MARCA2026年7月29日 19:07
アーセナルが白旗、「ヴィニシウスは残る」
スペイン紙『MARCA』によると、アーセナルがヴィニシウス・ジュニオールの獲得断念に傾いていることが明らかになりました。
マドリーの市場が動き続けています。ディオマンデの獲得でPSGを出し抜いたこと、そしてロドリへの公式接触が明らかになったことで欧州サッカー界は揺れています。そのような状況の中で、フロレンティーノ・ペレス会長が1億ユーロ超のウインガー補強に動く可能性が浮上すると、アーセナルが獲物を狙い始めました。
アーセナルがにらんでいたのがヴィニシウス・ジュニオールです。
アストン・ビラのモーガン・ロジャースをチェルシーに1億3700万ユーロで先を越されたことで、手元に資金が残った状態。アルテタ監督率いるチームは、マドリーに対して大型オファーを提示する準備が整っていたとされています。
ヴィニシウスの契約延長問題は、すでに2シーズンにわたって続く長期的な交渉案件となっています。年俸3000万ユーロに迫るとされる本人の要求額がネックとなり、交渉はずっと停滞していました。
しかし時間的な猶予はもう残っていません。契約は来シーズン終了時に切れるため、クラブは決断を迫られています。選択肢は「延長」「売却」、そして誰もが避けたい最悪のシナリオである「タダでの退団」の3つです。
そのような状況の中、イングランド側がまず折れた形となりました。アーセナル周辺のメディアによると、クラブ内部ではすでに「彼は残留して契約を延長する」という認識が固まっているといいます。アーセナルの関係者はヴィニシウスへのオファーについて問われると、「彼は更新する」とだけ答えているとのことで、実質的に獲得レースからの撤退を意味する言葉として受け止められています。
『MARCA』はイングランド側の見方として、ヴィニシウス本人がマドリー退団への意欲を示す場面がまったくなかったことも強調しています。かつてアトレティコ・マドリードからの退団を希望する発言をW杯中に公の場で行ったフリアン・アルバレスのような行動は一切なく、SNS上での不満の声もなければ、何らかのメッセージを発した形跡もない。ヴィニシウス側からは、完全な「沈黙」だけがあります。
アーセナルはヴィニシウス獲得を今夏の夢として抱きながら、最終的にその夢を棚上げにすることになりました。今後はアンドレア・ベルタ強化部長とともに、別のトップレベルのウインガー獲得を目指す方針です。ガブリエウ・マルティネッリの去就は依然として不透明であり、PSGのブラッドリー・バルコラがリバプールとともにターゲットリストに挙がっているとされています。