レアル・マドリードのセビージャ戦、モウリーニョは「ベルナベウが求める姿」に──ギュレルに指揮権、「誰もヴィニシウスを恋しく思わなかった」
スペイン紙『MARCA』のJuan Ignacio García-Ochoa氏が、セビージャ戦の「裏の試合レポート」となるコラムを掲載した。 同氏は、この試合のモウリーニョ監督こそ、ベルナベウが求めていた姿だったと主張する。
✅ 実力主義でエンドリッキを先発に
モウリーニョ監督はセビージャ戦で、チームを任された時に多くの人が期待していたことをやってみせた、と同氏は書く。 ローマ戦の出来事に公平に応え、エンドリッキを先発に抜擢した。純粋な実力主義で、まさにベルナベウが求めていたものだ。 バルベルデも右SBに置いた。本人はそこでプレーすることにあまり乗り気ではない。モウリーニョ監督はバルベルデの考えを知っているが、チームの必要性を優先した。
✅ ギュレルに「指揮権」
何より、モウリーニョ監督はギュレルに指揮権を委ねた。ギュレルが試合を組み立て、マドリーは別のチームになった。 今季最高の試合の一つで、それは偶然ではなさそうだと同氏は言う。モウリーニョ監督は「不可侵」に見えた駒を動かし、チーム全体での答えを見つけ、マドリディスモを少し楽観的にさせた。カンプ・ノウでもこの選択を続けるかが注目だ。
✅ 「誰もヴィニシウスを恋しく思わなかった」
最後に、決して小さくない細部がある。誰もヴィニシウスを恋しく思わなかったのだ。 不可欠な存在としての立場を主張する根拠を失いつつあるヴィニシウスにとっては、心配なニュースだ。ディオマンデは、守備の仕事とチームへの献身ではるかに上回り、さらに深さと突破力ももたらしている。 「モウリーニョ監督が本当に実力主義を貫くなら、ここでも重要な決断を下さなければならない。もっとも、それは11月以降の話だが」
✅ ギュレルのゴールか、エムバペのゴールか
マドリーは、2つの芸術作品でリードしてハーフタイムを迎えた。 最初に描いたのはギュレルだ。左側からペナルティエリア手前に落ちてきたボールを、ゴール上隅に突き刺した。ボールを撫でるように包み込み、GKヴラホディモスから遠ざかる軌道を描いた、美しく正確なキック。ゴラッソだった。 続いて、エムバペがマドリーでのベストゴールを決めた。背を向けて受けると、ワンタッチでダンサーのようにターン。雷のようにペナルティエリアに飛び込み、ワンタッチでセビージャのGKを座らせ、もうワンタッチで決めた。チクタク。ベルナベウは、フランス人FWに心を奪われた。
✅ 「自分の決断を見直せる監督」
モウリーニョ監督は、最初のプランを変えてでも、最高のマドリーを探して手を加え続けている。それは良い知らせだと同氏は言う。 バルベルデとチュアメニのドブレピボーテは動かせないように見えたが、モウリーニョ監督は自分の決断を見直す姿勢をはっきり示した。バルベルデをSBに移し、ギュレルに舵を任せると、ギュレルは独演会で応えた。エンドリッキの活躍も先発で報いた。 まだ解決策を探し続けている監督であることを物語る修正で、シーズンの残りで鍵になるかもしれない。
✅ 最高のククレジャ
マドリーは、セビージャ戦で最高のククレジャを楽しんだ。激しく、攻撃的で、深みがある。ベルナベウはついに、スペイン代表で見せるククレジャ、自分のサイドを支配できるSBを見た。 最高の試合が、前にディオマンデがいた試合と重なったのは偶然ではなさそうだ。ディオマンデの働きは、ククレジャとチーム全体にとって恵みだ。FWが汗をかきたがらないチームで、その献身は称賛に値すると同氏は書く。
✅ 毎試合のビッグセーブ
穏やかな日でも、クルトワは登場しなければならない。2つのビッグセーブで、勝利を危険にさらさなかった。 前半は、アグメのシュートを手を伸ばして止め、セビージャの2-1を防いだ。3-0の後半には、フォファナのシュートを好セーブ。毎試合の見事なセーブだった。
✅ ディオマンデもゴール
ディオマンデはゴールが欲しくて、決めるまで止まらなかった。強烈な右足でゴールラッシュを締めくくり、今のヴィニシウスとのパフォーマンスの差をさらにはっきりさせた。 ゴール前では特にうまくいったわけではなかったが、試合を通してハンマーのように打ち続け、最後まで仕掛け続けた。「かつてヴィニがそうだったように」と同氏は書く。
✅ フォファナがセビージャを変えた
ユスフ・フォファナは、大敗したとはいえ、ベルナベウで非常に良いプレーを見せた。その加入は、違いを生める選手を必要としていたチームの推進力になっている。チーム全体のレベルを上げ、今季以上に上を目指す根拠をセビージャに与えている選手だ。
※本記事は、MARCAのJuan Ignacio García-Ochoa氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。
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