ギュレルとエスピがいなければもっと惨敗だった──ベティス戦が示したマドリーの課題
スペイン紙『AS』が伝えた。
今季初の試練がマドリーに訪れた。ベティスは、マドリーにとってすべてがイメージより難しくなると示した。それを警告として受け取るなら、有益な敗戦かもしれない。ベリンガムとエムバペが前節までと正反対の内容に終わるなか、チームの土台はまだ固まっていない。後半は無力感と混乱の連続だった。致命傷ではなかったが、修正の時間はある。
✅ モウリーニョのスタメン選択が示す哲学
カマヴィンガを起用した布陣は、今後の方向性を示している。チュアメニが戻れば代わりに入る可能性があるが、ラ・カルトゥーハのような高難度の試合ではベルナルド・シウバの指揮より、エネルギー・存在感・フィジカルを優先するということだ。それ自体に筋は通っている。ギュレルの成長とモウリーニョが与え続けているスタメンの信頼を考えれば、なおさらだ。ただ、最初の交代枠に使われるのは適切とは言えない。トルコ人は今や最良の補強候補かもしれない。ハイセンも引けを取らない。両者への懐疑論は、少なくとも今日現在、完全に沈黙した。
✅ ギュレルが全てを動かした
昨季から著しい成長を見せたギュレルは、今季も開幕から全開だ。マドリーの攻撃の全てが彼の足元を経由した。ライン間に入り込む独特のポジショニングでベティスの守備の基準点を狂わせ、攻撃のリズムを手中に収めた。ショートパスもロングパス、縦にも横にも、明快さと繊細さと創造性を兼ね備えた配球を見せた。右サイドをダンフリースに任せ、自身はフォルナルス、ロカ、フラン・ガルシアの間をすり抜けるように内側で存在感を発揮した。
前節との違いは、エムバペが決定機を外し、ベリンガムの強度が落ちたことだ。マドリーの立ち上がりは悪くなかったが、ベティスの反撃をさばけなかった。マヌエル・ペレグリーニのチームはリーガに対する偏見を正す存在だ。プレミアリーグほどの資金はなくても、買えない品格と大きさがある。イスコ、フォルナルス、アントニーという技巧派と、ベルナル、バルトラ、ナタンという闘志と守備の安定感を組み合わせ、この結果を生み出した。
✅ 後半のマドリーは手詰まり──交代策も機能せず
ベティスはマドリーに速攻をさせないため戦略的に試合を締めた。その結果、モウリーニョのチームの攻撃は泥沼にはまっていった。バルベルデは窮屈さを脱せず、カマヴィンガは本来の姿のまま。ベンチからの活性化も乏しく、トレントとベルナルド・シウバは存在感を残せず、ディオマンデも起動しない。期待値の重さが彼を縛っているようだ。
マドリーは中央に固執し、ベティスの最も堅い部分に正面衝突し続けた。ベルナルド・シウバが低い位置でゲームを組み立てる判断も疑問が残った。ただ、これらは大局から見れば細かい問題だ。コルネジャの開幕戦と同様、ベルナベウの外に出るたびに難しくなる。
パロットを含むベティスのベンチが機能し、マドリーは迷いと連携不足に陥った。モウリーニョはエスピを投入し、ヴィニシウスの閃きもあった。だがエムバペとわずかな誤差が立ちはだかり、逆転には届かなかった。