レアル・マドリードのモウリーニョに「誘惑」──クラシコで守りを優先すれば「間違い」、ギュレルを組み立てから外せば「負けから始まる」
スペイン紙『AS』のRoberto Morales氏が、クラシコに臨むモウリーニョ監督についてのコラムを掲載した。 タイトルは「La tentación de Mourinho(モウリーニョの誘惑)」。
✅ 「結末が書かれているかのよう」
Morales氏は、負けたときの受け止め方が、両チームでこんなにも違うことに驚いている。
バルセロナは、CLで再びつまずき、パリで守備のもろさを見せた。 それでも、むしろ勢いが強まったかのように受け止められている。
バルセロナの街には、クラシコの結末が試合前から書かれているかのような「本命ムード」が広がっている。 まだ10月も終わっていないのに、リーガで決定的とも言える一撃を与えるチャンスだ、というわけだ。
しかし、Morales氏は、違う結末を想像する理由は十分にあると書いている。 おなじみで、しかも真実である、あの言葉以外にもだ。 「マドリーを決して死んだと思うな」
✅ バルセロナの守備のもろさを突けるチーム
PSGは、ルイス・エンリケ監督にとって重要な主力を何人も欠いていた。 それでも、バルセロナの守備のもろさを暴いた。 フリック監督のチームの、すばらしい攻撃力とは対照的なもろさだ。
Morales氏は、欧州王者PSGを除けば、そこを突ける選手をこれほどそろえたチームは、マドリーくらいしかないと見ている。
✅ エムバペ、ディオマンデ、ベリンガムに合う「高いライン」
バルセロナの高いDFラインは、勇敢であると同時に危険な賭けでもある。 相手に、常にスペースへ走り込む誘いをかけているようなものだからだ。
それは、エムバペとディオマンデの長所にぴったり合う。 エムバペは仕上がった状態でカンプ・ノウに乗り込み、ディオマンデはゴラッソを重ねる勢いのまま臨む。 ベリンガムも、トランジションで、その大きなストライドを生かせる。
マドリーは、相手を支配するチームにならなくても、ダメージを与えられる。 相手が取るリスクを突くだけのスピード、才能、そして層の厚さがある。
✅ 大胆か、慎重か
そうなると、問題はモウリーニョ監督のプランだ。 大胆に行くのか、慎重に行くのか。
フリック監督がどう出るかは、誰もが知っている。 分からないのは、モウリーニョ監督が、ローマ戦のように相手の長所を先に考えるのか、それとも自分たちの選手の良さを生かすことを考えるのか、だ。
Morales氏は、かつて劣勢の立場からクラシコに挑んでいた頃のプランに戻りたいという誘惑が、モウリーニョ監督の頭をよぎっていると見ている。 そして、モウリーニョ監督が、より大きな脅威を感じたときにどう動くかも、私たちは知っている。
✅ 「ペペのボランチ」の現代版
あの「ペペのボランチ起用」は、今ならチュアメニとバルベルデで、力強さのある中盤を取り戻すことになるだろう。 カマヴィンガを入れることも考えられる。 あるいは、5バックで驚かせることもあり得る。
しかし、Morales氏はこう書いている。 「相手にどうダメージを与えるかより先に、相手をどう止めるかを考えてチームを作り直すのは、間違いだろう」
✅ カギはギュレル
Morales氏が特に重視しているのが、ギュレルだ。
「ギュレルを組み立てから遠ざけることは、すべて、負けから戦いを始めることになる」
成功のチャンスの多くは、ギュレルの視野と、ロングパスの正確さにかかっている。 今は、テーブルを叩いて存在を示すのに完璧なタイミングだ。
最後に、Morales氏はもう一つの決まり文句を思い出させている。 「レアル・マドリードは、いつも戻ってくる」 そして、それにふさわしい舞台は、ほかにない。
※関連記事:クラシコのプランはカマヴィンガがカギに/クラシコ特集
※本記事は、ASのRoberto Morales氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。
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