ネグレイラ事件、UEFAがレアル・マドリードからの大量の資料受領を発表
スペイン紙『MARCA』が伝えた。UEFAは、いわゆる「ネグレイラ事件」をめぐるバルサへの調査に関して、マドリーから大量の資料を受け取ったと公式に発表した。2023年に開始し、その後保留されていた手続きの中で、内容を分析するという。
✅ UEFAの声明
UEFAは公式チャンネルで次のように発表した。 「UEFAは、スペインサッカー連盟(RFEF)審判技術委員会の元副委員長ホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏に関する、FCバルセロナへの進行中の調査(いわゆる『ネグレイラ事件』)に関連する大量の資料を、レアル・マドリードCFから受け取ったことを確認する」 「UEFAの倫理・懲戒調査官もこれらの資料を受け取っており、審査の枠組みの中で分析する」
✅ 国内の捜査は年末に終結の見通し
マドリーは数か月前から、事件のすべての経緯をまとめた詳細な報告書を準備していた。国内でなかなか進展がない中、国際的な場でバルサに責任を問おうとしてきたという。 スペインの刑事手続きでは、担当判事が、検察も支持したマドリーによる捜査期間の6か月延長の申し立てを退けた。捜査は2026年末に終結し、来年に公判期日が決まる見通しだ。
✅ UEFAとの関係修復の中で
マドリーはUEFAとの関係を修復し、欧州のクラブ団体EFCとも和解目前の状況にある。その話し合いのすべてで、サッカーとこのスポーツの信頼性のためにバルサへの処分が必要だと訴えてきたという。 今後は、マドリーの資料と、バルサが提出するとみられる反論を検討したうえで、処分の対象になるかどうかをUEFAが判断することになる。
✅ 2023年に開始、刑事手続き待ちで保留
UEFAの倫理・懲戒調査官は2023年3月、ネグレイラ氏への支払いをめぐってUEFAの規則に違反した可能性があるとして、この件の手続きを開始した。 しかし、スペインの通常の裁判所での刑事手続きの進展を待つため、手続きを一時的に保留していた。
✅ マドリーの主張
マドリーは、スーパーリーグ構想でバルサが離れてから、この件に本格的に取り組むようになった。 6月17日には声明を出し、バルサによる「長期にわたる、不透明で、検証可能な正当性を欠いた支払い」があったという、当初から知られていた疑いを「決定的に裏付ける重要な証拠」の存在をUEFAに伝える文書を送ったと発表した。 声明でマドリーは、これらの事実はスポーツの懲戒法の観点から「競技の公正性にとって最も重大なシステム上のリスク」だと主張。UEFAに対し、手続きの即時再開と、進行中の裁判手続きとは別に、スポーツの領域での「断固とした、模範的で、即時の対応」を求めていた。
※ネグレイラ事件はスペインで刑事手続きが進行中で、バルサは不正を否定しています。
※マドリーとUEFA・EFCの関係改善については「マドリーのEFC(旧ECA)復帰が目前」も伝えています。
