レアル・マドリードのククレジャにベルナベウ中から口笛、その理由は──転売で散らばったドイツ人ファン、ユーロ2024のハンドを忘れず
スペイン紙『MARCA』が、CLライプツィヒ戦でククレジャに浴びせられた「奇妙なブーイング」の理由を伝えた。 ククレジャがボールに触れるたびに、ベルナベウのあちこちから口笛が響いた。その正体は、スタジアム中に散らばったドイツ人ファンだった。
✅ 70分、ククレジャ投入で口笛
70分、カレーラスに代わってククレジャがピッチに入ると、ベルナベウに困惑が広がった。ククレジャがボールに触れるたびに、驚くような口笛がスタジアム中のスタンドを駆け巡ったからだ。 ホームのスタジアムでは理解しがたい出来事に見えたが、その裏には、意外な「数」の事情と、今も残る恨みがあった。
✅ 転売で「潜り込んだ」ドイツ人ファン
マドリーの警備計画では、約2000人のドイツ人ファンを北側ゴール裏の最上段に配置することになっていた。 しかし、ピッチ上で明らかになった状況は、まったく違っていた。転売や別ルートのチケットを使って、何百人ものドイツ人ファンが、地元ファンの席にまぎれてスタジアム中に静かに入り込んでいたのだ。 彼らが散らばっていたことで、口笛が一か所からではなく、ベルナベウのあらゆる場所から強く響いているような、奇妙な感覚が生まれた。
✅ ユーロ2024のハンドを忘れない
ドイツのファンは、ユーロ2024準々決勝の出来事を忘れておらず、許してもいない。 延長戦の苦しい時間帯、ムシアラのシュートがククレジャの手に当たった。主審もVARもPKを取らず、スペインは開催国ドイツを破って準決勝に進んだ。 さらに火に油を注いだのは、数か月後、UEFA自身が、あのプレーはPKにすべきだったと公式に認めたことだ。
✅ ベルナベウが拍手で対抗
散らばったドイツ人ファンの「音の攻撃」は、その珍しさから最初はスタジアムを驚かせた。しかし、マドリディスタの忍耐はすぐに尽きた。 ククレジャが受けている奇妙な「わな」に気づくと、ベルナベウの残りの観客は、ククレジャがボールに触れるたびに拍手を送り、敵意のある空気に対抗しようと選手を後押しした。
