レアル・マドリードのエムバペ「ヴィニが悲しんでいるのは良いこと」──ヴィニシウス、欧州2試合連続でドリブル試行ゼロはキャリア初
スペイン紙『El País』が、CLライプツィヒ戦(4-1)後のヴィニシウスについて報じた。
欧州の舞台で2試合続けてドリブルを1度も試みず、試合後はうつむいたままロッカールームへ向かった。 その姿について、エムバペは「悲しんでいるのは良いこと」と語っている。
| 得点者 | |
|---|---|
| レアル・マドリード 4 | ベルナルド・シウバ(43分)、ギュレル(51分)、エムバペ(82分)、ディオマンデ(86分) |
| ライプツィヒ 1 | ゴミス(84分) |
CL レアル・マドリード 4-1 ライプツィヒ
✅ 前半はクルトワの独壇場
モウリーニョ監督は数日前、「ルニンにも出場する資格がある」と話していた。 冗談ではないと強調していたが、この日のような大一番でクルトワを外す余裕は、まだない。
前半はほぼクルトワの試合だった。 0-0の時間帯に、ロムロへのビッグセーブと、エンクンクとの1対1を阻止。 その直後、ライプツィヒのGKファンデヴォールトが好セーブでこぼしたボールから、マドリーが先制した。
モウリーニョ監督は、ほとんど不満を口にしなかった。 唯一挙げたのは、ライプツィヒの1点についてだった。
「試合で唯一気に入らなかったのは、ライプツィヒのゴールだ。クルトワには値しない失点だった。あの2つのセーブがあったのだから、チームメイトに夜を台無しにされるべきではなかった」
「前半はリズムは低かったが、良かった。リズムを上げれば、別物になる」
✅ 中盤は試し、右SBはバルベルデのまま
モウリーニョ監督は試合前、12日間で4試合(ローマ、セビージャ、ライプツィヒ、バルセロナ)をすべて戦う選手は少なくしたいと話していた。 そのため中盤では、カマヴィンガとベルナルド・シウバのコンビを試した。
一方で、変えなかった部分もある。 その一つが右SBのバルベルデで、トレントとダンフリースをベンチに置いたまま、最後までプレーした。 クルトワ、そして2試合連続ゴールのギュレルも、そのまま起用された。
✅ 欧州2試合連続でドリブル試行ゼロ
今のヴィニシウスは、欠かせない存在というより「さまよう魂」だ。 『Opta』によると、欧州の試合で2試合続けてドリブルを1度も試みなかったのは、キャリアで初めてだという。
試合後、ほかの選手たちが残ってスタンドに拍手を送るなか、ヴィニシウスはうつむいたまま、まっすぐシャワーへ向かった。
そのことを問われたモウリーニョ監督は、こう答えている。
「ヴィニは、監督にとって戦術的に良い試合をした。悲しんでいるかどうかは、私には分からない。それは本人にしか分からない。私は彼に満足している。3人のアタッカーの中で、バランスを取る役割の責任が一番大きかったのは彼だ。個人で決定的な仕事をすることを期待されているが、彼の試合は気に入った」
✅ 5試合続けて70分以内に交代
ただ、データは別の姿を示している。 出場できた直近の5試合(1試合は出場停止)で、ヴィニシウスは一度も70分を超えてピッチに立っていない。
モウリーニョ監督はゴールを求めてきたが、決めたのは1点だけ。 それも8月、無観客の試合でのものだ。
一方、交代で入ったディオマンデは、直近4試合で3ゴール。 ライプツィヒ戦のゴールは、豪快なボレーだった。
✅ エムバペ「誇りを持っていい」
エムバペは『Movistar』で、ヴィニシウスについてこう語った。
「ヴィニが悲しんでいるのは良いことだ。チームとファンのために、たくさんのものを与えたいと思っている証拠だから。落ち着いて、自分が何者なのかに誇りを持つべきだ」
ヴィニシウスはリーガでは、あと3試合の出場停止が残っている。 CLでも、ライプツィヒという格下の相手でも、ひと息つくことはできなかった。 2本のシュートはどちらもカウンターからで、70分には再び交代となった。
✅ 「本拠地で口笛を吹かれると、傷つく」
交代を告げられると分かった瞬間、ヴィニシウスはタッチライン際に寄り、できるだけ早くピッチを出ようとした。 試合中にも浴びていた、別れ際の口笛を少しでも減らすためだったのかもしれない。
前半30分になる前には、カウンターでのパスミスをきっかけに、スタンドから口笛が起きた。 スタンドには、彼を認めない根強い層がいて、サッカーで「復活」しない限り許すつもりはないように見える。
モウリーニョ監督は、こう話している。 「本拠地で口笛を吹かれると、傷つくものだ」
※関連記事:ライプツィヒ戦の試合レポート/モウリーニョ監督の試合後会見
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