ジダン体制で初先発のカマヴィンガ、ベルギー戦で合格点
スペイン紙『AS』が伝えた。マドリーのカマヴィンガが、ジダン監督のもとで初めて先発したベルギー戦で見事なプレーを見せ、監督の期待に応えた。フランスのメディアも、中盤でのプレー量の多さを高く評価している。
✅ 「プレーさせないために招集はしない」
フランスは金曜日のトルコ戦に続き、ベルギー戦も1-0で勝利した。試合後、ジダン監督は「プレーさせないために選手を招集することはない」と語った。 ブリュッセルでの一戦では大幅にメンバーを入れ替え、デンベレ、オリーズ(終盤にゴラッソを決めた)、ダヨ・ウパメカノらがベンチスタートとなった。出場機会の少ない選手たちがそれに応え、その一人がカマヴィンガだった。
✅ フランスの長年の課題を解消
23歳のカマヴィンガは、ベンチに座るために招集されたわけではなかった。ジダン監督はその潜在能力を理解しており、クレールフォンテーヌでの最初の1週間の練習中に、チャンスを与えるからものにするよう伝えていた。 カマヴィンガはそれに応えた。難しいベルギー戦で素晴らしいパフォーマンスを見せ、5年以上フランス代表が抱えてきたボール循環の問題を解消した。
✅ パス成功率94%、敵陣では98%
ボックス・トゥ・ボックスのMFとしてフル出場し、攻守に高いレベルのプレーを見せた。 ジダン監督はインサイドハーフのポジションで自由を与え、ダ・クーニャとのコンビで、W杯2度制覇のフランスのビルドアップは明らかに良くなった。 ただし、敵陣でのミスからベルギーにカウンターを許し、ルケバキオに決定機を与えた場面があった。この夜の唯一のミスだった。
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 出場時間 | 90分 |
| パス成功率 | 94%(66本中62本) |
| 敵陣でのパス成功率 | 98%(42本中41本) |
| ロングパス | 4本中3本成功 |
| 地上戦のデュエル | 11回中6回勝利 |
| ボール奪取 | 5回 |
| L'Équipe / Le Parisien 採点 | 6 / 6(10点満点) |
ベルギー戦のカマヴィンガ(出典: AS)
✅ 約1年ぶりの代表先発
カマヴィンガが代表で先発したのは、2025年10月13日、前回W杯予選のアイスランド戦以来だった。 W杯メンバーから外れたことは本人にとって大きな痛手で、ベルギー戦前の会見でも「W杯に行けなかったことは傷ついた」と語っていた。 モウリーニョ監督のもとで今季の出場時間が少ない中での招集は、驚きをもって受け止められていた。
✅ 問題は才能ではなく集中力
ジダン監督が求めるのは、多才で技術があり、ボールを自在に扱えるMFだ。カマヴィンガの問題は才能ではなく、集中力にあった。 ジダン監督はカマヴィンガを、ラインを簡単に突破でき、ドリブルで違いを生み、落ち着いて大きなプレー量をもたらせる選手とみている。初先発で、カマヴィンガはその見立ての正しさを証明した。
✅ フランスメディアも評価
L'Équipe紙は採点で6(10点満点)をつけ、「スプリントの力強さでも、18分の中盤での見事なタックルでも、すぐに存在感を示し、自分の縄張りを主張した。守備だけでなく、1タッチか2タッチで正確にプレーを再開させた」と評価した。 Le Parisien紙も同じく6をつけ、「キックオフ時点でフィールドプレーヤー最多の代表31試合出場のマドリーの選手は、左のMFとして役割を果たした。ボール保持者に激しく寄せ、組み立てにも関わり、14分には自陣エリア付近から見事な持ち上がりを見せた。ただし72分のボールロストは高くつくところだった」と分析した。
✅ 次はイタリア戦
カマヴィンガとダ・クーニャの中盤は、ジダン監督に今後を考えさせる内容だった。ここ数年のフランスは中盤の技術が足りず、新監督はプレーを常に中央経由で組み立てたいと考えている。 金曜日のイタリア戦でも、カマヴィンガには新たなチャンスが巡ってくるかもしれない。浮き沈みの多かった数年を経て、新生フランスの柱として定着できるか。
※カマヴィンガについては「ジダンがカマヴィンガを必要とする理由」、試合前の記者会見も伝えています。
