レアル・マドリードのヴィニシウス、かすむ輝き──直近2試合の先発でドリブル試行ゼロ、ディオマンデとの差も
スペイン紙『MARCA』が、ドリブルを仕掛けなくなったヴィニシウスについて報じた。
✅ ビジャレアル戦の20分間
10月10日、ベルナベウでのビジャレアル戦。 ヴィニシウスはベンチからの出場だった。
わずか20分の間に2回ドリブルを成功させ、マドリーの2点目につながるプレーを作った。 ゴールを決めたのも、ヴィニシウス自身だった。
しかし、その後にすべてを変えるプレーが起きた。 VARで、ヴィニシウスがサリバの髪を引っ張っていたことが分かり、ゴールは取り消された。 そして4試合の出場停止処分を受けた。 そのうち1試合は、日曜のセビージャ戦で消化している。
✅ ローマ戦もライプツィヒ戦もドリブル試行ゼロ
ヴィニシウスは、バルセロナとのクラシコにも出場できない。
CLライプツィヒ戦には出場したが、70分間で一度もドリブルを試みなかった。 ドリブルは、ヴィニシウスのプレーの本質だ。
その前に先発したローマ戦でも同じだった。 59分間プレーして、ドリブルの試行はゼロだった。
✅ 仕掛けず、笑わず
ライプツィヒ戦のヴィニシウスは、本来の姿ではなかった。 相手に仕掛けず、笑顔もなかった。
どちらも、ヴィニシウスの人柄とプレーに欠かせないものだ。 これまでは、どれほど敵意に満ちた環境でも変わらなかった。 しかしこの水曜日は、元気がなく、ほとんど悲しそうに見えた。
モウリーニョ監督は、ヴィニシウスに最高のレベルが必要だと分かっている。 そのため、試合後には理解を示すコメントをしている。
✅ モウリーニョ「彼の試合は気に入った」
モウリーニョ監督は、このことについて詳しく話した。
「悲しんでいるとしたら、それはとても個人的なことだ。君たちにはそう見えたかもしれないが、何を感じているのか、いないのかをはっきり言えるのは本人だけだと思う。監督として、私は彼の試合に満足している。ヴィニシウスには常にそれ以上のこと、個人で決定的な仕事をすることが期待されているが、私は気に入った試合をした」
「3人のアタッカーの中で、チームの守備のバランスという点で一番大きな責任を負っていたのが彼だ。ライプツィヒの右SBはライン間に入ってくる選手だったが、彼はそこをとてもうまく閉じた。中央からボールが入ったのは1回だけだった。攻撃の場面では、圧倒的ではなかったが、バランスが取れていた。ボールを失わなかったし、GKがビッグセーブをした場面もあった」
✅ 「交代は満足していないからではない」
モウリーニョ監督は、交代についてもこう続けた。
「あの交代は、満足していない監督の交代ではない。豊富なベンチを持つ監督の交代だ。ディオマンデやエンドリックのような選手で、試合に違うスピードを与えられると分かっていた。このベンチがあることは分かっていたし、君たちも慣れなければならない。悪くない選手を下げて、違うものをもたらしてくれる選手を入れることは、これから何度も起きるからだ」
「みんなの支えが必要かという問いは理解できるし、私は必要だと思う。アウェーで口笛を吹かれるのはモチベーションになる。でも、本拠地で吹かれると傷つく。監督として、私は彼がしたことに満足している」
✅ ディオマンデとの差
ドリブルは、ヴィニシウスのようなサイドの選手と切り離せないものだ。 そしてそこからも、ヴィニシウスへのプレッシャーが強まっている。
両サイドでプレーできるディオマンデは、今季すでに47回ドリブルを仕掛け、成功率は66%。 一方のヴィニシウスは38回で、成功率は42%だ。
| 選手 | ドリブル試行 | 成功率 | 出場時間 |
|---|---|---|---|
| ディオマンデ | 47回 | 66% | 565分 |
| ヴィニシウス | 38回 | 42% | 800分以上 |
今季のドリブル(『MARCA』より)
しかもヴィニシウスは800分以上プレーしていて、ディオマンデの565分を上回っている。
✅ 復帰はCLのAEKアテネ戦
ディオマンデには、この数字をさらに伸ばすチャンスがある。 ヴィニシウスが出場停止になるリーガの次の3試合、バルセロナ戦、ラシン戦、バレンシア戦だ。
ヴィニシウスの復帰は、現地時間11月4日(日本時間5日)、アテネでのCLのAEKアテネ戦になる。
ローマ戦とライプツィヒ戦の姿が一時的なものなのかは、そこで分かることになる。 マドリーでは、ヴィニシウスの力を疑う人は誰もいない。
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