レアル・マドリードのクルトワ、加入以来最多の被シュート──8試合で37本、それでもセーブ率76%
スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのGKティボー・クルトワが、2018年の加入以来、開幕8試合で最も多くの枠内シュートを浴びている。その数は37本。それでもセーブ率は76%を保っている。
✅ 1試合平均4.6本、過去平均より1本多い
クルトワはマドリーで9シーズン目を迎えた。契約延長は時間の問題で、10シーズン目もほぼ確実だ。本人も「あと4、5年」と、まだまだ続ける意欲を見せている。 今季の開幕8試合で浴びた枠内シュートは37本、1試合平均4.6本。これまでの平均は3.6本で、統計的に見れば1本の差は大きい。 失点は9。クルトワという選手を考えれば十分に弁護できる数字だ。奇跡を日常にしてきた男は、止めて、止めて、止め続けているが、これほど忙しいのは初めてだ。
✅ これまでの最多はコロナ禍の2020-21
これまでの最多は、ジダン監督の最後のシーズンとなったコロナ禍の2020-21で、開幕8試合で35本だった。ホームでカディスとシャフタールに連敗した、チームが崩れかけていた時期だ。 アンチェロッティ監督が戻った翌シーズンも34本と迫ったが、その後は改善していた。今季までは。 開幕8試合での失点が最も多かったのは、デビューした最初のシーズン(12失点)だった。
| シーズン | 被枠内シュート | 失点 | セーブ率 |
|---|---|---|---|
| 2026-27(今季) | 37 | 9 | 76% |
| 2025-26 | 25 | 9 | 64% |
| 2024-25 | 24 | 4 | 83% |
| 2023-24 | 負傷離脱 | — | — |
| 2022-23 | 28 | 5 | 82% |
| 2021-22 | 34 | 8 | 76% |
| 2020-21 | 35 | 9 | 74% |
| 2019-20 | 23 | 11 | 52% |
| 2018-19 | 33 | 12 | 64% |
クルトワの各シーズン「開幕8試合」の成績(出典: AS)
✅ インテル戦で8本、うち7本をセーブ
今季は、時間がたつにつれて悪化している。最初の3試合は被枠内シュートが3本以下に抑えられていたが、ベティス戦から歯車が狂い始めた。 最も守備が崩れたのはインテル戦で、クルトワは8本の枠内シュートを浴び、7本を止めた。まさに奇跡のような活躍だった。その後もラージョ戦で7本、代表ウィーク直前のダービーでも7本を浴びた。 それでもセーブ率76%は立派な数字だ。最高のスタートだった2シーズン前の83%とも、それほど離れていない。
| 試合 | 被枠内シュート |
|---|---|
| エスパニョール 1-2 マドリー | 3 |
| マドリー 4-1 レアル・ソシエダ | 3 |
| マドリー 4-0 マラガ | 1 |
| ベティス 1-0 マドリー | 5 |
| マドリー 2-1 インテル | 8 |
| マドリー 4-1 ラージョ | 7 |
| エルチェ 2-3 マドリー | 3 |
| アトレティコ 2-1 マドリー | 7 |
今季の試合ごとの被枠内シュート(出典: AS)
✅ 問題は守備の「スイッチオフ」
診断は明らかだ、と同紙は書く。マドリーは守備で多くを許しすぎている。時間帯によっては堅いが、スイッチが切れやすく、そうなると深刻な揺れに陥る。 インテル戦の8本は、2018年以降で11番目に多い数字だ。最多は11本で、昨季CLのリーグフェーズ最終節のベンフィカ戦(4-2)、クラブW杯のパチューカ戦(3-1)、CL準々決勝第1戦のアーセナル戦(0-3)の3試合だった。
✅ 「すべてはマドリーのために」
活躍しているにもかかわらず、クルトワが今季無失点で終えたのは、ホームのマラガ戦の1試合だけだ。最も責任が小さいのに、最も影響を受けている。 クルトワはこの2週間、ベルギー代表を辞退してバルデベバスで練習を続けてきた。 「シティ戦で負傷したとき、シーズンで最高の状態だった。食事にもフィジオにも気をつけていたのにと、つらかった。でも体には突然何かが起こることがある。だから『自分を大事にしないといけない。給料を払ってくれているのはマドリーなんだから』と考えた。代表でプレーするのは大好きだけど、結局すべてを負っているのはマドリーなんだ」 代表との別れは決定的なものではない。大きな大会が来て、監督が必要とし、本人も望めば、戻る可能性は残している。
✅ 1年契約で延長へ
クルトワの契約は今季、2027年までだ。ただ、すべての関係者が延長に前向きで、1年延長する見込みだという。30歳を超えた選手は1年ずつ契約するというクラブの方針に沿ったもので、問題はない。 37本の枠内シュートを浴びながら、セーブ率76%。クルトワは今もクルトワだ。ただ、手一杯なのも事実だ、と同紙は結んでいる。
※クルトワの全記事は選手ページで読めます。
関連記事
レアル・マドリードの問題を暴いたデータ──ローマ戦の前半、GKクルトワのパス数がチュアメニとバルベルデを上回る
レアル・マドリードのクルトワ、2028年までの契約延長が間近──在籍10年へ、近く正式発表
レアル・マドリードの「狂気と混沌」──幻のゴールを祝ったモウリーニョとヴィニシウスは2人ともあごひげ姿、頼みはクルトワ
レアル・マドリードのクルトワ、原点のグローブブランド「REAL」を買収──新グローブ初戦でビジャレアル戦クリーンシート
