MARCA2026年9月9日 13:00

マドリー、決定力に悩む──欧州トップの27大チャンス創出、しかし19回を不発

スペイン紙『MARCA』が伝えた。

マドリーには同じプレーの中に「贅沢」と「呪い」が共存している。チャンスは量産する。しかし驚くほど簡単に外す。今季ここまでのデータがその実態を映し出している。マドリーは欧州5大リーグで決定機創出数トップの27を記録しながら、同時に決定機を外した数でも欧州ワーストの19を記録している。つまり、作ったチャンスの7割を逃している計算だ。バルセロナが同じく27の創出に対し15の不発で2位につけている。

✅ ベティス戦、インテル戦──繰り返されるパターン

この問題は直近2試合で特に顕著だった。ベティス戦では支配し、3ゴール相当の期待値を積み上げ、エムバペのPK失敗も含めてチャンスを量産しながら無得点で敗れた。

インテル戦は内容こそ違ったが教訓は同じだった。両チームが打ち合う展開の中でマドリーは何度もゴールに迫りながら、試合を決めきれなかった。最終的に勝点3を手にできたのは、クルトワの超人的なセービングのおかげだ──モウリーニョ体制で最初の「奇跡」と呼べる活躍だった。

✅ 2得点はモウリーニョのサインだった

2得点はいずれもモウリーニョのフットボールの産物だった。序盤のハイプレスが機能し、そこからゴールが生まれた。まずエムバペがインテルのビルドアップを追い詰めてエラーを誘い、ブラヒムのアシストを仕留めた。次にバルベルデが、ジョゼップ・マルティネスが支配したと思っていたボールを奪い切ってゴールにした。しかしその後は再びチャンスを次々と無駄にし、ラウタロの終盤のゴールで必要以上の緊張を招いた。

✅ 歴史的なポゼッション低さ──35.62%

数字にはもう一つの側面もある。インテル戦でのポゼッションは35.62%。Optaの記録が残るCLの歴史でマドリーが記録した中で8番目に低い数字だ。それを上回る(さらに低い)試合の大半は、グアルディオラ時代のバルセロナやバイエルンが相手だった。

そしてリスト最下位の23.61%は、奇しくも2010-11シーズンのクラシコ──現在のモウリーニョが当時率いたマドリーの試合だ。16年後、再びモウリーニョがベンチに座り、チームは同じようにボールを相手に渡してカウンターで刺す戦い方を選んでいる。

✅ モウリーニョ「こういう試合は好きじゃない」

モウリーニョ自身もこの勝ち方を手放しで喜んではいない。「狂った試合で、あまり好きな狂い方ではない。5点、6点、7点を完全なコントロールの下で取りたい。信じられないGKの活躍を必要とせずに」と会見で語った。サッカーの地平において、モウリーニョは「うまく負ける」より「雑に勝つ」を選ぶ。しかし理想は第三の道──作ったチャンスをしっかり決めて、難なく勝つこと。今はまだその最後の部分が機能していない。

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