レアル・マドリード、ローマに4-3の大逆転勝利──1-3から途中出場のギュレル、エンドリッキ、エスピが流れを変え、7分間で3ゴール
スペイン紙『El País』が、CLリーグフェーズ第2節、ローマ対マドリーの試合を伝えた。 マドリーは1-3とリードされながら、途中出場のギュレル、エンドリッキ、エスピが流れを変え、82分からわずか7分間で3ゴール。4-3の大逆転勝利で、CL2連勝を飾った。
✅ 「忘れられた者たち」がマドリーを救う
崩壊寸前に見えたチームの瓦礫の下で、絶体絶命の淵での捨て身の衝動に駆られる、このクラブの野性の魂はまだ脈打っていた。 ボールをつなぐ力でも勢いでも上回るローマを相手に、ふらふらになっていたマドリーは、1-3と崩れかけたところで立ち上がった。 現れたのは、脇に追いやられていた者たち。ギュレル、エスピ、そして何よりエンドリッキだった。エスピ、エンドリッキ、リュディガーが7分間で3ゴールを奪い、その全てがギュレルのレーザーのように正確なCKから生まれた。 『El País』は、モウリーニョ監督にとって、この不条理から抜け出す道は正統派の起用よりも、ベンチの「端」にあるのかもしれないと指摘している。
| 時間 | 得点者 | チーム | スコア |
|---|---|---|---|
| 19分 | デ・ローン | ローマ | 1-0 |
| 24分 | エムバペ | マドリー | 1-1 |
| 50分 | マレン | ローマ | 2-1 |
| 56分 | マレン | ローマ | 3-1 |
| 82分 | エスピ | マドリー | 3-2 |
| 84分 | エンドリッキ | マドリー | 3-3 |
| 89分 | リュディガー | マドリー | 3-4 |
ローマ 3-4 レアル・マドリード(CLリーグフェーズ第2節)
✅ 足技のある4人をベンチに
モウリーニョ監督は、オリンピコへの帰還となったこの試合で、足元の技術に優れたハイセン、トレント、ギュレル、ベルナルド・シウバをベンチに置いた。 先発は、クルトワ、ダンフリース、リュディガー、コナテ、ククレジャ、バルベルデ、チュアメニ、ディオマンデ、ベリンガム、ヴィニシウス、エムバペの11人。 ガスペリーニ監督のローマは、予想どおりマンツーマンで選手を追いかけ、CBとクルトワには考える時間を与えた。しかし、ほとんどの選択肢は間違いに見えた。クルトワは2度エムバペにつないだが、エムバペは背を向けて受け、2タッチ目で失った。 ローマにとって、ボールを奪うことは「小さくて混み合った池で魚を釣る」ようなものだった。手を入れれば獲物が取れる。開始3分には、マリオ・エルモソの見事なカーブシュートをクルトワが横っ飛びではじき出した。
✅ チュアメニのミスから先制を許す
19分、チュアメニがダンフリースへの簡単なパスをミス。ローマは一気にゴールへ迫り、最後はデ・ローンがペナルティエリア手前から鋭いシュートを放った。ボールは背中にわずかに当たってコースが変わり、クルトワは反応できなかった。 ローマはリードするだけでなく、マドリーをふらつかせ続けた。ディバラ、マレン、スーレが躍動し、マドリーの中盤は「存在しないふりをする深淵」のようだった。
✅ エムバペの同点弾も、マレンが2発
それでもマドリーは、ふらつきながらも引き金に指をかけていた。24分、チュアメニが高く跳ね返したボールがディオマンデの頭に当たり、次のバウンドでエムバペがペナルティエリア手前でフリーに。マンチーニに当たってコースが変わり、ネットを揺らした。 しかし、同点は束の間の息抜きにすぎなかった。チュアメニ、バルベルデ、ベリンガムは走り続けたが、ローマの勢いを止めるには足りない。 ヴィニシウスは守備でも攻撃でも存在感がなかった。50分、ヴィニシウスのヒールパスのロストから、ディバラに代わって入ったロドリゴ・モラがマレンにつなぎ、マレンのシュートはバルベルデに当たってクルトワを破った。 さらに56分、どんどん混乱していくマドリーを突いて、マレンが3点目を奪った。
✅ ヴィニシウスを下げ、ギュレルとエンドリッキ投入
ここでモウリーニョ監督が動いた。58分、ヴィニシウスとダンフリースを下げ、ギュレルとエンドリッキを投入。バルベルデを右SBに下げた。 すると反撃の気配が生まれた。けん引したのは、スピードがあって大胆なエンドリッキと、左サイドで自由になったディオマンデだ。 ギュレルと、69分に入ったベルナルド・シウバの足元がマドリーを立て直し、それまでできなかった連係も見られるようになった。一方で背後のスペースを突かれ、ひやりとする場面もあった。
✅ 7分間で3ゴール、全てギュレルのCKから
崖っぷちのモウリーニョ監督は、77分にもう一人のFW、エスピを投入。ほとんど「お守り」のような存在だ。 エスピは5分もたたないうちに結果を出した。82分、ギュレルのCKからエンドリッキがヘディング。GKがはじいたボールの落下地点を読み、押し込んだ。いつものように。 84分にはギュレルのCKからエンドリッキが同点ゴール。そして89分、またもギュレルの絶妙なCKから、リュディガーが逆転ゴールを決めた。 マドリーは、どう見ても戻れないはずの場所から戻ってきた。『El País』は、この逆転劇を「不条理」と表現している。
※試合前の記事:予想スタメン/「マレン、2024年CL決勝のリベンジへ」
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