レアル・マドリードのヴィニシウス、髪を引っ張りVAR判定で退場──クラシコ欠場の可能性も、陣営は「バレンシア戦のルールを忘れている」
英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーのヴィニシウスが、リーガのビジャレアル戦の後半、ナタン・サリバの髪を引っ張ったとしてVARの確認を経て退場になり、ベルナベウで大きな論争を呼んだ。試合はヤン・ディオマンデのマドリー初ゴールで1-0の勝利に終わった。
✅ 幻の2点目からVARで退場
ベンチスタートだったヴィニシウスは、71分、ベリンガムとの見事なコンビネーションから2点目を決めたかに見えた。 しかしディアス・デ・メラ主審はVARと確認したうえで、攻撃の始まりの場面でヴィニシウスが相手の髪を引っ張っていたとしてゴールを取り消した。 ヴィニシウスは信じられないという反応を見せ、主審に激しく抗議しに向かい、チームメイトに引き離された。
✅ クラシコも欠場の可能性
主審の報告書次第では、10月25日にカンプ・ノウで行われる今季最初のクラシコも出場停止で欠場する可能性がある。翌週のセビージャ戦は欠場が決まっている。
✅ 2025年のバレンシア戦との「逆」の構図
ヴィニシウスは、2025年1月のメスタージャでのバレンシア戦でも、似た出来事の中心にいた。この時は、GKストレ・ディミトリエフスキがヴィニシウスの編み込みの髪を引っ張ったように見えた。ヴィニシウスは突き飛ばして反撃し、一発退場になった。 ヴィニシウスの陣営は同メディアに、「(今回のレッドカードは)妥当だ。でも、バレンシア戦ではそのルールが忘れられていた」と話した。 同じ土曜日の夜には、マドリーの女子選手アテネア・デル・カスティージョも、スペイン女子代表のアメリカ戦で、髪を引っ張って退場になっている。
✅ 天国から地獄へ
この出来事は、ヴィニシウスが最近直面している苦境を象徴している。今季は全大会9試合で1ゴール3アシストにとどまり、ベルナベウでは繰り返しブーイングを浴びてきた。 こう着した試合で勝利を決めるかに見えた輝かしいプレー。エンブレムにキスするゴールセレブレーション。ビジャレアルのゴール前まで走ってきて抱きしめたモウリーニョ監督。そこから一転してのレッドカードと、その後の影響――。
✅ 「ネグレイラは今も笛を吹いている」
試合序盤から、スタジアムには審判への緊張感が漂っていた。前半には「ネグレイラは今も笛を吹いている!」や、すっかりおなじみになった「連盟は腐敗している!」といったチャントが聞かれた。 緊張はベンチにも広がり、モウリーニョ監督とスタッフは審判団の判定に抗議を続けた。 9月のダービーの敗戦後、問題の場面を印刷して会見に持ち込んだモウリーニョ監督が、今回は試合後にこの件について話さないとはっきりさせたのは、特に驚きだった。クラブの関係者によると、セビージャ戦とバルサ戦の出場停止処分につながる発言を避けたかったためだという。
※関連記事:主審の報告書/ヴィニシウスの謝罪/モウリーニョ監督の会見欠席
関連記事
レアル・マドリードのディオマンデがヴィニシウスを追い詰める──セビージャ戦は快勝も、ギュレルの先制点に「原罪」の影
レアル・マドリードのセビージャ戦、モウリーニョは「ベルナベウが求める姿」に──ギュレルに指揮権、「誰もヴィニシウスを恋しく思わなかった」
レアル・マドリードのセビージャ戦予想スタメン──ヴィニシウス不在の左はディオマンデ、ハイセンが復帰【日本時間19日朝4時】
レアル・マドリードの問題に、シャビ・アロンソは誰よりも早く気づいていた──バルベルデのポジション、ギュレル、ヴィニシウス
