レアル・マドリードのエムバペとPSGの法廷闘争が終結──モラハラ告訴は不起訴に
スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのキリアン・エムバペが、PSG在籍最後の時期に精神的な嫌がらせ(モラルハラスメント)を受けたとして起こしていた告訴について、フランスの司法当局が捜査を打ち切った。フランスメディアによると、捜査は5月に、十分な証拠がないこと、そしてエムバペ本人が告訴を取り下げたことを理由に終結していたという。
✅ 発端は2023年夏の「トップチーム外し」
事の始まりは2023年夏。エムバペが契約を延長しない意向を伝えると、PSGは彼をトップチームから外した。 PSGは、契約が切れて移籍金ゼロで出ていく前に、契約を延長するか、大金と引き換えにクラブを去るべきだと考えていた。エムバペは数週間、トップチームから外されたままだった。 最終的にチームに戻り、就任1年目だったルイス・エンリケ監督のもとでプレーを再開した。
✅ 未払いの年俸とボーナスをめぐって
この出来事は、やがて法廷闘争に発展した。そのシーズン限りでPSGを去ってマドリーに加入すると、PSGはエムバペに支払うはずだった年俸とボーナスの一部を支払わなかった。 PSGは、この金額はエムバペとナセル・アル・ケライフィ会長との口頭の合意に関わるもので、その合意によってエムバペはトップチームに戻れたのだと主張した。 エムバペはその解釈を否定し、未払い分を請求した。2025年5月には複数の訴えを同時に起こし、その一つが、チームから外されたことに関するモラルハラスメントの告訴だった。
✅ 告訴は取り下げ、捜査も打ち切り
しかしエムバペは、その後この告訴を自ら取り下げた。捜査はしばらく続いたが、告訴人の支持がなくなった手続きを続けることはできず、証拠も十分でなかったため、予審判事は捜査を打ち切った。
✅ 6100万ユーロの支払い命令で決着
もう一つの大きな争点だった未払い金をめぐる裁判は、エムバペ側の勝利で終わっている。労働裁判所がPSGに6100万ユーロの支払いを命じ、PSGは控訴しなかったため、判決が確定した。 今回モラルハラスメントの告訴が打ち切られたことで、エムバペとPSGの間の法的な争いはすべて終結した。
