レアル・マドリードのヴィニシウス、ブラジル代表でも復調できず──クラシコ前にモウリーニョに託された「救出」
スペイン紙『MARCA』が伝えた。マドリーのヴィニシウスは、ブラジル代表でも本来の姿を取り戻せないまま代表ウィークを終えた。アンチェロッティ監督のもとでも輝けず、決戦のクラシコを前に、ヴィニシウスを立て直す役目はモウリーニョ監督に委ねられた。
✅ インド戦はハーフタイムで交代
ブラジル代表での3試合目、インド戦(4-0)で、アンチェロッティ監督は2-0でリードしたハーフタイムにヴィニシウスを下げた。 この試合でも、マドリーでの最高の姿を知るアンチェロッティ監督が期待するヴィニシウスは見られなかった。全幅の信頼を寄せるモウリーニョ監督のもとでも、まだほとんど本来の姿を見せていない。
✅ 3試合で1ゴール
長い代表ウィークを、ヴィニシウスは3試合1ゴールで終えた。 オーストラリアとの1試合目は無得点。試合は終了間際のハヤンのゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。2試合目はブラジルが快勝し、ヴィニシウスがこの代表ウィーク唯一のゴールを決めた。 3試合目のインド戦では枠内シュートを3本放ったが、マドリーでの今季序盤と同じく、どこか冴えない内容だった。仕掛け続け、攻撃も彼のサイドに集まったが、ラストパスとシュートの精度を欠いた。
| 試合 | 相手 | 結果 | 出場 | ヴィニシウスの内容 |
|---|---|---|---|---|
| 1試合目 | オーストラリア | 1-1(終盤にハヤンが同点弾) | 65分 | ドリブル成功0、ロスト3、枠内シュート2 |
| 2試合目 | オーストラリア | 勝利 | 85分 | PKで1ゴール、枠内シュート1、ドリブル成功率30% |
| 3試合目 | インド | 4-0で勝利 | 45分(ハーフタイムで交代) | 枠内シュート3 |
代表ウィークのヴィニシウス(出典: MARCA)
✅ アンチェロッティ「ベストの状態ではない」
アンチェロッティ監督も、モウリーニョ監督がすでに確認している現実を目の当たりにした。会見では「ベストの状態ではない」と語っている。 それでも、誰よりもヴィニシウスを知る元マドリー監督の信頼は揺らいでおらず、3試合すべてで先発させた。
✅ マドリーで在籍後最悪のスタート
マドリーでは8試合で1ゴール2アシスト。600分以上に1点のペースで、唯一のゴールは第2節のホームのレアル・ソシエダ戦だった。マドリーに定着してから最悪のシーズンスタートだ。 皮肉なことに、昨季最も調子が良かったのは、エムバペが膝の負傷でセカンドオピニオンを求めて離脱していた時期だった。契約を延長したものの、それに見合うプレーはまだ見せられていない。
✅ 「無条件ではない」モウリーニョ
マドリーのヴィニシウスへの信頼は絶大だが、ダービーでは、モウリーニョ監督が無条件に起用し続けるわけではないことも示された。ハイセンの退場で交代を余儀なくされた面もあるとはいえ、54分にベンチに下げた。一方、エムバペは今も最後まで交代しない選手だ。 ディオマンデが迫っている。ヴィニシウスの代わりに出るとは限らず、ほかの選手が犠牲になる可能性もあるという。
✅ クラシコ、そしてバロンドール
マドリーが早々にリーガで取り残されないためには、最高のヴィニシウスが必要だ。カンプ・ノウでは、これまで何度もヴィニシウスの最高の姿が見られてきた。首位と6ポイント差の今、10月25日の一戦は決定的に重要だ。 クラシコの翌日には、ロンドンで新たなバロンドール受賞者が発表される。わずか2年前、ヴィニシウスはまさかの形で受賞を逃し、ロドリが選ばれた。今年は有力候補にすら入っていない。 ベルナベウはすでに何度も、以前の姿に戻るようメッセージを送っている。ヴィニシウスは、ベルナベウでも目覚める必要がある。
※ヴィニシウスについては「開幕8試合1ゴールの自己批判」、「ヴィニシウスに『アンチェロッティ療法』」でも伝えています。
