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MARCA2026年9月25日 21:07

モウリーニョ「俺を裏切るな」、ピッチでは「ルールを破れ」

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのモウリーニョ監督が、車でマドリード市内を走りながら語るトーク番組「Bet it drive show」に出演し、司会のイェヴヘン・クラジャン氏にマドリー復帰の理由や、選手との向き合い方について語った。

✅ 復帰の決め手は「クラブの口説き方」

「戻ってきたのはクラブが望んだからだが、声のかけ方も大きかった。2013年にマドリーを去ったが、会長や役員会とはとても良い関係で別れたので、ずっと連絡を取り合っていた」 昨季の終わりにクラブから連絡があり、「君のことはわかっているし、君もクラブの文化や人をわかっている。チームを再建してほしい。クラブがかつて経験したような黄金の10年を、もう一度始めてほしい。君のような人物が必要だ」と言われたという。 「ベンフィカでもポルトガルでも幸せだった。長く母国を離れていたから、とても居心地が良かった。でも、マドリーはマドリーだ」と振り返った。

✅ 目標は高く、でも現実的に

「大きな目標を目指すのは好きだが、常に地に足をつけていたい」と語るモウリーニョ監督。 過去には「彼がいるなら、とんでもない目標を立てられる」と思われたクラブもあったと明かし、「サッカーに奇跡はない。才能、チームワーク、野心、共感はある。だが野心は現実的でなければならない」と強調した。 そのうえで「マドリーは当然、最大の目標を目指すクラブだが、才能も組織もその目標にふさわしいものがある」と話した。

✅ 「選手ではなく人間を指導する」

選手とのコミュニケーションについては、「自分の戦術や考えを伝えるが、それ以上に大事なのは選手がどう感じるかだ。『これを自分のためにできると思うか?できないなら意見を言ってくれ』と聞く。選手が信じていないことをやらせてもうまくいかない」と説明。 「大学の恩師が言っていたように、『サッカー選手を指導するのではない、人間を指導するのだ』。人間的な面がとても大切だ」と語った。

✅ 「俺を裏切るな」

自身のモットーについては、「俺を裏切るな。もちろんサッカーの話だ。裏切らなければ、何があっても俺はいつもお前の味方だ」と明かした。 「サッカー選手は24時間サッカー選手だ。食べるもの、飲むもの、睡眠、私生活までがすべて仕事に響く。スキーや自転車はできない。こっそりやる選手もいるが……契約がどうこうではなく、仕事への向き合い方の問題だ。自転車で転べば3試合を棒に振るかもしれないし、もっと悪ければ足を折るかもしれない」 「サッカーは仕事ではなく生き方だ。趣味だと思ったら終わり。1日に数時間だけサッカー選手でいるつもりなら、頂点にはたどり着けない」とも語り、ラファエル・ナダルのドキュメンタリーを例に、成功と犠牲の関係を説いた。

✅ 「ピッチの中ではルールを破れ」

ルールについては、「交渉の余地がないルールと、選手に破ってほしいルールがある」と独特の考えを披露。 「9時集合なら全員9時。スーパースターでも9時15分に来ることは許さない。でも試合中に、才能や創造性、直感でルールを破って違うことに挑戦するのは大歓迎だ」 自身も試合中は、準備したプランより直感を信じて采配することがあるといい、「結果が素晴らしかったときは『上の方が背中を押してくれた』と思うこともある。だから、ピッチにいる選手をなおさら信頼する。守るべきルールはピッチの外。ピッチの中ではルールを破らなければならない」と語った。

✅ 「エゴで問題を起こす選手はスーパースターではない」

スター選手の扱いについては、「選手はアーティストだ。ある水準に達した人は、神から与えられた才能を持っている。その本能に従えばいい」と話した。 そのうえで、「私が本当にスーパースターと呼ぶ選手は、エゴが問題になることはない。エゴで問題を起こす選手は、私にとってスーパースターではない。スーパースターのエゴは才能に見合ったもので、どこで止めるべきかをわかっている。その一線を越えようとした瞬間、スーパースターではなくなる」と持論を述べた。 最後は「毎日学んでいる。苦しい時期からも、一緒に働く人たち、特に選手からも学ぶ。勝つためには互いのためにプレーし、互いのために犠牲を払わなければならない」と締めくくった。

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