レアル・マドリードのエムバペ、オンズ・ドール受賞インタビュー「何度もへまをすることを証明してきた」──「子どもたちは僕より上を夢見て」
スペイン紙『MARCA』が、オンズ・ドール(2025-26シーズンの最優秀選手賞)を受賞したエムバペのインタビューを伝えた。 フランスの雑誌『Onze Mondial』が1976年から読者投票で選んでいる賞で、エムバペはジョアン・ネヴェスとクヴァラツヘリアを上回った。受賞後のインタビューで、エムバペは最も人間らしい姿を見せた。
✅ 「何度もへまをすることを証明してきた」
エムバペはまず、「完璧な青年」という神話を崩すところから話し始めた。 「僕が完璧だと思っている人は、テレビを持っていないんだよ!」と冗談を言い、こう続けた。 「何度も何度も、へまをすることを証明してきた。それでいいと思っている。それも悪くないと思うんだ」
✅ 「テレビでは誰も本当の自分を知らない」
エムバペは、画面が自分に対する人々の見方をゆがめていると話した。 「テレビを通して本当にその人を知ることは誰にもできない。だから、時々、現実とずれた分析が出てくる」 そして、こんな例を挙げた。「映画でしか見たことのない俳優を評価しろと言われたら、その人の実際の姿とは正反対の意見を言うかもしれない。だから僕は人を評価しない。画面の向こう側に行く経験をしているから、それがどういうことか分かるんだ」
✅ 「自分が世界一」と言う理由
エムバペは、自分が世界最高だと言い切る野心を弱めるどころか、それを「道具」として擁護した。フランスでは必ずしも理解されない発言だ。 「全部分かっている。自分の国の歴史と文化を知っているから、こういうことを言うと何が起きるかも分かっている」 「そう言うのは、そう思っているからで、それがモチベーションになるからだ。大きなことをするには、他の人の方が自分よりうまくできると思いながらピッチに出てはいけない。それは自分に限界を作ることになる」
✅ 「疑うこと」が長く続ける原動力
エムバペは、「疑うこと」をトップレベルで長く活躍し続ける原動力に挙げた。 「考えず、振り返らず、疑わなければ、これほど長く第一線にいる選手にはなれない。疑うことはとても大事だ。自分を超えさせてくれるし、栄光に満足して眠らせないでくれる。自分に何ができるか、何をしてきたか、何をしているか、常に考えている」 デビューから10年以上たった自分のキャリアに点数をつけるなら、迷わず「10点」だという。 「まず心に残っているのは、ゴールでもタイトルでもない。この10年か11年で、退屈した年が1年もなかったことだ。一度もサイドブレーキを引いたことがない」
✅ 次の目標は「試合を深く理解すること」
次の目標は、試合をもっと深いレベルで理解することだという。 「試合の、シーズンの、プレーの瞬間を本当に理解したい。自分がやることをもっとコントロールして、未知の部分を減らしたい」 ただし、自分らしさは犠牲にしない。「創造性と本能の余地は残しておかなければならない。それは僕のプレーの一部で、決して失ってはいけないものだから」
✅ プレッシャーとの向き合い方
何百万人ものプレッシャーとの向き合い方については、年月がもたらした視点を挙げた。 「個人的に受け止めると難しい。若い頃はそうしていた。今は27歳で、距離を置けるし、分析しようとしない人もいるし、それはそういうものだと理解している。一番大事なのは、自分の価値観や信条、伝えたいメッセージと調和していることだ」 そして自分の性格を、こう表現した。「僕は適応する男だ。カメレオンというより、世界の子どもなんだ」
✅ 子どもたちへ「僕より上を夢見て」
エムバペのようになりたいと夢見る子どもたちにも、言葉を送った。 「子どもたちみんなに言いたい。僕になりたいと思うことは、自分に限界を作ることだ。夢を見る目的は、限界を作らないこと。僕より上を夢見られるなら、ブレーキをかけないで!」 有名であることの不自由さを嘆くこともなかった。「いつも自分は恵まれていると感じてきた。今の世界で、キリアンであることに文句を言うなんて、場違いだと思う」
✅ 「幸せ? もちろん」
幸せかと問われると、エムバペはためらわずに答えた。 「もちろん幸せだ。ずっと望んでいた人生を送ってきた。ずっとサッカー選手になりたかったし、毎週末、最高の大会でプレーするという夢をかなえた」 「もっと幸せになるために何が必要か? 何もない。人生では、いつももっと多くを求めるタイプじゃない。仕事ではそうだけど、人生ではそうじゃない。今あるもので満足することを知らないといけない」
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