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The Athletic2026年11月5日 14:50

レアル・マドリード入りが近づくJJ・ガブリエル、トップチームへの道は保証されていない──The Athletic「ウーデゴールが知っているように」

アメリカメディア『The Athletic』が、レアル・マドリード入りが近づく16歳のJJ・ガブリエルについて、マドリーで若手がトップチームに定着する難しさを伝えている。 執筆は、ギジェルモ・ライ記者だ。

✅ 「扉を打ち破る」難しさ

スペイン語の「tirar la puerta(扉を打ち破る)」という表現は、マドリーでは、若手がトップチームに定着する難しさを表すのによく使われる。

その完璧な例が、今はアーセナルのキャプテンでプレミアリーグ王者のマルティン・ウーデゴールだ。 欧州のトップクラブがこぞって関心を示す中、16歳でノルウェーから加入したが、ベルナベウで定着できず、2021年にアーセナルに売却された。

ブラジル代表FWのエンドリッキも、似たような経験をしている。 2024年に、最大6000万ユーロになる契約でパルメイラスから獲得した。 20歳のエンドリッキはマドリーで3シーズン目を迎えているが、まだ定期的にベルナベウを沸かせてはいない。

昨夏、マドリーはリーベル・プレートのウイング、フランコ・マスタントゥオーノに6200万ユーロを支払った。 わずか18歳で、アルゼンチンサッカー史上最高額の売却になった。 それからわずか1年で、成長に必要な出場時間を求めて、フィオレンティーナにレンタル移籍した。

マンチェスター・ユナイテッドから1月に加入する見込みの16歳、JJ・ガブリエルにとっても、道は簡単ではないだろう。

✅ 下部組織からトップチームに定着するのは難しい

CBのラウール・アセンシオ(23歳)は24-25シーズンにチャンスを与えられ、今もチームの一員だ。 MFのチアゴ・ピタルチ(19歳)も、昨季はチームの端にいた。 しかし、レギュラーとして定着した選手となると、道はずっと険しい。

✅ ウーデゴールの例

最も目立つのが、ウーデゴールの例だ。 ノルウェーのストレームスゴトセトで頭角を現し、欧州の多くのクラブが追いかけた末に、2015年に400万ユーロでマドリーに加入した。

カスティージャで2年を過ごし、ヘーレンフェーン、フィテッセ、レアル・ソシエダにレンタルされ、ソシエダで真価を見せ始めた。 20-21シーズンには、ついにトップチームの座をつかんだように見えた。 しかし、そうはならず、最終的に3500万ユーロでアーセナルに売却された。

✅ 下部組織は「利益を生む」場所に

ここ数年、マドリーの下部組織は、クラブにとって別の役割を果たすようになっている。 売却して、大きな利益を生むことだ。 トップチームに届くことよりも、プロサッカーでキャリアを築ける選手を育てることを優先してきた。

この夏は、それがこれまで以上にはっきりした。 マドリーは、下部組織出身の選手に関する取引で、約2億1500万ユーロを生み出した。

選手内容
ゴンサロ・ガルシアフラムへ4000万ユーロ+変動額200万ユーロ、将来の売却益の30%
ニコ・パスコモとの契約を6000万ユーロで再交渉(2024年8月にセリエAへ移籍)
ビクトル・ムニョス2025年7月に500万ユーロでオサスナへ(売却益の50%を保持)。この夏、リバプールが4000万ユーロで獲得

この夏の下部組織出身選手に関する主な取引(合計約2億1500万ユーロ。『The Athletic』の記事をもとに作成)

✅ 「カルバハル・ルート」

マドリーは、若手を完全に手放すのではなく、いつも買い戻しオプションを残し、ベルナベウに戻る道を残している。 これは「カルバハル・ルート」と呼ばれるようになった。

ダニ・カルバハルは、2012年にマドリーからレバークーゼンに移籍したが、ドイツで素晴らしいシーズンを送って戻ってきた。 そして、マドリードで25個のタイトルを獲得し、昨季の終わりにクラブを去った。

✅ どのポジションも競争は激しい

トップチームの前線には、エムバペ、ヴィニシウス、ヤン・ディオマンデが定着していて、ロドリゴ、ブラヒム、アルダ・ギュレルが控えている。 マドリーでは、どのポジションでも、いつも競争が激しい。

例えば、マドリーは25-26シーズン開幕前に、ベンフィカから左SBのアルバロ・カレーラスを5000万ユーロで獲得した。 1月に解任されたシャビ・アロンソ監督の後を継いだアルバロ・アルベロア監督のもとで苦しんだ後、カレーラスはチームに残った。 しかし、マドリーはこの夏、チェルシーからマルク・ククレジャを5500万ユーロ+変動額500万ユーロで獲得した。

長くクラブにいる選手も、同じような難しさを経験している。 2021年に18歳でレンヌから3500万ユーロで加入したMFエドゥアルド・カマヴィンガは、チャンピオンズリーグを2回制しながら、いまだに不動のレギュラーにはなっていない。

✅ 「今」勝つことが求められる

この2シーズン、主要なタイトルを取れなかったことで、マドリーには「今」勝つ必要がさらに強まった。 特に、モウリーニョ監督を2度目の就任で呼び戻したことで、なおさらだ。 焦点は、未来を作ることではなく、今ここに向かいがちだ。

カルロ・アンチェロッティ監督の時代もそうだった。 アンチェロッティ監督は、エンドリッキについて「マドリーにいたいなら、少しベンチで過ごすのは普通のことだ」と話したことがある。

CBのディーン・ハウセン(21歳)は、マドリーがボーンマスに5800万ユーロを支払って獲得してから2シーズン目。 攻撃的MFのアルダ・ギュレル(21歳)は、フェネルバフチェに3000万ユーロを支払って獲得してから4シーズン目だ。 2人とも、我慢が必要だった。

選手加入時の年齢移籍元移籍金
ウーデゴール16歳ストレームスゴトセト400万ユーロ(2015年)
ヴィニシウス18歳フラメンゴ4500万ユーロ(2018年)
カマヴィンガ18歳レンヌ3500万ユーロ(2021年)
エンドリッキ—パルメイラス最大6000万ユーロ(2024年)
マスタントゥオーノ18歳リーベル・プレート6200万ユーロ
ディオマンデ19歳RBライプツィヒ最大1億4000万ユーロ(固定1億2500万+変動1500万)
JJ・ガブリエル16歳マンチェスター・ユナイテッド1月に加入の見込み

マドリーが獲得した主な若手選手(『The Athletic』の記事をもとに作成)

✅ ヴィニシウスと同じ道は難しい

JJ・ガブリエルが、ヴィニシウスと同じ道をたどるのは難しいだろう、とライ記者は書いている。 ヴィニシウスは、2018年に18歳で、4500万ユーロでフラメンゴから加入した。 上層部、特にチーフスカウトのジュニ・カラファト氏とフロレンティーノ・ペレス会長から、忍耐と後押しを受けた。

ヴィニシウスは、より不安定な時期に加入し、それを利用して、カスティージャから少しずつチームに食い込んでいった。

モウリーニョ監督がベンチから安定を取り戻そうとしている中、マドリーが才能探しでより大きなリスクを取っているのは明らかだ。 ディオマンデの獲得と、16歳の選手の追跡が、それを物語っている。 マドリーは、RBライプツィヒに、クラブ史上最高額の1億4000万ユーロ(固定1億2500万ユーロ+変動1500万ユーロ)を支払う可能性がある。 ディオマンデはまだ19歳で、トップレベルでの経験は1シーズンしかないにもかかわらずだ。

✅ ウーデゴールの最年少記録

ウーデゴールは、2015年5月23日に16歳157日でマドリーのトップチームにデビューし、クラブ史上最年少の選手になった。 2010年10月6日生まれのJJ・ガブリエルは、移籍市場が再び開く1月1日に、16歳87日になる。

JJ・ガブリエルが、この中でどこに収まるのか。 それは興味深いところだ、とライ記者は締めくくっている。

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