攻撃力は最高水準、でも決定力は欧州最低
スペイン紙『MARCA』が伝えた。 モウリーニョ監督率いるマドリーは「守備的で見栄えのしないチーム」というイメージを持たれることが多い。 しかし数字を見ると、実態はまったく異なる。
データ分析会社Optaの統計によると、マドリーは欧州主要クラブの中で「明確な決定機を最も多く外しているチーム」であり、その数は25に上る。 比較すると、ドルトムントは18、バイエルンは17にとどまっており、マドリーの多さが際立つ。
一方で枠内シュート数はリーグ2位の58本を記録しており、トップのバルサの60本にわずかに及ばないだけだ。 つまり、チャンスは十分に作れている。 問題は決定力にある。
マドリーが1ゴールを奪うために必要なシュート数は3本強であるのに対し、フリック監督率いるバルサは2本弱で1点を奪う。 得点変換率はマドリーが32.76%、バルサが55%と、ほぼ2倍の差がある。
総得点数はマドリーが19ゴールで欧州2位に位置しているが、バルサはより少ないシュートでより多くのゴールを奪っているため、効率の差は歴然だ。 ドルトムントは2.35本、バイエルンは2.83本で1点を取っており、どちらもマドリーより効率が高い。 欧州主要クラブの中でマドリーより変換率が低いのは、アーセナルの3.33本に1点、シティの3.10本に1点だけだ。
それでもマドリーの攻撃的なポテンシャルには疑いの余地がない。 今季ここまで無得点に終わったのはベティスに0-1で敗れた1試合のみだ。 エスパニョールに2点、レアル・ソシエダに4点、マラガに4点、ラージョに4点、エルチェに3点、インテルに2点と、多くの試合でゴールを重ねている。
チャンピオンズリーグ初戦は中盤の負傷者が相次いだ影響もあり、内容は課題の残るものとなった。 それでもその試合でも多くの決定機を外しており、決定力不足という課題は一貫して続いている。
攻撃の土台は整っている。 あとは決定機をゴールに結びつける精度を高められるかどうかが、今後のマドリーの浮沈を左右するテーマとなりそうだ。