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ベリンガムの最新ニュース

レアル・マドリードのジュード・ベリンガムに関するニュースを新しい順にまとめています(27件)。

AS2026年10月5日

レアル・マドリードのベリンガム、クロアチア戦で1ゴール3アシスト──ロイ・キーン「大人が子どもと遊んでいるよう」

スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのジュード・ベリンガムが、ネーションズリーグのクロアチア戦で1ゴール3アシストの大活躍を見せ、イングランドの7-0の大勝を導いた。主要なデータサイトの採点は満点の10。辛口で知られるロイ・キーンも絶賛している。 ✅ 「史上最高の選手の一人になれる」 トゥヘル監督はイングランド代表に就任して以来、ベリンガムのポジションにこだわり、「彼は10番だ」と言い切ってあらゆる議論を終わらせてきた。 トップ下で、ベリンガムは2024年の最高の姿を取り戻しただけではない。ITVで解説した、いつもは辛口のロイ・キーンは「10番としてなら、史上最高の選手の一人になれる」とまで言った。 ✅ かつての同僚モドリッチを圧倒 リエカでの一戦は、イングランドにとって歴史的な大勝、クロアチアにとっては屈辱的な大敗となった。そして、かつてのチームメイトであるルカ・モドリッチを最も苦しめたのが、ベリンガムだった。 トゥヘル監督の就任以来、イングランドにとって最高の内容の試合となり、ベリンガムにとっては、キーンが言うように「イングランドに欠かせないリーダー」であることを改めて証明する試合になった。インサイドハーフでもボランチでもない位置でプレーしていることが、ベリンガムを本来の姿に戻している。 ✅ 代表直近11試合で8ゴール5アシスト ベリンガムは、ネーションズリーグのグループリーグ第3節となったこの試合を1ゴール3アシストで終え、主要なデータサイトで10点満点の評価を受けた。 W杯を含む代表直近11試合では8ゴール5アシスト。1試合1得点以上に絡んでいる計算だ。 Optaによると、イングランド代表のMFが1試合で4つのゴールに絡んだのは、1993年のサンマリノ戦以来だという。 ✅ 「大人が子どもと遊んでいるようだった」 キーンはこう続けた。 「ベリンガムは、大人が小さな子どもと遊んでいるように見えた。自分の子どもの頭をぽんぽんとなでるような感じだ。本当に良い選手で、フィジカルで言えばクロアチアを責められない。誰も彼に近づくことすらできないのだから」 ✅ ゴール前に飛び込む「生まれながらのトップ下」 トゥヘル監督は、この2シーズン、ベリンガムを最も影響力を発揮できる場所から遠ざけていたのは間違いだったことを証明した、と同紙は書く。 ベリンガムは、2列目からゴール前に飛び込む力が抜群の、生まれながらの「侵入者」だ。トップ下のために生まれてきたような選手で、得点力があり、さらにチームを引っ張る力もある。ウェンブリーでのスペイン戦(2-3)でそれを示し、クロアチア戦で誰の目にも明らかにした。 ✅ モウリーニョへのヒント W杯でゲーリー・リネカーを抜き、イングランド人選手の1大会最多得点(7)を記録したフィジカルの強さは、リエカでも際立っていた。それは、マドリーでのモウリーニョ監督に進むべき道を示している、と同紙は指摘する。 今季ベリンガムはマドリーで8試合3ゴール2アシスト。2023-24シーズンのような姿に近づきつつあるのは、大部分、再び「10番」を務めているからだ。

The Athletic2026年10月4日

レアル・マドリードのベリンガムも、ロドリも──ラ・リーガを席巻する「読唇術」番組

英国スポーツメディア『The Athletic』が、スペインサッカー独特の文化となっている「読唇術」を取り上げた。テレビ番組が選手の口の動きを読み解いて会話を明らかにし、ロドリの謝罪やベリンガムの出場停止にまでつながってきたという。 ✅ ロドリの「ひどすぎる」発言 ロドリは9月9日、バルサでのCLデビュー戦となったフェイエノールト戦(5-1)の後、取材に応じる前に「言いたいことがある」と切り出した。 その3日前、リーガのバレンシア戦(0-5)で、ロドリはマンチェスター・シティから最大7650万ユーロで加入後初めて先発し、約1時間で交代していた。 翌日放送された映像で、ベンチに下がったロドリが19歳のパウ・クバルシにこう話していたことが明らかになった。 「あいつら、本当にひどい。後半はハーフウェーラインすら越えてこない。本当に弱い。バレンシアって昨季何位だった?」 ✅ 番組「El Día Después」 この映像を流したのは、スペインで絶大な人気を誇るテレビ番組「El Día Después」。1990年代にCanal+で始まり、今はMovistar+で放送されている。 特に評価が高いのが、生中継では見逃された場面や面白い瞬間を紹介するコーナー「Lo que el ojo no ve」だ。2019年にアトレティコからシティに移ったロドリは、イングランドとスペインのこの文化の違いを忘れていたのかもしれない。 番組には、試合日ごとに待機する専属の記者チームがいて、彼らは読唇の専門家にもなっている。9月20日のマドリードダービーでも、ベリンガム、クリスティアン・ロメロ、ジュリアーノ・シメオネの間で交わされた言葉をカメラが捉えていた。 ✅ 謝罪、そして監督解任へ ロドリの映像は大騒ぎになり、ロドリはバレンシアの主将ホセ・ルイス・ガヤに電話で謝罪。フェイエノールト戦の後には公の場でも謝った。 「人生では、間違えたら謝らなければならない。今の僕がそうだ。僕の言葉で気分を害した選手やファンのみなさんに謝りたい。からかうつもりはまったくなかった。バレンシアが、本来いるべき場所、この国で最高のクラブの一つに戻ることを願っている」 話はそこで終わらなかった。9月13日、バレンシアはカルロス・コルベラン監督とロン・ゴーリーCEOを解任した。地元メディアによると、ロドリの言葉が、ピーター・リム氏がオーナーを務めるクラブの決断の大きな要因になったという。 ✅ ベリンガムの「F*** off」か「F*** you」か 読唇術の重要性を示すもう一つの例が、昨年2月のオサスナ戦でベリンガムが退場になった件だ。 ホセ・ルイス・ムヌエラ・モンテロ主審は試合報告書に、ベリンガムが自分に「F*** you」と言ったため退場にしたと記した。 当時マドリーを率いていたアンチェロッティ監督は、誤解があったと説明。ベリンガムが言ったのは、主審に向けた言葉ではなく、判定への戸惑いから出た「F*** off」だったと主張した。ベリンガム本人も「自分に向けた言葉で、主審に向けたものではない。侮辱ではまったくない」と話した。 しかし「El Día Después」の読唇では「F*** you」となっており、スペインサッカー連盟の懲戒委員会も主審の報告書(と番組)の内容を正しいと認めた。マドリーの異議申し立ても退けられ、ベリンガムは2試合の出場停止となった。 ✅ 「何より正確であること」 こうしたコンテンツは、リーガの毎節後に欠かせないものになっている。「El Día Después」が先駆けだが、2022-23シーズンから始まったDAZNの中継にも同様の要素がある。 番組の編集長フェル・バレロ氏は「30年以上放送が続いていること以上の評価はないと思う」と話す。 「スタッフは読唇術を学んだわけではなく、ほとんどが記者だ。でもこれは身につけられる技術。時間をかけて映像をスローにし、選手が何を言っているかを研究する。出身地、文脈、自分がその立場なら何と言うかまで考える。何より大事なのは正確であること。外部の意見を聞くこともあるし、確信が持てずに放送を見送ったことも何度もある」 ✅ 「サッカーの秘密をファンに」 番組を立ち上げたのは、AS紙の元編集長アルフレド・レラーニョ氏だ。 「サッカーをファンに近づけ、サッカーの秘密を伝えるのが狙いだった。中継スタッフとは別に、特定の人物だけを撮るカメラマンを送り込んだ。選手でも監督でも、ファンでもいい。彼らを通じて物語を伝えたかった。選手の言葉を完全に知るために、読唇の専門会社に相談したこともある」 今ではMovistarに、毎週末すべてのリーガの試合で会話を読み解く専門チームがあり、マドリーとバルサの試合では人数が倍になるという。 ✅ 選手たちは口を覆う 選手たちもそれを知っている。あるバルサの選手は匿名でこう話す。 「ピッチにいるとき、こういうことがあるのはわかっている。実はみんな番組は結構好きなんだ。論争ばかりじゃなく、楽しい話や面白い話も多いから。でもだから、ベンチで内緒話をするときは、みんな口を覆っている」 バルサのスタッフも「プレミアリーグから来たロドリは、たぶんそれを忘れていたんだろう。バレンシアの映像に悪意はなかったが、ここではそういうことが起こりうる」と話している。

AS2026年9月26日

「万能兵士」ベリンガム、W杯で復活しモウリーニョの10番に

スペイン紙『AS』が伝えた。ダービーは審判問題の陰に隠れてしまったが、その中で数少ない明るい材料だったのがジュード・ベリンガムだ。W杯で完全に復活したベリンガムは、今季のマドリーでも「点を取り、ボールを奪い、チャンスを作る」存在になっている。 ✅ ダービーでも「最も機能した選手」 同紙は、メトロポリターノでのベリンガムを、サッカーの「潤滑油」が足りなかったチームの中で最も機能していた選手と評価する。 チームとしての問題に隠れてしまったが、今季一貫しているのがベリンガムの存在だ。夏のW杯でトゥヘル監督のもと決定的な働きをしたように、モウリーニョ監督のもとでも欠かせない存在になっている。 代表ウィークではイングランド代表に合流し、ケインと並ぶ絶対的なリーダーとして、ウェンブリーでスペインの脅威となる。 ✅ W杯前は11試合ノーゴール W杯前の数か月は苦しかった。母国では批判の声があり、トゥヘル監督ですら起用に疑問を示したことがあった。 代表では11試合連続でゴールがなく、ポジションも定まらなかった。しかしW杯が始まると一変。初戦のクロアチア戦でゴールを決めると、その後さらに6ゴールを重ねた。 エムバペ、メッシに次ぐ大会3位の得点者となり、先日は銅のブーツ賞も受け取った(SNSでは「そんな賞があるなんて知らなかった」とおどけていた)。 メキシコ戦とノルウェー戦では2試合連続で2ゴールを挙げてイングランドを準決勝へ導き、マイアミでの3位決定戦でも得点した。 ✅ モウリーニョは「10番」として起用 モウリーニョ監督も、W杯でのトゥヘル監督と同じく、ベリンガムをゴールに近い位置で起用している。そこでこそ長所が最も輝くと考えているからだ。 監督はベリンガムを、牙を持ったオールラウンドなMFとみている。そのため、ドブレピボーテ(2ボランチ)の一角として起用したことは一度もない。時折入った左サイドで起用するつもりもなく、そうした役割には別の選手を充てている。 求めているのは「10番」としての役割で、ベリンガム自身もそのポジションが一番心地よいようだ。 ✅ 数字が示す「万能兵士」 その影響力は数字にも表れている。同紙は、攻撃だけでなく守備の仕事もこなすベリンガムを「万能兵士」と表現している。 ✅ トゥヘル監督との微妙な関係 ただ、個人としてもチームとしても成功したにもかかわらず、トゥヘル監督との関係は変わっていない。 W杯準々決勝のノルウェー戦の後、監督は「少しの運があった」と話し、選手たちの戦いぶりを評価しなかった。するとベリンガムは「そうかもしれない。でも監督は、あの状況でアーリング・ハーランド、マルティン・ウーデゴール、アントニオ・ヌサ、アレクサンデル・セルロートを相手にプレーすることがどういうことか、わかっていないのかもしれない。簡単な相手じゃない。僕たちは前向きな雰囲気を作ろうとしてきたし、決勝トーナメントに向けてそれを保たなければならない」と反論した。 それでも、ベリンガムがチームで持つ影響力は絶大だ。ケインと同様、トゥヘル監督は彼を頼りにすることになる。EURO準優勝のイングランドは、EUROとW杯を制したスペインの「2つ目の星」の初陣を苦いものにしようとしている。

MARCA2026年9月25日

ベリンガム、ケインを抑えてイングランド年間最優秀選手に

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのジュード・ベリンガムが、2025-26シーズンのイングランド代表男子年間最優秀選手に選ばれた。バロンドール争いの真っただ中にいるハリー・ケインを抑えての受賞となった。 ✅ 2年連続の受賞、上回るのはルーニーだけ 受賞者は、イングランド代表の公式アプリを通じたファン投票で決まった。 ベリンガムの受賞は2シーズン連続。この賞をベリンガムより多く受賞したのは、4回のウェイン・ルーニーだけだ。 ✅ 「とても名誉なこと」 ベリンガムは「信じられない気分だ。ファンにまた認めてもらえたのは、もちろんとても名誉なこと。代表でプレーしているときにこういうことは考えないけど、素晴らしかった夏と、国のためにプレーできる名誉に、小さくて素敵なおまけがついた」と喜びを語った。 ✅ W杯で7ゴール、イングランド史上最多 決め手となったのはW杯での活躍だ。ベリンガムは8試合で7ゴール1アシストを記録し、イングランドを3位に導いた。1大会でこれほど多くのゴールを挙げたイングランド人選手は、史上初めてだという。 トーマス・トゥヘル監督も「僕らにとってだけでなく、W杯全体でも最高の選手の一人だった。持っている力をすべて発揮した。どれだけの勝負師で、どれだけのマシーンかがよくわかった。プレッシャーの中で成長し、こういう大舞台が大好きで、それが最高のプレーを引き出している」と絶賛した。 ✅ ケインは7年連続の得点王 ケインにも賞が贈られた。イングランド代表男子の年間最多得点者に、7年連続で選ばれた。シーズン12ゴールは、2021-22シーズンの自己最多に並ぶ記録だ。 ケインは「こういう結果はいつも誇りに思う。継続性の証だし、それが自分の大事な一部だ。手に入れたもので満足するタイプではなく、いつも次の年、次の目標を見ている」と語り、「イングランドのような偉大な国で、しかも今のチームのレベルを考えれば、7年連続で達成できたことを誇りに思う。チームメイトとスタッフに感謝したい」と話した。 ✅ 歴代受賞者

The Athletic2026年9月23日

ベリンガムvsロメロ、そしてモウリーニョのプリンター

ラ・リーガのマドリード・ダービー、アトレティコ・マドリード対マドリーの一戦は2-1でディエゴ・シメオネ率いるアトレティコが制しました。英スポーツメディア『The Athletic』が試合の裏側で起きた数々の出来事を詳細に報じています。 最大の注目は、ジュード・ベリンガムと🇦🇷クリスティアン・ロメロの激しい攻防です。 前半終了間際、ルーズボールを競り合った両者の接触についてVARが介入。「同一人物の誤認定」ルールが適用され、当初ベリンガムに出されていたイエローカードが取り消され、ロメロへの警告に変更となりました。 スペインのTV番組『El Día Después』がマイクで拾った音声によると、セットプレー守備の際にロメロがスペイン語で「お前たちには不可能だ、なにもかも与えてもらえる」と叫ぶ場面があったといいます。これに対してベリンガムはスペイン語で「クティ。わかってるだろ」と余裕の返しを見せました。 さらに後半、アトレティコのジュリアーノ・シメオネとベリンガムが揉み合いになる場面も発生。言葉の応酬が繰り広げられ、ベリンガムは82分に2-0の状況で交代のためピッチを後にしました。 試合後の記者会見でモウリーニョ監督が起こしたのが、また別の騒動です。 モウリーニョ監督はA4用紙に印刷された2枚の画像を掲げ、「試合の本質はここにある。2枚とも明らかなレッドカードだ」と主張しました。ロメロのベリンガムへのチャレンジと、🇰🇷イ・ガンインのフェデリコ・バルベルデへのプレーを指したものです。さらにディーン・ハイセンの退場とアトレティコに与えられた52分のペナルティについても「不当だ」と訴えました。 この印刷物はアトレティコのチームシートの裏面を使ったもので、マドリーはロッカールームにプリンターを持ち込んでいたことが明らかになっています。 ハーフタイムには選手・スタッフが入り混じる混乱がトンネル内でも発生しました。アトレティコMFのモルテン・ヒュルマンドとアントニオ・リュディガーが関わり、さらにマドリーのアシスタントコーチのペドロ・マシャードとアトレティコのGKコーチのパブロ・ベルチェローネが口論の末に両者ともレッドカードを提示されました。 審判レポートには「前半終了後のトンネルで向かい合い、両チームの選手とスタッフを巻き込む集団的な対立を引き起こした」と記録されています。

The Athletic2026年9月18日

復活ベリンガム、マドリーの希望に

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーのベリンガムが復活を遂げ、モウリーニョ監督の新体制のもとで欠かせない存在になりつつある。 ✅エルチェ戦での決定的仕事 直近のエルチェ戦では、マドリーが2点のリードを守りきれずに同点に追いつかれる苦しい展開となった。 しかし後半から途中出場したベリンガムが試合を決定づける。 自陣でボールを受けると激しいプレッシャーをはね除け、そのままピッチを縦に駆け上がり、エムバペの走り出しに合わせた決定的なスルーパスを供給。 エスピが今季2本目となる試合終了間際のゴールを決め、チームは3対2で逆転勝利を収めた。 その局面の設計者はベリンガムだった。 ✅輝かしいデビューシーズンから転落へ 2023-24シーズン、ベルナベウでの初年度は申し分ない滑り出しだった。 移籍金1億300万ユーロの価値を開幕直後から証明し、チャンピオンズリーグとリーガのタイトル獲得に貢献した。 だがその後、マドリーはメジャータイトルを手にできていない。 アンチェロッティ前監督が退任してから3人の監督が入れ替わり、ベリンガム自身も2年目を肩の負傷に苦しみながら戦い続けた。 ✅昨季ダービーが転落の起点 昨年9月のアトレティコ・マドリー戦が転落の始まりだった。 メトロポリターノで行われたその試合、ベリンガムは7月の肩の手術明けでまだシーズン初先発を果たしていなかった。 シャビ・アロンソ前監督は彼をスタメン起用したが、チームは1対5の大敗を喫した。 代表とマドリーへのコミットメントを優先して手術を先延ばしにし、痛みをこらえてプレーし続けた結果だったが、ファンや報道だけでなくクラブ内部からも「まだ万全ではない」との声が上がった。 シャビ・アロンソ前監督は1月初旬に解任され、後任にはアルベロア前監督が育成部門から昇格する形で就任した。 アルベロア前監督の体制下でのベルナベウでは、ヴィニシウスとベリンガムへ向けた激しいブーイングが飛び交い、フロレンティーノ・ペレス会長への抗議の声も上がった。 チャンピオンズリーグのモナコ戦でベリンガムが酒を飲む仕草でゴールを祝ったのも、スペインメディアで夜遊びを指摘する報道が相次いだ時期のことだった。 チームとしてもリーガでバルサに8ポイント差の2位、チャンピオンズリーグではバイエルンに敗退、コパ・デル・レイは2部のアルバセテに敗れるという屈辱的なシーズンを過ごした。 ✅代表での逆風とワールドカップでの復活 イングランド代表でも逆風は続いた。 トーマス・トゥヘルはベリンガムの振る舞いがチームメートを「萎縮させる」可能性があると発言し、2025年10月には代表から外された。 しかしワールドカップでは輝きを取り戻し、メキシコ戦やノルウェー戦で決定的なゴールを挙げ、チーム最多の7得点を記録してイングランド代表の3位入賞に大きく貢献した。 ✅モウリーニョが変えたこと その活躍を誰よりも喜んでいたのがモウリーニョ監督だ。 大会前からベリンガムと話し合い、4-2-3-1の布陣でトップ下に据え、攻撃への自由を与えるプランを描いていた。 監督周辺の関係者は「何より、彼はゴールに近いポジションでプレーできている。走行距離が減ったことでパフォーマンスが上がっている」と語る。 モウリーニョ監督自身も8月に「彼が第2の左サイドバックのようなプレーをしていた時期を何度も目にしてきた。それはもうしないよう合意した」と明かしている。 ✅ダービーへ マドリーの練習場でも、ベリンガムのロッカールームへの影響力は際立っているという。 「常に自分の体を大切にし、練習への取り組みも非常に真剣だ。毎日午後に残ってリカバリーとウエートトレーニングに励んでいる。ここで最も自己管理ができている選手だ」とクラブ関係者は語る。 充実したワールドカップ、新シーズンの好調な滑り出し、モウリーニョ監督との強い信頼関係を背に、ベリンガムは今週末のアトレティコ・マドリー戦に臨む。

The Athletic2026年9月14日

エムバペ&ベリンガムでマドリー4-1勝利、しかしヴィニシウスらへのブーイング再び

英スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 レアル・マドリーがラージョ・バジェカーノを4-1で下し、モウリーニョ体制でのリーガ5試合で4勝目を挙げた。勝ち点12でバルセロナと並び首位に立ったが、バルサは1試合消化が少なく得失点差でも上回る。 しかしスコアは、ベルナベウの内部に渦巻く不安を払拭するには至らなかった。後半のパフォーマンスに対する不満が再びスタンドの一部から噴出した。 ✅ 前半は圧倒的 前半は順調だった。エムバペのPK、カレーラスのゴール、そしてベリンガムで35分のうちに3-0。ベリンガム、エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、新加入のディオマンデが揃って最初からスタメンに並ぶのは今回が初めてで、チームは軽々とチャンスを量産した。攻撃的なフットボールの印象的な披露だった。 しかし後半に入ると、同じ攻撃的な配置がマドリーを守備面でさらけ出した。前線の4枚と残りの選手の間に広大なスペースが生まれ、ラージョは後半だけで7本のシュートを放った。 「前半45分間の試合で、そこで終わった」とモウリーニョは試合後の会見で語った。「チームにフィジカルもメンタルもエネルギーが残っていないことは分かっていた。後半の立ち上がりに同じプレーが続けられないことも」 ✅ 51分にカメージョが3-1 今節もティボー・クルトワの神がかりなセーブがラージョの反撃を防いだが、51分にFWセルヒオ・カメージョの一撃だけは防げなかった。 マドリーは中盤のコントロールを失い、CLインテル戦と同様に、チームとヴィニシウス・ジュニオール両方に向けた明確なブーイングがベルナベウに響いた。拍手で応じるサポーターもいたが。 ✅ アルダが流れを変えた 72分のアルダ・ギュレル投入だけが試合を落ち着かせた。 「マドリーはギュレルがプレーするとより良くなるか?同意する」とモウリーニョはトルコ人について問われて答えた。「アルダは非常に優秀で、卓越した質を持ち、チームのプレーに良い影響を与える。今日、入ってからプレーの安定という意味で違いを作った」 そのギュレルがエムバペへのアシストで4点目を演出し、試合に終止符を打った。 ✅ ギュレルにとって充実の一週間 ギュレルにとって際立った1週間だった。インテル戦の前には、昨シーズンのCLにおけるベスト若手選手賞を受賞した。さらに2032年までの契約延長に近いことも明らかになった。 しかし何より大きかったのは、彼のパフォーマンスによってベルナベウの空気が変わったことだった。

AS2026年9月8日

インテル戦の予想スタメン──ベリンガムが中盤に下がり、ディオマンデが右に入る4-2-3-1

スペイン紙『AS』が伝えた。 モウリーニョにとって特別な一夜が訪れる。2010年にインテルを去ってマドリーの指揮官となった指揮官が、チャンピオンズリーグの初陣でその古巣と相まみえる。しかも舞台はサンティアゴ・ベルナベウ──かつてインテルを率いてCLを制したまさにそのスタジアムだ。 前回のマドリー監督時代の最後のCL出場から、13年4か月7日(計4,879日)が経過した。ボルシア・ドルトムント戦での勝利(2-0)が最後だったが、決勝進出には一歩届かなかった。ベルナベウでのCL通算成績は15勝2分1敗。唯一の敗北は2010-11シーズンのバルセロナ戦(0-2)だった。 今回最大の課題は中盤の再建だ。ギュレル、カマヴィンガ、ベルナルド・シウバが出場停止で、バルベルデだけが本来のMFとして使える。最も現実的な解決策はベリンガムを中盤に下げてバルベルデと組ませること。そうすることでブラヒムがトップ下に入り、右にディオマンデ、左にヴィニシウス、1トップにエムバペという陣容が完成する。 最終ラインは右からダンフリース、コナテ、ハイセン、ククレジャ。ダンフリースはかつてのチームメイトたちと対峙することになる。チュアメニとエンドリッキは招集に戻る可能性があるが、途中出場にとどまる見込みだ。

MARCA2026年9月3日

12時間超の大規模撮影──ベリンガムをめぐるスポンサー間のもめ事も

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 マドリーがスポンサー各社との広告撮影を1日に一気にこなす前例のない大規模作業を実施した。12時間以上にわたってカメラが回り続け、バルデベバスは巨大な撮影スタジオと化した。 ✅ 全選手参加の撮影マラソン クラブはベティス戦(金曜)しかない珍しい余裕のある週を活用し、今シーズン中の広告義務をまとめて消化することを決断。BMW、Mahou、Louis Vuitton、Melitta、Adidas、Emirates、HP、Abbott、Hisense、EA Sports、Niveaなど、名だたるスポンサーが次々とバルデベバスにやってきた。制作スタッフの一部は朝9時前には機材のセッティングを始め、施設内各所に撮影セットが立ち並んだ。 モウリーニョは前日夜、通常の練習を午後5時に後ろ倒しすることを決め、午前中から午後にかけての時間帯を丸ごと撮影に充てた。物流は細部まで緻密に設計され、各選手はジム後、理学療法後、リカバリー中、または全体練習前といった個人スケジュールに合わせて順番にカメラの前に立った。例外はなく、全選手が参加した。 ✅ 終始なごやかなムードと「ベリンガムの小さなトラブル」 緊張感は皆無で、選手たちは互いのセットに冗談を言いに乱入するなど、笑いの絶えない1日となった。一方でモウリーニョは2度にわたって撮影エリアを巡回し、選手たちの様子を確認した。 唯一のアクシデントはジュード・ベリンガムをめぐるスポンサー間の小競り合いだ。Louis Vuittonのブランドアンバサダーである彼に対し、同席した他ブランドとの兼ね合いで一時的なもめ事が起きた。最終的にベリンガムはLouis Vuittonの撮影を問題なくこなし、事態は大きくなることなく収束した。 ✅ 夜まで続いた撮影 最後のカメラが止まったのは夜。選手の中で最後に撮影を終えたのは午後8時を過ぎていた。開始から12時間超が経過し、マドリーの「スタジオの日」は幕を閉じた。

AS2026年8月31日

ベリンガム、縦横無尽のオールラウンダー

スペイン紙『AS』のレアル・マドリー担当記者マリオ・デ・ラ・リバが伝えた。 3シーズン前にマドリディスタを驚かせたあの選手が、完全に戻ってきた。リーガ開幕3節でジュード・ベリンガムが残した成績は2ゴール、2アシスト、1オウンゴール誘発、1シュートポスト直撃。肩の負傷に苦しんだ直近2シーズンで陰を潜めていた最高峰のバージョン──ワールドカップでイングランドを率いて7ゴールを記録した選手の姿──が戻ってきた。「HEY JUDE」のチャントがベルナベウに再び響き渡っている。 マラガ戦でのゴールとオウンゴール誘発は、ベリンガムが持つ美徳のいくつかを凝縮している。ボールを諦めない姿勢、3人のディフェンダーをかわしながらエリアへ切り込む鮮烈なドリブル、力強いシュート、見事な空中戦……モウリーニョが試合前日にほぼ定義していた通りの姿だ。「唯一無二の選手で、チームにとって超重要な存在だ。身体、精神、戦術のあらゆる面に才能を持つ選手で、ボール奪取やプレスの能力、ゴール感覚、空中戦も含めて、絶対的に印象的な選手だ」と指揮官は試合前夜に語っていた。マラガ戦でのベリンガムはピッチ全域を動き回った。 レアル・ソシエダ戦でヴィニシウスにゴールをプレゼントした場面と同様に、マラガ戦の最初の2ゴールはベリンガムの献身から生まれた。ジュードが号令をかければ、チーム全員がついていくしかない。「ベリンガムは自分に対しても他者に対しても非常に要求が高い。これが私はとても気に入っている」──試合後にモウリーニョは彼への称賛を惜しまなかった。 ✅ 「より自由に、だからこそ良いプレーができる」 称賛は相互のものだ。ベリンガムの好調ぶりの一因は、モウリーニョの指導法にある。選手自身が試合直後のマドリーTVでこう語っていた。「今は少し自由にプレーできている。何が必要かに応じて前後に動く自由がある。本当に楽しんでいる、だからこそ良いプレーができている」 そのベリンガムに何が必要かというモウリーニョの診断は、かつてベンフィカで彼と対戦した経験から来ていた。「私は彼と約束した──ジュードがほぼ第2左サイドバックのように守備をする姿はもう見たくないと。昨季、私がベンフィカとのCLリーグ戦で勝った試合で、彼が中盤から左サイドに守備に出なければならない状況を大いに突いた。私たちは違う形でチームを組織した。彼は自分が何をすべきかを完全に理解していて、非常に快適だと感じている。彼はみんなが各自の仕事をすることを好む」。ポルトガル人の鋭い分析はリスボンで機能し、今はモウリーニョの4-2-3-1のトップ下というポジションでマドリーに大きな恩恵をもたらしている。 ✅ 英国メディアも絶賛 称賛はイングランドからも降り注いでいる。ガーディアン紙は試合後、「ベリンガム、マドリーの船を駆り完璧スタートを延ばす」と見出しを打った。BBCのサイトは「イングランド代表MFは圧巻のゴールを記録した。ゴールから35メートルの位置でボールを受け、素早く3選手をかわしてエレーロをしとめた。7分後には2点目でも積極的に関与した」と伝えた。 ✅ 統計が証明する万能性 リーガ開幕3節、ベリンガムはいくつかの指標でトップに立っている(アシストはヴィニシウスと並んでトップ)が、ほぼすべての指標で2位だ。ゴール数もそのひとつ。ボール奪取(11回、ヴィニシウスと同数、カマヴィンガの13回より2回少ない)、チャンスクリエイト(7)、相手陣地でのパス成功(81本、バルベルデの109本に次ぐ)、ドリブル成功(7回、エムバペと同数、ヴィニシウスより4回少ない)。指揮官と再びベルナベウに「HEY JUDE」を歌わせるファンを喜ばせる、縦横無尽のオールラウンダーだ。

El País2026年8月31日

自分らしく──ベリンガムには2人のベリンガムがいる──

スペイン紙『El País』が伝えた。 ベリンガムには2人のベリンガムがいる。 一人目は、頭の中で複数のコンパスを持ちながらピッチを動き回り、完璧な方向感覚でゲームの地図を読み、ピッチのホットゾーンを把握し、自分の存在が必要な場所を瞬時に計算するベリンガムだ。このベリンガムは相手にとって特に厄介で、イングランド人が何を考えているのかわからず、先を読めず、なぜ彼が常に必要な場所に現れるのかを見抜けない──壁を叩き続けることでスペースをこじ開けているのに、誰もそれを見ていないし聞こえてもいない。このベリンガムはスタンドではあまり目立たない。頭の中のエンジンルームを全力で動かしているが、それは外からは見えない。彼の真の働きは内面的で、一見すると地味だ。 もう一人のベリンガムは、より可視的で、純粋に肉体的なベリンガムだ。プレーの生産性は身体にある。パワフルで破壊的で、大きなドリブルをしなくても相手を振り払う。前に進みながら体を使ってスペースと時間を稼ぐだけで十分なことがある。この二人目のベリンガムは一人目のベリンガムの恩恵を受けられる──一人目が爆発のためにピッチを整えているのだから。しかしそれがなくても構わない。マラガ戦の1点目のように、頭を上げて大型動物の足取りで力強くゴールエリアへ突っ込むだけで十分だ。これだけ異なる能力を持つ選手は、監督でさえ分類に苦労する──飛び込む選手、パサー、ヘッダー、シューター。 つまりベリンガムは自分次第の選手だ──気分が向けば何でもできる。今季は、ロンドンでチャンピオンズリーグを制した初年度と同じように、「自分らしく」いるように見える。 「自分らしくいること」は人生において大切だ。翌日何が来ても前向きに受け入れようと、来なかったものは楽観的に探しに行こうと、前もって決意して目を覚ますことだ。その後、日が傾き始めるかもしれない──机の角に膝をぶつけ、シャワーで足首を捻り、コーヒーで火傷し、歴史的な渋滞にハマりながら恋人に電話で別れを告げられ、最悪の結末を迎えることだってある。でも気にすることはない、また別の日にうまくいく。刑期を終えて、いい気分で前を向く。出たら机の角にはもっと気をつける──それが「自分らしくいること」だ。 ベリンガムはマドリーでの直近2シーズン、自分らしくなかった。その逆だった。肉体的な問題、あの壊れた肩が影響したのかもしれない。一人目のベリンガム──より目立たない彼──がピッチで評価されにくかったのかもしれない。あるいは単純に愛を求めていたのかもしれない──オフザボールの動きが無視される理由や、ボールがスタンドに飛んでいく理由は、誰にもわからない。人生は謎だ。私たちは多くのことに依存して生きている。しかしベリンガムが機能するために必要なそれらすべてのことが、今は揃っているようだ。モウリーニョのマドリーは彼にしがみつき、彼に感染した──身体的な圧力、飛び込み、雪崩のような攻撃。モウのチームが機能する時、それは硬く締まった組織力で相手を圧倒し、容赦なく押しつぶす。

MARCA2026年8月31日

ベルナベウ、マドリーと和解──ベリンガム圧巻の2発、4-0でマラガを一蹴

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ベルナベウは気まぐれで不満を言わない。モウリーニョ自身が認めるように要求が高い──それがタイトルを生む。だからこそ、できるチームがやろうとする時には認める。今季のマドリーは汗と良いサッカーでファンを取り戻しつつある。マラガが昇格組であることは確かだが、過去2年間、格下相手の試合でいかに多くの凡庸なパフォーマンスを見せてきたことか。モウリーニョが自チームに満足感を抱く理由はある。そして敗れたマラガにも、失望させられる理由はなかった。カンテラ出身の選手たちで構成された、個性と勇気を持つチーム──10分間の嵐に飲み込まれながらも崩れ落ちなかった。あの衝撃的なデビューシーズン以降で最高のベリンガムを相手にしても、だ。 数千人のマラガのサポーターが8月最後の週末を利用してサンティアゴ・ベルナベウに押しかけた。白い大聖堂に戻ることは常に祭りだが、長い低迷期を経て、フアン・フネス監督率いるカンテラ軍団と一緒に戻ることは誇りで満ちている。降格候補を1部のチームに生まれ変わらせたこの監督はメトロポリターノ戦と同じように今節に備えた。チュペテ、アンヘル・レキオ、イザン・メリーノ、ダビド・ラルビアを引き連れてベルナベウに立ったマラガ──開始わずか20秒にラルビアの対角線ランが最初の警告を発した。38秒にはトレントがポスト近くへのボレーで応えた。試合は冒頭から期待を持たせた。 モウリーニョはサイドバックを入れ替え、カマヴィンガに中盤でののびのびとしたプレーを与え、リュディガーを最終ラインへ、ブラヒムを右サイドへ配した。バルベルデが軸を担い、BMV(ベリンガム、エムバペ、ヴィニシウス)は不動のまま。誰も外せない存在だ。特にベリンガム──マドリーでデビューしたあの頃と同じくらい圧倒的だった。中盤でボールを収め、左からの対角線ランでイザン・メリーノ、アイナル・ガリレア、ガリードをかわし、エレーロの股下に流し込む壮絶なゴール。ジュードの腕の使い方がVARで確認されたが問題なし──これより些細なことで取り消されたゴールは過去に無数にある。 先制点でマラガは戸惑い、白のサッカーを止められなくなった。正確で、忍耐強く、状況が求める時は素早い。右サイドでのトレントの武器は、クロスの脅威だけで相手に備えを強いる。その右サイドから2点目が生まれた。エムバペの反転からエレーロが片手で好セーブを見せたが、こぼれ球をベリンガムが頭で詰め、カルロス・プガが掻き出そうとしたボールがGKに当たってゴールへ。プガの意図せぬオウンゴールだった。3点目でもトレントの貢献は大きく、テンションのかかった完璧な折り返しからエムバペが右足ボレーで仕留め、今季4ゴール目をリーグ得点ランキングに刻んだ。 前半のマドリーは輝いた。マラガは試合終盤に統計上の数字を取り戻したが、前半のダメージは大きかった。ラファのコーナーからのポスト直撃、チュペテのサイドネットへのシュートは、4-0という厳しい結果にもかかわらずマラガの勇敢さを示した。マドリーはブラヒムの守備貢献とヴィニシウスの献身的な走りで守備の穴を最小限にとどめた。フアン・フネス監督はハーフタイムにラファを交代させ流れを変えようとしたが、マドリーのコントロールは揺るがなかった。 それでも後半のテンポが落ちるとマラガが息を吹き返した。フアン・クルスがポストを狙い、ラルビアはカマヴィンガへの股抜きという高度なプレーを見せた。モウリーニョはディオマンデ、ギュレル、ベルナルド・シウバを投入したが、ヴィニシウスとエムバペには手をつけなかった。ヴィニシウスはまたもアシストを記録し、エムバペも脅威を与え続けた。ギュレルは投入直後のプレーで4点目を演出し、その輝きを示した。最後にベリンガムが交代した時、ベルナベウは立ち上がった──ゴール、存在感、プレーだけでなく、マラガのカウンターでチームメートを叱咤するリーダーシップも含めて。彼の変貌がマドリーの変貌をも説明している。金曜日のセビージャのカルトゥーハスタジアムでの試合は、この明確な好転ぶりを確認するための試練となる。

AS2026年8月31日

レアル・マドリード 4-0 マラガ 選手採点──ベリンガム2発でリーダーの輝き、エムバペ今季4ゴール目

スペイン紙『AS』が伝えた。 ラ・リーガ第3節、レアル・マドリード4-0マラガ。ベリンガムの2ゴール、エムバペ、ギュレルのゴールで快勝した試合の各選手を採点する。 ▶ クルトワ マラガの数回の攻撃機会でもシュートはいずれも枠外に飛んだため、前半は介入不要だった。唯一の対応が求められた場面では安定感を示した。今季初のクリーンシート。 ▶ トレント ダンフリースとのポジション争いが刺激となり、初の先発起用で気迫を見せた。前半最も印象的な選手のひとりで、試合最初の決定機も彼からだった(惜しくも枠外)。エムバペの3点目をアシストし、前シーズン以上の積極性と闘志を発揮した。 ▶ リュディガー リーグ戦初先発で安定感を披露した。マラガが守備陣をあまり試さなかった面もあるが、コナテとハイセンの台頭でスタメン争いは激化している。 ▶ ハイセン 開幕からの好調な流れを継続。高い集中力を維持し、デュエルでの積極性がさらに増している。 ▶ ククレジャ ファンが待ち望んでいた初の先発起用で期待に応えた。ヴィニシウスとともに左サイドで脅威を生み出し、高いインテンシティのボール奪取でベルナベウを沸かせた。守備面での能力も十分に発揮した。 ▶ カマヴィンガ 素晴らしい前半だった。ボール奪取で激しく、ラインを破る縦パスが3点目の起点となった。時折判断に迷う場面があり、スタジアムにざわめきを生んだが、全体的には好内容だった。 ▶ バルベルデ チームのコントロールとバランスを担った。派手さはなかったが、試合のリズムを管理し、カマヴィンガとのコンビは機能した。 ▶ ブラヒム 目立つ場面は少なかったが、守備への献身度は高かった。前半終了間際に自陣から長い距離を持ち上がるドリブルを見せ、スタジアムから拍手を受けた。 ▶ ベリンガム マドリーのリーダーであることを全身で示した。抜群のフィジカルコンディションで、エリア手前から相手をかわして流し込んだ先制ゴールが試合を開いた。6分後、エムバペのシュートのこぼれ球に頭で反応し、DFが弾いたボールがGKに当たってゴールに吸い込まれた。後半序盤にも追加点に迫ったがポスト直撃だった。 ▶ ヴィニシウス 前半は前線の中で最も精彩を欠いたが、守備への献身度は高く、ククレジャの背後を何度もカバーした。後半は繰り返し仕掛けたものの最後のパスが不正確。それでも粘り強く挑み続け、最後はギュレルへのアシストをお膳立てした。 ▶ エムバペ 巡航速度に入れば誰も止められない。プレスで激しく追い、ベリンガム以外のほぼすべての攻撃的な脅威を生み出した。トレントの精巧なクロスを鮮やかに仕留め、今季4ゴール目。得点ランキング首位をキープしている。 ▶ ディオマンデ 交代出場でいくつかの場面でポテンシャルを発揮し、終盤にはエムバペへのアシスト一歩手前の場面もあった。 ▶ ベルナルド・シウバ 投入後、チームのゲームコントロールを安定させた。 ▶ ギュレル ヴィニシウスの素晴らしいアシストから最後のゴールを決めた。

AS2026年8月31日

マドリー、圧巻のリサイタル──ベリンガム2発、エムバペ、ギュレルが昇格組マラガを粉砕

スペイン紙『AS』が伝えた。 CLインテル戦など次の大一番が迫るなか、マドリーはまず昇格組マラガを相手に圧巻のショーを演じた。勇気ある姿勢で挑んだマラガは高い代償を払った。マドリーの主役たちには取り戻すべき借りがあり、急いでいる。ベリンガムがその筆頭だ。前節2アシストに続き、この試合では2ゴール(2点目はカルロス・プガの処理ミスも絡む)を決め、追い回し仕留める選手だと証明した。ワールドカップが1年目の輝きを彼に取り戻させた。エムバペは淡々と自分の仕事を続け、そのゴールがヴィニシウス・ジュニオールの本格覚醒を待つ時間を作っている。マラガは守りを固めず真っ向勝負に出たが、補強をほぼせず1部経験の薄い陣容ではこれ以上は望めない。ベルナベウは少しずつモウリーニョへの信頼を深めつつある。 18日間で5試合、最後はCLのインテル戦という過密日程。前2試合は同一先発を維持してきたモウリーニョも、この日は一気に5人を入れ替えた。ただし絶対的三銃士──ベリンガム、ヴィニシウス、エムバペ──は不動のまま。この変更で夏のMVPだったアルダ・ギュレルはベンチへ。代わりについにククレジャが先発デビューを飾り、そのポジションは定位置化しそうだ。トレント、リュディガー、カマヴィンガ、バルベルデは今のところサブ組だが、シーズンが進めば変わるだろう。ディオマンデも再びベンチスタートだったが、その移籍金を考えれば遅かれ早かれ出番が増えるはずだ。 一方のフアン・フネス監督は前2試合からほぼメンバーを変えなかった。昇格という冒険をともに戦ったメンバーが揃い、ダビド・ラルビアやチュペテという1部でまだ真価が測られていない若手もいる。強い地元密着性、カンテラ主体の構成、外国籍選手1人、良い連係とセンスの良さ、そして8年間1部から遠ざかっていたとは思えない勇敢さが彼らの特徴だ。 ✅ ベリンガムが先制 マドリーの序盤の支配は中身が薄く、継続性に欠けた。こういった試合でスペースが少ない時に最も効果的なのはベルナルド・シウバとギュレルだが、後者はこの日ベンチだった。マラガは守備でも攻撃でも良い立ち上がりを見せ、ホアキン・ムニョスの場面が最初の決定機だったが、シュートは枠を外れた。 しかしマドリーは組織的な攻撃を必要としない。時折ソリストを解き放てば事足りる。最初に声を上げたのはベリンガムだった。ドリブルで仕掛けながらラストパスを探し、来なければ自らが突破という意志を貫き、ゴール前で低くクロスに流し込んだ。マラガはベリンガムがアンヘル・レキオの胸に手を当てたとしてファウルを訴えたが、過度に倒れたアンヘル・レキオも含めてVARも主審も問題なしと判断した。 先制点でマラガは崩れた。マドリーは勢いに乗り、サイドを絡めた攻撃と素早いボール奪取で2点目を奪った。エムバペが持ち出したこぼれ球をベリンガムが頭で押し込み、カルロス・プガが触ったものの掻き出せなかった。前半終了間際には、トレントの精巧なクロスをエムバペがほぼ地面をなめるようにボレーで叩き込んで3点目。マドリーが欧州で奪取直後に最も多くのチャンスを生み出すチームだという統計通りの内容だった。前半終了時点で勝負あり。 ✅ ディオマンデ登場、ギュレルが締める 後半もマドリーは緩めなかった。ベリンガムが左足の強烈なシュートを放つもポスト直撃。その追い風に乗ってディオマンデが登場し、スタジアムは彼を心待ちにしていた。最初のプレーで3回のドリブルを披露。移籍金がいくらであれ、マドリーは誰も待たないということを彼自身がよくわかっている。 すべてが決した後、マラガはフアン・クルスの遠目から鋭い一撃でゴールに迫る場面を作るなど面目を保とうとした。主審ムネラがディオマンデのハンドを取ってPKを宣告したが、VARが取り消した。エネルギーをセーブするマドリーは最後、ヴィニシウスのアシストからギュレルが締めくくり、さほど目立たなかったヴィニシウスにとっても悪くない幕引きとなった。

AS2026年8月30日

ベリンガムのリズムで──モウリーニョ「印象的だ、多くの才能を持っている」、驚異のマラガに挑む

スペイン紙『AS』が伝えた。 レアル・マドリードに復帰したモウリーニョには、いくつかの課題が積み重なっていた。最優先の課題は誰もが知っている──再び勝つことだ。試合に勝ち、タイトルを獲る。それ以外に白いクラブの成功の物差しはない。しかしその大きな目標に到達するためには、より具体的なマイルストーンをいくつも越えなければならない。そのひとつが、ジュード・ベリンガムの最良版を引き出すことだった。白いユニフォームで迎えた最初のシーズン(23得点13アシスト、リーガ・チャンピオンズリーグ二冠、バロンドール3位)に見せた輝きは、その後の2シーズンでは安定して現れなかった。その2シーズンを合わせてもデビューシーズンと同じ23ゴール、アシストも最初の1年よりわずか5本多いだけ。数字が示す停滞はプレー内容にも現れ、一部のマドリディスタからは「シャビ・アロンソをベンチから追い出す一因となった問題児」として名指しされることさえあった。 いずれにせよ、そのすべては英語で言う「water under the bridge」──橋の下を流れた水、もう済んだことだ。モウリーニョのもとで、ベリンガムは白紙に戻した。好調だったワールドカップ(7ゴール1アシストでイングランドを3位に導いた)を追い風に、指揮官のシステムでより大きな責任を担っている。モウリーニョはすでに意図を示していた。「得点力がある。ゴールに近い場所でプレーさせなければならない。10番タイプで、6番や8番としてもプレーできるが、そんなに下がったらゴール前での脅威を失ってしまう」。開幕2試合の数字がその言葉を裏付けている──1ゴール2アシスト、マドリーの6ゴールのうち3つに関与した。 プレシーズン合流が8月12日と遅かったにもかかわらず、4-2-3-1の10番ポジションに彼なしのマドリーはもう想像できない。マラガ戦前日の会見でもモウリーニョは惜しみない賛辞を贈った。「ユニークで、チームにとって超重要な存在だ。様々な才能を持っている──フィジカル、メンタル、戦術、回復力、得点力、空中戦……印象的だ」。今節の先発は疑いようがない。予想される唯一の変更点はククレジャの左SB起用で、ディオマンデは引き続き待機となる。 ✅ 驚きのマラガ 対するマラガは驚きのチームだ。カンテラ育ちの選手を核にわずかな補強を加えて作り上げられ、さらに驚きなのはその指揮官フネスだ。高校教師だった彼は昨季11月、マラガの下部クラブのコーチをしながら次の仕事先を探していた時に突然トップチームの指揮を任された。与えられた使命は残留。それが29試合で17勝を挙げてプレーオフに進出し、ラス・パルマスとアルメリアを破って8年ぶりの1部リーグへの昇格を果たした。その軽やかで若々しいスタイルはラ・リーガでも健在で、アトレティコ・マドリードのホームで健闘し、デポルティーボ戦では今季初の勝ち点1を手にしている。

AS2026年8月29日

ヴィニシウスの「リセット」──エムバペとベリンガムの時代に、新たな自分を見つける

スペイン紙『AS』が伝えた。 新シーズン、新生ヴィニシウス。それは外見だけでなく、内面においても。長引いた契約交渉に終止符を打ち2032年までの延長に署名したブラジル人は、白いユニフォームをまとう9年目のシーズンへと突入した。ただしその役割は以前と異なる。もはや唯一のリーダーでも、プロジェクトの中心軸でもない。今やベルナベウの銀河で最も輝く星はフランス国籍とイギリス国籍を持つ──エムバペとベリンガムだ。両者はモウリーニョ体制において最重要人物として位置づけられており、リーガ開幕2節でその存在感を証明してみせた。 エスパニョール戦では5番ベリンガムが頭で先制点を奪い、1年目を彷彿させるゴールを決めた。4日後のレアル・ソシエダ戦では、ヴィニシウスが2アシストと圧巻の身体能力でチュリ・ウルディンを粉砕しベルナベウの喝采を浴びた。7番エムバペは今季の個人スコアをハットトリックで開いた。 こうした状況の中、ヴィニシウスに残された選択肢は新たな役割を受け入れることだ。実際、契約延長に合意した時点でその覚悟はできていた。マドリーの7番は、自身の最高のパフォーマンスを取り戻すためにはチームメートとの比較から解放される必要があることを理解している。そしてまさにそれを実行している。 ✅ブーイングと拍手の間で ヴィニシウスとマドリディスタの関係は、良好とは言えない状況が続いている。ここ数か月、両者が共有してきた一体感は、チームと個人の物足りないパフォーマンスによって傷ついてきた。さらに契約更新をめぐるサスペンスが火に油を注ぎ、サインによって一時は収まったかに見えた炎が水曜日に再び燃え上がった。過去に何度か鳴り響いたベルナベウのブーイングが再浮上したのだ──ただしそれはすぐに消えた。 ソシエダ戦でゴールとアシストで試合を決定づけると、ベルナベウのスタンドには再び拍手が戻ってきた。モウリーニョ監督は経験に基づく判断で、ヴィニシウスをすぐさまピッチから引かせ、ファンからの歓声を浴びさせた。試合後、指揮官はこう語った。「ゴールなしに、あのポジティブな感情なしに、ヴィニを交代させることは絶対になかった。ゴールの後に替えるのが良いと思った。ファンの愛情を感じさせるために替えることが大切だった」。 モウリーニョ監督は、チームの多くの野望がヴィニシウスの最高のレベルを取り戻すことにかかっていることを知っている。だからこそヴィニシウスは新たな役割を受け入れ、再び輝くためのリセットを選んだ。

MARCA2026年8月27日

「BMV」全開──ベリンガム主導、エムバペ3発、ヴィニシウスも躍動

スペイン紙『MARCA』が伝えました。 ベルナベウでの今季初ホームリーガ戦で、レアル・マドリードの攻撃陣が弾けた。モウリーニョ監督が先発させた全アタッカーが輝いた、申し分のない夜だった。先頭に立ったのはジュード・ベリンガム。ゴールこそなかったが、ピッチに立った約80分間でほぼ完璧なパフォーマンスを披露した。エムバペはハットトリックを達成し、ヴィニシウスもイングランド人からのプレゼントに感謝してリーグ戦初ゴールを記録した。 キリアンとヴィニシウスの連携がこの夜最大の見せ場を作った。ヴィニシウスがスルーパスを供給し、エムバペがそれを余裕をもって仕留めた4点目。その前には、2-1となった場面でベリンガムがエムバペをアシストし、さらに3点目ではヴィニシウスへのパスも決めていた。ソシエダが対抗できたのは前半のみで、試合の行方はそこで事実上決着していた。 2アシストを記録したベリンガムにとっても幸福な夜だった。マドリードでの1年目に見せた鋭さと自信を取り戻しているかのようだ。広い行動範囲を持ちながらも常にペナルティエリア周辺に顔を出し、試合が決着するとモウリーニョ監督が交代を告げた。スタンドからは惜しみない拍手が贈られた。 エムバペが先制点を決めたのは前半終了間際。バルベルデが相手ラインを突破するドリブルでエムバペとGKレミロのマンマーク状況を作り出し、エムバペはカットインから左足で上段隅に叩き込んだ。3ゴールを手に帰宅したが、さらに増やせるチャンスもあった。すでにリーガ得点ランク首位(ピチーチ)に立ち、2024年の加入以来その座を守り続けている。コルネジャほど多くの決定機があったわけではないが、最高の選手でさえ照準を合わせるまでに時間が必要なことはある。 ヴィニシウスとの連携も機能した。過去のシーズンでは多くの試合で疑問符が付いていたブラジル人ウインガーだが、この夜は3人の中で最も控えめながら十分以上の内容を披露した。ドリブルよりもパスでアクセントをつけ、さらにゴールという結果まで出してみせた。 ディオマンデにはほとんど出番がなかった。コートジボワール代表は純粋な序列の問題からスタートするハンデを背負い、高額の移籍金という重荷を抱えながら適応プロセスを歩んでいる。しかし今は、ジュード、ヴィニシウス、キリアン──モウリーニョ監督が心ゆくまで楽しめる豪華なトリオが揃っている。

AS2026年8月27日

モウリーニョが惚れ込んだ戦士──ベリンガムが蘇る

スペイン紙『AS』が伝えた。今季のベリンガムは、マドリー加入1年目──チームの攻撃の中心となり、サポーターから最も愛された選手──に近い姿を取り戻している。W杯では素晴らしいパフォーマンスを披露し、休暇明けには圧倒的な体のキレと、常にピッチで発揮してきた抜群のメンタリティで戻ってきた。 モウリーニョは開幕からベリンガムをエリア近くで重用している。周囲との連係が巧みで、背中を向けたプレーにも優れ、エリア内に入ればストライカーと変わらないフィニッシュを持っているからだ。ボールがない局面では、プレスとボール奪取においてチーム最も激しい選手だ──ボールが動き始めた瞬間から、労力を惜しまない。それが、開幕初日から指揮官の心を掴んだ理由だ。今のところ守備時の走り込みに怠慢さが見えるチームの中で、回収に最大強度で何メートルも走るベリンガムの姿は、チームメートへの最高のお手本となっている。 これほどのステータスと質を持つ選手が毎試合魂を削るようにプレーすれば、そのメッセージは周囲への強力な伝染力を持つ。昨季は怪我に笑顔を奪われ、チーム全体にもその影響が出た。しかし健康で飢えたジュードなら、今季すべてのタイトルを狙うマドリーにとって最大の補強となり得る。

AS2026年8月23日

ベリンガム、モウリーニョの「セットプレーの矛」──ギュレルが引き金、頭が仕留める

スペイン紙『AS』が伝えた。一度なら偶然、二度ならほぼそうではない。エスピの決勝点でモウリーニョ初陣を救うまで、マドリーの最高の場面は2度、まったく同じ形で生まれた。偶然ではなく必然だった。どちらもセットプレーで、ギュレルの足が起爆装置、ベリンガムの頭が炸裂する。最初のヘッドが先制点となり、2度目も全く同じ形でベリンガムがヘッドを放ったが、ドミトロビッチのビッグセーブに止められ、こぼれ球もクロスバーに弾かれた。 ✅準備された設計図 背景には綿密な準備がある。老獪なモウリーニョはセットプレーを重視している。全体的なゲームプランが完全に浸透し、チーム全員がフィジカルのピークに達するまでの橋渡しとして、セットプレーから勝点を積み上げる戦略だ。この局面を設計・調整するのは主要なアシスタントコーチの一人、ペドロ・マチャド(ケディラも補佐)。先制点のあと、モウリーニョが笑顔で肩を叩く場面もあった。 ✅「得点力のある選手」 ピッチ上でのポジション配置はモウリーニョが決断したものだ。「彼は非常に強く、得点力のある選手だ。6番や8番に置けばゴールへの近さを失う」と指揮官は分析した。トップ下というポジションが復活し、そして定着する。モウリーニョにとって4-2-3-1は"お気に入りの形"であり、ディオマンデが本調子を取り戻せば4枚の脅威をピッチに送り込める。もしディオマンデでなければ、明らかにそのポジションを望んでいるギュレルが候補だ。 ベリンガムはW杯でも輝きを見せたが、フィジカルはまだ万全ではない。「ジュードがあれだけ長くプレーできるとは思っていなかった」とモウリーニョも認めた。それでも別の方法で仕留め続けている。ギュレルの精度ある左足という「引き金」が、その力を引き出している。

MARCA2026年8月23日

ベリンガム、2023年加入時の輝きが戻ってきた──コルネジャで圧巻の60分間

スペイン紙『MARCA』が伝えた。昨シーズンのベリンガムは苦しんだ。シャビ・アロンソとの関係は噛み合わず、サッカー観の違いから緊張が高まった。アルベロア政権下では日常が楽になったが、本来の輝きを取り戻すには至らなかった。 そしてW杯。トゥヘルのイングランドはベリンガムを攻撃的に使い切るスタイルではなかったが、ベリンガムはチームの中心選手としてW杯を戦い抜き、得点を重ねた。その追い風を持ってモウリーニョのマドリーに合流し、エスパニョール戦でそれを証明した。最高のフィジカルコンディションではなかったにもかかわらず、コルネジャで圧巻の約60分間を見せた。 ✅「この位置が彼の場所だ」──モウリーニョが明言 試合後、モウリーニョは明確に語った。「私にとって、これが彼のポジションだ。攻撃陣との接点になれる場所だ。ゴールに近い位置にいなければならない選手だ。6番や8番でもプレーできるが、そこに置くとゴールへの近さを失う。フィジカルのピーク時のベリンガムは、90分間にわたって運動量・質・得点機会をすべて提供できる選手だ」。先発起用について迷いもあったと明かしたが、結果的にピッチで79分間を過ごし、この日のチームの中で最高の選手だった。 ✅2023年加入時の姿が蘇った 先制ヘッドゴール以上に、この日のベリンガム全体のプレーが印象的だった。2023年夏にマドリーへ加入し、2024年2月のヒロナ戦で負傷するまでのあの輝かしい期間の姿が戻ってきた。あのベリンガムがコルネジャに現れた。 ✅中盤の調整が残る課題 モウリーニョは試合後の会見で今後の課題も正直に語った。「ベルナルドとバルベルデを後ろに置いてスタートした。ベルナルドには組み立て能力がある。ただバルベルデの攻撃参加は少し失われる。あのポストに当たったシュートが入っていれば素晴らしかった。チュアメニやカマヴィンガと組めば、バルベルデはより高い位置に出られる。みんなで理解を深めている最中で、勝点を失わずに深めていけているのは良いことだ」。 ベリンガムが最も輝けるポジションには、ベルナルド・シウバ、ギュレルなども候補に挙がる。しかしベリンガムの最高形を引き出せるなら、優先すべき答えは一つだ。

MARCA2026年8月23日

エスピ、90分の一撃でモウリーニョの初陣を祝福──ベリンガムとカラトラバがゴール【エスパニョール戦クロニカ】

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーに何か変わったものがある──それがカルロス・エスピだ。エリアに特化したストライカー、どんなこぼれ球も押し込む泥臭いプロフェッショナル。彼が90分にモウリーニョ第二次政権の初勝利に署名した。昨シーズンのアルベロア体制と非常に似た試合──立ち上がりは上々、その後は勢いが落ちて相手の反撃を招き、バランスを欠いた。エスパニョールは最後まで顔を上げて戦ったが、カウンターへの賭けは今回は実らなかった。 ✅モウリーニョのサプライズ初陣 情報を事前にリークした"もぐら"はいなかった。だからこそ驚きも大きかった──プレシーズンで輝いたギュレルをベリンガムが押しのけて先発に入り、ギュレルは右ウイングへ。アウェーゲームという状況でダンフリースをアレクサンダー=アーノルドより優先した判断は理にかなっている。ディオマンデは外れ、BMVが揃う形でモウリーニョは第二次政権をスタートさせた。 立ち上がりは理想的だった。少ないタッチで縦に速く、ダンフリースがギュレルとの縦関係で右サイドを制圧し、ボールなしの場面でも激しくプレス。セットプレーも機能した──ギュレルのキックからベリンガムがヘッドで先制。モウリーニョもベンチで立ち上がって喜んだ。 ✅ヴィニシウスの感情がゲームを変えた 試合を狂わせたのはヴィニシウスだった。開始早々にカラトラバからファウルを受けたが主審は笛を吹かず、これがブラジル人を逆上させた。その後も個人的な小競り合いに引き込まれ、本来の仕事から離れていった。カラトラバはその隙を見抜き、攻撃に絡み始めた。マドリーも間延びし、エスパニョールのハビ・エルナンデスが中盤のスペースを使い始めた。そのハビ・エルナンデスが右サイドに展開し、セカンドラインに落とすと、バルベルデとカレーラスの間で完全にフリーになったカラトラバが同点弾を叩き込んだ。 なおハイセンはロベルトとの接触で額をカットして出血、一時退場せざるを得なかった。 ✅後半──ギュレル交代のサプライズ 後半は主役が不在だった。エスパニョールはカラトラバとリーデルを2枚目のイエロー警戒で早めに交代。守備ブロックを組んでカウンターを狙う戦法にシフトした。マドリーはギュレルがベリンガムへのクロスでクロスバーを叩く場面を作ったが、試合を動かせない。ヴィニシウスもエドゥ・エスポシトへの接触でPKを要求したが、大げさな倒れ方で2枚目のイエローを招きかねない場面だった。 そしてモウリーニョはこの日最も輝いていたギュレルをベンチに下げ、ディオマンデを投入するという誰もが首をかしげる采配を見せた。ディオマンデは1対1で可能性を見せたものの精度には欠けた。試合は膠着し、白い星たちに精彩を欠いた。 ✅エスピ、プロの仕事 90分、エムバペが転倒した場面でこぼれたボールに誰よりも早く反応したのがエスピだった。入ったばかりの局面でもエムバペへの質の高いワンタッチパスを見せており、ゴールエリアでの嗅覚の高さは本物だ。エムバペがエスピへのイージーパスを失敗した場面もあったが、結局エスピ自身が自分で答えを出した。ゴールの専門家が、勝利を引き寄せた。

MARCA2026年8月17日

「エムバペは戻ってきた、ヴィニシウスはまだ途上」──最高の締め括り、残る悩みはギュレル・ベルナルド・ベリンガムの共存

スペイン紙『MARCA』が伝えた。モウリーニョには笑顔になれる十分な理由がある。エムバペの準備が整った──休暇からの復帰は最後の一人だったにもかかわらず。得点だけでなく、逃した2つの決定機も含め、まるでW杯の延長のようなスピードの切れ味を見せた。一方のヴィニシウスはまだ途上だ。後半にエスピのパスから2度の絶好機を迎えながら、ドリブルでの突破もスピードも仕上げも物足りなかった。エスピはアレクシス・シリアに無人のゴールへの決定的チャンスを贈ったが、シリアはこれを外した。エスピのようなプレーヤーをマドリーは必要としていた。 ククレジャとディオマンデがデビューを飾ったが、よくも悪くもなく——コンディション調整にはまだ時間が必要だ。時間を必要としないのがコナテだ。クルトワの負担を大幅に軽減するだろう。圧倒的なDFだ。ハイセンも改善を見せた。2ゴールを決められる場面もあったが、それでもモウリーニョの評価は変わらない──スタメンは難しいが、多くの試合に出場するはずだ。 ✅残る大きな悩み:三者の共存 それでもモウリーニョには大きな悩みが一つある。ベルナルド・シウバ、ベリンガム、アルダ・ギュレルをどう共存させるかという問題だ。シャルケ戦前半はギュレルの背後にベルナルドを配置したが、ベルナルドは精彩を欠いた。対照的にギュレルはエムバペの背後でプレーして輝いた──自然な帰結だ。後半ギュレルが休んでベルナルドが前に出たが、前半ほどの存在感は残せなかった。ベリンガムは出場時間が短く評価は保留となる。 シャルケ相手に6ゴールを狙える内容で、今プレシーズン最高の試合だった。全員が揃って初めて見えてきた形だ。これをリーガ本番で証明する番が来た。いよいよ、決戦の時だ。

AS2026年8月16日

「黄金の4銃士」合計市場価値5億9000万ユーロ——ディオマンデ・エムバペ・ヴィニシウス・ベリンガムが生み出す121ゴールの破壊力

スペイン紙『AS』が伝えた。モウリーニョがずっと待ち望んでいた瞬間が来た。プレシーズン中、指揮官は2度にわたってその思いを漏らしていた。フィオレンティーナ戦後には「良い選手たちがまだいない」と呼び、テレサ・エレーラ杯の後には「バルデベバスで別に調整している5人が誰かはみなさんご存知のはず。次の試合にはいよいよ本物が来る」と明言していた。そしてついに昨日、モウリーニョはプレシーズン初めて全選手を揃えて練習を行い、彼が思い描く「恐怖の黄金の4銃士」——4人の爆発的な攻撃陣を支えるシステムの構築に着手した。近代サッカー史においてこれほどの攻撃力を一つのチームに集結させたクラブはない。かつての「BBC」でさえも凌ぐ規模だ。その4人とは、ディオマンデ、エムバペ、ヴィニシウス、そして2列目にベリンガムである。 市場価値の合計は5億9000万ユーロ。Transfermarktの試算によれば、エムバペ(2億ユーロ)、ベリンガム(1億6000万ユーロ)、ヴィニシウス(1億4000万ユーロ)、ディオマンデ(9000万ユーロ)の4人がそれだけの価値を持つとされる。しかもマドリーはこれをきわめて合理的なコストで実現した。実際に支払った移籍金は、エムバペへの契約一時金が約4000万ユーロ(非公式)、ディオマンデ1億2500万ユーロ、ヴィニシウス4500万ユーロ、ベリンガム1億3000万ユーロ、合計3億4000万ユーロ(ボーナス条項除く)。現在の市場価値5億9000万ユーロをはるかに下回る投資額だ。 ✅ピッチでの姿 「黄金の4銃士」の初披露の舞台になりそうなのが、ゲルゼンキルヒェンで行われる今週日曜のシャルケ戦プレシーズン最終戦だ。ラ・リーガ開幕戦(8月22日、エスパニョール戦)を前にした最後の実戦で、多くの疑問が明らかになる。モウリーニョにとっての最大の課題は、この4人をどう活かしながらチームのバランスを保つかだ。現時点でポルトガル人指揮官が採用する基本布陣は4-2-3-1。エムバペが1トップ、その直後にベリンガムが純粋な「10番」として君臨する。ベリンガムはアンチェロッティ政権下での1年目と、タチェル体制のイングランドが制した直近のW杯でも同じポジションで輝いた。両ウイングはヴィニシウスとディオマンデ。4-4-2や4-3-3など別の布陣ではベリンガムがゴールから遠ざかり、守備負担も増えてしまう。 昨季のスタッツで見ると、この4人が叩き出す数字は圧巻だ。エムバペが42ゴール7アシスト、ヴィニシウスが22ゴール14アシスト、ディオマンデ(ライプツィヒ時代)が13ゴール10アシスト、ベリンガムが多くの負傷に苦しみながらも8ゴール5アシスト——ゴール85・アシスト36、ゴールとアシストの合計は121に上る。特にベリンガムには伸びしろがある。1年目は23ゴール13アシストを記録しており、ディオマンデもライプツィヒ時代より質の高い周囲を得た今季はさらなる上積みが見込める。 ✅他クラブとのアタッカー比較(昨季) ※2025/26シーズンの成績をもとにした比較。現在と所属クラブが異なる選手も含まれる。 マドリーのエムバペ・ヴィニシウス・ディオマンデの3人計(77ゴール31アシスト)を上回ったのは、バイエルンのケイン/ルイス・ディアス/オリーセ(109ゴール61アシスト)とバルセロナのフェラン・トーレス/ラフィーニャ/ヤマル(85ゴール33アシスト)のみ。マンチェスター・シティのハーランド/ドク/セメンヨ(57ゴール26アシスト)、パリSGのクヴァラツヘリア/デンベレ/ドゥエ(52ゴール33アシスト)、アーセナルのギェケレシュ/マルティネッリ/サカ(43ゴール19アシスト)にとどまり、マドリーのトリオは欧州トップ3位に入る。そこにベリンガムが加わるのだから、モウリーニョの「黄金の4銃士」が持つ破壊力は他の追随を許さない。

AS2026年8月15日

ディオマンデが初招集——エムバペ・ベリンガム・クルトワも復帰、シャルケ戦でプレシーズン最終テスト

スペイン紙『AS』が伝えた。レアル・マドリーは今日曜日にドイツで行われるプレシーズン最終戦(対シャルケ)に向け、大幅に刷新されたメンバーを発表した。今季からの新指揮官モウリーニョのもと、6選手が初めて招集リスト入り。新加入のディオマンデ、ククレジャ、コナテに加え、W杯帰りで合流が遅れていたエムバペ、ベリンガム、クルトワも今夏初めてメンバー入りを果たした。不在はエンドリッキとチュアメニ、および負傷中のミリタオ、ロドリゴ、メンディ、アセンシオのみ。 シャルケ戦(現地時間17:00、CEST)は、ラ・リーガ開幕戦のエスパニョール戦(8月22日)を前にした最後の実戦機会となる。モウリーニョはこの一戦を、先発11人の最終調整と新加入選手への出場時間確保の場として活用する構えだ。 最大の注目はやはりディオマンデだ。クラブ史上最高額の移籍金で加入したコートジボワール代表FWが初めてユニフォームを着る瞬間、そしてエムバペおよびヴィニシウスとの攻撃陣での「組み合わせ」がどう機能するかに多くの視線が集まる。エムバペ自身もこの夏初の実戦出場となる。 守備陣でも注目点がある。コナテが合流したことで、ハイセンとのCBポジション争いがさらに激化。左SBにはククレジャが入る。また、先日から存在感を示しているダンフリースとトレントの右サイドでの競争も続く。モウリーニョにとっては、エスパニョール戦でのスターティングラインアップを絞り込む最後のチャンスとなる。

MARCA2026年8月14日

モウリーニョのベリンガムへのミッション——「10番」として解放する構想

スペイン紙『MARCA』が伝えた。最後に合流したジュード・ベリンガムは、今からポジションを奪い返さなければならない。モウリーニョにとって彼は明確に「10番」であり、エムバペの背後でフリーロールを担う構想だ。エムバペが左サイドに流れたときのスペースを突くか、あるいは前線全体に関与する形が想定されている。 ベリンガムにとっても今季は特別なシーズンだ。ベルナベウが自分のサッカーに熱狂したのは、アンチェロッティのもとで「偽9番」を担った第1シーズンのみ。その役割を再び勝ち取る必要があるが、プレシーズンを十分に積んでいるギュレルが先にその席を占めている状況だ。 ワールドカップで7ゴール1アシストという圧巻の成績を残したベリンガムは、代表とマドリーの違いをこう語っていた。「自信の問題じゃない。マドリーでは少し低い位置でプレーしてきた。イングランドでは10番、あるいは少し前目の8番のような感覚だ。ポジションはどこでもいい。チームのためにいいプレーをしたいだけだ」 モウリーニョはベリンガムを早くから評価してきた。17歳でドルトムントで台頭した頃からランパードに重ね、「ベリンガムにはフランク・ランパードに似たものを感じる。守れるが攻撃的ポテンシャルも持っている。オールラウンドでクラシックなスタイル。プレースタイルも試合への関わり方も、17歳とは思えない成熟度だ」と絶賛していた。 今季のベリンガムの競争相手は加入以来最多だ。ベルナルド・シウバとギュレルが同じポジションを争えるため、最高のパフォーマンスが求められる。プレシーズンではギュレルがその役割で好調を維持しており、モウリーニョの采配も容易ではない。2人が同時に先発する場合は、どちらかをヤン・ディオマンデがいる右サイドに置くことになる。

AS2026年8月12日

ベリンガム始動、モウリーニョが「10番」に固定方針

W杯組の最後の一人として、ジュード・ベリンガムが今週水曜日にバルデベバスのトレーニング施設に合流しました。スペイン紙『AS』が伝えたところによると、月曜日に帰還したマルク・ククレジャ、イブラヒマ・コナテ、オーレリアン・チュアメニ、キリアン・エムバペに続く形で、スタウアブリッジ出身のこのMFが姿を現し、モウリーニョ監督はついくW杯参加選手全員を手元に揃えることとなりました。 なお、ベリンガムらW杯組はコルーニャ遠征(テレサ・エレーラ杯)には帯同しておらず、ディオマンデとともにバルデベバスで別調整を行いました。 モウリーニョが今夏の最重要課題の一つに据えているのが、ベリンガムの「再覚醒」です。 アンチェロッティ体制初年度だった2023-24シーズン、ベリンガムは23ゴール13アシストという驚異的な数字を叩き出し、バロンドール候補にまで上り詰めました。しかしその後の2シーズンは輝きが薄れ、インサイドハーフとして起用されたり、左サイドに流れる場面が増えたりと試行錯誤が続き、肩の手術という離脱も重なってポテンシャルを発揮しきれないままでした。 そんな中で訪れたのが今夏のW杯です。イングランドを3位に導いた8試合で7ゴール1アシストを記録し、「トップ下として解放された10番」としての輝きを世界に見せつけました。 『AS』によると、モウリーニョはこのW杯でのパフォーマンスこそが本来のベリンガムだと確信しており、自身が採用する4-2-3-1システムのトップ下に固定する方針を持っているとのことです。守備への貢献も求めつつ、ゴール前から遠ざけすぎず、最大限のポテンシャルを引き出す位置に置く考えです。ベルナルド・シウバやギュレル、ブラヒム・ディアスとは異なり、頻繁なポジション変更は求めず、あくまで「自分の10番」として機能させるイメージを描いています。 ただし、一つの火種が既に燻っています。 今夏のプレシーズンで最も輝きを放っているのが、ギュレルだからです。ブダペストでの親善試合ではノーゴールながら圧倒的な存在感を示し、ここまでの全プレシーズンをトップ下として過ごしています。モウリーニョは序列より調子を重んじる監督として知られており、ベリンガムとギュレルのポジション争いは今後最初の「難題」になり得ると『AS』は指摘しています。 その議論は来週以降に持ち越しとなります。今週はまず、ベリンガムの再出発が始まった…。

MARCA2026年7月14日

クロース、ベリンガムvsトゥヘルの対立を仲裁

ノルウェーを下して準々決勝を突破したイングランド代表をめぐり、ジュード・ベリンガムとトーマス・トゥヘル監督の公開衝突が波紋を呼んでいます。スペイン紙『MARCA』によると、元マドリーのMFトニ・クロースがTikTokの番組「クロース・アンド・クロース:ワールドカップを徹底解剖」でこの騒動についての見解を語りました。 事の発端は、トゥヘル監督が試合後のコメントで「選手たちのパフォーマンスに満足していない。自分たちで非常に難しい状況を作ってしまった」と公の場で発言したことにあります。 これに対してベリンガムは、「そうかもしれない…だが彼には、この過酷な状況の中でアーリング・ハーランド、マルティン・ウーデゴール、アントニオ・ヌサ、アレクサンデル・セルロートを相手に戦うことがどういうことか、分からないのかもしれない。あのチームと対戦するのは簡単ではない」と反論。この発言が大きな注目を集めました。 クロースは両者の言い分を聞いたうえで、まず監督側を支持しました。「試合後に選手たちがうまくプレーできなかったと言う権利があるのは、ほかの誰でもなく監督だろう…とりわけ、チームの信じられないメンタリティを称える発言を2分間した直後であればなおさら」と語り、「トーマス・トゥヘルは試合後に正しいことを言った。次の対戦相手はアルゼンチンで、その後にはスペインかフランスが待っている。運だけで2試合続けて勝てるわけがない。メンタリティだけでも無理だ。トゥヘルはノックアウトステージの戦い方を知っている監督で、クラブサッカーでそれを何度も証明してきた」と続けました。 一方でベリンガムへの理解も示し、「マイアミには何度も行ったことがあるが、あそこは最悪に不快な場所のひとつ。湿度は耐えられないほどで、あの環境で120分間プレーした後は、酷い出来だったと言われることだけは聞きたくない、しかも突破できたのに。だから少しカッとなるのは仕方がない」と語りました。 さらにクロースは、今回の騒動について「状況が過剰に煽られた面があると思う。本当の意見の相違があったとは思わない。選手たちの発言の中には、トゥヘルのスピーチを明確に称えたものもあると聞いている」と述べており、深刻な対立ではないとの見方を示しました。 ベリンガム本人はその後、46万8,000人超のInstagramフォロワーに向けて「まだ戦いは続いている。今度は準決勝。信じ続けよう!」と投稿し、ノルウェー戦突破を祝うとともに、チームメートと抱き合う写真や酸素マスクを着用した姿をストーリーズで公開しました。マドリーでのシーズン中から同様の回復メソッドを取り入れているベリンガムにとって、酸素マスクの使用は珍しいことではありません。

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