【採点】ベティス戦:ギュレルが圧倒的MVP、ディオマンデには厳しい現実──エムバペはPK失敗
スペイン紙『AS』が伝えた。
今節の主役はギュレルだった。このレベルを維持する限り、先発固定は揺るぎない。それはすなわち、ディオマンデがスタメンに割り込む道が一段と険しくなることを意味する。クラブ史上最高額の1億2500万ユーロで獲得した選手だが、全員は入れられない。現状のあの位置でギュレルを外すのは考えられない。一方でハイセンは着実に成長を示し、ベリンガムも力強さを保った。ヴィニシウスとエムバペには冷たい印象が残る一夜となった。
✅ スタメン採点
🧤 クルトワ:6点 仕事量は少なかった。サイドからのクロスと数本のシュートで大きな苦労はなし。足もとの技術も安定。失点場面ではビッグセーブを見せたが、こぼれ球は防げなかった。
🔵 ダンフリース(64分交代):6点 守備の負担が少なかった分、いつもより前に出られた。力強さと存在感は示したが、決定的な局面での影響力は物足りなかった。
🔵 コナテ:6点 後半に不用意なファウルで警告を受け、終盤のデュエルでやや慎重にならざるを得なかった。ただ全体的には安定。ハイセンにボール出しを任せながら落ち着いてこなした。
⭐ ハイセン:8点 素晴らしい試合だった。守備での安定感はもちろん、前半にバジェスのビッグセーブを引き出したゴール前のシュートとバーを叩いたヘッドと攻撃でも存在感。ベティスのプレスをかいくぐるビルドアップでも冷静さを発揮した。上昇中であることを証明した。
🔵 ククレジャ(88分交代):7点 守備で完璧、攻撃でも連携面で貢献。ヴィニシウスのサポート役に徹する姿勢を貫いており、左サイドから自ら仕掛けるシーンは少ない。その牙を活かせていない面もあるが、現状はそういう役割だ。
🔵 バルベルデ(82分交代):4点 ベルナルド・シウバ不在のため、いつもより低い位置での仕事が増えた。得意な相手陣地での縦への推進力が発揮できず、窮屈そうだった。最大の汚点は、パロットのゴール場面でマークを外したこと。失点の直接的な原因となった。
🔵 カマヴィンガ(64分交代):6点 全体的には及第点だったが、ここ数年繰り返してきた傾向が顔を出した。フェードアウトする場面、流れを切るミス、カウンターを招く不用意なプレー。致命傷には至らなかったが、求められる「一段上」のレベルには達しなかった。
⭐ ギュレル(64分交代):9点 この試合のMVP。2枚目の警告圏内に入ったため交代となったが、それがなければ最後まで輝き続けたはずだ。3分の2のエリアでは存在を消しながら、裏への縦パスで局面を打開し、中盤で数的優位を生み出す。さらに全セットプレーのキッカーも担う。右サイド・トップ下・ボランチを同時にこなすような選手。このレベルを維持する限り、先発は確約される。それはディオマンデにとって壁が高くなることを意味する──これがレアル・マドリーだ。
🔵 ベリンガム:7点 前半のほうが切れ味があったが、後半も高水準を保った。前半はドリブルでの持ち上がりと縦パスで何度もチャンスを演出。ヘッドもバジェスに好セーブされた。相手に圧力をかけ続ける存在感は健在だ。
🔵 ヴィニシウス:5点 本来の水準には遠い。タレントの高さは別次元だが、今夜の存在感は薄かった。ほぼ空のゴールへのシュートを外し、エムバペへのラストパスも相手に当たった。エスピの「幻のゴール」を演出したクロスも実際はオフサイド気味だった。瞬間的な輝きはあったが、ガラクティコとして求められるものには届かなかった。
🔵 エムバペ:4点 今季最もインパクトの薄い試合。相手DFナタンの徹底マークに苦しんだ。ゴール前で複数回チャンスがあったが、いずれも決められず。重要なPKも失敗した。同点弾に関わった形になったが、夜全体の評価は低い。
✅ 途中出場採点
🔵 トレント(64分〜):5点 右サイドの活性化を図って投入された。及第点。
🔵 ベルナルド・シウバ(64分〜):5点 マドリーがリードしていたわけではないが、流れを変えるには至らず。バルベルデをやや前に解放する役割は果たした。
🔵 ディオマンデ(64分〜):5点 15分間はほぼ消えており、パロットが同点に追いついてからの10分でようやく前に出てきた。しかし積極性はあっても精度に欠けた。まだ爆発には至っていない。
⭐ エスピ(82分〜):7点 ゴールが認められなかったのは気の毒だ。難しい体勢からの曲芸的なボレーは、今季ベストゴール候補になり得る一撃だった。ゴール前の「詰め役」として、難局を打開できる存在感を改めて示した。
🔵 カレーラス(88分〜):採点なし 終盤にけいれんが出たククレジャに代わって投入。目立ったプレーはなし。