レアル・マドリードのチュアメニ、代表辞退で「遅れてきたプレシーズン」──ビジャレアル戦で生まれ変わった姿を
スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのオーレリアン・チュアメニが、代表ウィークを夏にできなかった「プレシーズン」に充て、体力と試合のリズムを取り戻している。準備は計画どおりに進んでおり、代表ウィーク明けのビジャレアル戦では先発する見込みだという。
✅ 「チュアメニは今から始まる」
チュアメニにとっての今季は、この長い代表ウィークの後から始まる。この2週間は、まさに彼の「プレシーズン」だった。モウリーニョ監督が会見でそう表現して以来、バルデベバスでもこの言葉が公然と使われている。 残るは調整の最終段階となる3週目だが、手応えは非常に良く、すべて計画どおりに進んでいる。 ダービーには、負傷は完全に癒えていたものの、実戦経験が足りず、体も試合勘も万全ではない状態で出場した。確信というより信頼に基づく起用だった。ジダン監督との合意のうえでフランス代表に行かずにマドリードに残り、足りなかった部分を締め直してきた。
✅ もう言い訳はできない
良くも悪くも、これで準備は整った。本人もそれを理解している。パフォーマンスが期待に届かなければ、「エンジンが温まっていない」という言い訳はもう通用しない。 それでもバルデベバスでは、コップに水が「半分も入っている」と見ている。チュアメニはコーチングスタッフにとってチームの柱であり、チームに安定をもたらす存在だ。ビルドアップでの落ち着き、そして何より守備での力強さが期待されている。 守備には不安がある。8試合で9失点。直近2試合ではエルチェ戦とダービーで2失点ずつと傷が広がった。どちらの試合にもチュアメニは出場していた。
✅ 監督「我々にとっては特権だ」
チュアメニ自身も、練習と出場時間、夏にできなかった「プレシーズン」が足りないと感じていた。 モウリーニョ監督はダービー前の会見で、「私は(代表に行かないという)決定に一切関わっていない。ジダンとチュアメニが話し合い、オーレリアンにとって最善なのは、できなかったプレシーズンをこなす時間を持つことだという結論に至った」と説明していた。 さらに「監督は彼に状況についての考えを伝え、将来も構想に入っていると話した。そのうえでこう合意した。我々にとっては特権だ。アトレティコ戦の後に休みを取り、その後、できなかったプレシーズンができる。もっと強くなって、これからに備えられる」と話した。そして、そのとおりに進んでいる。
✅ 「何時間も、何時間も」
フィジカル面の負荷が大きい数週間で、休みもほとんどなかった。多くのチームメイトが休みを楽しむ中、チュアメニは失った時間を取り戻すための3週間だと割り切った。W杯から抱えていた負傷のため、夏にできなかった個別の準備だ。 バルデベバスからは「何時間も、何時間も」練習しているという話が伝わってくる。ジムで、ピッチで、チームメイトとの練習と個別メニューを組み合わせ、体を取り戻すことに集中している。
✅ CB不足で「CBチュアメニ」の可能性も
目先の問題は深刻だ。ビジャレアル戦では先発する見込みだが、CBが足りないという緊急事態がある。 ミリトンはピッチでの練習を始めたが、復帰は早くても11月。ハイセンはダービーでの退場で出場停止、アセンシオは手術を受けたばかりで最低3か月離脱する。コナテも間に合う可能性はあるが、ぎりぎりだ。 コナテが間に合わなければ、モウリーニョ監督はリュディガーの相棒として、チュアメニか、カンテラのナセイ、ジョアン・マルティネス、マリオ・リバスのいずれかを選ぶことになる。
| CB | ビジャレアル戦 |
|---|---|
| ミリトン | 負傷(復帰は早くて11月) |
| ハイセン | 出場停止 |
| コナテ | 出場できるか微妙 |
| リュディガー | 出場可能 |
| アセンシオ | 負傷(手術、最低3か月) |
マドリーのCBの状況(出典: AS)
それは先の話だ。今はバルデベバスで自分を追い込み、体と感覚を取り戻し、試合が戻ってきたときに本当の意味で100%になっていること。チュアメニにとって、今季は代表ウィークの後に始まる。
※CB不足については「ビジャレアル戦はCBがリュディガー1人」、チュアメニとバルベルデのコンビについてはこちらでも伝えています。
