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ギュレルの最新ニュース

レアル・マドリードのアルダ・ギュレルに関するニュースを新しい順にまとめています(33件)。

AS2026年10月6日

レアル・マドリードのアルダ・ギュレル、2031年までの契約延長で合意──年俸もアップ

スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーとアルダ・ギュレルが、契約を2031年まで延長することで合意した。加入時に結んだ2029年までの契約を2シーズン延ばす内容で、マドリーでの初めての契約延長となる。 ✅ 加入4年目の21歳、存在感の高まりを反映 同紙が9月10日に報じた交渉が、ついにまとまった。新しい契約は、マドリーで4シーズン目を迎えた21歳のギュレルが、チームで存在感を高めていることを認め、さらに後押しするものだ。 次に契約を延長するのはクルトワで、もう1シーズン、ゴールを守ることになるという。 ✅ 年俸アップも 契約期間の延長に加え、チームでの立場に見合った年俸アップも盛り込まれている。 モウリーニョ監督の就任以降、ギュレルは先発の常連になり、今季はここまで5試合に先発。昨季もすでにチームの重要な選手で、40試合に先発し、6ゴール14アシストを記録した。アシストはチーム最多だった。 ✅ 長期契約の選手たち ギュレルは、マドリーと長期契約を結ぶ選手の一人に加わる。新加入のディオマンデは2033年まで。ヴィニシウスの新契約とククレジャは2032年まで。トレント、カレーラス、チュアメニ、エスピ、そして今回のギュレルが2031年までだ。 アルティンダー出身のギュレルは、新しい契約が満了する時点でもまだ26歳だ。 ✅ 4人の監督が認めた才能 マドリーは今回の延長で、現在と未来の両方を担う選手として、ギュレルへの期待を改めて示した。 この3年間にギュレルを指導したアンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロア、モウリーニョの各監督は、その能力だけでなく、中盤でより多くの役割をこなせる選手へと成長する可能性を高く評価してきた。 ✅ モウリーニョ「影響力の大きい選手」 モウリーニョ監督は、ギュレルについてこう語っている。 「彼の成長については、加入当初から長く一緒に仕事をしてきた、私より適任の人たちがいる。私にとって、彼のプレーの質は信じられないほどだ。視野、判断、ゲームメーク、チームにもたらす安定、創造性……。素晴らしい可能性を持った選手で、すでにとても興味深い数字を残している。ゴールやアシストだけでなく、より深い分析での数字だ。影響力の大きい若者だ」

AS2026年9月30日

孤軍奮闘のギュレル、トルコはイタリアに完敗

スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのアルダ・ギュレルが、ネーションズリーグのイタリア戦で力を出し尽くした。トルコで唯一光るプレーを見せたが、チームは敗れ、報われなかった。 ✅ トルコで唯一の救い ブルサで行われたイタリア戦で、ギュレルは自分でも何をすればいいのかわからないほど追い詰められていた。 マンチーニ監督率いるイタリアは、モンテッラ監督のトルコを圧倒し、トルコのほころびをあらわにした。トルコは良い印象をまったく残せなかった。 ✅ ハーフタイムの落胆が世界に 0-3で折り返したハーフタイムにギュレルが見せた、あきらめたような表情は世界中に広まった。 ユヴェントスのユルディズとインテルのチャルハノールが負傷で不在の中、ギュレルは孤立していた。 ✅ 良いプレーも、味方がいない ギュレル自身は良いプレーを見せたが、試合を立て直すための相棒が見つからなかった。 あらゆる手を尽くし、トルコでは群を抜いて最高の選手だったが、試合運びを熟知したイタリアを崩すには足りなかった。 マンチーニ監督はギュレルからのパスコースと、ギュレルへのパスコースを消そうとしたが、それでもギュレルはほとんど助けのない中で好プレーを見せた。 ✅ 2試合フル出場の「10番」 ギュレルはフランス戦とイタリア戦で素晴らしいプレーを見せたが、トルコは2連敗を喫した。 休みなく全試合にフル出場しており、欠かせない存在であることは明らかだ。 2連敗でも、ギュレルは下を向いていない。背番号10を背負い、トルコの魂として、責任と存在感を増し続けている。最後の一グラムの力まで出し尽くし、逃げずに戦っている。

AS2026年9月26日

ギュレルの課題は「美しさより信頼」──グティの道を歩むのか

スペイン紙『AS』の編集デスクアルフレド・マティージャ氏が、同紙のコラムでアルダ・ギュレルの現状を論じた。誰もがマドリーに欠かせない選手だと認める一方で、大一番になると再び「一番弱い輪」になってしまう――。同氏はその姿をグティに重ね、モドリッチを手本にするよう説いている。 ✅ ダービーで真っ先に交代 好調ぶりと実力が認められ、ギュレルはメトロポリターノでのダービーで先発に名を連ねた。マドリー史上最高額の補強であるディオマンデを押しのけての先発だった。 しかし、ハイセンの退場を受けてモウリーニョ監督が急いで布陣を修正した際、ヴィニシウスとともに真っ先に下げられた。ほかにもっと交代にふさわしい選手がいたにもかかわらずだ。 この交代でチームはゲームを組み立てる選手を失い、同時に、このトルコの至宝が「数字よりも人の心」で評価されている選手だということを改めて印象づけた、と同氏は指摘する。 ✅ グティと重なる姿 同氏は、ギュレルの姿は誤解されることの多かった天才、グティを思い起こさせると言う。左足のボールの運び方、遠くを見る視線、ドリブル、スルーパス、エリア内で漂うような動き。入場料を払う価値があると思わせるところまでそっくりだ。 問題は、似ているのがプレーの印象だけでなく、キャリアの歩みにまで及び始めていることだ。 ✅ 大舞台に立てなかったグティ グティはマドリーで77ゴール97アシストを記録し、見ていて美しく、創造性が求められる場面では誰もが起用に賛成した選手だった。 しかし監督たちは、彼に「闘牛士クーロ・ロメロの影」(天才だが不安定)を見ていたという。 主将としてベルナベウを何度も沸かせたが、優勝した3度のCL決勝では1分も出場しなかった。W杯にもEUROにも出場できず、インターコンチネンタルカップも3回中2回はベンチで見守った(出場した1回はボカに敗戦)。2002年のコパ決勝でデポルティーボに敗れた「センテナリアソ」もベンチからだった。 ✅ ギュレルの「大一番」の数字 ギュレルも同じ道を危険なほど進んでいる、と同氏は言う。 シャビ・アロンソ監督のもとで序列を上げ、グティが去るのを気にしなかったモウリーニョ監督も、ギュレルには満足しているように見える。通算19ゴール28アシストも記録している。 しかし数字は厳しい。出場可能だった7回の決勝はすべてベンチスタートで、うち3回は出番がなかった。2023年に加入してから、クラシコは8試合中2試合、ダービーは9試合中3試合しか先発していない。 体力面で成長しても、出場した119試合のうちフル出場はわずか10試合にとどまっている。 ✅ 手本はモドリッチ 同氏は、ギュレルが目指すべきはモドリッチだと説く。モドリッチも加入当初は苦しみ、獲得に疑問を呈する声さえあった。 しかしモドリッチ(マドリーで43ゴール95アシスト)は、出場した5度のCL決勝でフル出場を果たした。ベンチスタートはドルトムントとの決勝だけ。そのほかの決勝でも、出られなかったのはローテーションや軽い痛み、プレシーズン不足のときくらいだった。 40歳を過ぎた今も勝負師のモドリッチは、ギュレルがダービーで悔しさをかみしめていた日曜日、セリエAのレッチェ戦で3-0の勝利を導き、終盤に拍手を浴びながらベンチに下がった。 ✅ 「伝説」か「ただの名手」か ギュレルはモドリッチと43試合、1,479分をピッチで共にしている。 同氏は、その「修士課程」こそがギュレルを定着へと突き動かす燃料になるべきだと結ぶ。「ただの名手」ではなく「伝説」として歴史に名を残したいのであれば。 ※本記事は、ASのAlfredo Matilla氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。

AS2026年9月20日

モウリーニョ監督の重大な選択:ギュレルかディオマンデか

スペイン紙『AS』が伝えた。 メトロポリターノで行われるマドリー対アトレティコ・マドリーのダービーを前に、モウリーニョ監督がある重大な選択を迫られている。 右ウイングのポジションを争うギュレルとディオマンデのどちらをスタメンに起用するかで、チームのプレースタイルそのものが変わると同紙は分析している。 ギュレルが担うのは、創造性と精密なラストパスだ。 特にエムバペとの連携は唯一無二のものがある。 一方、ディオマンデの武器はドリブル突破による相手守備陣へのプレッシャーだ。 相手サイドバックに負担をかけ、ダブルチームを引き出すことで局面を打開できる。 注目すべきは、そのドリブル成功率の高さだ。 エルチェ戦ではディオマンデが9回試みて7回成功し、チーム全体の成功数の50%を一人で叩き出した。 1試合90分あたりのドリブル試行回数はディオマンデが5.2回に対し、ヴィニシウスは3.1回にとどまる。 成功率もディオマンデが88%、ヴィニシウスは52%と大きく差がついており、スタメン起用に値するパフォーマンスを見せている。 同紙によれば、モウリーニョ監督はディオマンデの移籍金1億2500万ユーロがスタメン起用の判断材料にはならないと繰り返し強調している。 記者会見でクラブの広報担当者に向けて「いくらかかったんだっけ?」と半ば冗談交じりに問いかける場面もあったという。 ただ、これほどの大金を投じた選手は、ダービーのような大舞台でこそ活躍させることに意味がある。 モウリーニョ監督はエルチェ戦では戦略を一切明かさなかった。 同紙は、ダービーはリスクゲームのような戦いだと表現している。 一方のギュレルについても議論は尽きない。 エルチェ戦での苦しい逆転勝利2対3の後、「ギュレルはこのマドリーに欠かせない選手か」と問われたモウリーニョ監督は「いや、誰も欠かせない選手などいない」と言い切った。 ただし、ここまでの流れを見るとギュレルの重要性は明らかだ。 6節のうち4試合でスタメン出場を果たしているが、そのうち3試合では最初の交代要員として早々にベンチへ下がっている。 左足から繰り出されるセットプレーの精度はチームの大きな武器であり、コルネジャでのベリンガムへのアシストや、マルティネス・バレロでのスタジアムの得点板を動かした直接フリーキックがその証明だ。 ギュレルが不在の場合、セットプレーの担当はトレントとなる見込みだが、現状スタメン起用が濃厚とみられているのはダンフリースだ。 モウリーニョ監督がいかなる選択をするか、同紙は引き続き注目している。

The Athletic2026年9月19日

ギュレルが示す驚異的な創造力、最適ポジションはどこか

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。 マドリーの戦術をめぐる議論は、ここ数シーズンにわたって守備組織に焦点が当たることが多かった。 しかしアルダ・ギュレルは、モウリーニョ監督の新体制のマドリーにとって、コントロール、冷静さ、そして明確さという、それと同じくらい重要な要素をもたらしている。 モウリーニョ監督はギュレルについて、「彼のプレーの質は驚異的だ。 視野の広さ、判断力、プレーメイク能力、そしてチームにもたらす安定感。 さすがに最上級の最上級とまでは言いたくないが、最上級の上、とは確実に言える」と語った。 ギュレルはいまだ最適なポジションを模索中だ。 深いミッドフィールドの位置、右ウイング、そして直近のエルチェ戦では10番のポジションと、様々な役割でプレーしている。 しかし以前のシーズンとは異なり、ミッドフィールダーがフラットな4-4-2の広大なスペースをカバーすることを求められた時代とは違い、ギュレルの技術的な能力を活かす自然な居場所がスターティングイレブンに存在するようになった。 モウリーニョ監督のもと、マドリーは守備ラインを高く、そして幅を狭く保ち、ラインとラインの間のスペースを圧縮している。 リーガの6試合でボール保持率の平均がわずか54.5パーセントと、ボールを持たない時間を苦にしないスタイルになっており、非保持時の安定を確保するためにベリンガムやバルベルデの運動量にすべてを頼る必要もなくなった。 今シーズンのリーガにおいて、モウリーニョ監督のマドリーはカウンターアタックからのシュート数がリーグ最多を誇っている。 そしてギュレルは、相手の最初のプレスラインを最も効果的に突破し、素早い攻撃を発動させる選手として機能することが多い。 出場時間は限られているものの、リーガの最初の6試合で4試合の先発にとどまりながら、チャンス創出数はリーグ最多の27を記録している。 スルーパスの成功数もリーグで3選手のみが上回るにすぎない。 エムバペとヴィニシウスへのパスは積極的かつ前向きで、それぞれにすでに5回ずつボックス内への侵入を演出している。 ヨーロッパ5大リーグ全体でも、クロスの成功数はリーグ最多の14本を誇る。 コーナーキックからも6つのチャンスを演出し、3本のアウトスウィングのボールでハイセンを見つけ出した。 チャンス創出の多彩さは、あらゆる攻撃の局面で問題を解決できる、マドリーにとってかけがえのない資産であることを示している。 モウリーニョ監督にとっての課題は、ギュレルがどのポジションで最大限に輝けるかを見極めることだ。

AS2026年9月19日

ギュレル、マドリーに欠かせない存在へ

スペイン紙『AS』が伝えた。 マドリーはひとつの宝を発見した。 ここ数年、セットプレーの専門家が不足していたチームにとって、21歳のギュレルが直接フリーキックの担当者として台頭したことは、大きな発見となっている。 クリスティアーノ・ロナウドやベイル、ラモス、イスコ、クロースらの離脱によって、マドリーのサポーターはフリーキックの名手を長年待ち続けてきた。 エルチェ戦で先発に復帰したギュレルは、25分にフリーキックを豪快に蹴り込み、GKディトゥーロのミスにも助けられてチームに先制点をもたらした。 このゴールはマドリーにとって、リーガ史上最長となる直接フリーキック無得点記録に終止符を打つ一撃だった。 実に120試合ぶりの直接フリーキックによるゴールで、最後の記録は2022-23シーズン第37節、ロドリゴがセビージャ戦で決めたフリーキックにまで遡る必要がある。 過去4シーズンで、マドリーが直接フリーキックから記録したゴールはわずか4点にとどまっており、そのうち2点がギュレルによるものだ。 トレントとともにフリーキックの主たる担当者として定着しつつある。 さらに特筆すべき数字がある。 チャンピオンズリーグ2018-19のマドリー対ローマ戦以来、ベルナベウではホームチームによる直接フリーキックのゴールが生まれていない。 しかしギュレルが担当となった今、その流れが変わる兆しが見えている。 フリーキックの精度だけでなく、試合全体でのプレーぶりも高く評価されているギュレルだが、モウリーニョ監督はエルチェ戦後に慎重な姿勢を見せた。 監督は「ギュレルは不可欠な存在ではない。誰もそうではない。交代を決断したとき、チームはコントロールを失いかけていた。ヴィニシウスは守備で非常によく働いていたが、疲弊していた。10番のポジションでプレーしていたギュレルも強度が落ちていた」と語った。 アトレティコ・マドリー戦では、ベリンガムの先発復帰が予想されており、ギュレルは今季の定位置である右サイドに戻る見込みだ。 昨季も同様の状況が生じ、ベリンガムの肩の負傷から復帰した際に先発を外れたギュレル。 そのダービーマッチでマドリーは今季最初の大敗を喫し、それがシャビ・アロンソ前監督の解任につながる転換点となった。 今週日曜日のダービーでは、モウリーニョ監督が同じ判断を下さないと見られており、「不可欠ではない」と評されたギュレルがチームの戦術において重要な役割を担うことになりそうだ。

El País2026年9月15日

欧州最多キーパスを量産するギュレル、それでもマドリーでの定位置はまだない──90分あたり8.3本、2位の2倍

スペイン紙『El País』でマドリーの番記者を務めるダビド・アルバレスが伝えた。 マドリーで4シーズン目を迎える21歳のアルダ・ギュレルは、周囲の選手をゴールチャンスに導きながらも、いまだ自分の居場所を探し続けている。欧州5大リーグ開幕5節における1試合あたりのキーパス数は8.3本と他を圧倒している。【Hudl Statsbomb】統計によると、2位はローマのウェスリーの4.6本。マンチェスター・シティのラヤン・シェルキが3.9本、バイエルンのオリーセが3.5本、アーセナルのウーデゴールが3.4本、バルサのラミン・ヤマルが3.3本と続く。 5試合でスタメン3回を果たしたが、90分を戦い切った試合はゼロ。CLの初戦はUEFAの処分による出場停止だった。 クラブがギュレルに描いていた絵はモドリッチの後継者として中盤の核に入ること。右サイドではなく。だからこそ2025年夏に右ウイングのフランコ・マスタントゥオーノが加入した際も陣営は動じなかった。今夏にはクラブが2029年に切れる予定だった契約を2032年まで延長し、長期的ビジョンへの信頼を示した。 モウリーニョ監督も前任のシャビ・アロンソ監督も、ギュレルがいずれはピボーテの脇でプレーするようになると見ている。しかし現時点ではチュアメニの隣に入る準備は整っていないとの見解で一致している。「今ではないが、そう遠くない将来にあのポジションでプレーできるようになる」とモウリーニョ監督は語った。中盤の心臓部はベリンガムの聖域であるため、ギュレルにはまず右サイドでの成熟が求められている。 シャビ・アロンソ前監督もプレッシャーをかけながらギュレルの成長を促した。「前進があるように投資する時期だ。彼を鍛え、成熟させるために押し込んでいる。エラーも受け入れる。重要な選手になるためには必要なことだ」とCWC中に語り、リーグ開幕後も「ここに来てから、ギュレルは前進し続けている。質だけでなく、ポジションの理解、安定感、ボールコントロールとつなぎの面でも」と続けた。 土曜のベルナベウでのラージョ戦では71分から途中出場し存在感を示した。フリーキックをダンフリースの頭に合わせ、コーナーキックからはリュディガーのヘッドにつなげた。20分間で2本のスルーパスを通し、うち1本からエムバペが4点目を奪った。 試合後のモウリーニョ監督の評価は高かった。「ギュレルは非常に優秀だ。質が高く、チームのプレーに好影響を与えている。途中出場してゲームの安定感に違いをもたらした」。翌日もさらに言葉を重ねた。「彼のプレーの質は信じられないほどだ。視野、判断、ゲームの組み立て、安定感、創造性…ポテンシャルは素晴らしく、すでに非常に興味深い数字を残している。トップ・トップ・トップとまでは言わないが、確実にトップ・トップだ。もうそこまで来ている」。

AS2026年9月15日

エンドリッキに漂う閉塞感──エムバペの量産モード、ギュレルの台頭…1月に状況見直しも

スペイン紙『AS』マヌ・デ・フアン記者が伝えた。 エンドリッキは先の移籍市場でローマへの移籍がほぼ決まりかけていた。マドリーでの出場機会が限られることは本人も理解しており、特にヤン・ディオマンデの加入後はその思いが強まっていた。しかしモウリーニョ監督が介入し、🇧🇷ブラジル人選手の放出を拒んだ。プレシーズンでのパフォーマンスを高く評価しており、チームに大きく貢献できると考えていたからだ。特に、2027年1月まで復帰が見込めないロドリゴの不在期間において。 エンドリッキは監督の言葉を信じて残留を決断した。しかし以来、想定していたようには何も進んでいない。もし状況が好転しなければ1月に移籍を再検討してローン移籍に出られることも分かったうえでの決断だった──昨シーズン、リヨンへの実りあるローンでワールドカップ出場をつかんだように。だが重要なのは今この瞬間であり、今のエンドリッキの現状は期待とはかけ離れている。 まず筋肉系のトラブルでリーグ序盤4試合は欠場を余儀なくされた。そして今、招集メンバーに名を連ねるようになったものの──インテル戦、ラージョ戦でメンバー入り──次に待ち受けるのはより難しい課題だ。攻撃陣のローテーションをほとんど行わないマドリーで、出場時間を確保すること。 同じポジションを争うエスピはすでに1ゴールを決め、出場時には鮮烈な印象を残しているが、まだスタメンの機会を待ち続けている。バロンドールを意識してゴールを量産するエムバペ、そしてディオマンデが活躍すると期待されていた右サイドでギュレルが輝きを放つ中、エンドリッキに残されたスペースはあまりにも狭い。 ✅「9番でも、左でも、右でも」 モウリーニョ監督はプレシーズン中、何度もエンドリッキへの信頼を示していた。「本当に好きな選手だ。複数のクラブが接触してきたが、ローンも売却もしたくなかった。大切な才能を持っている」。残留を選んだ最大の理由はその万能性にある。1トップだけでなく、右ウイングとしての可能性も秘めているからだ。「右でも、左でも、9番でも、10番でも…前線ならどこでもプレーできる」。

AS2026年9月15日

エルチェ戦の予想スタメン──ギュレル復帰、不動のトリオ継続

スペイン紙『AS』が伝えた。 代表ウィーク前の最後のラ・リーガ、マドリーはエルチェのマルティネス・バレロに乗り込む。モウリーニョ監督は序盤戦で続けてきた"抑制されたローテーション"方針を継続するが、守備陣と右翼に変化が生じる見通しだ。 最終ラインは大きく入れ替わる。ラジョ戦を欠場していたハイセンとククレジャが戻り、右サイドバックにはトレント・アレクサンダー=アーノルドが起用される見込みで、コナテのみが連続先発となりそうだ。 中盤のダブルピボーテはバルベルデとベルナルド・シウバが継続。チュアメニは徐々に出場時間を伸ばしているが、まだ先発の機は熟していない。バルベルデはラジョ戦でハーフタイムに交代となったが、モウリーニョは「0-0なら続けていた」と語っており、コンディション上の懸念ではなく試合状況に応じた純粋な交代だったことを明かした。 前線は「不動のトリオ」が継続する。エムバペ、ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオールには今回も休みが与えられない。「できる限り3人でプレーしたい。問題がなければそうする」とモウリーニョは明言した。右翼にはアルダ・ギュレルが先発に復帰する見込みだ。インテル戦での出場停止とラジョ戦でのローテーションを経て、後半18分の投入でチームに新鮮な息吹をもたらした23歳が、エルチェ戦では右サイドから先発で起用されそうだ。 予想スタメン:クルトワ、トレント、コナテ、ハイセン、ククレジャ、ベルナルド・シウバ、バルベルデ、アルダ・ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオール、エムバペ

AS2026年9月14日

アルダ・ギュレル、「最初の問い」──23分で試合を変えた魔法の杖とリーガ首位のデータ

スペイン紙『AS』が伝えた。 ラージョ戦でのアルダ・ギュレルの23分間の記録を見てみよう。チャンス創出数5(リーグ最多)、決定機演出数2(同じくリーグ最多)、クロス試行数5(リーグ最多)、アタッキングサードでのパス成功数12(4位)、ドリブル成功数2(4位)、そしてアシスト1。途中出場だとしても十分すぎる内容だ。72分からの出場で、これだけのパフォーマンスを見せた。一つ一つが証明だ。23分のギュレルは少ない。だが同時に多い。ラージョは食らいついていたが、彼の魔法の杖が振られた瞬間に牙を抜かれた。 ✅ 前半の圧倒、後半の失速、そしてアルダ 前半のマドリーはローラーのようだった。縦に速い攻撃でラージョを圧倒した。だがハーフタイムがラージョを生き返らせ、マドリーを眠らせた。FWセルヒオ・カメージョが追撃し、MFギオルギー・ツィタイシュビリと連動して脅かした。モウリーニョはまず筋肉を選んだ──69分にベルナルドに代えてチュアメニを投入。続いて今度はボールを選んだ。初スタメンでいくつかの輝きと意欲は見せたがまだ迫力に欠けたディオマンデをベンチに下げ、アルダを送り込んだ。全てが変わった。 ✅ 左足が場を支配した ギュレルの左足が混乱を整理し、指揮棒を握った。そしてマドリーもそれに続いた。サイドからの直接フリーキックでダンフリースに絶妙なボールを届けたが、GKアウデロとクロスバーに阻まれた。続くコーナーでもリュディガーへのボールは同様──リーガ史上初のインドネシア人GKが再び弾き出した。自陣でのプレス回避もひらりとかわし、エリア外からの一撃もゴールをかすめた。エムバペへのスルーパスはGKに当たったが、その直後に再び2人の関係が輝いた。91分、アルタンダー出身の男のアシストでエムバペのドブレーテが完成。これが全て23分の出来事だ。 ✅ 「同意する」──モウリーニョの一言 モウリーニョはギュレルの即効性を包み隠さなかった。ギュレルがいる方がマドリーは良いチームになるかと問われると、少し間を置いてから頷いた。「同意する」。そして言葉を選びながらこう称えた。「非常に良い選手だ。質が高く、入ってから違いを作り、チームに安定をもたらした」。ただその前に、こう前置きしていた。「彼はピッチにいれば多くをこなす。だが今日もしディオマンデが先発していなければ、最初の質問はきっとディオマンデはいつ出るのかになっていたはずだ」。監督の言葉の行間にもう一つの現実が見える──アルダはピッチに立つたびに、自らが「最初の問い」になるに値することを証明し続けている。 ✅ リーガの数字が語るもの ラージョ戦の活躍はオアシスではなく、これが砂漠の日常だ。成長と証明のシーズンの標準的な姿。ベルナルド・シウバとディオマンデという競争を激化させる補強があった中でも、ギュレルはピッチで語り続けている。今季のリーガ統計(227分、つまり1試合平均45.4分)を見ると、チャンス創出数24はリーグトップ(2位はラミン・ヤマルの18)。決定機演出数も6でリーグトップ(同じくヤマルの5)。ボール奪取数では最終ゾーンで5回と4位(ちなみにヴィニシウス・ジュニオールの6回はアレックス・バエナ、クリスティアン・ロメロと並んでトップ)。 ✅ 半試合で築いたデータ これらの数字は1試合平均45分で積み上げたものだ。エスパニョール戦、レアル・ソシエダ戦、ベティス戦ではスタメンを務めたが、いずれも78分以上出場したことはない。マラガ戦は87分から、ラージョ戦は72分からの出場だった。不動の存在ではまだない──CLインテル戦は停止処分で欠場した。まだ。しかし彼のフットボールはそれを求めている。 ✅ 契約延長交渉も加速 マドリーは手中にある才能の価値を十分に理解している。ケガと不規則な出場機会で出遅れた後、シーズンを重ねるごとに指数関数的に成長してきた。クラブ内部では常に「アルダは特別だ」という認識があった。そのダイヤモンドは日々輝きを増している。ASが伝えていたとおり、契約延長交渉が加速している。現在は2029年まで、新契約は2031年まで。そして最も重要なのは、現在だけでなく将来の価値にも見合った経済的な改善が伴うということだ。21歳、トランスファーマーケットの評価額9000万ユーロ。それも1試合45分しか出ていない中での話だ。

The Athletic2026年9月11日

ギュレル、2032年までの6年契約延長へ──マドリーが21歳の将来を確保

英紙『The Athletic』ギジェルモ・ライ記者が伝えた。 レアル・マドリーのMFアルダ・ギュレルが、クラブとの契約延長に近づいている。情報筋がThe Athleticに確認した。 ✅ 2032年まで延長で原則合意 現行契約は2029年夏に満了する予定だが、2032年まで延長する新契約について原則合意に達している。21歳のギュレルは2023年夏にフェネルバフチェからバルセロナよりもマドリーを選んで加入。移籍金は2,000万ユーロだった。 ✅ 現在のマドリーでの成績 マドリーでの通算成績は119試合19ゴール26アシスト。2024年のCLとラ・リーガを含む5つのタイトルを獲得している。今季はラ・リーガ開幕4試合中3試合に先発している。 インテル戦の前には、昨季CLで14試合2ゴール4アシストを記録したことを評価されCL最優秀新人賞を受け取った。特にバイエルン・ミュンヘンとのCL準々決勝第2戦では2ゴールを記録した。昨季は51試合6ゴール14アシストと貢献した。 トルコ代表としては33試合7ゴール。W杯では全3試合フル出場で1ゴールを挙げたが、チームはグループステージ敗退に終わった。 ✅ 歴代監督が一貫して信頼 前監督のシャビ・アロンソとアルベロア、そしてモウリーニョも一貫してギュレルに信頼を置いてきた。モウリーニョはさらに新たな可能性を見出しており「今日すぐではないかもしれないが、いずれクリエイターとしてもプレーできる」と語っている。 マドリーの幹部は今夏、中盤への大型補強をしなかった理由としてベリンガムとギュレルを「未来の核」として位置づけていることを挙げていた。今回の契約延長はギュレルがここまで歩んできた成長と、クラブでの重要性への評価を示すものだ。

MARCA2026年9月9日

インテル戦前に表彰式──ギュレルがCL最優秀新人賞、エムバペが得点王トロフィーを受け取る

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 インテル戦のキックオフ前、サンティアゴ・ベルナベウではネパールと中国の災害犠牲者への黙祷やセウタへの連帯表明など複数のセレモニーが行われた。そのなかでUEFAは、昨シーズンのCLで活躍したマドリーの2選手に個人賞を授与した。マドリーはバイエルンとの準々決勝で敗退したものの、2人の活躍は際立っていた。 ✅ ギュレル:CL最優秀新人賞 アルダ・ギュレルが昨季CLの「最優秀若手選手賞」を受賞した。アリアンツ・アレーナでの2ゴールが評価された。今夜のインテル戦は出場停止のため、ギュレルは私服姿でピッチサイドに立ち、トロフィーを受け取った。 ✅ エムバペ:CL得点王 続いてエムバペが昨季CLの得点王トロフィーを受け取った。11試合15ゴールという圧倒的な数字は他の誰も届かず、最も近づいたハリー・ケインも及ばなかった。エムバペはこれにより、ラ・リーガの得点王「ピチチ」(2025-26シーズン)と並ぶ形でCL得点王のタイトルも手にした。 両選手への授与は、マドリーのOBでもあるルイス・フィーゴが行った。

MARCA2026年9月8日

ギュレル、輝くも毎回〇〇

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 アルダ・ギュレルは今季のモウリーニョ体制で欠かせない存在となった。マドリーの攻撃の多くが彼を軸に回っている。しかし一つの壁がいまだに破れない──試合を最後まで戦い抜くことだ。どれだけ高いレベルのプレーを見せても、交代を告げられるのはいつもギュレルだ。 直近のベティス戦が象徴的だ。MVPに選ばれるほどの活躍を見せながら、それでも途中交代させられた。モウリーニョはイエローカードを理由に挙げたが、それは表面的な説明に過ぎない。ベリンガム、エムバペ、ヴィニシウスという「不可侵の三人」がいる中で、ギュレルはどれほど輝いていても「替えやすい選手」として扱われ続けている。 数字が現状を物語る。今季4試合に出場し、3試合でスタメンを張ったが、90分を戦い切ったことは一度もない。この傾向はマドリー加入当初から変わっていない。 最も印象的な場面は昨季のベンフィカ戦だ。コーナーキックを蹴ろうとした瞬間、電光掲示板に自分の番号が表示されているのに気づいたギュレルは、肩を落としてピッチを後にしながらこうつぶやいた。「いつも俺だ、また俺だ」。結果を左右できる選手だという自覚がありながら、自分の仕事を自らの手でやり遂げることをほとんど許されない、その不満が凝縮された言葉だった。 ✅ 3シーズンの軌跡 2023-24シーズン(デシモキンタ制覇の年):CLには出場ゼロ、リーガのスタメン4試合のうち完走は2試合のみ。 2024-25シーズン:リーガで14試合スタメン、CLは1試合のみ。クラブW杯ではシャビ・アロンソ監督のもとで5試合先発し、ようやく1試合を完走した。 2025-26シーズン:CLで13試合スタメン(完走はバイエルン戦の第2レグのみ──そのまま2ゴールを奪ったが逆転に及ばず退場処分)。リーガは25スタメンで完走はわずか4試合。コパではアルバセテ戦で完走した。 3シーズン合計で71スタメンのうち90分を戦い抜いたのはわずか12試合。これがギュレルの「最後の壁」だ。才能は誰もが認める。モウリーニョもその活用法を心得ている。あとは、決定的な場面でも交代させずに信頼し続けること──それだけが残された課題だ。

AS2026年9月6日

ギュレルはいつも「交代させやすい選手」なのか──7チャンス創出も後半途中で退く矛盾

スペイン紙『AS』が伝えた。 まず動かしがたい現実から入ろう。レアル・マドリーの監督を務めるうえで、簡単な決断などほぼ存在しない。モウリーニョはそれをよく知っている。だから自らも認めた──ベティス戦で最初の黒星を喫した試合中の交代の一つは、不公平だったかもしれないと。後半途中でギュレルを下げてディオマンデを右サイドに入れた采配のことだ。 ディオマンデが助けられる状況にいなかったわけではない。クラブ史上最高額の1億2500万ユーロで獲得したコートジボワール人FWがそのために存在する。だがギュレルはこの試合で最も輝いていたマドリーの選手であり、特に攻撃面で突出していた。チャンス創出数はチームトップの7回、ボール奪取はフィールドプレーヤーで2位の5回。前からも後ろからも貢献していたギュレルを、エムバペたちが活かせなかった。 モウリーニョ自身も交代の説明に苦しんだ。ただ一つ理由を挙げた──2枚目の警告をもらうリスクだ。後半開始早々に可能性はあり、ポルトガル人指揮官はベティスの選手たちが意図的に誘おうとしていると感じていた。「アルダを代えるのは難しかった、本当に難しかった。とても良いプレーをしていたから。ベティスの選手たちはマドリーの選手より賢い。マドリーは純粋でナイーブだ。ファウルされてもすぐ立ち上がる。あれだけプレーして、小さなファウル1つで前半を警告付きで終えた理由が分からない。後半に入ったら彼らが2枚目を誘いに来ると感じていた」 ✅ エスパニョール戦でも同じだった ベティス戦だけではない。エスパニョール戦でも、ベリンガムへのアシストを決めた後、試合の主役として60分間プレーしたところでピッチを後にした。あの試合でもチームで最も輝いていた選手だったにもかかわらず。「交代させやすい選手」という位置づけが定着しつつある。 ✅ モウリーニョが抱えるジレンマ これはグラウンド上の問題にとどまらない。エスピはチャンスを得るたびに結果を出しているのに、エムバペが絡む試合で勝敗が決まる前に投入するのは現実的ではない。ベリンガムはベティス戦では精彩を欠いたが、今季の攻撃の中心であることは明らかで、外せる存在ではない。 そしてヴィニシウスという最も扱いの難しい問題がある。シャビ・アロンソが昨季ローテーションを試みた結果がどうなったかは記憶に新しい。ヴィニシウスは常にピッチに立ちたい選手であり、それを変えるのは容易ではない。ベティス戦でも残った彼はエスピへのアシストと(後にオフサイドで取り消されたが)PKを獲得し、最低限の仕事はした。少ないプレータイムで多くを生み出す選手だ。 今のところギュレルは右サイドの偽ウイングとしてスタメンの座を維持している。だがディオマンデの影は長く、その移籍金の大きさがプレッシャーをかけ続ける。次の火種は時間の問題だ。ギュレル本人はモウリーニョのもとで今季さらなる成長を遂げられると信じており、チャンスが来るたびにそれを証明しようとしている。モウリーニョが彼をピッチに置き続ける限り。

AS2026年9月5日

ギュレルとエスピがいなければもっと惨敗だった──ベティス戦が示したマドリーの課題

スペイン紙『AS』が伝えた。 今季初の試練がマドリーに訪れた。ベティスは、マドリーにとってすべてがイメージより難しくなると示した。それを警告として受け取るなら、有益な敗戦かもしれない。ベリンガムとエムバペが前節までと正反対の内容に終わるなか、チームの土台はまだ固まっていない。後半は無力感と混乱の連続だった。致命傷ではなかったが、修正の時間はある。 ✅ モウリーニョのスタメン選択が示す哲学 カマヴィンガを起用した布陣は、今後の方向性を示している。チュアメニが戻れば代わりに入る可能性があるが、ラ・カルトゥーハのような高難度の試合ではベルナルド・シウバの指揮より、エネルギー・存在感・フィジカルを優先するということだ。それ自体に筋は通っている。ギュレルの成長とモウリーニョが与え続けているスタメンの信頼を考えれば、なおさらだ。ただ、最初の交代枠に使われるのは適切とは言えない。トルコ人は今や最良の補強候補かもしれない。ハイセンも引けを取らない。両者への懐疑論は、少なくとも今日現在、完全に沈黙した。 ✅ ギュレルが全てを動かした 昨季から著しい成長を見せたギュレルは、今季も開幕から全開だ。マドリーの攻撃の全てが彼の足元を経由した。ライン間に入り込む独特のポジショニングでベティスの守備の基準点を狂わせ、攻撃のリズムを手中に収めた。ショートパスもロングパス、縦にも横にも、明快さと繊細さと創造性を兼ね備えた配球を見せた。右サイドをダンフリースに任せ、自身はフォルナルス、ロカ、フラン・ガルシアの間をすり抜けるように内側で存在感を発揮した。 前節との違いは、エムバペが決定機を外し、ベリンガムの強度が落ちたことだ。マドリーの立ち上がりは悪くなかったが、ベティスの反撃をさばけなかった。マヌエル・ペレグリーニのチームはリーガに対する偏見を正す存在だ。プレミアリーグほどの資金はなくても、買えない品格と大きさがある。イスコ、フォルナルス、アントニーという技巧派と、ベルナル、バルトラ、ナタンという闘志と守備の安定感を組み合わせ、この結果を生み出した。 ✅ 後半のマドリーは手詰まり──交代策も機能せず ベティスはマドリーに速攻をさせないため戦略的に試合を締めた。その結果、モウリーニョのチームの攻撃は泥沼にはまっていった。バルベルデは窮屈さを脱せず、カマヴィンガは本来の姿のまま。ベンチからの活性化も乏しく、トレントとベルナルド・シウバは存在感を残せず、ディオマンデも起動しない。期待値の重さが彼を縛っているようだ。 マドリーは中央に固執し、ベティスの最も堅い部分に正面衝突し続けた。ベルナルド・シウバが低い位置でゲームを組み立てる判断も疑問が残った。ただ、これらは大局から見れば細かい問題だ。コルネジャの開幕戦と同様、ベルナベウの外に出るたびに難しくなる。 パロットを含むベティスのベンチが機能し、マドリーは迷いと連携不足に陥った。モウリーニョはエスピを投入し、ヴィニシウスの閃きもあった。だがエムバペとわずかな誤差が立ちはだかり、逆転には届かなかった。

AS2026年9月5日

【採点】ベティス戦:ギュレルが圧倒的MVP、ディオマンデには厳しい現実──エムバペはPK失敗

スペイン紙『AS』が伝えた。 今節の主役はギュレルだった。このレベルを維持する限り、先発固定は揺るぎない。それはすなわち、ディオマンデがスタメンに割り込む道が一段と険しくなることを意味する。クラブ史上最高額の1億2500万ユーロで獲得した選手だが、全員は入れられない。現状のあの位置でギュレルを外すのは考えられない。一方でハイセンは着実に成長を示し、ベリンガムも力強さを保った。ヴィニシウスとエムバペには冷たい印象が残る一夜となった。 ✅ スタメン採点 🧤 クルトワ:6点 仕事量は少なかった。サイドからのクロスと数本のシュートで大きな苦労はなし。足もとの技術も安定。失点場面ではビッグセーブを見せたが、こぼれ球は防げなかった。 🔵 ダンフリース(64分交代):6点 守備の負担が少なかった分、いつもより前に出られた。力強さと存在感は示したが、決定的な局面での影響力は物足りなかった。 🔵 コナテ:6点 後半に不用意なファウルで警告を受け、終盤のデュエルでやや慎重にならざるを得なかった。ただ全体的には安定。ハイセンにボール出しを任せながら落ち着いてこなした。 ⭐ ハイセン:8点 素晴らしい試合だった。守備での安定感はもちろん、前半にバジェスのビッグセーブを引き出したゴール前のシュートとバーを叩いたヘッドと攻撃でも存在感。ベティスのプレスをかいくぐるビルドアップでも冷静さを発揮した。上昇中であることを証明した。 🔵 ククレジャ(88分交代):7点 守備で完璧、攻撃でも連携面で貢献。ヴィニシウスのサポート役に徹する姿勢を貫いており、左サイドから自ら仕掛けるシーンは少ない。その牙を活かせていない面もあるが、現状はそういう役割だ。 🔵 バルベルデ(82分交代):4点 ベルナルド・シウバ不在のため、いつもより低い位置での仕事が増えた。得意な相手陣地での縦への推進力が発揮できず、窮屈そうだった。最大の汚点は、パロットのゴール場面でマークを外したこと。失点の直接的な原因となった。 🔵 カマヴィンガ(64分交代):6点 全体的には及第点だったが、ここ数年繰り返してきた傾向が顔を出した。フェードアウトする場面、流れを切るミス、カウンターを招く不用意なプレー。致命傷には至らなかったが、求められる「一段上」のレベルには達しなかった。 ⭐ ギュレル(64分交代):9点 この試合のMVP。2枚目の警告圏内に入ったため交代となったが、それがなければ最後まで輝き続けたはずだ。3分の2のエリアでは存在を消しながら、裏への縦パスで局面を打開し、中盤で数的優位を生み出す。さらに全セットプレーのキッカーも担う。右サイド・トップ下・ボランチを同時にこなすような選手。このレベルを維持する限り、先発は確約される。それはディオマンデにとって壁が高くなることを意味する──これがレアル・マドリーだ。 🔵 ベリンガム:7点 前半のほうが切れ味があったが、後半も高水準を保った。前半はドリブルでの持ち上がりと縦パスで何度もチャンスを演出。ヘッドもバジェスに好セーブされた。相手に圧力をかけ続ける存在感は健在だ。 🔵 ヴィニシウス:5点 本来の水準には遠い。タレントの高さは別次元だが、今夜の存在感は薄かった。ほぼ空のゴールへのシュートを外し、エムバペへのラストパスも相手に当たった。エスピの「幻のゴール」を演出したクロスも実際はオフサイド気味だった。瞬間的な輝きはあったが、ガラクティコとして求められるものには届かなかった。 🔵 エムバペ:4点 今季最もインパクトの薄い試合。相手DFナタンの徹底マークに苦しんだ。ゴール前で複数回チャンスがあったが、いずれも決められず。重要なPKも失敗した。同点弾に関わった形になったが、夜全体の評価は低い。 ✅ 途中出場採点 🔵 トレント(64分〜):5点 右サイドの活性化を図って投入された。及第点。 🔵 ベルナルド・シウバ(64分〜):5点 マドリーがリードしていたわけではないが、流れを変えるには至らず。バルベルデをやや前に解放する役割は果たした。 🔵 ディオマンデ(64分〜):5点 15分間はほぼ消えており、パロットが同点に追いついてからの10分でようやく前に出てきた。しかし積極性はあっても精度に欠けた。まだ爆発には至っていない。 ⭐ エスピ(82分〜):7点 ゴールが認められなかったのは気の毒だ。難しい体勢からの曲芸的なボレーは、今季ベストゴール候補になり得る一撃だった。ゴール前の「詰め役」として、難局を打開できる存在感を改めて示した。 🔵 カレーラス(88分〜):採点なし 終盤にけいれんが出たククレジャに代わって投入。目立ったプレーはなし。

MARCA2026年9月5日

ラ・カルトゥーハの「ボール騒動」──7分間で3度交換、クルトワ・ギュレル・ダンフリースが空気不足を訴え

スペイン紙『MARCA』が伝えた。 ベティス対マドリーのラ・カルトゥーハでの一戦は、キックオフ早々に異例の展開となった。試合開始1分も経たないうちにクルトワがボールを受け、主審エルナンデス・エルナンデスに「空気が足りない」と訴えた。これが最初のボール交換のきっかけとなった。 しかし事態はそれで収まらなかった。数分後、相手DFベジェリンがヴィニシウスへのファウルを犯した場面で、フリーキックを蹴ろうとしたギュレルが再びクレームをつけた。ヴィニシウスとともに審判に詰め寄り、ボールの空気不足を改めて指摘。主審は短い確認と議論の末、2度目のボール交換に応じた。 7分を過ぎた今度はスローインの場面でダンフリースが反応。主審に訴えるのではなく、自らタッチライン際でボールを交換するという行動に出た。 開始7分間で計3度のボール交換という異例の幕開けとなったが、その後は試合が落ち着き、CLさながらの緊張感を持ったベティス対マドリーの一戦が展開された。

AS2026年9月4日

【予想スタメン】ベティス戦──ダンフリース、コナテ、ベルナルド・シウバ、ギュレルが先発か

スペイン紙『AS』が伝えた。 マラガ戦で4-0と快勝したモウリーニョが、ラ・カルトゥーハ(ベティス戦)で再びスタメンを入れ替える見通しだ。チュアメニが引き続き欠場のため、中盤はカマヴィンガに代わってベルナルド・シウバが入り、マラガ戦でブラヒムが担った右サイドの位置にはギュレルが入ると見られる。 ✅ 右サイドバックはダンフリース 右SBはトレントとダンフリースの争いが続いているが、今節はダンフリースが先発に入る見込み。トレントも前節でアピールしており、競争は続く。 ✅ CBはコナテとハイセン センターバックはコナテとリュディガーの争いで、コナテが今節の先発に入りそうだ。左SBのククレジャは引き続き盤石の存在感を示す。 ✅ 3トップは固定 ヴィニシウス、ベリンガム、エムバペの3枚は変わらず。エムバペはここまで3節4ゴールと絶好調でバロンドール争いでも存在感を放っている。ディオマンデのスタメン入りはもう少し先になりそうだ。

AS2026年8月31日

マドリー、圧巻のリサイタル──ベリンガム2発、エムバペ、ギュレルが昇格組マラガを粉砕

スペイン紙『AS』が伝えた。 CLインテル戦など次の大一番が迫るなか、マドリーはまず昇格組マラガを相手に圧巻のショーを演じた。勇気ある姿勢で挑んだマラガは高い代償を払った。マドリーの主役たちには取り戻すべき借りがあり、急いでいる。ベリンガムがその筆頭だ。前節2アシストに続き、この試合では2ゴール(2点目はカルロス・プガの処理ミスも絡む)を決め、追い回し仕留める選手だと証明した。ワールドカップが1年目の輝きを彼に取り戻させた。エムバペは淡々と自分の仕事を続け、そのゴールがヴィニシウス・ジュニオールの本格覚醒を待つ時間を作っている。マラガは守りを固めず真っ向勝負に出たが、補強をほぼせず1部経験の薄い陣容ではこれ以上は望めない。ベルナベウは少しずつモウリーニョへの信頼を深めつつある。 18日間で5試合、最後はCLのインテル戦という過密日程。前2試合は同一先発を維持してきたモウリーニョも、この日は一気に5人を入れ替えた。ただし絶対的三銃士──ベリンガム、ヴィニシウス、エムバペ──は不動のまま。この変更で夏のMVPだったアルダ・ギュレルはベンチへ。代わりについにククレジャが先発デビューを飾り、そのポジションは定位置化しそうだ。トレント、リュディガー、カマヴィンガ、バルベルデは今のところサブ組だが、シーズンが進めば変わるだろう。ディオマンデも再びベンチスタートだったが、その移籍金を考えれば遅かれ早かれ出番が増えるはずだ。 一方のフアン・フネス監督は前2試合からほぼメンバーを変えなかった。昇格という冒険をともに戦ったメンバーが揃い、ダビド・ラルビアやチュペテという1部でまだ真価が測られていない若手もいる。強い地元密着性、カンテラ主体の構成、外国籍選手1人、良い連係とセンスの良さ、そして8年間1部から遠ざかっていたとは思えない勇敢さが彼らの特徴だ。 ✅ ベリンガムが先制 マドリーの序盤の支配は中身が薄く、継続性に欠けた。こういった試合でスペースが少ない時に最も効果的なのはベルナルド・シウバとギュレルだが、後者はこの日ベンチだった。マラガは守備でも攻撃でも良い立ち上がりを見せ、ホアキン・ムニョスの場面が最初の決定機だったが、シュートは枠を外れた。 しかしマドリーは組織的な攻撃を必要としない。時折ソリストを解き放てば事足りる。最初に声を上げたのはベリンガムだった。ドリブルで仕掛けながらラストパスを探し、来なければ自らが突破という意志を貫き、ゴール前で低くクロスに流し込んだ。マラガはベリンガムがアンヘル・レキオの胸に手を当てたとしてファウルを訴えたが、過度に倒れたアンヘル・レキオも含めてVARも主審も問題なしと判断した。 先制点でマラガは崩れた。マドリーは勢いに乗り、サイドを絡めた攻撃と素早いボール奪取で2点目を奪った。エムバペが持ち出したこぼれ球をベリンガムが頭で押し込み、カルロス・プガが触ったものの掻き出せなかった。前半終了間際には、トレントの精巧なクロスをエムバペがほぼ地面をなめるようにボレーで叩き込んで3点目。マドリーが欧州で奪取直後に最も多くのチャンスを生み出すチームだという統計通りの内容だった。前半終了時点で勝負あり。 ✅ ディオマンデ登場、ギュレルが締める 後半もマドリーは緩めなかった。ベリンガムが左足の強烈なシュートを放つもポスト直撃。その追い風に乗ってディオマンデが登場し、スタジアムは彼を心待ちにしていた。最初のプレーで3回のドリブルを披露。移籍金がいくらであれ、マドリーは誰も待たないということを彼自身がよくわかっている。 すべてが決した後、マラガはフアン・クルスの遠目から鋭い一撃でゴールに迫る場面を作るなど面目を保とうとした。主審ムネラがディオマンデのハンドを取ってPKを宣告したが、VARが取り消した。エネルギーをセーブするマドリーは最後、ヴィニシウスのアシストからギュレルが締めくくり、さほど目立たなかったヴィニシウスにとっても悪くない幕引きとなった。

AS2026年8月30日

マドリーvsマラガ 予想スタメン──ククレジャが初の公式戦先発、右サイドはギュレル継続か

スペイン紙『AS』が伝えた。 マラガ戦のスタメンに大きな変化は見込まれない。9日間で3試合目となるが、次の試合まで5日間の休息が確保されているため、主力をそのまま起用する見通しだ。最大のポイントはククレジャが公式戦初スタメンを飾ること──モウリーニョ監督自身が前日会見で明言した。右サイドのギュレルはその高いレベルから継続が濃厚で、ディオマンデ起用は限りなく低い。 ゴールは議論の余地なし。クルトワに問題がない限り、起用は確定だ。最終ラインはダンフリースが右SBに入るが、トレントも疲労蓄積を考慮すればここまでより出番が増える可能性がある。中央はコナテとハイセンのコンビが継続し、左にはいよいよ公式戦デビューのククレジャが入る。 ボランチはチュアメニの離脱が続くなかバルベルデとベルナルド・シウバが担う。その前にベリンガムが自由なポジションを取り、右にギュレル、左にヴィニシウス・ジュニオール、トップにエムバペが構える。 予想スタメン:クルトワ/ダンフリース、コナテ、ハイセン、ククレジャ/バルベルデ、ベルナルド・シウバ/ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオール/エムバペ

AS2026年8月26日

【予想スタメン】ソシエダ戦──ギュレルかディオマンデか、右サイドに最大の焦点

スペイン紙『AS』が伝えた。ギュレルかディオマンデか──バルデベバスからの情報では、この右サイドの先発争いがスタメンの最大の謎だという。今節は大きな変更は少なく、週末のマラガ戦に向けた刷新は次節以降に計画されている。水曜日は実力通りに近いメンバーで臨む見通しで、ククレジャがリーガ初スタメンで左SBに入り、ベルナルド・シウバが中盤の要として継続する。視線は右サイドへ──両者ともに出場するが、先発は1人だ。 ✅ポジション別の展望 GKに疑問の余地はなし──クルトワ。新シーズンが始まったばかり、使えるなら使う。これが鉄則だ。最終ラインはダンフリースが右SB(次節はトレントが先発候補)、左SBにはエスパニョール戦でプレーしたものの先発ではなかったククレジャが入る。CBはコナテとハイセンの継続が見込まれる。 チュアメニが引き続き離脱中の中盤では、バルベルデは外れる要素がない。もう1枠はカマヴィンガかベルナルド・シウバか──視線は背番号20に向く。ギュレルを下げてディオマンデに右サイドを明け渡す可能性もゼロではないが、可能性は低い。主流の見方は、アルダの方が現時点では右WGとして先発に近いというものだ。残りの3枚は動かしようがない──ベリンガム、ヴィニシウス、エムバペ。使える限り先発固定だ。 ✅予想スタメン(4-2-3-1) クルトワ;ダンフリース、コナテ、ハイセン、ククレジャ;バルベルデ、ベルナルド・シウバ;ギュレルまたはディオマンデ、ベリンガム、ヴィニシウス;エムバペ

AS2026年8月24日

モウリーニョのスカッドが機能した──ギュレルの偽ウイング、ディオマンデの存在感

スペインの大物スポーツジャーナリストであるサンティアゴ・セグロラ氏が『AS』紙で伝えた。モウリーニョは追われる立場より追う立場のほうがうまく機能してきた。彼の最も記憶に残るチームは、シーズンを通じて首位を先行する形を好んだ。例外はあるにせよ、追い続ける立場は彼の精神状態を乱しがちだ。だからこそ、コルネジャでの勝利は大きな意味を持つ。バルサとマドリーの一騎打ちが予想されるリーガでは、タイトルは90ポイントを超える争いになる可能性が高い。バルサは前シーズン94ポイントで優勝し、わずか20ポイントしか落とさなかった。すべてのポイントが黄金に等しい──そのマドリーがエスパニョール相手に勝点2を落としかけた。 よって、この勝利は大きな意味を持つ。試合の展開を考えればなおさらだ。エスパニョールはマドリーの手堅い入りをはね返した。ベリンガムの力強いヘッドで先制を許しながらも立て直し、ハビ・エルナンデスの左サイドからの貢献とアレックス・カラトラバの右からの対角線ランニングでゲームに食い込んできた。マドリーの守備が理由もなく硬直した隙をついて、同点弾を生み出した。 ✅ギュレル、偽右ウイングとして復活 モウリーニョが受け取ったスカッドは昨季と比べて格段に充実している。選択肢に事欠かない。そしてギュレルをかつてのポジション──偽右ウイング──に戻すことを決めた。シャビ・アロンソがオールラウンドな中盤として育てようとする前の姿だ。いつかギュレルがモドリッチ型の選手に成長する日が来るかもしれないが、今のモウリーニョはベテランのベルナルド・シウバにセントラルMFの役割を任せている。 ギュレルはベリンガムが力強くヘッドで合わせたクロスを供給した。さらに美しいスルーパスを数本通したが、FW陣が活かせなかった。それでも前半を同点で折り返し、マドリーに遊びの余裕はない。2年間タイトルなしという現実が、モウリーニョとチームに一切の甘えを許さない。遅かれ早かれ、マドリーのアタッカー軍団が動き出すことは確かだった。 ✅マスタントゥオーノが去り、ディオマンデが来た 右ウイングに「トップ下もどき」が溢れていた時代は終わった。マスタントゥオーノはフィレンツェへ送り出され、代わりにディオマンデが加入した。レガネスにいた頃は安価な選手だったが、RBライプツィヒを経て高額な存在となった。後半から右サイドで投入されたディオマンデは、その位置に過去に並んでいた面々とは一線を画す存在感を放った。 もう一方のサイドでは、ヴィニシウスがアレックス・カラトラバとエル・ヒラリとのいざこざに必要以上に引き込まれた。主審が退場を望まなかったためアレックス・カラトラバはピッチに残れたが、ヴィニシウス自身も過剰な転倒で損をする場面があった。それでもモウリーニョは最後まで起用し続けた。エムバペ、ヴィニシウス、ディオマンデ、エリアを絶え間なく攻略したベリンガム、そしてレバンテからやってきた若きエスピ──かつて「レバンテの最高のストライカー」と言われたエッタ・エヨンではなく、自分こそがその称号にふさわしいと証明してみせた男だ。 ✅エスピ、静かな確実性 エスピはレバンテの残留に大きく貢献した。そしてリーガ初戦でマドリーに勝利をもたらした。スペインサッカーでは珍しいタイプの生粋のストライカー。その決勝点が際立っていたのはゴールの意味だけでなく、混乱が支配するペナルティエリアの中で見せた冷静さ、的確な判断、揺るぎない確実性だった。

AS2026年8月23日

ベリンガム、モウリーニョの「セットプレーの矛」──ギュレルが引き金、頭が仕留める

スペイン紙『AS』が伝えた。一度なら偶然、二度ならほぼそうではない。エスピの決勝点でモウリーニョ初陣を救うまで、マドリーの最高の場面は2度、まったく同じ形で生まれた。偶然ではなく必然だった。どちらもセットプレーで、ギュレルの足が起爆装置、ベリンガムの頭が炸裂する。最初のヘッドが先制点となり、2度目も全く同じ形でベリンガムがヘッドを放ったが、ドミトロビッチのビッグセーブに止められ、こぼれ球もクロスバーに弾かれた。 ✅準備された設計図 背景には綿密な準備がある。老獪なモウリーニョはセットプレーを重視している。全体的なゲームプランが完全に浸透し、チーム全員がフィジカルのピークに達するまでの橋渡しとして、セットプレーから勝点を積み上げる戦略だ。この局面を設計・調整するのは主要なアシスタントコーチの一人、ペドロ・マチャド(ケディラも補佐)。先制点のあと、モウリーニョが笑顔で肩を叩く場面もあった。 ✅「得点力のある選手」 ピッチ上でのポジション配置はモウリーニョが決断したものだ。「彼は非常に強く、得点力のある選手だ。6番や8番に置けばゴールへの近さを失う」と指揮官は分析した。トップ下というポジションが復活し、そして定着する。モウリーニョにとって4-2-3-1は"お気に入りの形"であり、ディオマンデが本調子を取り戻せば4枚の脅威をピッチに送り込める。もしディオマンデでなければ、明らかにそのポジションを望んでいるギュレルが候補だ。 ベリンガムはW杯でも輝きを見せたが、フィジカルはまだ万全ではない。「ジュードがあれだけ長くプレーできるとは思っていなかった」とモウリーニョも認めた。それでも別の方法で仕留め続けている。ギュレルの精度ある左足という「引き金」が、その力を引き出している。

AS2026年8月23日

【採点】エスパニョール戦──エスピが土壇場で救済、ギュレルとダンフリースが存在感

AS紙が伝えた。レアル・マドリードはリーガ開幕節でエスパニョールに勝利したが、試合を決めたのは終盤のエスピの一撃だった。各選手のパフォーマンスを採点する。🟢良い・🟡普通・🔴課題あり 🟢クルトワ 前半はほとんど仕事がなかった。同点ゴールの場面は飛び込んでくるボールに対してできることが少なく、責められない。後半はエスパニョールが脅威をほぼ生み出せず、穏やかに過ごした。 🟢ダンフリース(80分交代) 今節は先発に名を連ね、アレクサンダー=アーノルドを上回る起用の正当性を発揮した。守備でも攻撃でも強度があり、特に積極的な攻撃参加が際立った。この試合ではギュレルが内側でプレーする分、外のレーンを縦に突き続けた。何度も危険な形でエリアに侵入し、終盤の守備でも奮闘した。 🟡コナテ 空中戦の強さと安心感は疑いない。高さでマドリーの守備は改善されるはずだ。ただし同点ゴールの場面で課題を露呈した──プレスをかけに行きながら帰陣が遅れ、カラにフリーでヘディングを許してしまった。本来自分がいるべき場所に戻れていなかった。 🟢ハイセン 堅実な開幕戦。守備でのインテンシティと、ボールを持ったときの判断力を両立した。眉上をカットして出血する場面もあったが、落ち着いてプレーを続けた。前に向かう視野の広さは今後のマドリーにとって大きな武器になる。 🟡カレーラス(64分交代) 守備面では真面目にこなした。ただ攻撃で違いを生み出せず、マドリーが試合をコントロールしきれない時間帯に外から変化をつけられなかった。カラからの激しいファウルを受けたが、2枚目のイエローにはならなかった。64分でモウリーニョに交代を命じられた。 🟡バルベルデ いつも通りの献身的な運動量だが、チームが苦しんでいるときに試合を操れるタイプではない。1-1の場面ではカラのフリーランを防げなかった。ただし後半は積極的に顔を出し、こぼれ球を強烈なシュートで狙いポストを直撃するなど存在感を示した。 🟡ベルナルド・シウバ(80分交代) チュアメニ不在でのスタメン起用。コンディションが整えばどうなるか見守る必要があるが、今の段階ではボランチとしての役割に苦しんでいる。ゲームのリズムを上げる推進力が乏しく、低い位置でのプレーに不慣れな印象。右側に流れて高い位置を取ったときのほうが本来の輝きが見える。 🟢ギュレル(64分交代) 右ウイングとして起用されたが、頻繁に内側に絞って中央でプレー。ベリンガムの先制ヘッドを生んだ完璧なクロスは今節最高のアシストだった。エムバペとの連携も数度光った。64分にディオマンデと交代させられたが、試合展開を考えれば疑問の残る采配だった。 🟢ベリンガム(80分交代) この夜最良の形でシーズンを開幕させた。ギュレルの絶妙なクロスに飛び込みヘッドで先制。ヘディングでの得点機はさらに2〜3度あった。ただし全体的なプレーにはまだキレが欠け、リズムの早さに課題が残る。 🔴ヴィニシウス・ジュニオール 今節はよくなかった。序盤からカラとの個人的な口論に終始し、ドリブルでの仕掛けが極めて少なかった。終盤はやや改善したが得点には至らず。不用意なPK演技は2枚目のイエローになりかねなかった場面で、しかも攻撃的な状況を自ら潰す形にもなった。 🟡エムバペ 前半は両サイドから積極的な仕掛けを見せ、ドミトロビッチに2度シュートを打ったが、精度に欠けた。後半は試合から消えがちで、個人でこじ開けようとする場面が目立った。それでも終盤のそうした個人プレーからエスピの決勝点が生まれたのも事実だ。 🟡ククレジャ(64分out カレーラス→in) 公式戦デビュー。チームが疲れを見せていた時間帯の投入で、なかなか流れには乗れなかった。 🟡ディオマンデ(64分out ギュレル→in) 少し控えめなデビューになった。ただ1対1で仕掛ける場面では可能性を感じさせた。決勝点の場面でエムバペへ横パスを通し、起点となったことは評価できる。 🟢カマヴィンガ(80分out ベルナルド・シウバ→in) 守備面で安定感を発揮し、短い時間ながら機能した。 🟡アレクサンダー=アーノルド(80分out ダンフリース→in) クロスでエスピを狙うシーンを期待されたが、ほとんどボールを受ける場面がなかった。 🟢エスピ(80分out ベリンガム→in) マドリーを救った男。投入直後にエムバペのこぼれ球を押し込み決勝点。最も移籍金の低い補強が今節最大の仕事をした。

MARCA2026年8月23日

エスピの決勝弾に隠れた真実──「ギュレルはスタメン固定が答えだ」エスパニョール戦評

スペイン紙『MARCA』が伝えた。モウリーニョのマドリー「第二章」が幕を開けた。RCDEスタジアムが、ポルトガル人指揮官の白い冒険・第二幕の舞台となった。 ✅モウリーニョ第二次政権初スタメン 試合前日の会見でモウリーニョは「先発11人はもう選手たちに伝えた。みんなより情報を持っているのは誰だろうな」と記者をけん制した。20時11分、ピッチに飛び出した先発は以下の通り──クルトワ、ダンフリース、コナテ、ハイセン、カレーラス、バルベルデ、ベルナルド・シウバ、ギュレル、ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオール、エムバペ。新加入3名とBMVが揃った、モウリーニョのリーガ第一号布陣だ。 ✅トルコ人とイングランド人の芸術──開始10分以内に先制 マドリーが試合の主導権を握るまで10分とかからなかった。ヴィニシウスが倒されて得たサイドからのFK、ギュレルのセンタリングがエリア中央に落ちると、ベリンガムがエスパニョール守備陣の隙を突いてヘディングでネットを揺らした。W杯で見せた好調をそのままリーガに持ち込む形だ。ベリンガムとギュレルのコンビが機能し始めている。 ✅ヴィニシウスの「余計なひと言」が試合を変えた マドリーは試合を完全にコントロールしていた。ベリンガムは自由に動き回り、ギュレルは支配者として輝いていた。しかしヴィニシウスが自陣近くで相手DF(リーデル)と口論を始め、さらにスタンドにも向かって挑発。それまで「眠らされていた」エスパニョールに突如として火が点き、直後に同点ゴールを献上した。因果関係を証明することはできないが、タイミングは重なった。試合は一変し、両ゴール前で激しい展開に。 ✅「格下」エスピが試合を決めた 最も安い補強と言われたカルロス・エスピが勝利をもたらした。貴重な勝点3を手にしたのは、将来的にマドリーとスペイン代表で大きな役割を担いそうなこの若者の一撃だ。 ✅エムバペ、またも空振り W杯ゴールデンブーツ受賞者のエムバペは、この夜「ゴールがローラーホッケーのゴールほど小さく見えたのではないか」というほど決定機を外し続けた。あらゆる角度から何度もシチュエーションを迎えながら、無得点に終わった。RCDEスタジアムはエムバペにとって依然として「無得点スタジアムリスト」に残ったままだ。 ✅ギュレルは「スタメン固定」が唯一の答えだ 議論の余地はない。モウリーニョがどう選手を組み合わせようとも、ギュレルはピッチに立ち続けなければならない。もはや「きらめきもあるが穴もある」タイプの選手ではない。今の彼はマドリーのハンドルを委ねられる選手だ。その才能を中心に組み立てることが最善の選択であり、それ以外は誤りだ。この夜も最初の交代でピッチを去り、以降のマドリーは輝きを失った。 ✅世界王者ククレジャへの拍手 この夜ブーイングが渦巻く中で例外があった。マルク・ククレジャだ。エスパニョールのカンテラ出身の世界王者は、スタメン発表の瞬間から拍手で迎えられ、60分過ぎに投入されると大きなオベーションを受けた。 ✅コナテ対ロベルト──この夜最大の対決 エスパニョールのストライカー、ロベルトとコナテの一騎打ちは見応えがあった。開幕戦で2ゴールを挙げてきた相手FWはゴールに背を向ける局面での粘り強さを見せたが、コナテは高さ・強さ・読みで正面から受けて立ち、移籍の正当性と先発の資格を証明した。 ✅バルベルデ、ポストに阻まれる キャプテンとしてこの夜中盤を走り続けた。攻撃に絡む機会は多くなかったが、80分前後の強烈なシュートがゴールポストを直撃。貴重な追加点を奪えなかった。

MARCA2026年8月18日

「ギュレルへの道が開いた」──プレシーズン最優秀、エスパニョール戦スタメンに最も近い男

スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのプレシーズン最優秀選手の名前は明白だ──アルダ・ギュレル。今夏最もコンスタントなパフォーマンスを見せたのはこのトルコ人であり、モウリーニョ第2次政権の最初の歩みにおいて、マドリーのゲームが回り続けた中心だった。 2026-27シーズンはバルデベバスでのアルコルコン戦でPKを外すという幕開けだったが、気にするほどのことではない。それ以降、モウリーニョが課した仕事を完璧にこなした。10番の位置でのあふれ出るフットボール、必要なときのチームメートへの指示、ライン間での絶え間ない脅威の創出。奇しくも、マドリーでは一度も「10番」として起用されたことがなかった選手が、正真正銘の10番として機能している。W杯では🇹🇷トルコ代表最高のパフォーマンスを見せながらグループステージを突破できなかった。しかしその悔しさを燃料に変え、プレシーズンを不合格にはしないという決意でピッチに立ち続けた。 ✅ベリンガム不在が追い風に 直接のライバルはベリンガムだが、W杯組最後の合流となった彼はゲルゼンキルヒェンでわずか数分しか出場していない。これによりギュレルは有利な立場に置かれ、リーガ開幕エスパニョール戦でのスタメンに最も近い存在となった。ベルナルド・シウバというパートナーを得たことで組み立ての重荷から解放され、自由に動ける環境も整っている。昨季はシャビ・アロンソのもとでもベリンガム負傷中に同様の状況を経験したが、当時はより低い位置でゲームを作る必要があった。今の方が彼に似合っている。 ✅エジルとの比較 出自においてもフットボールの本質においても、このギュレルは多くのマドリディスタに2010年のエジルを思い起こさせる。スターとしての看板なしに加入しながら、モウリーニョの下で3年連続CL準決勝進出を果たしたチームの中心となった🇩🇪ドイツ人MF。同じポジション、同じ左足の絹のタッチ。この比較はプレッシャーではなく、夢を膨らませる燃料になっている。ギュレルへの道は、開いた。

AS2026年8月18日

「エムバペ、去ったときのまま」──デビュー弾から始まるモウリーニョ体制、ギュレルとの連携も健在

スペイン紙『AS』が伝えた。6分──モウリーニョ体制でエムバペがゴールを決めるのに要した時間だ。プレシーズン唯一の出場でいきなり結果を残し、彼がいるだけですべてが変わることを証明した。シャレンベルクのバックパスがミスになると読んでインターセプトし、カリウスも冷静に仕留めた。月曜にトレーニングを再開し、日曜に得点──エムバペには飢えがある。 ゴールだけではなかった。11分には再びエリアに侵入したが、シュートは大きく外れた。12分には40メートル地点でカティッチを置き去りにし、シャルケ全員を上回る加速力で独走したが、カリウスのセーブに阻まれた。それでも休暇明けとは思えないコンディションは十分に示された。前半途中には自陣でボールを奪いヴィニシウスへ精度の高いロングパスを届け、ギュレルのスルーパスから再びスプリントしてクロスを送ったが、ゴール前でかき出されてノーゴール。今度はゴールゲッターではなくチャンスメーカーとしての顔を見せた。45分──何と密度の高い前半だったか。エムバペはピッチ上で誰にも止められなかった。 ✅モウリーニョが目を細める理由 モウリーニョにとっても、フィオレンティーナ戦後に「良い選手たちが揃った初戦」と笑顔で語っていた理想の展開となった。精密に組み立てたこのプレシーズンの中で、エムバペの存在はモウリーニョの不動の4-2-3-1をより機能的にし、ギュレルの魔法の杖がより輝きやすい環境を生み出している。今夏最高のパフォーマンスを見せたギュレルとの連携は、開幕を前にして無限の可能性を予感させる。 ✅「今やるしかない」 バルデベバスでは「絶好調で戻ってきた」との声が上がっていたが、それはシャルケ戦で証明された。W杯で🇫🇷フランス代表として10ゴールを叩き込んだ嗅覚は健在で、テンポチェンジの鋭さも衰えていない。昨季は42ゴール・7アシストを記録したが、チームとしての成功はなかった。マドリー入り以来、タイトルは手にしていない。全員にとって、しかし特にエムバペにとって、これは「今やるしかない」というシーズンだ。その決意は、ゲルゼンキルヒェンで幕を開けた。

MARCA2026年8月17日

エムバペとギュレル、モウと歩み始めた──シャルケ戦3-0でプレシーズン締めくくり

スペイン紙『MARCA』が伝えた。モウリーニョのマドリーは試合ごとに自らを更新している。エムバペは軽快で止まらない。ギュレルがパスをさばき、ベルナルド・シウバが中盤を制御し、コナテが空中戦で君臨した。6分、ロン・シャレンベルクのバックパスのミスをエムバペがさらって先制。かつてマドリーに在籍しキエフの悪夢が刻まれたカリウスの守るゴールを沈めた。 前半はギュレルが輝いた。エムバペへの縦パスでヴィニシウスをシュートに持ち込ませたが守備がライン上でクリア。ハイセンの0-2ヘッドの起点となったコーナーキックも彼が蹴った。ブラヒムもエムバペを一対一に送り込む縦パスを通したが枠外。コナテは空中戦で圧倒的な存在感を示し、シャルケの反撃を跳ね返し続けた。 ✅エスピが3点目、ルニンがジェコを阻止 後半はルニン、リュディガー、カマヴィンガ、エスピが出場。ヴィニシウスからカレーラス、そして走り込んだエスピへと流れるような崩しが3点目を生んだ。ククレジャとディオマンデもデビュー。ベテランのエディン・ジェコと日本代表田中聡が反撃を試みたが、ルニンが立ちはだかった。ヴィニシウスのゴールはオフサイドで幻に終わったが、プレシーズンを3-0で締めくくり、いよいよ本番へ。

MARCA2026年8月17日

「エムバペは戻ってきた、ヴィニシウスはまだ途上」──最高の締め括り、残る悩みはギュレル・ベルナルド・ベリンガムの共存

スペイン紙『MARCA』が伝えた。モウリーニョには笑顔になれる十分な理由がある。エムバペの準備が整った──休暇からの復帰は最後の一人だったにもかかわらず。得点だけでなく、逃した2つの決定機も含め、まるでW杯の延長のようなスピードの切れ味を見せた。一方のヴィニシウスはまだ途上だ。後半にエスピのパスから2度の絶好機を迎えながら、ドリブルでの突破もスピードも仕上げも物足りなかった。エスピはアレクシス・シリアに無人のゴールへの決定的チャンスを贈ったが、シリアはこれを外した。エスピのようなプレーヤーをマドリーは必要としていた。 ククレジャとディオマンデがデビューを飾ったが、よくも悪くもなく——コンディション調整にはまだ時間が必要だ。時間を必要としないのがコナテだ。クルトワの負担を大幅に軽減するだろう。圧倒的なDFだ。ハイセンも改善を見せた。2ゴールを決められる場面もあったが、それでもモウリーニョの評価は変わらない──スタメンは難しいが、多くの試合に出場するはずだ。 ✅残る大きな悩み:三者の共存 それでもモウリーニョには大きな悩みが一つある。ベルナルド・シウバ、ベリンガム、アルダ・ギュレルをどう共存させるかという問題だ。シャルケ戦前半はギュレルの背後にベルナルドを配置したが、ベルナルドは精彩を欠いた。対照的にギュレルはエムバペの背後でプレーして輝いた──自然な帰結だ。後半ギュレルが休んでベルナルドが前に出たが、前半ほどの存在感は残せなかった。ベリンガムは出場時間が短く評価は保留となる。 シャルケ相手に6ゴールを狙える内容で、今プレシーズン最高の試合だった。全員が揃って初めて見えてきた形だ。これをリーガ本番で証明する番が来た。いよいよ、決戦の時だ。

AS2026年8月12日

ギュレル、13年ぶりのテレサ・エレーラ杯で真価を問われる

スペイン紙『AS』が伝えた、マドリーとデポルティーボが激突するテレサ・エレーラ杯第81回大会(ア・コルーニャ)の前夜報道。マドリーの同大会参加は実に13年ぶりとなります。 この一戦で最も注目を集めるのがギュレルです。 2005年2月生まれのトルコ代表MFは、2023年夏にフェネルバフチェからマドリーへ加入。加入直後に膝の半月板を負傷して長期離脱を強いられたが、復帰後は本来の輝きを取り戻した。EURO2024ではグループステージのジョージア戦でロングシュートを豪快に沈め、世界にその名を刻んだ。繊細なボールタッチと広い視野、針の穴を通すようなスルーパスが持ち味のトップ下だ。 フィオレンティーナ戦、フェレンツヴァーロシュ戦と2試合続けてアシストを記録し、攻撃に詰まった局面を個人の閃きで打開してみせた21歳。モウリーニョが志向するとされるゲリラ戦的・インテンシティ重視のスタイルの中で、ダンフリースやククレジャといった新加入組が肉弾戦に笑顔で加わる一方、「攻めあぐねたときの一手」としてギュレルの役割はより鮮明になりつつあります。 ただし、その「どこに置くか」はまだ定まっていません。 ベリンガムが本来務めるトップ下で起用されてきた一方、フェレンツヴァーロシュ戦ではベルナルド・シウバが十分な存在感を示せなかったダブル・ピボーテの一角での起用も視野に入る、と『AS』は指摘しています。 ヴィニシウス・ジュニオールが2032年まで契約を延長した後として初めて先発に名を連ねる点も、この試合の見どころです。 ハンガリーで数分間のプレーに留まった後、リアソールではより長い時間が想定されます。ククレジャ、コナテ、チュアメニ、エムバペの4人は移動距離軽減を理由にマドリー残留となっており、ブラジル代表が看板として矢面に立つ格好です。 DFラインではカスティージャ出身のジョアン・マルティネスとマリオ・リバスに代わり、リュディガーとハイセンが先発する見込みとなっています。 迎え撃つデポルティーボもまた、かつてとは別のクラブです。 3シーズンにわたる1部リーグ(RFEF)降格という苦難を乗り越えてプリメーラに復帰。クラブ名もソシオの大多数の賛成を経て「レアル・クルブ・デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ」と公式地名に合わせた表記に改められました。アントニオ・イダルゴ監督のもと今夏は無敗(3勝3分)を維持しており、フィオレンティーナとも1-1で引き分けています。 37歳のオーバメヤンが加わる一方、アカデミー「アベゴンド」出身のケビン・フェルナンデス、ローマからローン加入のアンヘリーニョ、そしてリーガ2部で昨季輝いたイェレマイと、世代と個性の混在する陣容を擁しています。 マドリーにとっては10日後のコルネジャ(エスパニョール戦)に向けた準備の最終段階。13年前の同大会を経験したメンバーでモウリーニョただ一人という、世代交代を象徴する一夜でもあります…。

AS2026年8月10日

ギュレルは「1億ユーロ超の選手」―マドリーの宝

スペイン紙『AS』の副編集長が、今プレシーズンで輝きを放つアルダ・ギュレルについて論じました。 21歳にしてマドリーでの4年目を迎えようとしているギュレルを、筆者は「もはや中堅のような存在感を放っている」と評します。 今プレシーズンでは若手カンテラーノたちとともに最も印象的な選手として挙げられており、「モウリーニョのもとでボールを常に要求し、ゲームメイクの軸にも攻撃的MFのポジションにも顔を出すオールラウンダーへと成長した」と伝えています。 記事が特に強調するのは、ギュレルの市場価値です。 「彼はすでに1億ユーロを超える選手であり、欧州の強豪クラブならどこでも奪い合いになる逸材だ」と明言。 ミュンヘンのアリアンツ・アレーナでのバイエルン戦でのパフォーマンスを繰り返し見返したと筆者は打ち明け、「ベルナベウに秘宝がいることを改めて実感する」と綴っています。 ジュード・ベリンガムが復帰した際のスタメン争いについては、「議論の余地はない」と断言。 ギュレルとベリンガムは「並外れた才能を持つ二人であり、共存させなければならない」という立場を示しています。 チームの中盤バランスについては、オーレリアン・チュアメニの相棒をいかに選ぶかが唯一の課題だと指摘。 フェデ・バルベルデ(不動のレギュラーと評価)に加え、ギュレル、ベリンガム、ベルナルド・シウバらが絡む「攻撃的な布陣」の可能性にも言及しています。 筆者はロドリの獲得が実現しなかった点には触れつつも、「現有戦力の攻撃陣は大量破壊兵器になり得る」とポジティブな見解で締め括っています。

MARCA2026年8月9日

ギュレルなしのマドリーはもう考えられない

スペイン『MARCA』が、ハンガリー・ブダペストで行われたマドリーの親善試合を振り返り、アルダ・ギュレルの存在感を改めて論じました。 記事によると、この試合はギュレルがボールを持っている時間とそうでない時間で、チームの質に明確な差が生まれたといいます。 ライン間を巧みに動き、味方の動き出しを引き出した姿は、かつてモウリーニョが育てたメスト・エジルを彷彿とさせ、一時代を築いたトニ・クロースのような視野の広さも垣間見えたと伝えています。 問題は彼をどこで使うかです。 トップ下はジュード・ベリンガムの定位置がほぼ確定的で、ダブルボランチはオーレリアン・チュアメニ、ベルナルド・シウバ、フェデ・バルベルデの三つどもえ。それでも「フェラーリをガレージで眠らせておくのと同じだ」と、ギュレル起用を見送ることは損失だと記事は断言しています。 ベルナルド・シウバはハーフタイムから出場し、疲弊した中盤においてもその落ち着きでギュレルの負担を軽減しました。 また、マドリーBの若手マリオ・リバスが先制ヘッドを決めてモウリーニョ体制下での成長を示す一方、後半はアントニオ・リュディガーとディーン・ハイセンが出場し、コドロに1点を返される場面もありました。エンドリッキは右ウイングへの適応を試みており、エスピの加入で9番争いが激化する中、新たな役割で2点目を演出しています。

MARCA2026年7月28日

ギュレル、モウリーニョを虜にするプレシーズン

マドリーのアルダ・ギュレルがプレシーズンで圧倒的なインパクトを残している。スペイン紙『MARCA』が伝えたところによると、トルコ代表MFは今夏の合流初日から非常に良好なフィジカルコンディションを見せており、指揮官ジョゼ・モウリーニョが「その質と、仕事に戻る際のメンタリティの両方に魅了されている」という状況だという。 ギュレルは今回のプレシーズン合流において、ワールドカップに参加した選手の中で最初に練習へ戻ったひとりとなりました。トルコ代表がW杯グループステージで敗退したことで帰還が早まりましたが、本人はバカンス期間中も身体作りを怠らず、独自のルーティンを継続。そのおかげで、合流時点からまるでエンジン全開の状態で臨むことができたと報じています。 今季はマドリーでの4年目のシーズンとなります。ここまでの歩みは右肩上がりで、加入1年目は出場12試合、2年目は49試合、3年目には51試合に出場し、6ゴール・14アシストという際立った数字を記録しました。 『MARCA』によれば、モウリーニョが特に評価しているのは、ライン間でボールを受ける動き、視野の広さ、そしてゴール前の局面で違いを生み出す能力だといいます。それだけでなく、日々のトレーニングで見せる飢えと向上心も、指揮官の目に好意的に映っているとのことです。 今季の競争は一層激しさを増す見通しで、『MARCA』はベルナルド・シウバの加入を特に注目すべき要因として挙げています。それでもギュレルの意志は揺らいでいないと同紙は伝えており、「マドリーで成功したいという思いは明確で、不可欠な存在になるべく戦い続けることを決意している」と報じています。 プレシーズン序盤で見せたパフォーマンスは、そのまま本人の意思表示と言えるものです。満を持して戻ってきたギュレルが、新体制のマドリーで中心的な役割を担おうとしていることを、今季4年目のこの夏が雄弁に示しています。

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