レアル・マドリードのリーガ序盤戦を採点──MVPはエムバペ、期待外れはヴィニシウス
スペイン紙『MARCA』が、代表ウィークまでのマドリーのリーガ序盤戦を分析した。ダービーは確信より疑問を多く残し、同紙はこの序盤戦を「不合格」と評価している。
✅ 「合格点」はつけられない
マドリーは傷を負って代表ウィークに入った。アトレティコ戦の敗戦、そしてまたしてもメトロポリターノで見せた期待外れの内容。CLのインテル戦を除けば、今季最初の大一番だった。 同紙は、この序盤戦にモウリーニョ監督のチームへ合格点をつけるのは難しいとしている。順位は3位に後退したが、それ以上に心配なのは内容だという。
✅ 好不調の波が激しいチーム
ダービー以外でも、マドリーは調子に波があった。良い時間帯にはホームで大勝もしたが、見過ごせない時間帯の「プツン」と切れたような停滞も目立った。 最初の警報はベティス戦の敗戦。エルチェ戦とエスパニョール戦では、エスピが土壇場でチームを救い、つまずきを免れた。そして極めつけがダービーだった。 攻撃は主にエムバペのゴールと、ギュレルの才能に頼ってきた。中盤も、チュアメニとバルベルデのドブレピボーテで主導権を握れていない。
✅ MVP:エムバペ(とギュレル)
エムバペは批判を免れなかったが、昨季と同じく、チームが彼のゴールに頼っているのは事実だ。ラフィーニャと得点王を争いながら、ゴールを決め続けている。 ギュレルも輝きを見せ、大きな助けになった。ゴールに近い位置で起用されているベリンガムも、得点感覚が戻り、より気持ちよくプレーしているように見える。 成長を続けているのがヤン・ディオマンデだ。直近3試合(ラージョ戦とエルチェ戦で先発、ダービーで途中出場)で、前線の「アンタッチャブル」の誰かを先発から外せる力があることを示した。わずかな出場時間でベルナベウの心をつかんだエスピも忘れてはならない。
✅ 期待外れ:ヴィニシウス
一方、最も期待を裏切ったのはヴィニシウスだ。休暇明けにコンディションを落として戻ってきたが、リーガの3分の1近くが過ぎた今、それはもう言い訳にならない、と同紙は書く。 ゴールはわずか1つで、ゴール前での精彩を欠いたまま。ダービーでは早い時間帯に交代させられた。それでも監督と、契約を延長したばかりのクラブの信頼は揺らいでいない。モウリーニョ監督には、ベルナベウの厳しい目が注がれる中、輝きを失ったヴィニシウスを復活させる使命がある。 ベルナルド・シウバもあまり存在感を示せていない。守備陣では、ダンフリースとコナテがベルナベウの支持を得るためにもっと結果を見せる必要があるという。
✅ 良かった点:モウリーニョらしい速さと強度
モウリーニョ監督が求め、彼のチームを象徴する、電撃的で、トランジションが速く、高い位置からプレスをかけるマドリーの姿も見られた。ゴールを奪い、試合を支配し、守備も良いレベルだった。ただし、それが続かなかった。
✅ 悪かった点:決定力と「分断」
マドリーはゴールを奪うまでに、あまりに多くのチャンスを必要としている。相手を支配し、良いプレーをしているときでさえ決定力が足りない。 さらに、試合の多くの時間帯でスイッチが切れ、試合のコントロールを失って自陣のエリアに押し込まれ、ボールの出しどころもなくなる。 チームは前後に分断され、クルトワのロングボールは何も生まず、中盤は主導権を握れていない、と同紙は指摘している。
