AS2026年8月9日 05:34

ケディラが戻ってきた、今度はモウのコーチとして

クラーゲンフルトで行われたフィオレンティーナとの親善試合。ウォームアップのピッチサイドで「行け、行け、行け!」と叫び続ける肉厚な体格の男がいた。サミ・ケディラ、39歳。マドリーの元主将格が、モウリーニョ監督の「特別アシスタント」として公の場に初めて姿を現した瞬間だった、とスペイン紙『AS』が伝えました。 ウォームアップを仕切り、テンポを作り、選手に個別の指示を出す。その場にはアルダ・ギュレルとカマヴィンガもいた。バルデベバスで日々ともに過ごすスタッフは「モウのメッセージをうまく伝えられる人間だ」と口をそろえます。 現役時代のケディラはチーム内で「確かな声を持っていたが、どちらかといえば一歩引いた存在だった」と、ベテランのクラブ関係者は同紙に証言しています。それが今は違う。「もっとリーダーとして戻ってきた」という声が上がるほど、その立ち居振る舞いは以前と別人のように映るようです。 引退後の5年間、ケディラは自分を磨き続けていました。2021年にはESPNでEUROのアナリストとしてデビューし、その後も複数の放送局で解説者を務め、落ち着いた分析スタイルで評価を得てきました。今年4月にはチャンピオンズリーグ準々決勝のバイエルン対マドリーをベルナベウのテレビブースで解説する姿も確認されています。 さらに2022年にはUEFAが国際経験を持つ元プロ選手を対象に設けた2年制の修士課程を修了。リーダーシップとコーチングを専攻し、ネマニャ・ヴィディッチやナイジェル・デ・ヨングらとともに学んだといいます。 モウリーニョは電話一本でケディラを説得したと伝えられています。マイクとヘッドフォンを置いてほしい、というひと言で。モウが見込んだのは、かつてベルナベウのピッチで信頼を置いた男の「真剣で、熟考型で、分析的な性格」でした。 同紙は、必要な場面ではカランカがかつて行ったように、ケディラが監督の代理として会見に臨む可能性にも言及しています。単なる監督と更衣室をつなぐ橋渡し役ではない。波乱続きだった昨シーズンから再出発しようとするマドリーに、ピッチの内外でリーダーが必要だという認識のもと、ケディラは戻ってきました…

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