MARCA2026年9月21日 16:42
ヴィニシウスの序列が崩れ始めた
スペイン紙『MARCA』が伝えたアトレティコ・マドリード戦でのある場面が、マドリーの内部事情を如実に映し出した。
ヴィニシウス・ジュニオールが54分、後半開始直後にベンチへ下げられたのだ。モウリーニョ監督は一切迷わなかったと同紙は記している。同じ試合でキリアン・エムバペが最後までプレーし続けたことを考えれば、その決断の重みは明らかだ。
今シーズンのヴィニシウスは直近4試合で4試合連続途中交代を記録している。インテル戦87分、ラージョ戦89分はほぼ終了間際だったが、エルチェ戦では68分、そしてアトレティコ戦では54分と、交代のタイミングが試合ごとに早まっている。
エムバペは7試合フル出場・合計720分、ヴィニシウスは3試合のみフル出場・合計652分。数字の差はまだわずかに見えるが、その内実は大きく異なると同紙は指摘している。
問題の核心はスタッツだ。エムバペが8試合で8ゴールを記録する一方、ヴィニシウスのゴールはわずか1、アシストは3にとどまる。チーム内の得点ランキングではエムバペ、ジュード・ベリンガム、ギュレル、エスピの後塵を拝する5位となっている。エスピは26分の出場時間でヴィニシウスと同じ1ゴールに並んでいるという事実が、厳しい現実を突きつけている。
シーズン序盤、モウリーニョ監督はエムバペとヴィニシウスの出場時間を意図的に管理し、どちらが主役かという比較論争を避けようとしていたと同紙は分析する。しかしそのバランスはすでに崩れており、ヴィニシウスが次に失いかねないのはスタメンの座そのものだと同紙は結論づけている。