダンへのメッセージ、週6回の会見への苦言

スペイン紙『AS』が伝えた。 ラージョ戦翌日、モウリーニョ監督が記者会見に臨んだ。ディオマンデ、ギュレル、チュアメニ、前線の3人について数多くの質問が飛んだが、会見の締めくくりに監督は一言残して席を立った。「PKについての質問がひとつもないんですか?おかしいでしょ?」 ✅ 「明日は勝ちたい。それだけ」 エルチェ戦でどんなマドリーを見たいかという問いには短く答えた。「勝ちたい。良いサッカーをして勝ちたい。それだけだ」 ✅ ヴィニシウスの最高版とは 「最高版とは得点することだ。アシストも、チームへの貢献も、連帯感も重要だ。日々の仕事も彼はよくやっている。しかしもう一人のヴィニシウスが存在する。昨季リスボンでの試合で、接戦のなかチャンスを一度つかんでゴールを決めたあのヴィニシウスだ。そのレベルにはまだ至っていないが、今の彼には満足している」 ✅ アルダ・ギュレルは「トップ・トップ」 「彼の成長については、最初からここにいる人間のほうが語る資格がある。ただプレーの質については、視野、判断、試合の組み立て、チームのプレーに与える安定感、創造性……どれも素晴らしい。すでに非常に興味深い数字を持つ、無限の可能性を秘めた選手だ。アシストとゴールだけでない分析も我々はしている。大きな影響力を持つ選手だ。あなたが言うようにトップ・トップ・トップと3回は言い過ぎかもしれないが、トップ・トップ、そこには到達していると思う」 ✅ 「3ヶ月」発言について 「私が3ヶ月と言ったとしたら、他の人は10年と言うかもしれない。私が言いたかったのは、3ヶ月後には今より良くなっていたいということだ。魔法のような力を持っているわけではない。毎試合、毎練習、目標は改善することだ。チームが長く一緒にいるほど、監督と時間を重ねるほど、強くなっていける」 ✅ ハイプレスと守備ブロック 「90分間プレスをかけ続けることは不可能だと思う。うちのプロフィールにも合わないし、世界でそれができるチームはほとんどない。高い位置にいるときはそれに合った振る舞いが必要で、低い位置にいるときも異なる対応が必要だ。ロウブロックは好きではないが、それに適したプロフィールの選手やチームがいるのも事実だ。私の好みと選手の特性の間に矛盾を生みたくない。このチームを定義するものは高いプレッシング、高い位置での奪取、3〜4秒の切り替えで仕留める能力だ。しかしバランスを見つけることが重要で、低い位置に下がったとき相手に際限なく打たせたくはない」 ✅ チュアメニとジダンへのメッセージ フランス代表監督ジダンへの言及も飛び出した。「フランス代表でのジダンの意図は知らないし、彼のプランを尊重する。チュアメニにとってベストが何かも分からない。ワールドカップで生じた筋肉系の問題を抱えた状態で、残ってカスティージャと練習するか、代表でプレーするか。おそらくベストは代表で出場時間を管理されることだろう。ジダンとは話していないが、彼は常識のある人間であり、選手のためになることをやってくれると信じている」 ✅ 「バルベルデ交代は予防措置」──怪我予防への取り組み 「昨季のマドリーの怪我の数は知っているが、そのプロセスは知らない。ここでは選手・技術スタッフ・医療部門が一体となった包括的なプランに取り組んでいる。選手たちが早く来るのは私の気まぐれではなく、仕事だ。観客がピッチで選手を見る頃には、すでに35分間のジムかグリドワークが終わっている。今はうまくいっているし、運も必要だが、外傷性の怪我はコントロールできない。バルベルデの交代は予防措置だった。アキレス腱に軽い問題があった。0-0なら続けさせた。3-0だから守った」 ✅ チュアメニの出場時間 「インテル戦では10〜15分、ラージョ戦では20〜25分。次の試合ではさらに増やす予定だ。明日プレーするだろうが、今の時点では何分かは言えない」 ✅ ラミン・ヤマルのバロンドール発言は「ノーコメント」 「選手の発言についてはコメントできない。全員の意見を尊重しているが、コメントはしない」 ✅ ダブルピボーテの柔軟性 「必ずしも中盤2枚+1枚である必要はない。ジュードをほぼ10番として使う代わりに、6番1枚と8番2枚でもできる。準備はできているし、実際にやれる。カマヴィンガ、チュアメニ、ベルナルド、バルベルデ、ジュード……プロフィールは違うが、ゲームの設計としての均衡は保ちながらチームのアイデンティティを失わずに戦える」 ✅ ディオマンデは「何も欠けていない」 「彼には何も足りていないものはない。もしこれほどの高ポテンシャル選手が揃ったマドリー以外のチームにいれば、毎試合90分スタメンだ。ディオマンデだけでなく、ヴィニシウスも、アルダも、ブラヒムも、1月にはロドリゴも同じことが言える。不動のスタメンというのは難しいことだ」 ✅ 週6回の会見に苦言 「私にとってどう対処するか?週6回の会見だ。他の国では1回省略させてもらえた。でも週6回というのは……お互い疲れている。私はいつも同じことを言い、あなたたちもこれ以上聞くことがない。それでもここにいる。来週もし6回のうち1回省けるなら、ここへ軽食を持ってきて少し楽しみましょう(場内笑い)」 ✅ 「PKへの質問がないのは不思議でしょ?」 「明日もコンディションに問題がなければ、また彼ら(前線の3人)を使う」と語り、そのまま席を立ちながら一言残した。「PKについての質問がひとつもないんですか?おかしいでしょ?」

AS2026年9月14日

カレーラスはモウリーニョの「ガソリン」──プランBではなく本命としての輝きを証明

スペイン紙『AS』が伝えた。 流れに乗るのは簡単だが、逆流を泳ぐのは難しい。それをアルバロ・カレーラスはやり遂げている。12ヶ月前に自分がそうだったように、別の左サイドバックが注目の補強として加入した。だがククレジャのランディングを前に腕を下ろすどころか、声を上げた。ククレジャが定着してから最初のスタメン機会で、PK誘発とゴールという結果を残した。ラージョ戦で鋭い刃となった。モウリーニョが試合前に語った「ガスをたっぷり蓄えた脚」そのものだった。バルデベバス近くでF1スペインGPが開催されるなか、カレーラスはベルナベウでF1マシンのように走り続けた。 ✅ 白いユニフォームで最も充実した試合のひとつ とりわけ前半は至るところに顔を出した。13分、誰よりも先に反応してエリアに侵入したところをDFフロリアン・ルジューヌに倒され、エムバペが沈めたPKを誘発した。まばたきをする間もなく17分、今度は自らが主役だった。ヴィニシウス・ジュニオールの好カットで生まれたこぼれ球に素早く反応し、エリア内でワンツーを決め、落ち着いてニアポストに流し込んだ。昨季はシーズンを通じて5得点関与(2ゴール、3アシスト)だったが、今節はわずか1試合でその半分に並んだ。力強いドリブルでのボール前進もマドリーのビルドアップを助けた。 ✅ 圧倒的なデータが語る完璧な一夜 後半はMFギオルギー・ツィタイシュビリを軸としたラージョの最良の時間帯に奮起する場面もあったが、そこを割らせなかった。最終的な数字:チャンス創出3、ドリブル成功2/2(100%)、ボール奪取3、クリア3、タックル成功3(ディオマンデと並んでチームトップ)、デュエル勝利6/8、パス成功54本・成功率88%(チーム2位)、守備関与(チーム2位)。そして締めにククレジャが投入されたが、ベンチに退いたのはカレーラスではなかった。 ✅ 「キリアンがエリアで返してくれた」 「チームとして最高の試合だったが、ゴールも嬉しい。キリアンがエリアの中で返してくれて、そこで決めた。最初の日からずっと夢の中にいるようだ。この経験を楽しみ続け、目標を達成するために働き続けたい」と試合後に笑顔で語った。 モウリーニョが求めるものについても明かした。「監督は要求が高い。90分間100%の強度を維持するのは難しい。ラスト数分間は守備を助けるためにククレジャを入れてくれた」。そしてカレーラスはその100%で答えた。 ✅ プランBではなく、本命 必要なときにそこにいる。自信を持って。モウリーニョはプレシーズンの段階から彼の日々の姿勢と献身性に惚れ込んでいた。ワールドカップ組や新加入選手が次々と合流する中で、カレーラスは着実に地位を固めた。フィオレンティーナとの親善試合での輝き、モウリーニョが試した前目のポジションでの柔軟な対応と、様々な形で貢献した。サブに甘んじるのではなく、自らの価値を証明する選択をした。それがラージョ戦に表れた。プランBなどではないことを、まざまざと見せつけた。

AS2026年9月13日

【会見】モウリーニョ「我々は猛烈なチームだ」──大量得点も決定機の浪費を認める

スペイン紙『AS』が伝えた。 レアル・マドリーのモウリーニョ監督がラージョ戦後にクラブテレビのインタビューに応じ、勝利を振り返った。 ✅ 「3ポイントは最重要だ」 「不可欠だ。勝利とはそういうものだ。とくにリーガ直近の試合で勝ち点を落とした後は。前半で試合を決め、後半は輝けなかったが、それも簡単ではない。CLの後、あれほどの仕事をした後に……フィジカルだけじゃない、メンタルもそうだ。何人かを入れ替え、中盤に安定をもたらした。選手たちは私のリスペクトと拍手に値する」 ✅ 「我々は猛烈なチームだ」 「26本のシュート、ホームで14ゴール……多く決めているが、同時に非常に多くの決定機を逃してもいる。我々はボールを管理するチームであり、回収して加速するチームだ。加速すればするほど精度は落ちる。いつかその逃した6〜7本が全部入る試合が来る。勝利には満足している。ジュードが試合をどう終えたか、ダンフリース、コナテ……見ればわかる。10枚を一度に交代させることはできない。バルベルデの交代は予防措置だ。アキレス腱に少し問題を抱えていて、管理が必要だった。ハードな試合から3日後に勝てた」 ✅ 「ハイプレスからのゴールは大好きだ」 「非常に好きだ。ただ、常に高い位置からプレスをかけられるわけではない。今日のような試合ではできる。才能ある選手を持たないチームなど見たことがない。危険を作られたりゴールを奪われたりするのは仕方のないことだ。それでも今日は勝利に値した」

MARCA2026年9月12日

モウリーニョが渇望する創造の司令塔、本領発揮はこれから

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 インテル戦が浮き彫りにしたのは、多くの人が感じている新生マドリーの最大の欠陥だった。中盤のコントロール不足が試合を混乱に陥れ、クルトワが再びタコ足モードで救わなければ生き残れなかった。アタッカー陣が多くの決定機を逃したことも確かだが、試合全体を通じてマドリーがうまく管理できた場面はほとんどなかった。ベルナベウに不安と一部のブーイングが漂ったのは、過去2シーズンから続く病巣への解決策がいまだ見えないからだ。 ✅ ベルナルドという解答 モウリーニョはその解答を持っていると信じている。それはベルナルド・シウバのブーツに宿っている。ベルナルドはCL戦をアルダ、カマヴィンガとともに出場停止で欠場し、中盤は骨格を失った。苦肉の策としてモウリーニョはトレントを前線寄りに上げ、フェデのゲームメイクを補わせたが、結果は芳しくなかった。極度の非常事態でない限り、この策は繰り返すべきではないだろう。 ロドリ獲得が実現しなかったのはマドリーにとって打撃だったが、クラブとモウリーニョはその前にベルナルド・シウバの獲得に成功しており、問題は少なくとも部分的には解決できると考えていた。グアルディオラ率いるシティの心臓部として君臨してきた男は、フリーでの移籍を巡りバルサやアトレティコなどとの争奪戦を制してマドリーが獲得した。8月10日に32歳を迎えたばかりとはいえ、年齢的にも現実的な選択肢だった。 ✅ モウリーニョの直電が決め手に マドリー入りを決断させたのはモウリーニョの直接の電話だったという。しかし現時点でのベルナルドのチームへの貢献は限定的だ。モウリーニョ本人が公の場で「夏に身体を追い込まなかった」と苦言を呈したことも影響しているのかもしれない。4試合205分、スタメンは開幕2試合のみという数字がその控えめな出場実績を示している。 最もいい感触を見せたのはプレシーズンで、新たなメトロノームとしての存在感を発揮した。だが今はまだチームがモウリーニョの思想を体に染み込ませる段階であり、ベルナルドも直近3試合では30分少々の出場にとどまっている。 ✅ アルダはより前で輝く シティで昨季53試合に出場したベルナルドは、モウリーニョが渇望してやまない存在だ。監督はアルダ・ギュレルをアンカー位置まで下げることは、少なくとも今は考えていない。トルコ人はゴールに近い位置でこそ真価を発揮するというのがモウリーニョの見立てで、将来的にはより深い位置でプレーさせる構想もあるが今ではない。ギュレルは3/4のゾーンでプレーを整理する能力においてスカッド随一の選手だからだ。 ビルドアップの核として期待されるのはベルナルドであり、バルベルデ、カマヴィンガ、チュアメニという創造性よりも運動量を武器にする面々を前に、フィジカルを上げながら創造ゾーンでのギャランティを掴み取っていく必要がある。

MARCA2026年9月12日

バルベルデ、右サイドバックの苦悩からモウリーニョ体制の柱へ

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 決裂から和解へ、その間にラージョあり。今週土曜日、フェデリコ・バルベルデはレアル・マドリーで右サイドバックとして出場した最後の試合の相手、ラージョ・バジェカーノと再び向き合う。2026年2月1日のあの試合は、センターハーフを緊急補充として強制的に守備専任へ転換させた不本意な一章の終わりを告げ、当時の監督シャビ・アロンソに最初の大きな危機をもたらした出来事でもあった。 ✅ 発端は怪我人の連続 カルバハルとトレントが相次いで離脱し、シャビ・アロンソはバルベルデを緊急右サイドバックとして起用する解決策を見出した。ウルグアイ人はしぶしぶ従い続けたが、やがて忍耐が限界に達した。爆発はCLカイラト・アルマトイ戦の前日会見だった。「私は右サイドバックとして生まれたわけでも、その位置でプレーする訓練を受けてきたわけでもない。緊急事態だったからあの位置でプレーすることになった」とバルベルデは率直に明かした。 シャビ・アロンソの反応は翌日に表れた。バルベルデはベンチに置かれ、アセンシオが右サイドバックに入った。カザフスタンでのウォーミングアップ中、手を後ろで組み冷めた表情を見せたバルベルデの姿は強烈な印象を残した。交代出場することすらなく、それがシーズンを通じて唯一CLに出場しなかった試合となった。それ以外の全試合に出場し、シティ戦でのハットトリックを含む活躍を見せた。 1月のアルベロア就任後、サイドバックでの出場機会は徐々に減り、ラージョ戦でのその役割が最後となった。通算16試合をサイドで過ごした。その一章は幕を閉じたが、本来の位置でないところでプレーさせられたトゲが完全に抜けるまでには時間がかかった。バルベルデはクラブへの忠誠心からそれをこなしたが、自分がフットボーラーとして輝ける場所を隠したことは一度もなかった。 ✅ モウリーニョのもとで完全復活 モウリーニョ体制でその景色はまるで違う。今ラージョ戦を迎えるバルベルデは完全に本来の場所にいる。今季全試合でスタメンに名を連ね、本来の中盤の位置に戻り、インテル戦でのゴールも決めた。モウリーニョも複数回の会見でバルベルデを擁護し、プロジェクトの礎として位置づけている。 ✅ チュアメニとの関係も「一切問題なし」 直近の記者会見でモウリーニョは、バルベルデと昨季確執のあったチュアメニとの関係についても語った。「何もかも選手たちがやり遂げた。私は何もしていない。何も知らずにロッカールームに入ったら、2人は仲の良い友人に見えるはずだ」。さらにこう続けた。「チュアメニがワールドカップから戻ったとき、仲裁役として介入が必要になるかと気を配っていたが、何もする必要がなかった。功績は全て選手たちのものだ」 数ヵ月前には危機の象徴だったものが、今や安定の証となった。バルベルデは再びラージョと対峙する。だが今回は全く異なる立場から──本来の位置と和解し、監督に信頼され、中盤の支配者として。同じ相手の前で、ひとつの円がもっとも美しい形で閉じられようとしている。

MARCA2026年9月12日

ヴィニシウスとベルナベウの抱擁を求めて──モウリーニョ「果実のなる木にしか石は投げられない」

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ラージョ・バジェカーノとのリーガ第5節(日本時間13日6時)を前に、モウリーニョ監督が記者会見に臨んだ。 ✅ 「果実のなる木にしか石は投げられない」 モウリーニョはポルトガルの諺を引用し、ヴィニシウスへのブーイングを意に介さない姿勢を示した。「果実のなる木にしか石は投げられない。ヴィニシウスはその木だ」。同じ言葉をエムバペの擁護にも使った。「40ゴール以上を記録する選手が問題になるはずがない」 ヴィニシウスについては、データ面でも最高速に迫り、ボール奪取記録を塗り替えていると強調した。「必ずやってくる。ベンフィカ戦で一人でラウンドを決めたあのヴィニシウスが戻ってくる」 ✅ エムバペへの惜しみない賛辞 エムバペの守備意識についてもモウリーニョは語った。「インテル戦、90分過ぎに10人になった状況で、疲弊したククレジャの前方で獣のように守っていた。あれには言葉にならないほどの価値がある」 インテル戦の内容への外部評価には反論した。「マドリーが3〜4失点してもおかしくなかったと言う人たちがいる。だが8点取れた可能性については誰も言わない」 ✅ 「ローテーション」を使わずに語った起用プラン ラージョ戦に向けての起用方針については、ローテーションという言葉を意図的に避けてこう語った。「新鮮なエネルギーのための余地がある。たっぷりガスを蓄えた脚が必要だ」。ただし視線はあくまで翌日の1試合に向いている。「3試合のことは考えていない。明日のことだけを考えている。勝たなければならない試合だ」 ✅ F1スペインGPと45分の早起き 今回の記者会見は、FIFAが期間中使用しているバルデベバスを避け、ベルナベウで行われた。モウリーニョはF1スペインGPの予選を観るために45分早起きしたと明かし、笑いを誘った。F1 CEOのドメニカリとは友人で、日曜日のチケットも持っているという。「でも私という生き物は、勝てなければ生きていけない」

MARCA2026年9月12日

マドリー、9日間3連戦に22人体制──離脱者が一息、モウリーニョに「4人の補強」

スペイン紙『MARCA』J・L・カルデロン記者が伝えた。 マドリーは静かに深刻な問題を抱えていた。シーズン最初の5試合全てで7人の離脱者を強いられ、モウリーニョは常に戦力の3分の1を欠いた状態で戦ってきた。しかしその問題が、今この時期に一息つきつつある。 ✅ 5試合連続で7人離脱 最初の4試合ではメンディ、ロドリゴ、ミリタオ、チュアメニ、チアゴ・ピタルチ、エンドリッキ、アセンシオの7人が離脱。インテル戦では3人が復帰したが、カマヴィンガ、ギュレル、ベルナルド・シウバの出場停止3人で穴を埋めた形となり、実質的な利用可能人数は変わらなかった。 ✅ ラージョ戦でアセンシオが復帰、22人体制へ ラージョ戦からアセンシオが復帰し、モウリーニョは9日間で3試合をこなすのに22人の選手を使えるようになった。バルセロナとの差をこれ以上広げないためにも重要な時期に、実質的な「4人補強」が実現した形だ。 「十分な戦力が揃った。まだフレッシュな脚を持つ選手にチャンスを与え、他の選手には必要な休息を与えられる。それも大切なことだ」とモウリーニョは語った。 ミリタオ、メンディ、ロドリゴの長期離脱は続くが、短期的に使える戦力は揃いつつある。3連戦の最後には敵地メトロポリターノでのアトレティコ戦が控えており、今の戦力の充実が大きな意味を持つ。

MARCA2026年9月11日

【会見】モウリーニョ「果実のなる木にしか石は投げられない」──ヴィニシウスとエムバペへの批判に反論

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 F1スペインGP開催中のベルナベウで、モウリーニョがラージョ・バジェカーノ戦前日の試合前会見に臨んだ。 ✅ ラージョ戦に向けて 「幸せで、団結して、よく練習できている。今日は戦術トレーニングをしたが、勝利を挙げて乗り込んでくる相手を尊重している。高い集中力が必要だ。ベニャット監督が贈ってくれた温かい言葉にも感謝する。明日抱擁できることを楽しみにしている」 ✅ ヴィニシウスへのブーイングについて 「ポルトガル語にも似たことわざがある。石を投げられるのは果実のなる木だけだ。ヴィニシウスはここで何をしてきたのか。CLをいくつ勝った?何ゴール決めた?何試合を決めてきた?ベンフィカとの一戦を一人で決めたヴィニシウスが戻ってくる。まだそこにはいない。今まで以上に働いている。データの時代に最高速度に近いところにいる。今季はボール奪取数でも自己記録を更新している。必ず戻ってくる」 「悲しい。でも批判も意見もしたくない。ただ、ブーイングはこのチームの魂を変えない。チームとスタジアムが団結するとき、無敵とは言わないが、ほぼ無敵になる。ホームで負けなかった期間のギネス記録を持っている。でも各スタジアムが特定の瞬間に反応する権利はある」 ✅ エムバペへの批判も同じ言葉で 「ヴィニシウスに言った果実のことわざはエムバペにも当てはまる。毎シーズン40ゴールを決める選手はチームの問題ではない。10人になったときも下がってククレジャを助けていた、うるさい監督が怒鳴りながら。インテル戦も8ゴール決めていておかしくなかった。なぜそれを言わないのか。我々がスタッフとして誇りに思っているのは、ベティス戦の敗北も含め、一緒に苦しみ、一緒に喜んでいることだ」 ✅ チュアメニとバルベルデの関係 「私は何もしていない。グループの共感と友情が全てを作った。もし私が何も知らずに来ていたら、2人を親友だと思っただろう。グループはとても気に入っている」 ✅ クルトワ、F1、その他 「彼はクラブに必要とされていることを知っている。GKとしてはまだ若く、ネーションズリーグを休む判断をした。休養してマドリーに集中する。インテル戦は素晴らしいパフォーマンスだった」 F1については「ドメニカリとは親友で日曜の入場券をもらっている。でも私は勝たないと生きられないタイプだ」と笑わせた。 「批判については私は何も見ない。ただ、ブーイングはこのチームの精神を変えない。私たちは自分たちの道を歩み続ける」

AS2026年9月11日

モウリーニョのプラン──代表ウィーク前に9ポイント、バルセロナを追う

スペイン紙『AS』マヌ・デ・ファン記者が伝えた。 ベティス戦の敗北がマドリーのリーガ序盤の計画を狂わせた。モウリーニョの当初の目標は代表ウィーク前に全勝(21ポイント)でバルセロナを圧迫することだったが、4節を終えてすでに3ポイント差をつけられている。 ✅ それでも「残り9ポイント全取り」 しかしモウリーニョは目標を変えていない。むしろ残り3試合での全勝が今まで以上に重要だと選手たちに伝えた。代表ウィーク前にラージョ、エルチェ、アトレティコとの3試合が残っており、9ポイント全取りでシーズンの土台を固める意志は揺るがない。 「ここでは常に勝ち続けるプレッシャーがある。フランスやドイツでは優勝候補は毎年優勝することを分かっている。ここは違う。そのプレッシャーには大きなリスクが伴う」とモウリーニョはベティス戦前に語っていた。 ✅ バルセロナは手強い 対岸のバルセロナは絶好調だ。フリック監督率いるチームは5試合5勝、22ゴール(1試合平均4.4ゴール)。4試合で5点以上を記録している。代表ウィーク前の残り試合はレバンテ、ラシン、セビージャで、ピスファンへの遠征が最大の難関とはいえ全て勝ち点3が期待される。 ただしモウリーニョは状況は変わりうると見ており、今シーズンも浮き沈みがある。だからこそ今の時期に最大限のポイントを稼いでおくことが重要だ。 ✅ 3つの関門──ラージョ、エルチェ、アトレティコ ラージョ・バジェカーノはベルナベウで最も戦いやすい相手だ。1996年以来ベルナベウで勝てておらず、直近14回のリーガ主要アウェー戦でわずか1回しか勝ち点を挙げていない。 続くエルチェは降格圏に近い位置にいるが、ホームでは手強い。昨季もマルティネス・バレロでマドリーと2-2で引き分けている。 最大の山場はメトロポリターノでのアトレティコ・マドリー戦だ。アトレティコは今季5試合2勝と苦しんでいるが、昨季も序盤は同じ状況からこのダービーでマドリーを5-2で粉砕した。その結果がシャビ・アロンソ解任への引き金となった。モウリーニョはそれを知っている。

AS2026年9月11日

カゼミーロはマルベーリャの重要な一員──グラネロ、モウリーニョを「軍の大佐と指揮者の融合」と評す

スペイン紙『AS』カルロス・カリーニョ記者が伝えた。 元マドリー選手でマルベーリャFCの経営幹部を務めるエステバン・グラネロが、クラブの未来、新スタジアム計画、カゼミーロの関与、そしてモウリーニョについて語った。 ✅ 降格後の再出発 「最大の意欲でスタートする。昨季は苦しく、結果が出なかったが、いくつか重要なことも達成できた。スタジアムの解体を完了し、ユース年代をディビシオン・デ・オノールに昇格させた。今季の目標はもちろんプリメーラ・フェデラシオン再昇格だ。アンダルシアのグループ4は競争が激しいが、マルベーリャはその中でも相手が対戦を嫌がる存在でなければならない」 監督にはカディス等での実績とトレモリノスで2度連続昇格を果たしたアントニオ・カルデロンを招聘した。「戦術以上の部分も含め、全ての決断に大きな役割を与えた信頼できる指導者だ」 ✅ 1億3,000万ユーロの新スタジアム計画 「解体フェーズは終了し、建設工事の開始が目前に迫っている。スタジアムはクラブの未来の基盤だ。エリートクラブを作るためにはスタジアムが必要だ。工期は約3年だが、それより早くプレーできるよう目指す。収容人数は1万2,000人で拡張も可能だ」 FIFAの基準に沿って設計されており、W杯のサブ会場や国際試合の開催も視野に入れている。売却ではなく、新スタジアムの建設・運営に参画する投資家がクラブも支援する形を目指している。 ✅ カゼミーロ「毎試合見守っている」 「カゼミーロはマルベーリャの非常に重要な一員だ。このプロジェクトへの情熱は想像以上のものがある。毎試合、毎瞬間を追い続けている。単なるパートナーや同行者以上の存在で、私たちのファミリーだ」 ✅ モウリーニョは「軍の大佐と指揮者の融合」 モウリーニョのマドリー復帰については「マドリーにとってもモウリーニョにとっても素晴らしいニュースだ。今のマドリーの状況において、信頼できる監督を選んだ。彼はクラブをどの監督よりも知っている」と評価した。 グラネロはモウリーニョを「軍の大佐と指揮者の融合」と表現した。「軍が持つ忠誠心、結束、共同目標への闘志がある。そして指揮者として全てが協調して機能するよう導く。戦術的経験、対戦相手の分析、洞察力──そこは天才的だ」 ✅ エムバペとハーランド エムバペについては「長い間これほどの選手を見ていなかった。ゲームの全局面を支配し、攻撃的な破壊力を持つ。クリスティアーノ・ロナウドが彼のアイドルだったことは明らかで、その道を歩んでいる」と語った。 ハーランド父アルフィーとの関係については「家族ぐるみで親しく、エルリングもマルベーリャに縁があるが、クラブへの関与は表面的なもので正式なものではない」と述べた。

MARCA2026年9月10日

ロッカールームに不安なし──2試合15決定機の自信、モウリーニョ「方向性は変えない」

スペイン紙『MARCA』ホエル・デル・リオ記者が伝えた。 ベルナベウのサポーターが焦り始めている。マドリーはチャンスを作り、相手陣内に侵入し、決定機を積み重ねるが、ゴールが生まれない。しかしその焦りはロッカールームには届いていない。チーム内の雰囲気は落ち着いている。 ✅ 直近2試合で15回の決定機 マドリーは直近2試合で15回の決定機を創出しながら、ゴールはわずか2本にとどまっている。外からはこの数字が不安の種に映るかもしれないが、モウリーニョと選手たちの解釈は全く異なる。チームはチャンスを作れている、だからこそ方向を変える理由はない、という認識だ。 ✅ 問題はプロセスではなく精度 モウリーニョにとって、チャンス創出こそが全ての土台だ。マドリーは速い攻撃でスペースを見つけ、相手陣内に陣取り、アタッカーを危険なポジションに送り込めている。だから内側からの分析は「問題は攻撃の仕組みではなく決定力にある」というものだ。十分なチャンスを作れているのだから、決定機とゴールの差は必ず縮まるという確信がある。 この2試合はアプローチを変えるべきという議論を内部で生んでいない。むしろ逆だ。今やっていることを続け、チャンスを作り続け、フィニッシュの精度を上げる。判断の質、精密さ、ゴール前での迫力が次のステップとなる。 ✅ モウリーニョ「チャンスが生まれる側にいることが重要」 モウリーニョは決定力にはムラがあることも承知している。あらゆるチャンスを決められる試合もあれば、何度も外す試合もある。今のマドリーは後者の状況にあるが、重要なのは方程式の正しい側、つまりチャンスが生まれる側にいることだと理解している。そしてそれはできている。 直近2試合で15回の決定機は、新しいアプローチのメカニズムをまだ吸収しきれていないチームとしては十分にポジティブなシグナルだ。攻撃陣の連係はさらに伸びしろがあるが、原材料はすでにある。モウリーニョは選手たちが一時的な決定力不足で自信を失ってほしくない。外のノイズと白の焦りに屈せず、方向性は変えない。マドリーはより鋭くなる必要があるが、相手陣内に何度も侵入できているやり方を変える必要はない。

MARCA2026年9月10日

ラウールの分析にモウリーニョが反論──「批判だけじゃなく、良かった点も認めてくれ」

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 インテル戦後、Movistar+の解説者デビューを飾ったラウール・ゴンサレスの分析に対し、モウリーニョがやや不満げな表情でカメラ目線で反論する場面があった。 ✅ ラウールの試合診断 「最高の結果は3ポイントを取ったこと。インテルは非常に練られた構造を持つチームで、マドリーは中盤に欠場者が多く簡単ではなかった。ゴールは相手のビルドアップのミスから生まれた。その後も決定機はあったが、インテルの1点で最終的に不確実性が生まれた。それでも出発点としては良い結果だ」 ✅ モウリーニョの反論 すぐに中継がベルナベウのモウリーニョに切り替わり、ラウールの分析が伝えられた。途中でイタリア語が混じるというハプニングも交えながら、モウリーニョは語った。 「狂った試合と言いたい。試合がつまらないときも批判される、今日は狂った試合でも批判される。7-6で終わってもおかしくなかった。中盤が弱体化していたし、相手はすぐに選手交代を行った。私は中盤でできることが限られていた。選手が苦しい状況になったと見て交代を行ったが、選手たちは素晴らしい仕事をしてくれた。面白くない試合ではなかった。前半終了直前に3-0にする機会もあった」 「ラウールが言うように、ゴールが相手のミスから生まれたのは同意する。でも選手たちへの評価も伝えたい。プレスは練習するもの、どこを、誰を、どのタイミングで押さえるか。バルベルデのゴールも練習の産物だ。批判だけじゃなく、良かった点も認めてくれ」 ✅ コントロール不足への問いにも反論 コントロールができていなかったのではという問いには「コントロールできていなかったのはこちらだけではない。相手もそうだ。クルトワはたくさん止めたが、我々もトランジションで何度ゴールを外したか。素晴らしい試合だった」と切り返した。 ✅ 交代時にヴィニシウスへ伝えた言葉 「彼は本当によく、とてもよく働いた。私も知っている、みんな知っている、彼自身が一番知っている。まだ切れ味が戻っていない、まだ本来のヴィニシウスではない。でも全力を尽くして働いている。働いて持てるものを全て出した選手は尊重されるべきだ」

AS2026年9月9日

苦しみながら勝つことの価値──モウリーニョがインテル戦後に選手へ伝えた賞賛と課題

スペイン紙『AS』マルコ・ルイス記者が伝えた。 モウリーニョはインテル戦の勝利後、チームに二重のメッセージを送った。苦しみながら勝利をつかむ力とプレスの効果に満足を示しながらも、改善すべき点があることも明確に伝えた。 ✅ 「勝利が全て」という肯定的メッセージ トレントとバルベルデの初タッグという困難な状況を踏まえ、モウリーニョはドレッシングルームに前向きなメッセージを届けた。チームの競争力、粘り強さ、そして局面で存在感を見せる力を高く評価した。特に、どのタイミングで、どの選手が、誰にプレスをかけるかという事前に設定したプランの実行を称えた。内容が伴わないときでも勝ちにいける力を「文句なしのキャラクター勝利」として評価した。 ✅ 11回の相手陣内でのボール奪取 チームスタッフが特に評価したのが、相手陣内でのボール奪取数11回という数字だ。これはモウリーニョが構築中のプロジェクトの核となる要素の一つ。まだコンディションが整っていない選手がいる中でもプレスが機能していることは、本来のフィジカルが戻れば結果はさらに大きくなる可能性を示している。エムバペとベリンガムが前半終了間際と後半開始直後に決定的な場面を外さなければ、計9回の決定機から3-0で試合を決められていた。 ✅ 改善すべき点──ポゼッション最低、6つの決定的セーブ 一方でモウリーニョは修正点も認識している。最大の課題は試合のコントロールだ。試合後会見で「こんなに狂った試合になって嬉しくない」と語った通り、マドリーはこのCL開幕節で最も低いポゼッション率40%未満を記録した。これはギュレルとベルナルド・シウバの出場停止が大きく影響している。 また、クルトワに6本もの好セーブを強いる場面が生まれたことも課題として認識しており、特定の局面でのリスク管理を改善しようとしている。 ✅ 代表ウィーク前の3連戦が鍵 この分析を踏まえ、次のベルナベウでのラージョ戦では内容を伴った勝利で主導権を握るサッカーを取り戻すことが目標だ。チームがまだ構築段階にあり、チュアメニとチアゴ・ピタルチが徐々に戦力として機能し始めているこの時期、代表ウィーク前のラージョ、エルチェ、アトレティコとの3連戦を好成績で乗り切ることが今季後半の土台となる。

AS2026年9月9日

モウリーニョがヴィニシウスを変える──9回のボール奪取、攻撃の代わりに守備で輝いた夜

スペイン紙『AS』が伝えた。 モウリーニョがマドリーのベンチに戻ったとき、早急に向き合わなければならない問題があった──ヴィニシウスとの関係修復だ。昨季のマドリー対ベンフィカの3試合、とりわけ「プレスティアーニ事件」を経て2人の関係は大きく傷ついていた。しかしモウリーニョはW杯の時点から動き出し、ヴィニシウスの契約延長決断においても重要な役割を果たした。そして今、少しずつだが確実に、より献身的なヴィニシウスを引き出すことに成功している。 ✅ 攻撃で輝けない夜に守備9回の奪取 最高のヴィニシウスではない──それはまだ先の話だ。背番号7が再びドリブルで相手を翻弄し、ゴールを奪うようになれば、それが本来の姿だ。しかしその日が来るまでの間、モウリーニョは守備面とメンタル面でヴィニシウスを変えつつある。インテル戦がその証左だった。 攻撃では精彩を欠いた。決定機なし、枠内シュートなし、突破成功はわずか2回。しかし守備では9回ものボール奪取を記録した──チーム2位のベリンガム(4回)の倍以上だ。マドリーのFWがこれほどのボール奪取を記録したのは、2008年にイグアインが12回を記録して以来の出来事だ。 ✅ モウリーニョの教育──落ち着きと守備意識 より沈着なヴィニシウスの姿も見えた。エスパニョール戦のデビュー後、モウリーニョは「彼は聖人ではないが、やられていることはひどすぎる。計画的にやっているように見える」と擁護しながらも、「もし得点したらどう振る舞うか、気をつけるよう伝えた」と釘を刺した。ベティス戦でエルナンデス・エルナンデス主審との激しいやりとりでイエローを受けた場面でも、モウリーニョはすかさず選手を守った。 ✅ 出口でのブーイング、寄り添うモウリーニョ インテル戦終盤、疲弊しきったヴィニシウスが交代を告げられると、スタンドからブーイングが起きた。この場面はすでに繰り返されるパターンになりつつある。モウリーニョが拍手を促すと声援が戻ったが、傷はまだ癒えていない。あのクラシコ、シャビ・アロンソへの「決別」の場面──ベルナベウはヴィニシウスをアロンソ解任の当事者と見なし、それを忘れていない。それでもモウリーニョはその流れを変えようと動き続けている。 ✅ 「全てを出したなら、それ以上は求めない」 試合後、モウリーニョはスタンドの反応を批判することなくこう語った。「ヴィニシウスが最高潮ではないのは誰の目にも明らかだ。本人が一番わかっている。試合を決める選手に戻るために懸命に取り組んでいる。でも90分間、献身的に戦ってくれた。今の彼への敬意は大きい。あとは後からついてくる、勝利をもたらすようになる」 守備の貢献についてはこう続けた。「チームのために働いてくれれば、常に俺のサポートと愛情がある。それは常時90分間スタメンを意味するのか?違う。でも彼にはサポートがある。全てを出した選手に、それ以上は求めない。彼はそれをやった」

The Athletic2026年9月9日

モウリーニョはマドリーでCLを制覇できるか──12年前に止まった時計と「新しい自分」

英紙『The Athletic』ダーモット・コリガン記者が伝えた。 ジョゼ・モウリーニョのCLノックアウトステージ最後の勝利は、12年前に遡る。今季、その彼がインテルとのCL開幕戦でベルナベウに帰ってきた。 ✅ 最初のマドリー時代、そして13年間で6度のCL制覇 2010年にマドリーが最初に招聘したとき、モウリーニョはインテルでCL三冠を達成したばかりで、マドリーの「10度目のビッグイヤー」を最も近い位置にいる監督と見られていた。しかし、クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、カカらガラクティコスを擁した3年間は、毎シーズンCL準決勝敗退という結末に終わった。 2013年に彼が去った後、マドリーはアンチェロッティ監督で3度、ジダン監督で3度、計6つのCLトロフィーを獲得した。 ✅ 12年間のCL記録──8大会、5クラブ、勝ち上がりはゼロ その間、モウリーニョは5つのクラブでCLに挑んだが、2013-14シーズンのチェルシー以降、ノックアウトステージを一度も勝ち上がっていない。 2013-14チェルシー時代の準決勝では、ローンで在籍中のクルトワ率いるアトレティコ・マドリーに敗れた。 2014-15チェルシー:クルトワ、アザール、セスク・ファブレガス、コスタを擁し、16強でPSGと対戦。イブラヒモビッチの退場でアドバンテージを握ったかに見えたが、ブラン監督のチームにアウェーゴール差で敗退。「恥ずかしい」とガリー・ネヴィルが痛烈批判した。その後モウリーニョは12月に解任。 2017-18マンチェスター・ユナイテッド:グループステージ5勝で突破も、16強でセビージャと対戦。ポグバを外し21歳のスコット・マクトミネイを先発起用したが、第2戦終盤にベン・イェデルに2ゴールを決められ敗退。モウリーニョは12分間にわたる記者会見で「フットボールの伝統」論を展開して責任を回避した。2018年12月に解任。 2019-20トッテナム:ポチェッティーノ後任として就任、16強でライプツィヒに2戦合計0-4の完敗。 その後のローマではコンフェレンスリーグ優勝もELはセビージャにPK敗退。フェネルバフチェではELでレンジャーズにPK敗退。CL予選もベンフィカに敗れ解任。 ✅ 「ドラマチックな一夜」でベンフィカが覚醒、そして因縁の対決へ ところが、そのフェネルバフチェを倒したベンフィカが、数週間後にモウリーニョを招聘するという奇妙な巡り合わせが起きた。ベンフィカはリーグフェーズ7試合で5敗という崖っぷちから、最終節にGKアナトリー・トルビンがロスタイムにゴールを決めるという劇的な展開でノックアウトステージへ。そこで再びマドリーと対戦した。 第1戦ではヴィニシウスがプレスティアーニに差別的侮辱を受けたと訴えて試合が中断、プレスティアーニはUEFAとFIFAから出場停止処分を受けた。モウリーニョはその夜「ヴィニシウスが事件を誘発した」と示唆し、強い批判を浴びた。ベンフィカは2戦合計1-3でマドリーに敗退。 ✅ 「新しいモウリーニョ」の試み それでも今夏、フロレンティーノ・ペレスが2シーズン連続無冠のチームに変革をもたらすべく白羽の矢を立てたのはモウリーニョだった。 復帰後、モウリーニョは意識的にリラックスした姿勢を打ち出している。 「自分のDNAは変わらない。でも今の私はずっと成熟し、感情的でなく、コントロールが利いている」とスペインのTV番組「エル・チリングイト」で語った。 ヴィニシウスとの関係修復にも積極的で、ベルナベウのサポーターに同選手へのサポートを呼びかけた。プレスティアーニ発言については「彼は私の選手だった。それだけだ。ヴィニは今、私がどちらの側にいるかを知っている」と語った。 ✅ ベリンガム、エムバペ、そしてモドリッチの言葉 ベリンガムは自由度の高い攻撃的MFとして躍動しており、エムバペはラ・リーガ開幕4戦で4ゴールを記録している。金曜のベティス戦は1-0の惜敗だったが、シーズンはまだ序盤だ。 アンチェロッティは2021年の復帰時、エバートンを10位に導いただけの状態でCLから4年離れていた。しかし復帰後1年でCL優勝を果たし、2年後に再びビッグイヤーを手にした。 「モウリーニョの復帰は素晴らしい決断だ。彼は偉大な勝者であり、このクラブを知っている」と、現在ミランに在籍し水曜日に41歳を迎えるルカ・モドリッチは語った。 モウリーニョの過去10年のCL記録よりも、このクラブで何が機能するかという深い理解が問われる新章。その答えが出るまで、今シーズンのベルナベウから目が離せない。

MARCA2026年9月9日

【会見】モウリーニョ「今夜クルトワがMVPに選ばれないなら、永遠に選ばれない」

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 エムバペとバルベルデのゴール、そしてクルトワの神セービングでマドリーがインテルに2-1で勝利。モウリーニョが試合後の会見に臨んだ。 ✅ ヴィニシウスへのブーイングについて 「サポーターを批判はしない。監督として、選手との関係として話す。彼は全ての敬意に値する。ベストではないことはみんなわかっているし、本人が一番わかっている。試合を決める選手になるために今まで以上に働いている。守備でできなかった場面は疲労のせいだ。簡単ではないが、この試合の献身は素晴らしかった。今のヴィニシウスへの尊敬は非常に大きい。試合を決める瞬間はきっと来る」 ✅ 試合の評価 「6-5や6-6で終わってもおかしくなかった。狂った試合だ。好きな狂い方ではない。5点、6点、7点を入れてGKが信じられないセーブをする必要がない試合がしたい。今夜のクルトワがMVPに選ばれないなら、永遠に選ばれない。フェデへの評価を下げたいわけではない。交代を早くするなど、やりたかったことができなかった。インテルの強度が落ちても、コントロールできる人材が足りなかった。バルベルデのゴールは偶然ではない、彼の読みと俺たちの判断が生んだゴールだ。とても重要な3ポイントだ。グループを突破できると確信している」 ✅ エムバペへのブーイングについて 「観客の反応についてはコメントしない。今日もしないし、ここにいる最後の瞬間までしない。退場するとき彼にキスをした──それが俺にとってチームへの仕事への敬意だ」 ✅ ヴィニシウスへの寄り添い 「チームのために働いてくれれば、常に俺のサポートと愛情がある。それは常時スタメン、常時90分を意味するのか?違う。でも、チームのために戦った選手には常に敬意と愛情を示す。3バックとウイングバックを使う相手に対して、サイドの選手は本当に難しい。ブラヒムは内側で非常にうまくやった。最高のヴィニシウスがいれば、あのカウンターで試合を終わらせる。ベンフィカ戦で俺にそれをやってくれたように。全てを出した選手に、それ以上は求めない。彼はそれをやった」 ✅ トレントについて 「非常によくやった。バルベルデとともにうまく機能した。ボールロストもあったが、あの位置は簡単ではない。代表ではやっているが、試合の強度は別物だ。全力を尽くしてくれた。チュアメニにも感謝する──チームと一度も練習できていない。昨日見せたことは周囲を欺くためのものだった。2人の努力に感謝する」 ✅ インテルとマドリーについて 「インテルはイタリア最高のチームだ。ローマが追いつけるかもしれないが。CLでも決勝を戦った非常に強く野心あるチームだ。マドリーは偉大なことができる完璧な場所にいる。W杯もあり一部の選手とは多く過ごし、少ない選手もいた。まだ始まりだ、先は長い」

AS2026年9月9日

モウリーニョ、ブーイングのヴィニシウスに寄り添い抱擁──ベルナベウの批判から選手を守る

スペイン紙『AS』が伝えた。 マドリーのインテル戦勝利の中で、一つの印象的な場面が記憶に残った。87分、インテルに1点を返されてなお試合をクローズしようとするモウリーニョは、後半にスタンドからブーイングを受けていたヴィニシウス・ジュニオールを交代させた。ブラジル人は90分間アクティブに動き続けたが、ゴールに絡む貢献なく終わった。 カレーラスとの交代が告げられると、ベルナベウからは選手に向けられた大きなブーイングが響いた。そこで生まれたのが、この夜最も語られる場面だ。ヴィニシウスはスタンドに向かって拍手で返し、モウリーニョも視線を逸らすことなく同じように拍手した。 監督はヴィニシウスがベンチへと歩む間ずっと隣に寄り添い、拍手を送り続けた。ヴィニシウスがファンの一部に向けて振り返った瞬間、モウリーニョは温かく抱擁し、背中を何度も叩いた。難しい夜を過ごしたウイングへの、監督による公の場での支持表明だった。2人の絆の深さを示す一幕でもあった。

MARCA2026年9月8日

マテラッツィ「選手たちは彼のために死ねる」──モウリーニョ絶賛、キヴとの共通点も語る

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 元インテルDFのマルコ・マテラッツィが、ガゼッタ・デッロ・スポルトの長編インタビューでモウリーニョのマドリー復帰について語り、現インテル監督キヴと三冠時代のモウリーニョの意外な共通点を指摘した。 ✅ キヴはモウリーニョに似ている マテラッツィはキヴがあの時代のモウリーニョを思わせると語った。「パニックなし。正しい交代をするだけ」──土壇場での落ち着きが両者に共通すると言う。 ✅ ペレスとモウリーニョの絆が復帰を生んだ マドリー復帰を驚きとは受け止めなかったとも明かした。「フロレンティーノとジョゼの関係を知っている。ペレスはジョゼへの絶大な信頼からマドリーの指揮権を返した」。そしてモウリーニョが最も得意とする役割をこなし続けると見る。「全ての責任を引き受け、唯一の拠り所になること」 ✅ 「Uno di noi」──彼のために死ねる モウリーニョのリーダーシップについては、これ以上ない言葉で表現した。「ジョゼの最大の強みは、彼の下でプレーする選手が誰でも『仲間の一人』として扱われ、ピッチで全てを出し尽くすことだ。ピッチに立てば、彼のために死ねる」 ✅ チュアメニとバルベルデの不仲説にも「問題ない」 チュアメニとバルベルデの関係悪化の噂を問われると、きっぱりと言い切った。「ジョゼなら2人を引き合わせて、親友にしてしまう」。多少の緊張感はむしろモウリーニョにとって好都合で、チーム全体を高い競争意識の中に置き続けられると見ている。 ✅ 「エムバペ、そしてベルナベウ」 マドリー対インテルの対決については「決め手は中盤だ」としながらも、相手にとって最も危険な要素を迷わず挙げた。「陳腐に聞こえるかもしれないが、これが真実だ──エムバペ。そしてベルナベウ」 ✅ 「ベニテスに任せていくなんて、ふざけるな」 インタビューで最も感情的な場面は、2010年のCL優勝後のモウリーニョとの別れを振り返った瞬間だった。ベルナベウでバイエルンを下した決勝後の抱擁は今も特別な記憶として残っている。「あのとき2人で言い合ったことは、俺の『ベニテスに任せていくなんて、ふざけるな』という一言以外、2人の胸の中に永遠にしまっておく」。そして半笑いで、昔を懐かしむようにこう締めた。「最悪なのは、いなくなったとき、やっぱり寂しいということだ」

MARCA2026年9月8日

モウリーニョのCL──第2幕で宿題を片付けられるか

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 モウリーニョはマドリーでデシマを取り損ねた。今度はCL16回目の優勝を狙う。この帰還は、初陣で果たせなかったCLという宿題を清算するための第2のチャンスだ。3年連続でセミファイナルまで届きながら、最後の一歩を踏み出せなかった。それでも、ペレス会長自身が認めているように、モウリーニョはその後に続く6つのCL優勝への道筋をつけた。ジダンの3回、アンチェロッティの3回だ。そして皮肉なことに、悲願のデシマはモウリーニョが去った翌シーズンにやってきた。 ✅ モウリーニョ以前の暗黒時代 モウリーニョがマドリーに来たとき、クラブはCLで深刻な低迷期を抜け出せずにいた。2003-04シーズンにベスト8で敗れて以降、6年連続でラウンド16の壁を破れない悪夢が続いた。ラウンド16、ラウンド16、ラウンド16……その繰り返しだった。 ✅ 3年間、常にセミファイナルへ──しかし決勝には届かず インテルを率いてバイエルンを下し、準決勝でグアルディオラ&メッシのバルセロナを倒した直後の就任だっただけに、モウリーニョへの期待は絶大だった。その期待に応えるようにマドリーを立て直した。 1年目:無敗のまま準決勝へ(8勝1分)。しかし相手はバルサで、ホームで敗れ、アウェーで引き分けて敗退。 2年目:ここでも9勝1分で準決勝進出。しかし今度はバイエルンにPK戦で敗れた。クリスティアーノ、カカー、ラモスが4本中3本を外す、マドリー史に刻まれた黒歴史のPK戦だった。本人はのちに「キャリアで最も悲しい瞬間だった。あのとき俺たちはヨーロッパ最強だった」と振り返っている。 3年目:3年連続で準決勝まで勝ち進んだが、今度はドルトムントに阻まれ、デシマの夢は再び消えた。 ✅ 3クラブ目でのCL制覇という歴史的記録 今度こそという思いでモウリーニョは帰ってきた。マドリーは過去2年タイトルから遠ざかり、黄金時代に幕が下りた。その流れを変えるべく、再び白いベンチに座る。 もしマドリーで16回目のCL優勝を果たせば、モウリーニョはボブ・ペイズリー、ジダン、グアルディオラ、ルイス・エンリケと並ぶCL3回優勝監督の仲間入りを果たす。さらに、3つの異なるクラブでCLを制した史上初の監督となる。そして優勝と優勝の間の最長ブランク記録も塗り替える──2010年のインテルから17年が経過し、1998年のマドリーと2013年のバイエルンで15年を空けたハインケスの記録を超えることになる。

AS2026年9月8日

CL優勝とマドリー契約、同じ夜に──2010年5月22日、モウリーニョはベルナベウで何をしていたか

スペイン紙『AS』編集長、ホセ・フェリックス・ディアスが伝えた。 モウリーニョはインテルの監督としてサンティアゴ・ベルナベウに乗り込み、2度目のCLタイトルを手に入れて去った。そして、その同じ夜にレアル・マドリーの新監督となった。 公然の秘密ではあったが、誰も予想していなかったのは、2010年5月22日のその夜、モウリーニョがマドリーの会長の車に乗り込み、数日前にクラブと交わした合意を正式にサインしに向かったことだ。まず選手たちとともに優勝を祝い、マテラッツィらとの別れを涙で締めくくり、その後ペレス会長との夕食会に出席して全てを確定させた。 ✅ 交渉と違約金 決勝という大舞台が数週間の猶予をもたらした。インテル側も黙ってはいなかった。違約金の支払いを要求し、5月31日の発表に向けて協議が続いた。最終的に移籍金は800万ユーロで決着。当初の倍額にあたる1600万ユーロから半額に落としての合意だった。マドリーのゼネラルディレクターだったホルヘ・バルダーノはこの動きに否定的だったが、それでも翌シーズンは共存した。 ペレス会長はその前の金曜夜と、決勝当日のキックオフ前にも当時のインテル会長マッシモ・モラッティと話し合いを持ち、モウリーニョとの面会について了解を取り付けていた。 ✅ インテルにとっても特別なスタジアム サンティアゴ・ベルナベウはインテルにとって、ただのアウェースタジアムではない。マドリーとの激闘の舞台であり、何よりミラノ全体が忘れられない場所──45年もの長い歳月を経て、最後にヨーロッパの頂点に立った場所だ。そのスタジアムで今夜、インテルはモウリーニョという男に再び相まみえる。マドリーの監督として2度目のステージを迎える、かつて自分たちに欧州の栄光を取り戻させた指揮官に。 ✅ 生まれ変わったインテル モウリーニョが優勝を置き土産に去ったインテルは、もはや当時の面影はない。モラッティも去り、中国人オーナー時代も過去のものとなった。2024年からはアメリカの投資ファンド「オークツリー」が経営権を握り、失われていたヨーロッパでの存在感を一定程度取り戻している。それでも誰もが忘れないのは、2010年にモウリーニョがサンティアゴ・ベルナベウでCLトロフィーを掲げたあの瞬間だ。

MARCA2026年9月8日

モウリーニョ激怒「なぜキャプテンが?」──試合後のヴィニシウス警告シーンを映像が捉えた

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ベティス戦の敗北とともに、マドリーはいくつかの怒りも持ち帰った。そのひとつが、試合終了後にヴィニシウスが受けたイエローカードだ。 Movistar Plusのカメラが、その瞬間を捉えた。主将の腕章を巻いたヴィニシウスが、試合終了の笛が鳴った後に主審エルナンデス・エルナンデスに歩み寄り、何か話しかけた。激しいやりとりの後、主審はイエローカードを提示。ヴィニシウスは「自分はキャプテンだ、キャプテンは審判と話せるはずだ」と食い下がったが、主審の判断は変わらなかった。 ✅ モウリーニョ「なぜキャプテンが?」 インテル戦前日の試合前会見で、モウリーニョも怒りをあらわにした。「なぜレアル・マドリーのキャプテン、ヴィニシウスがイエローカードを受けるのか?審判に向かって歩いて行くだけで、たどり着く前にもうカードを出される。何の理由で?キャプテンは審判に説明を求めることができると、いつも言われている」 主審がその後に提出した審判レポートには、こう記されていた。「ヴィニシウス・ジュニオール選手を警告した理由:試合終了後、まだピッチ上にいる状況で、私の判断に対して抗議したため」 なお、もうひとつのモウリーニョの怒りはエムバペが蹴ったPKに関するもの。ゴールキーパーが動いていたとしてやり直しを求めたが認められなかったことについて、モウリーニョは「規則を知らないのか、それともわざとやり直しを認めなかったのか」と批判している。

MARCA2026年9月8日

マドリー対インテル、両チームの予想スタメン──モウリーニョが解かなければならない中盤のパズル

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 チャンピオンズリーグ開幕戦のインテル戦を前に、モウリーニョは中盤のパズルを解かなければならない。ギュレル、ベルナルド・シウバ、カマヴィンガの出場停止、さらにチアゴ・ピタルチとチュアメニが回復途上でせいぜいベンチ入りが精一杯という状況で、スタメン構成は非常にデリケートなものとなる。 現時点で最も有力な解決策は、ベリンガムをダブルボランチの位置まで下げてバルベルデと組ませること。これにより2列目にはブラヒムとディオマンデが入り、左にヴィニシウス、1トップにエムバペという陣容になる。もうひとつの選択肢は、育成出身のセステーロをバルベルデと組ませてチームをあまり崩さず、ギュレルの代役にブラヒムを入れるにとどめる案だ。 ✅ インテルはディマルコ欠場 インテルの離脱者は数こそ少ないが、フェデリコ・ディマルコという重要な選手を欠く。前日午前に🇮🇹アッピアーノ・ジェンティーレで練習に参加していたものの、スカイ・イタリアがミラノから先行報道した通り、ディマルコはマドリーへの遠征メンバーから外れた。直前の土曜日のナポリ戦で軽度の膝捻挫を負い、キヴ監督が招集を見送った。インテルはセリエA首位をローマと並走しており、そのナポリ戦でも0-2から逆転。ディマルコはラウタロの1-2弾をアシストしていた。

AS2026年9月7日

ディオマンデ、出場わずか23%──モウリーニョ「彼はまだ若い」

スペイン紙『AS』が伝えた。 加入発表から1か月が経つが、ヤン・ディオマンデの出場時間はまだ乏しい。クラブ史上最高額の1億2500万ユーロで加入した男は、31日間で83分のプレーにとどまっている。まだ一度もスタメン出場はなく、どの試合でも30分に満たない。ギュレルが右サイドで輝きを放っており、モウリーニョも「段階的に起用していく」方針を取っている。 ✅ 4試合の出場内訳 エスパニョール戦:26分(途中出場) レアル・ソシエダ戦:6分(途中出場) マラガ戦:25分(途中出場) ベティス戦:26分(途中出場) 計83分、出場可能な360分のうち23%にとどまる。 ✅ モウリーニョ「Take it easy」 マラガ戦大勝後の記者会見でモウリーニョはこう語った。「落ち着いて、少しずつだ。3試合に出た。20分、15分、30分と出ている。よく、たくさん練習している。開かれた心を持ち、謙虚で、学ぶ意欲がある。私の言葉もチームメイトの言葉もよく聞く。必ず成長する。1億何千万払ったかは関係ない。高い移籍金の選手がすぐ全てを爆発させると思いがちだが、それは違う。まだ若くて、naïfだ。信じられないポテンシャルがある。だからtake it easy、落ち着いて」 ✅ インテル戦で初スタメンの可能性 しかしその「落ち着いて」というムードが、インテル戦では揺らぐかもしれない。ギュレルとベルナルド・シウバが出場停止、カマヴィンガ・チュアメニ・チアゴ・ピタルチも不在で、バルベルデを中盤から動かせない状況だ。右のポジションはブラヒムかディオマンデから選ぶしかなく、後者の初スタメンが現実味を帯びてきた。モウリーニョが別の奇策を用いる可能性も残るが。 ✅ まだ19歳 ディオマンデは現在19歳。ライプツィヒでの1シーズンのみが高いレベルでのリーグ経験だ。控えめで謙虚、やや内向的な性格で、バルデベバスでは過度なプレッシャーを避けるよう配慮されている。内部からは「ごく稀なタレント」という声が聞こえてくるが、今季はまだゴールもアシストもない。モウリーニョが繰り返す「take it easy」がそのまま現状を物語る。だが全ては時間とともにやってくる。その最初の転機が、インテル戦になるかもしれない。

AS2026年9月7日

【会見】モウリーニョ「試合中はキヴも関係ない、試合に集中する」──エムバペも登場

スペイン紙『AS』が伝えた。 インテル戦前日、モウリーニョとエムバペがバルデベバスで記者会見に臨んだ。モウリーニョがかつて率いたインテルの現監督はクリスティアン・キヴ──かつての教え子との対戦を前に、指揮官は数々の質問に答えた。 ✅ インテル戦への感情について 「今この瞬間、これは私にとって普通の試合ではない。でも試合が始まれば普通の試合だ。試合中に相手ベンチの監督のことを考えることはない。キヴは今も私の仲間の一人で、彼がここまで成し遂げていることを心から嬉しく思う。試合前後は挨拶する。でも試合中は……試合に集中する」 ✅ 中盤の台所事情について 「3人の出場停止については分かっている……この対戦相手でこの状況になるよう組み合わせが決まった。選択肢は3つも4つも5つもある。ここで全部話すこともできるが、何も言わない」。スタメンやシステムの詳細は最後まで明かさなかった。 ✅ 「naïf」発言について 「文化の問題でもある。『naïf』という言葉が批判と受け取られたかもしれないが、そういう意味ではない。マドリーの選手たちは倒れてもすぐ立ち上がる──それを正直さとして述べただけだ。批判ではなく、事実の描写だ。明日の試合を見れば、私が何を言いたかったか自然と分かるはずだ」 ✅ チャンピオンズリーグへの思い 「ベルナベウでチャンピオンズリーグを制したこともあれば、PK戦で準決勝を落としたこともある。でも今はそれを考えていない。明日は勝ち点全てを争う試合でも、ノックアウトラウンドでもない。だが明日の試合は明日の試合で、1ポイントが貴重だ。インテルも勝ちを狙ってくる」 ✅ ベティス戦後のチームの状態 「私が見たかった姿で見られた。試合直後はロッカールームで消耗しきっていたが、日曜の練習では回復してきて、今日は完全に普通の状態だ。分析すればするほど、あの試合で我々は良いプレーをしていたという確信が強まる。明日は中盤に問題を抱えているが、戦って結果を出す」 ✅ 明日の試合で何を求めるか 「勝ちたい。ベティス戦のように良いプレーをして負けるのは嫌だ。勝ちたい。今季のチャンピオンズリーグはリーグ方式で8試合を戦う。そのうちの1試合として孤立させて考えたい。残り7試合のことは今は考えない。勝ちたい」 記者会見にはエムバペも登場。インテル戦前日として異例の大注目の会見となった。

MARCA2026年9月6日

モウリーニョ、カスティージャのホーム開幕戦をディ・ステファノで観戦

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 モウリーニョがカスティージャ対フベントゥド・トレモリーノスCFの試合を観戦するため、アルフレド・ディ・ステファノ・スタジアムのVIP席に姿を現した。Bチームのホーム開幕戦を見届けたいとの思いから足を運び、カンテラの選手たちの動きを熱心に追った。 ベティス戦の翌日でマドリーはオフ、翌々日の午前10時30分から練習再開の予定だったが、正午キックオフのカスティージャの試合を見逃さなかった。 モウリーニョが目を向けたのは、プレシーズンからトップチームの練習に参加し、ベティス戦の招集メンバーにも入っていたカンテラ選手たちだ。ハビ・ナバロ、セステーロ、マリオ・リバス、セルヒオ・マルティネスの4人がその面々で、セステーロとマリオ・リバスはこの試合でスタメン出場。セステーロはエリア外からの豪快な一撃でゴールを開いた。 モウリーニョはさらに今季カスティージャに加入したオスカー・ナーセイや、ヤニェス、ジョアン・マルティネス、セルヒオ・メストレといったトップチームの視野に入っている選手たちの動きも確認した。

MARCA2026年9月5日

モウリーニョ、選手たちを守る盾に

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 モウリーニョのマドリー第2次政権は第4節で初黒星を喫した。遅かれ早かれ訪れるはずだった試練だったが、形が残酷だった──81分のトロイ・パロットの一撃がラ・カルトゥーハを爆発させ、マドリーを勝ち点なしで帰路につかせた。 第1次政権では初黒星まではるかに時間がかかった。11月まで待たされ、バルサがカンプ・ノウで見せた伝説の「0-5」でようやく喫した。あれから16年、時代は変わった。 マドリーはこの夜、ゴールへの道を見つけられなかった。バーやポストに何度もはじかれ、PKをバジェスに止められたエムバペ、VARでゴールを取り消されたエスピと、不運も重なった。会見でもモウリーニョは敗因を説明できなかった。 ✅ 批判の矢から選手を守る「盾」に しかしこの夜、モウリーニョは誰も責めなかった。本来なら槍玉に挙げられてもおかしくない選手がいた。PKを外したエムバペ、消えていたヴィニシウス、存在感の薄かったベリンガム。しかしモウリーニョは会見で一人も名指しせず、批判の矢が選手に向かわないよう自ら盾となった。「チームとして全ての面でとても良いプレーをした。個人についても同じだ。どの選手にも何も文句はない。むしろその逆だ」と全員を擁護した。 判定についても、最も決定的な場面には踏み込まずに済ませた。「ロッカールームでも詳しく見ておらず、コメントできない。アルダがあれだけプレーして、小さなファウル1つで前半を警告付きで終えた理由が分からない」と言葉を選んだ。第1次政権とは別人のように落ち着いた対応だった。 ✅ 「純粋すぎる」マドリーへの苦言 交代で投入したベルナルド・シウバ、トレント、ディオマンデも流れを変えられなかった。それでもモウリーニョは交代に後悔はない。「不満だったから代えたのではない。警告をもらっていた選手を下げるためだ。全員が全力を尽くした。勝つべき試合だったが、勝つべき試合が勝ち点になるわけじゃない」 唯一、間接的に指摘したのはピッチ上の「賢さ」の差だった。「ベティスの選手たちはマドリーの選手より賢い。マドリーは純粋、ナイーブだ。倒れてもすぐ立ち上がる。ベティスはもっと賢く、素晴らしいサポーターの後押しも相まって、ああいうことができる」と分析した。 最後にエスピへの賛辞で締めた。「10〜15分出てきて素晴らしいゴールを決めた。オフサイドかどうかはともかく、彼はチームにとって大切な選手だ」。批判の的になりかねない選手たちの前に立ち、盾となって矢を引き受けた夜だった。

MARCA2026年9月5日

モウリーニョ「なぜ負けたか分からない、チームはとても良いプレーをした」──ベティス戦後会見

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 マドリーは今季初黒星をベティスに喫した。パロットの遅い時間帯の一撃がマヌエル・ペレグリーニのチームに勝利をもたらし、チリ人指揮官がモウリーニョの第2次政権における最初の「刺客」となった。モウリーニョはラ・カルトゥーハでの0-1について会見で語った。 ✅ 物議を醸した判定について(VARによるゴール取り消し・ノーリプレーなど) 「詳しくは見ていない。ロッカールームでも見ていない。コメントできない」 ✅ エスピはもっと使うべきか? 「チームは素晴らしい試合をしたと思う。時に負けて、なぜかを説明できないことがある。非常に試合を支配した。センターバックは圧倒的だった。攻撃も多彩だった。引き分けで終わっていたらフラストレーションだった。エスピについては、素晴らしいゴールを決めた。ああいう選手がいることは我々にとって大事だ。彼の働きでポイントを取ってきた。謙虚で努力家だから、もっと良くなっていく」 ✅ ギュレルの交代について 「アルダを引っ込めるのは難しかった、とても良いプレーをしていたから。ベティスの選手たちは、純粋なマドリーの選手よりも『賢い』。試合開始早々、バルベルデへのファウルで明らかなイエローカードがあったのに流した。そして後でまた同じことが起きた。すぐに立て直した。彼らはより賢く、素晴らしいサポーターの後押しもある。そういうことが積み重なる。アルダが前半を警告1枚で終えた理由が分からない。危険な状態にあったので下げなければならなかった」 ✅ 交代の意図について 「チームは常に良い状態だった。データは見ていないが、大量のチャンスを作った。3〜4本の決定機を外し、相手GKが3〜4本の素晴らしいセーブをした。不満で代えたのではない。イエローカードをもらっている選手を下げるためだ。ダンフリースよりトレントとディオマンデを使う方が良いと判断した」 ✅ 審判の対応について 「なぜ私がイエローカードをもらったかも分からない。受け入れる。ベンチの前で相手選手が死んだかのように倒れていたから立ち上がった。みんながプレーに不満を持っていたのは見えていたが、私自身は見ていないのでコメントできない。流れるように試合を進めてくれた。それは好きだ。負けた後に今さら警告のせいにするつもりはない。明日は意見が変わるかもしれない。でも今日、ベンチから感じた感覚では、チームが非常に良いプレーをしていたのになぜ負けたのか分からない。どの選手の姿勢にも文句はない。勝つべき試合だったが、勝つべき試合が勝ち点になるわけじゃない」 ✅ 「純粋なチーム」とPK、ククレジャについて 「選手全員にとても満足している。個人的に責める選手は誰もいない。PKは──一人が蹴りに行くとき、全員で一緒に向かう。ククレジャはけいれんが出ていた」

MARCA2026年9月5日

爆発しないモウリーニョは「別人」だ──ベティス戦が突きつけた試練と、それでも冷静な指揮官

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ラ・カルトゥーハは新生モウリーニョを試した。今後48時間で爆発しなければ、もはや「別のモウ」だと断言できる。より落ち着いたモウ。それは称賛に値する。なぜなら、ベティス戦にはマドリーの指揮官を激怒させる要素が全て揃っていたからだ。主審エルナンデス・エルナンデスの判定、最も報われない夜のヴィニシウス、PK失敗を含めた最も精彩を欠いたエムバペ、エスピの奇跡的なゴールを正確だが残酷な形でVARが取り消した場面、そしてシュートを全て止めたベティスGKアルバロ・バジェスの超人的な活躍。全部あった。 それでもベティスが勝ったのは、クルトワのビッグセーブの後、マドリーのDFがただ立ち見している間にトロイ・パロットがこぼれ球に誰よりも速く反応したからだ。アイルランド人FWはその一撃でリーガ初ゴールを決め、🇳🇱AZで31ゴールを積み上げてやってきた男の本性を示した。 ✅ ギュレル、ラ・カルトゥーハの魔法使い イスコが支配するはずのピッチで、魔法の杖を手にしたのはギュレルだった。トルコ人が舞台を掌握し、プレーしていた時間は圧巻の一言に尽きる。エルナンデス・エルナンデスの不当な警告と2枚目の脅威だけが彼をベンチに送った。ギュレルが退いた後、マドリーの変化は明らかだった。 彼がボールを持つたびに何かが起きた。攻撃を加速させ、ヴィニシウスとエムバペの走り出しに合わせ、ターンとボールタッチで局面を打開してチームに火をつけた。ギュレルはもはや「有望株」ではない。モウリーニョのマドリーで確固たるポジションを持つべき選手だ。スター選手と同じ扱いを受ける名前でなくても、その資格は十分にある。 ✅ ハイセン、自信を取り戻す 背番号4をつけ、モウリーニョのそばで、ハイセンは昨季溶かした自信を取り戻している。マドリーが60億円を投じたあの選手が戻ってきた。今夜の彼はボールを素早く正確に捌き、相手FWの反転を許さないための積極的な高い位置取りも見せた。守備の大黒柱として、最高のハイセンが復活しつつある。 ✅ アルバロ・バジェスが全部止めた 大舞台で巨人化するGKがいる。かつてジエゴ・アウベスとケイラー・ナバスがマドリーとバルサ相手に見せ続けた独演会がそれだ。アルバロ・バジェスはその系譜に連なる。今夜は完璧な試合を演じた──ハイセンに2本、ベリンガムに1本、エスピに1本、そしてエムバペのPKまで弾き出した。マドリーの焦りを煽り続けた超絶セーブの連続だった。 ✅ エムバペの信じられないミス 前半、マドリーにゴールが生まれる気配はなかった。ギュレルとベリンガムが完璧なカウンターを組み立て、ヴィニシウスがバジェスをかわすパスを出し、エムバペの前にゴールが口を開けた。だがエムバペの目が消えた。最初のシュートはナタンに、2度目はバルトラに当たった。エムバペらしくない場面だった。 ✅ イスコ、リーガ最高のニュースのひとつ イスコをピッチで見て、喜ばないサッカーファンはいない。マラガ出身のベテランはマドリー戦でスタメンに名を連ね、1時間以上にわたって水準以上のプレーを披露した。過去2年間、負傷に苦しみ引退さえちらついた男の復活は、今季リーガ最大の好ニュースのひとつだ。ベティスの最も良い時間は、常に彼のボールタッチから生まれた。

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