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AS2026年10月30日 06:18

レアル・マドリードのベリンガム、数字は減っても「不動」──Matilla氏「Transfermarktは現実を説明しない」、ケインのバロンドールも

スペイン紙『AS』のAlfredo Matilla氏が、数字や見た目だけでは選手は語れないというコラムを掲載した。 タイトルは「‘Transfermarkt’ y el CIS de Tezanos nunca explican la realidad(Transfermarktもテサノスの世論調査も、現実を説明しない)」。 CISはスペインの世論調査機関で、テサノス氏はその代表だ。

✅ ケイン「輝きと模範は両立できる」

Matilla氏は、33歳のハリー・ケインが、最高の選手になるのに目立つ必要も、余計なことを言う必要も、ばかげた流行を追う必要もないことを示したと書いている。

マーケティングやSNSが、ボールコントロールと同じくらい大事にされる世界で、ケインは、輝きながら模範的でもいられることを思い出させてくれる、という。

ケインは、クラブと代表を合わせてトップレベルで720試合に出場し、イエローカードは63枚(8.75%)だけ。 一度も退場になったことがない。 ラウール、イニエスタ、そしてバイエルンでの手本の一人だったラームと同じだ。 累積警告で欠場したのも1試合だけだという。

だからこそ、ファンもライバルも審判も、ケインのバロンドールに大きな拍手を送っている、とMatilla氏は書いている。

✅ 「見た目は、ほとんどいつもだます」

Matilla氏は、ケインの「スターらしくない」イメージが、かつてマドリーとバルセロナが本気のオファーを出さなかった理由ではないかと見ている。 そして、こう書いている。 「マスタントゥオーノ、マルコム、ヴィトール・ロッキらにあれだけ投資して、ケインには投資しなかった。考えさせられる」

ケインは、リーダーにも、売れっ子にも見えない。 そのせいで、主な専門サイトの市場価値ランキングでは、今86位にいるという。

Matilla氏は、見た目は「多くの場合、いや、いつも」だまし、混乱させ、ゆがめると書いている。 かつてベルナベウで独特の雰囲気をまとっていたアネルカは、危うくスタジアムから追い出されるところだった。 カンプ・ノウでは、端正なアンドレ・ゴメスがファンを魅了すると思われていた。

✅ 「数字は、自分の物語を飾るためのもの」

見た目が何も説明しないなら、数字はなおさらだ、とMatilla氏は続ける。

「ほとんどの記者は、何でも割合で意味づけしたがる。でも本当は、それは自分たちの物語を偏らせ、飾るための一つの見方にすぎないと分かっている」

Matilla氏は、いくつもの例を挙げている。 2012年、バルセロナはグラスゴーでのセルティック戦で、89%のボールを支配し、955本のパスを通しながら、1-2で敗れた。 セルティックの支配率は11%で、パスは166本、枠内シュートは5本だった。

2010年のスペイン代表は「ティキタカ」で歴史に名を残したが、7試合で8ゴールしか決めず、そのうち4試合は1-0の勝利だった。 W杯の優勝チームとして、史上最も少ないゴール数だった。

女子サッカーの例もある。 2022年、ニュージーランドのメイカイラ・ムーア選手は、アメリカ戦で36分の間に右足、左足、頭の「完璧なハットトリック」を記録した。 ただし、すべてオウンゴールだった。

✅ ペドリとベリンガム、クラシコの2つの例

Matilla氏は、クラシコでも2つのはっきりした例が見られたと書いている。

SNSでは、ペドリが、パリでも目立ったボールロストを繰り返したことで批判された。 しかし、スペインの主なメディアは、同点弾のアシストを重く見て、ペドリの試合を「良い」から「素晴らしい」と評価した。 冷たいデータと、熱い感情の、新しいぶつかり合いだった。

そして、この試合でまた持ち上げられたのが、ベリンガムだ。 多くの人にとって、その美しい走りで完璧に近い選手。 しかし、ほかの人たちにとっては、ディブ・マルティネスのような「観客受けを狙う選手」だという。

✅ ベリンガムのゴールとアシストは減り続けている

Matilla氏は、ゴールがほとんど自然に生まれるマドリーで、ベリンガムのゴールとアシストの数字が減り続ける一方で、「不動の選手」という評価は高まり続けていると指摘している。

ベリンガムのマドリーでのゴールとアシスト

■ ゴール ■ アシスト

2023-24
23G 13A
2024-25
15G 15A
2025-26
8G 5A
2026-27(途中)
3G 4A

『AS』の記事の数字をもとに作成

「ヴィニシウスとエムバペは、議論の場でいつも安全ではない。でもジュードは、最悪の危機の中でも、ボールを失う回数が多かろうと少なかろうと、揺るがない」

Matilla氏は、こう締めくくっている。 「Transfermarktのようによく使われるデータ源は、テサノスのCISと同じように、背景を教えてくれる。でも、決して聖書にはならない」

※本記事は、ASのAlfredo Matilla氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。

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