マドリーはエンドリッキをどうするつもりか──3年目の真価が問われる冬の判断
英紙『The Athletic』マリオ・コルテガナ記者が伝えた。
エンドリッキはレアル・マドリーでの3年目を迎えたが、2024年7月に最大6,000万ユーロで加入して以来つきまとう不透明感は続いている。ただし一つ大きく変わった点がある。監督が代わったことだ。
✅ モウリーニョがエンドリッキを引き留めた
エンドリッキは8月のラ・リーガ再開直前に太もも筋肉を負傷し、まだモウリーニョ体制での公式戦出場はない。アンチェロッティ、そして特にアルベロア体制下で定着できず、昨季後半はリヨンへの期限付き移籍を経験した。
モウリーニョは就任後、外部にも内部にもエンドリッキへの信頼を明示している。The Athleticが8月10日に報じた通り、この夏のアストン・ヴィラやローマからのオファーを断ったのはモウリーニョが主導した判断だ。8月25日の会見でも「彼は私が本当に気に入っている選手だ。多くのクラブからオファーが来ていたが、売りたくなかった。才能のある若い選手と一緒に働くのが楽しい」と語った。
モウリーニョはエンドリッキにプレー機会を約束しており、CFとしてだけでなく右ウィングとしても起用するプランを伝えている。バルベルデもベルナルド・シウバもその位置の選択肢として見ていないことも判断の一因だ。
それでも1月の移籍ウィンドウ前に状況を再評価する方針で、期限付き移籍の可能性は依然として残っている。
✅ 2年間の軌跡
加入1年目は37試合847分出場、7ゴール1アシスト。平均105.8分に1度の関与だった。アンチェロッティは若さを理由に留保を示し「まずはベンチを経験しなければならない」と語った。
2年目はさらに困難だった。ハムストリング負傷でクラブW杯を欠場。アルベロアが起用したゴンサロ・ガルシアが6試合で4ゴール1アシストを記録し存在感を示した。エンドリッキはアルベロアから期限付き移籍を勧められたが本人は残留を選択。しかし8試合連続で未使用のまま、11月にリヨンへ移籍した。
リヨンでは21試合で8ゴール8アシストという結果を残し、アンチェロッティ率いるブラジル代表としての2026年W杯出場権を獲得。しかしW杯本番ではノルウェーに敗れたラスト16まで、4試合111分出場に留まった。
✅ エスピの加入と激しいポジション争い
この夏、マドリーはレバンテからカルロス・エスピを約2,500万ユーロで獲得。ホセルのようなプロフィールのFWを望んでいたモウリーニョの意向だ。プレシーズンでは得点王となり、ラ・リーガ開幕のエスパニョール戦でも決勝ゴールを決めた。
右ウィングには競争相手が多い。ギュレル、ブラヒム、そして膝の怪我から1月には復帰見込みのロドリゴ、さらに今夏クラブ記録の最大1億4,000万ユーロで加入したディオマンデもいる。インテル戦でのブラヒムの右ウィング起用がモウリーニョの現時点での判断を物語っている。
✅ 次のステップ
エンドリッキはインテル戦のメンバー入りを果たしたが出場機会はなかった。土曜のラージョ・バジェカーノ戦での出場はまだ早いかもしれない。また、アンチェロッティのブラジル代表に9月25日・29日のオーストラリア戦と10月3日のインド戦に向けて招集された。
モウリーニョは彼の起用を約束しているが、実際のプレー機会がどれだけ得られるかについては周囲の関係者にも疑問が残る。1月の判断が、エンドリッキのマドリーでの将来を決定づけるかもしれない。