レアル・マドリードの会長にナダル氏はなれるのか──理事会入りで何が変わる? 会長選の出馬には「ソシオ歴20年」、2031年に到達
ラファエル・ナダル氏のレアル・マドリードの理事会入りで、将来の会長をめぐる議論に、再びナダル氏の名前が挙がっている。 スペイン紙『MARCA』が、ナダル氏が会長になるために何が必要か、理事会入りで何が変わるのかをまとめている。
✅ 後継者に選ばれたわけではない
マドリーは11月4日、11月21日(土)に開かれる代議員総会で、ナダル氏の任命の承認を諮ると発表した。 マドリーにとっても、ナダル氏にとっても、大きな一歩だ。 ただし、フロレンティーノ・ペレス会長の後継者に選ばれたことを意味するわけではない。
この点について、クラブもナダル氏の周辺も、完全に口を閉ざしている。 今のところ、テニスのレジェンドは、世界的な存在感が自然に生み出す以上の騒ぎを起こさずに、クラブの一員になる、と『MARCA』は書いている。
✅ 「腕組みをしているためではない」
マドリディスモ、国際的な知名度、そしてキャリアが生む尊敬が、ナダル氏が会長をめぐる話題に名前が挙がる理由だ。 グランドスラム22勝、オリンピックの金メダル2個を誇るナダル氏は、世界中で知られている。 史上最も多くのタイトルを取ったクラブとの結びつきは、世界規模の「見事な一手」だ、と『MARCA』は書いている。
ナダル氏自身が話したとおり、理事会に入ることで、クラブの運営を内側から知り、経験を積むことができる。 マドリーも声明で、ナダル氏を迎える理由として「勝負強さ、献身、ライバルへの敬意」を挙げた。 ナダル氏をよく知る人たちは、腕組みをしているためではなく、できることすべてで貢献するためにこの一歩を踏み出したのだと話している。
✅ 会長になるために必要なこと
会長選に立候補するには、具体的な条件がある。
| 条件 | |
|---|---|
| 会長 | 連続20年以上のソシオ歴 |
| 副会長 | 連続15年以上のソシオ歴 |
| そのほかの理事 | 連続10年以上のソシオ歴 |
| 立候補の際の保証 | 支出予算の15%以上の銀行保証(候補者グループの個人資産で裏づける) |
レアル・マドリードの定款第40条などによる立候補の条件(『MARCA』の記事をもとに作成)
ナダル氏は2011年から名誉ソシオで、ソシオ番号は67778だ。 ソシオ歴がこの年から数えられるなら、20年に達するのは2031年になる。
✅ 理事会入りで開く「もう一つの道」
理事会に入ることで、定款に定められた別の可能性も開ける。 会長職が完全に空席になった場合、理事たちがメンバーの中から1人を選び、総会がそれを承認するという道だ。 この道は存在するが、定款には、それを使うためにソシオ歴15年で足りるとは書かれていない、と『MARCA』は書いている。
| ナダル氏 | |
|---|---|
| ソシオ | 2011年から名誉ソシオ(ソシオ番号67778) |
| ソシオ歴20年(会長選の条件) | 2011年から数えると2031年に到達 |
| 理事会入り | 11月21日(土)の代議員総会で承認を諮る |
『MARCA』の記事をもとに作成
✅ 「もちろんうれしいが、人生の計画にはない」
ナダル氏は、会長職に魅力を感じていることを隠したことはない。 ただし、決まった目標として語ることは避けてきた。
2024年、ラ・セクスタの番組「El Objetivo」で、アナ・パストール氏のインタビューに、はっきりとこう答えていた。 「もちろんうれしいけど、人生の計画にはない。」 いつか状況が整えば、考える可能性も残していた。
✅ リケルメ氏の立候補との関係は否定
最近では2026年5月に、エンリケ・リケルメ氏の立候補とナダル氏を結びつける報道を否定した。 ナダル氏はリケルメ氏と良い関係にあり、リケルメ氏は昨日、ナダル氏に手を差し伸べた。 ナダル氏は、ペレス会長への敬意を示し、自分のプロジェクトに集中していると話した。 それでも、将来起こりうることへの扉は閉ざさなかった。
今、ナダル氏には、マドリーの中で働き始めるチャンスがある。 この一歩を将来の会長職につなげられるかどうかは、そのときのナダル氏の意思、集められる支持、そしてクラブの条件を満たすかどうかにかかっている。 今のところ、すべてがかみ合っている、と『MARCA』は締めくくっている。
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