レアル・マドリードのモウリーニョ監督が認めた「3つの改善点」──中盤、決定力、そしてプレスの強度
スペイン紙『MARCA』が、ビジャレアル戦前日の会見でのモウリーニョ監督の発言をもとに、マドリーが改善すべき点を分析した。ダービー後は審判の判定に焦点を当てていた監督だが、今回は「改善すべき点はある」と認め、この数日で修正に取り組んできたと明かしている。
✅ 「審判のせいだけにはしない」
会見の大部分はエムバペの話題に費やされ、監督は予想どおりエムバペを擁護して、すべてをメディアのキャンペーンのせいにした。 それでも今回は、改善が必要だと認めた。 「改善すべき点が見つかった。改善といっても、何かを劇的に変えるという意味ではない。少しキーを触るだけで良くなることもあり、それはやってきた。監督として、『アトレティコ戦は11人対9人であるべきだったのに11人対11人だったから負けた』と、そこで思考を止めるわけにはいかない」
✅ 改善点1:中盤の主導権
まず、モウリーニョ監督は中盤が思うように試合を支配できていないことを理解している。モウリーニョ監督のチームは、アンチェロッティ監督のときと同じく、ほかの監督ほどボール保持にこだわらない。それでもマドリーは、ほぼすべての試合でコントロールできる時間帯と、完全に崩れる時間帯を繰り返してきた。 直近はチュアメニとバルベルデを中盤の底に置いたが、もっと支えが必要だ。これまではギュレルが3人目の役割を担い、ベリンガムはエムバペとヴィニシウスのつなぎ役を務めてきた。 代わりの選択肢としては、ジダン監督のもとで息を吹き返したカマヴィンガ、回復して代表ウィーク中に実戦感覚を取り戻したティアゴ・ピタルチ、よりコントロールをもたらすベルナルド・シウバが挙げられる。
✅ 改善点2:決定力は「ヴィニシウスの復活」次第
マドリーは、ゴールを奪うまでにあまりに多くのチャンスを必要としている。良いプレーで試合を支配している時間帯も、スコアに反映されていない。 チームを支えてきたのはエムバペのゴールで、それをゴールに近い位置で得点感覚を取り戻したベリンガムと、エスピの「奇跡のような」ゴールが後押ししてきた。 決定力不足が特に響いているのは、ヴィニシウスの不振だ。監督は会見で、ヴィニシウスがベストの状態ではないと認めつつ、純粋な実力主義が常に正しい処方箋ではないと語った。罰するのではなく、信頼と練習で立て直す。少なくとももうしばらくは、その方針だ。「彼は助けられるべき若者だ」
✅ 改善点3:90分間のプレスとリズム
守備でも苦しんでいるが、同紙は、モウリーニョ監督がその原因を4バックにあるとは考えていないとみる。CB(コナテ、リュディガー、ハウセン)も、主に起用されている両SB(ダンフリース、ククレジャ)も責めてはいない。 ダービーのハウセンのPKの場面でさえ、原因はCBの背後へのロングボールだった。マドリーがまだ11人だった時間帯に、アトレティコのハンツコはほぼハーフウェーラインまで楽にボールを運び、プレッシャーを受けずにクロスを上げていた。 モウリーニョ監督は、できる限り高い位置からのプレスと速いリズムを保ちたいと考えている。相手に押し込まれる時間を減らし、相手に後方から楽にビルドアップさせないためだ。ボール奪取を増やし、デュエルにもっと勝つことを求めている。
※前日会見の詳しい内容は「モウリーニョ監督、エムバペ騒動に『ばかげている』」、予想スタメンはこちら。
関連記事
レアル・マドリードのモウリーニョの名言集『モウリーニョによる福音書』新版──「バルセロナで嫌われていても私の問題ではない」など120以上
レアル・マドリードのギュレル、モウリーニョの心をつかむ──中盤の底での起用が増える見込み、バルベルデには3つの選択肢
レアル・マドリードのモウリーニョ、復帰100日を総括──勝率81%、ベルナベウ6戦全勝、負傷者激減、最大の宿題はヴィニシウス
レアル・マドリードのディオマンデ、移籍金の「騒音」を黙らせ始めた──モウリーニョ「背番号25ではなく125を背負っている」
