AS2026年9月3日 07:04

エムバペ誘拐計画で18歳が起訴──獄中から指示を出していた犯罪組織のリーダー

スペイン紙『AS』が伝えた。フランス紙『Le Parisien』の報道に基づく。

Clément L.(18歳)という人物が、8月21日にナンテールで「組織的強盗」の容疑で起訴された。同人物は共犯者とともに、4月11日から8月19日にかけてパリ近郊の高級住宅地ヌイイ=シュル=セーヌで行われた連続住居侵入・誘拐計画の主犯格とみられている。計画にはキリアン・エムバペの誘拐・襲撃も含まれていた。Clément L.は起訴後に勾留・隔離され、共犯者は条件付き釈放となった。

✅ 犯行の経緯

最初の実行に移された犯行は4月25日、パリ近郊・高級住宅地ヌイイ=シュル=セーヌにある時計職人宅だった。偽の配達員3人が空き箱を持って訪問したが、住人が罠と気づいて通報し、犯人は逃走した。

5月4日には同じ時計職人の店舗がパリで襲われた。拳銃を持った2人組が押し入り、計150万ユーロ相当の高級時計11本を奪った。犯人の1人はその後バイク事故で逮捕された。その後の捜査で、最初の訪問時に空き箱に残された指紋が決め手となり、主犯格のClément L.が特定された。

✅ 獄中から指示を出していた

捜査が進む中で明らかになったのは、首謀者がセーヌ=サン=ドニ県のヴィルパント拘置所に収監中であったという事実だ。強姦と売春あっせんの罪で拘留中の状態で、携帯電話を通じて外部への指示を出し続けていた。

警察が押収した携帯電話からは、歌手・サッカー選手・著名人ら26人の住所リストが発見された。その中にエムバペの名前があり、「非常に裕福な標的」として、パリ訪問時を狙った強盗・誘拐が計画されていた。

✅ 逮捕時の状況と本人の言葉

Clément L.は売春あっせんの疑いで裁判を受ける予定だった当日に逮捕された。過去には麻薬関連と強盗の前科もある。取調べでは「自分の行為が違法であることは分かっていたが、あくまで仲介役に過ぎず、首謀者ではない」と主張した。そして「夢はコックになることだった」と述べた。予審裁判所はすべての事実が解明されるまでの間、外部との接触を遮断した状態での勾留継続を決定した。

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