レアル・マドリードへの「審判の容赦ない仕打ち」──ファウル8回でカード6枚、VARで取り消されたゴールは42でリーガ最多
スペイン紙『AS』のTomás Roncero氏が、マドリーに対する審判の判定を、データを交えて痛烈に批判するコラムを掲載した。 「もし私が木星から来たばかりの宇宙人で、マドリーがこの20年で受けてきた判定の統計を見せられたら、空飛ぶ円盤に乗って、憤慨しながらガスの惑星へ帰るだろう」
✅ ファウル8回でカード6枚
Roncero氏は、ビジャレアル戦の「常軌を逸した」判定は、今季モウリーニョ監督のチームに向けられてきた、中立の人さえ怖がらせるほどの「審判の容赦ない仕打ち」の一つにすぎないと主張する。 ビジャレアル戦で、マドリーのファウルはわずか8回。それでもイエロー5枚とレッド1枚(ヴィニシウス)を受けた。ビジャレアルはそれより多い13回のファウルを犯したが、イエローは2枚だけで、レッドはなかった。
| ファウル | イエロー | レッド | |
|---|---|---|---|
| マドリー | 8 | 5 | 1 |
| ビジャレアル | 13 | 2 | 0 |
ビジャレアル戦のファウルとカード(出典: AS)
極めつけは、ジェラールに触れてもいないのにコナテに出たイエローだという。ジェラールの「教科書どおりのダイブ」だったが、VARはそれを取り消すために介入しなかった。
✅ 8節で2人退場、見逃されたラフプレーの数々
ディアス・デ・メラ主審は、ギュレルへの背後からの悪質なキックや、フリーマンの意図的な時間稼ぎは見逃した。一方で、チュアメニとエムバペには時間稼ぎで容赦なくイエローを出した。 わずか8節で、マドリーはハウセンとヴィニシウスを退場で失った。その一方で、こんな場面もあった。 ・コルネジャでヴィニシウスが背後から蹴られた場面 ・エルチェ戦でハウセンが受けた悪質な肘打ち(しかもオソリオは、その後エルチェの先制点を決めた) ・「恥のダービー」で見逃されたクティ・ロメロとイ・ガンインのレッド
✅ 取り消されたゴールは42でリーガ最多
Roncero氏は、VAR導入以降に取り消されたゴールの数にも触れた。 ヴィニシウスの幻のゴールを含めて、マドリーは42でトップ。アトレティコとビジャレアルの22のほぼ2倍で、バルサはわずか19だという。
| クラブ | VAR導入後の取り消されたゴール |
|---|---|
| レアル・マドリード | 42 |
| アトレティコ | 22 |
| ビジャレアル | 22 |
| セビージャ | 20 |
| セルタ | 20 |
| レアル・ソシエダ | 20 |
| バルセロナ | 19 |
出典: AS(Roncero氏のコラムより)
✅ 髪の引っ張りでも「ダブルスタンダード」
マドリー対アラベスで、マルセロがラグアルディアに髪を引っ張られた悪質なプレー(しかもPKだった)は、VARでチェックすらされなかった。 今回のVAR担当、ムニス・ルイス氏は、サリバが一度も抗議していないにもかかわらず、主審を熱心に呼んだ。 ところが2年前、自身がピッチの主審だったマジョルカ対レガネスでは、ダニ・ロドリゲスがネヨウの髪を悪質かつ激しく引っ張ったプレーに、イエロー1枚で済ませていたという。
✅ 「黙るのは臆病者」
「仮面を外そう」とRoncero氏は続ける。 この10年で、マドリーは5度のCLを含む15の国際タイトルを獲得したが、国内タイトルは9つだけ。一方、バルサはヨーロッパでは結果が出ていないが、国内では「ネグレイラの後継者たちの庇護のもと」で16のタイトルを獲得しているという。 「黙るのは臆病者のすることだ。正義を求めて告発するのは勇敢な者のすることだ」とRoncero氏はコラムを締めくくった。
※同じRoncero氏の試合コラムは「陰と陽」もどうぞ。
※本記事は、ASのTomás Roncero氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。
