ダービー敗戦が映す審判疑惑とゲーム内容の危機
スペイン紙『AS』編集長ホセ・フェリックス・ディアス氏が伝えた。
マドリーは今、何をするべきチームなのかが不明確なうえに、審判の判定に関しても不可解な状況が続いている。 モウリーニョ監督自身が記者会見でそれを認め、クラブとしても以前から同様の認識を示してきた。 メトロポリターノでのアトレティコ・マドリーとのダービーでは、その二つの問題が同時に噴出し、マドリーは敗戦という結果を突きつけられた。 これによりバルサとの勝ち点差は6に広がった。
試合の流れを決定づけた二つの場面は、審判技術委員会が説明を試みたものの、到底納得できるものではなかった。 一つ目の場面について委員会は「人物の誤認があった」と釈明したが、それはつまりDFクリスティアン・ロメロの危険なタックルがイエローカード相当と判断されたことを意味する。 しかし過去にベリンガムへの類似プレーで下された判定とは明らかに一致しない。
その数分後、今度はMFイ・ガンインがバルベルデに激しくタックルを見舞った。 ウルグアイ代表のバルベルデは足首を大きくひねったが、マドリーの選手は潔くプレーを続けた。 審判やVARの注意を引くためにピッチ上で大げさに倒れるのが選手の9割に見られる行動だが、同氏によれば「残念ながらそれが機能してしまっている」という。 バルベルデは相手を追いかけ続けた。それでも何の警告も与えられなかった。 こうした状況の積み重ねが、マドリーの首脳陣に「単なる人為的ミスでは説明がつかない何かがある」という疑念を抱かせているのだと同氏は指摘する。
ただし、審判問題とは別にゲーム内容も深刻だと同氏は論じる。 オルティス・アリアス審判の判定がすべてを狂わせたという見方もあるが、マドリーは試合を通じて一度もゲームを支配している印象を与えられなかった。 開始直後から試合の強度はアトレティコ・マドリー側にあり、同チームは半ば気づけばリードを奪い、さらに数的優位まで手にしていた。 そこからはアトレティコ・マドリーにとって極めて簡単な試合展開となった。
リーガは3週間後に再開される。 マドリーは当初の計画には全く想定していなかった追走レースに踏み出さなければならない。 ダービーを含む複数の試合が示しているのは、モウリーニョ監督率いるチームが期待されていたような圧倒的な強さとはほど遠い現実だ。 ベルナベウを離れた4試合では2敗を喫し、残る2勝も終了間際に辛うじてもぎ取ったものにすぎない。 100ポイントに届きそうなリーガを制するには、あまりにも心もとない内容と結果だと同氏は結んだ。