レアル・マドリードの辞任要求に、リーガのテバス会長が反論「これには名前がある。脅迫だ」──ネグレイラ事件でも真っ向から反撃
スペイン紙『MARCA』が、レアル・マドリードから辞任を要求されたリーガのハビエル・テバス会長の反論を伝えた。 テバス会長は長文のX投稿で、マドリーに真っ向から反撃。「これには名前がある。脅迫だ」と書いた。
✅ マドリーが「即時辞任」を要求
マドリーは金曜日の午後、声明を出し、テバス会長に「リーガ会長およびスペインサッカー連盟副会長からの即時辞任」を求めた。 きっかけは、テバス会長の最初の投稿だった。マドリーの情報発信を、ナチス・ドイツの宣伝相ゲッベルスのそれになぞらえ、「その手法はナチスのプロパガンダの仕組みを思わせる」と書いたことだ。
✅ 「13年間で何度辞任を求められたか、もう数えきれない」
テバス会長は、これに長文で反論した。主な内容は次のとおり。 「13年間で、マドリーの首脳陣に辞任を求められたり、資格停止を狙われたりした回数は、もう数えきれない。CSD(スペイン高等スポーツ評議会)への告発、直接または第三者を通じたもの、刑事告訴……。今日のもその一つだ。それでも、答えはいまだに届かない」 「彼らは中立と独立を混同している。私の立場に求められるのは独立性であって、不正に対して何もしないことでも、Real Madrid TVとその“代弁者”たちによる、我々の大会への絶え間なく、過剰で、侮辱的な攻撃に沈黙することでもない。リーガの会長はリーガを守らなければならない。マドリーの首脳陣に対してもだ」 (※原文の「portaCOCES」は、「スポークスマン(portavoces)」と「蹴り(coces)」をかけた言葉遊び)
✅ ネグレイラ事件で「マドリーこそ受け身だった」
「リーガは、ネグレイラ事件で最初から動いていた。受け身だったと繰り返しても、それが真実になるわけではない。彼らの受け身について話そう。訴訟に参加したことが、永遠の活動証明になるわけではない」 「フロレンティーノ(ペレス会長)は何か月もの間、スペインサッカー連盟の役員にとどまっていた。『Relevo』によると、彼と(バルサの)ラポルタ会長が暫定運営委員会を辞任したのは同じ日、2023年10月30日だった」 「2024年11月24日のソシオ代表総会で、バルサとの関係を断つかと問われた彼は、『バルサとマドリーは助け合わなければならない』『なぜ我々が怒らなければならないのか』と答えた。そう、2年も前のことではない」
✅ 「なぜスーパーリーグ離脱と時期が重なるのか」
「何が変わったのか。なぜこの過熱は、バルサがスーパーリーグから離れた時期と重なるのか。変わったのは事実の重大さか、それとも彼らの利害か。それまでReal Madrid TVの怒りはどこにあったのか」 「支払いが終わってから8年たった今も、審判たちがネグレイラの影響下で動いていると確信しているなら、一人ひとりに対してどんな証拠があるのか。国内の機関、UEFA、FIFAに、個別の告発をいくつ出したのか。バルサに責任を求めることは、一人ひとりの審判への告発の裏付けにはならない。動画は証拠の代わりにならない。人を標的にするのは、極めて重大で無責任なことだ」
✅ 「改革とは、彼らに従うことではない」
「審判改革は進んでいるし、まだやるべきこともある。もっと速く、もっと遠くまで進めたかった。だが、組織はマドリーの首脳陣が、自分たちの利害や気分、成績、バルサとの関係次第で望むことをやるわけにはいかない。他の関係者や、大多数のクラブの支持を無視することもできない。改革とは、彼らに従うことではない」 「私の結論はこうだ。彼らは国内の大会を『破壊』しようとしている。スーパーリーグで今のところ実現できなかったことを、自分たちのメディアと“代弁者”を使った歪められたストーリーで実現しようとしている。参加している大会の名声を攻撃しながら、それを『再生』と呼んでいる」
✅ 「否定するなら否定しろ、データを全部出せ」
テバス会長はさらに、マドリーに次のことを求めた。 ・テバス会長とネグレイラ氏を比べた発言を、記者がクラブ筋のものとしている。それが嘘なら否定すること ・リーガが試合日程でマドリーに不利益を与えているとクラブ筋が記者に伝えている。それが嘘なら否定すること ・試合の曜日や時間の変更を何回求め、何回認められ、そのうち何回がベルナベウの他のイベントに合わせるためだったかを公表すること 「善意で動いているなら、嘘は否定し、本当のことは説明し、全てのデータを出すことだ」
✅ 「これには名前がある。脅迫だ」
「その後で、私の辞任でも資格停止でも、社会的な『死』でも求め続ければいい。手口はもう知っている。『マドリーのファン全員をお前の敵にしてやる。お前は街を歩けなくなる』と言われたことも覚えている」 「人を標的にするのはやめ、首脳陣への批判を、クラブやファンへの攻撃と混同するのはやめてほしい」 「これには名前がある。脅迫だ。公式声明で包んでも、それが『再生』になるわけではない」
関連記事
レアル・マドリードのベルナベウで「テバスは辞任しろ!」の大合唱──「ラポルタは払い続けている」「ネグレイラは笛を吹き続けている」
レアル・マドリードのモウリーニョ、テバス会長に「臨床的なケースなら許せる」──ヴィニシウスには「私ならここにはいない」、セビージャ戦前日会見
レアル・マドリードのモウリーニョ、ネグレイラ事件をカルチョポリと比較「何も起きないなら、世界最大の審判買収スキャンダルだ」
ネグレイラ事件、刑法専門の弁護士が解説「UEFAは過小評価されている本当の脅威」──レアル・マドリードの戦略とは
