代表ウィーク前に5連勝を──ダービーを制して最高潮のまま止まれ
スペイン紙『AS』が伝えた。
メトロポリターノでのマドリー・ダービーが、モウリーニョ2.0の最初の採点となる。そのダービーをどう迎え、どう終えるか──バルデベバスを覆う最大のテーマだ。モウリーニョとコーチングスタッフは数週間前からひとつの意識を選手に叩き込んでいる。「代表ウィーク前にトップ状態で止まれ。できれば最高の状態で」。
具体的にはダービーまでの残り全試合を勝ち切り、ダービー本番で一発かますこと。ラ・カルトゥーハ(ベティス戦)での試合とベルナベウでのラージョ戦を制し、リーガ5戦全勝という形で土台を固める狙いがある。マラガ戦で見せた守備組織の新システム(完封)や、まだ調整中のディオマンデのコンディション管理など、積み上げを続けている段階だ。クルトワが言う「チームの飢え」が生き続けているかどうかも問われる。
✅ シャビ・アロンソの5-2が「警告の比較例」として生きている
モウリーニョは、マドリー監督就任前に今シーズンのチームをあまり詳しく見ていないと強調する。比較を避けるためだ。ただ、メトロポリターノでのシャビ・アロンソ政権崩壊のきっかけとなった「メトロポリターノ(アトレティコ本拠地)での5-2敗戦」は強く意識しているはずだ。生まれたばかりのプロジェクトを揺るがしたあの一戦は、今のモウリーニョ体制への警告としてリアルに生きている。
✅ 代表ウィーク中の「居残り組」
代表ウィーク明けのチーム状態は常に不確定要素だ。モウリーニョはエスパニョール戦前に皮肉を交えてこう語っていた。「3日おきに試合が続いたあと、いわゆる3週間の「お休み」が来る……どんな状態で戻ってくるかは分からない」。
ただ、バルデベバスに残れそうな主力もいる。ドイツ代表引退を表明したリュディガーはそのまま居残り調整が可能。ハイセンも今回の招集には呼ばれない可能性が高く、今シーズン序盤の好調を継続できる環境にある。トレントに関してはトゥヘルの判断次第。エンドリッキは筋肉系のトラブルから復帰途上にあり、アンチェロッティとの良好な関係をモウリーニョは強調している。
代表ウィーク中も、エスピやセルヒオ・マルティネスのように新しい白いユニフォームへの適応を続ける選手にとっては、貴重な「磨きの時間」になる。