レアル・マドリードのエンドリッキ、全てに逆らう男──今季4分から逆転劇の主役に、モウリーニョ「レンタルなどありえない」
スペイン紙『MARCA』が、ローマ戦(4-3)で逆転劇をけん引したエンドリッキについて伝えた。 今季わずか4分の出場で、1月の移籍も視野に入れていたエンドリッキが、モウリーニョ監督の言葉を裏付ける活躍を見せた。
✅ 全てに逆らってきた男
エンドリッキは、あらゆるものと戦うことに慣れている。期待、焦り、出場時間の少なさ、そして飛び立とうとするたびに繰り返されそうになる現実。 昨季もそうだった。マドリーで得られなかった主役の座を取り戻すため、リヨンへのレンタル移籍を選んだ。 リヨンではサッカーを取り戻し、21試合で8ゴール5アシスト。継続して出場すれば、その大胆さが違いを生む武器になることを証明した。
✅ 今季はわずか4分、再び移籍も視野に
しかし今季も、当時とよく似た状況になりつつあった。ローマ戦まで、エンドリッキの出場時間はわずか4分。プレシーズン中の筋肉の負傷で出遅れ、回復後もモウリーニョ監督の構想に入る余地を見つけられずにいた。 エムバペが主役を独占し、エスピが存在感を増す中、エンドリッキは再び1月の退団を視野に入れていた。偶然にも、夏に獲得に近づいていたローマが、再び移籍先の候補として浮上していた。
✅ モウリーニョ「レンタルなどありえない」
しかし、モウリーニョ監督は一度目もそれを阻止した。今夏のレンタル移籍を止めたのは、エンドリッキの可能性を知っていて、攻撃のオプションとして残したかったからだ。考えを変えるつもりはないようだ。 オリンピコでの活躍の後、モウリーニョ監督はエンドリッキの将来についてさらにはっきり語った。 「彼がレンタルに出されることはありえない。彼が我々にまだ何をもたらせるか、私は知っている」 エンドリッキはチャンスを力強いアピールに変えた。CLでは88分に1ゴールのペースだ。
✅ 59分からの「嵐」
マドリーが1-3でリードされていた59分、エンドリッキはピッチに入った。試合は反撃を求めていて、エンドリッキは嵐のように応えた。 リヨン時代にもスペースを見つけていた右サイドから、スピード、突破、そしてしつこさでローマの守備を崩し、マドリーの攻撃を活性化させた。 2-3の場面では、エンドリッキのヘディングをGKがはじき、そのこぼれ球をエスピが押し込んだ。そのわずか2分後、エンドリッキは再び跳び上がり、3-3のヘディングを決めた。MVPに選ばれ、チームメイトからも称賛を受けた。
✅ 「2つの石から火を起こす」選手
この飛躍は、何年も前から漂っていた疑問を呼び起こす。もっと出場したら、エンドリッキはどれだけのものをもたらせるのか。 出場は少ないのに、多くのものを生み出す。20歳で、まだ細部を磨き、判断の精度を上げ、時に尽きることのないように見えるエネルギーの使い方を学ぶ必要はある。 それでも、磨く必要のないものがある。試合を揺さぶる力だ。エンドリッキは「2つの石から火を起こす」選手だ。
✅ ヴィニシウスの出場停止で扉が開く
それでもエンドリッキは自分の立場を理解していて、状況が変わると決めつけることはしなかった。 「今日のことで自分の立場が変わるかどうかは分からない」と、最後の判断は監督にあると認めた。 公の場で要求も不満も口にせず、パフォーマンスで語った。そして、ヴィニシウスのリーガでの出場停止で、次の4試合には扉が開かれている。 「ベンチで神と話していた。横を見たら、ヌーノが僕を呼んでいた。行きながらも神と話し続けていた。こんなに早く出るとは思っていなかったから。試合に入って、一番好きなこと、サッカーをすることができた」
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