レアル・マドリード、AEK戦の裏側──「ヴィニシウスを責めるのは簡単に見えるが…」、ヒートマップが示すディオマンデとの差、ベリンガムのヒールは「ディ・ステファノの再来」
スペイン紙『MARCA』が、AEKアテネ戦(2-3)の裏側を描く記事(コントラクロニカ)を掲載した。
✅ 7連勝の中で最も低調な試合
マドリーの選手たちも、ラファエル・ナダル氏から注目を奪うことはできなかった。 試合が終わっても、ナダル氏の理事就任の発表が、最高のニュースのままだった。
この試合は、7連勝の中で群を抜いて低調な試合だった。 ローマ戦のように逆転で勝ったが、内容はそれまでの試合とは違った。 ただ、大げさに騒ぐことでもなく、予想できたことだとも言える、と『MARCA』は書いている。 ギュレルとチュアメニはマドリードに残り、ヴィニシウスが先発し、ディオマンデは右サイド。 そしてキックオフは18時45分(スペイン時間)。 大きな見せ場は期待できない午後だった。
✅ 「ヴィニシウスを責めるのは簡単に見えるが…」
混乱した午後に、マドリーの問題をヴィニシウスのせいにするのは、簡単なことに見えるかもしれない。 しかし、ヴィニシウスがピッチにいるとマドリーのパフォーマンスが落ちるのは、偶然ではないようにも見える、と『MARCA』は書いている。
1-2にされた場面での守備への戻りは、またしても、仕事と突破を同じだけ見せるディオマンデと比べられる形になった。 試合のヒートマップも、その感覚を裏づけている。
ヒートマップ(AEKアテネ 2-3 レアル・マドリード)
上がAEKのゴール(マドリーの攻撃方向)。赤いほどプレーが多いエリア
ヴィニシウス
ディオマンデ
『MARCA』のヒートマップをもとに作成(位置は目安)
攻撃でも、ヴィニシウスはまだヴィニシウスに戻っていない。 ローマ戦と同じように、交代が再びカギになった。 そしてヴィニシウスは、またしてもベンチから逆転を見届けた。
✅ ベリンガムの見事なヒール
この午後の最高の場面を描いたのは、ベリンガムだった。 チームの軸で、誰よりも粘り強く負けに抵抗した選手だった。
同点ゴールは、世界中で話題になるようなゴールだった。 ククレジャのクロスに、左足で見事なヒールキックを合わせた。 見た目にも完璧なゴールで、白黒の映像で何度も見てきた、ディ・ステファノの伝説的なゴールを思い出させた、と『MARCA』は書いている。
2-2の場面での、ダンフリースへのパスも、ごく一部の選手にしか見えないものだった。 ジュード・ベリンガムは、今まさに違いを生み出す選手だ。
✅ 「救世主」クルトワ
マドリーは30分以降、試合を支配し、AEKよりも多く相手のペナルティエリアに入った。 しかし、クルトワがいなければ、マドリーは勝ち点ゼロでアテネから帰ることになっていた。 前半、ガチノヴィッチとヨヴィッチのシュートを止めた3つのビッグセーブが、さらに悪い事態を防いだ。 失点の場面では、どうすることもできなかった。
✅ エムバペは変わらず
エムバペにとって最高の試合ではなかったが、1ゴールを決め、さらに2点を取るチャンスもあった。 数字は相変わらず驚異的で、ゴールデンシューの候補であり、チャンピオンズリーグの得点王だ。 終盤には勝ち越しのチャンスもあったが、シュートはクロスバーに当たった。 常に脅威になっていた。
| 大会 | 試合 | ゴール |
|---|---|---|
| リーガ | 11 | 12 |
| チャンピオンズリーグ | 4 | 4 |
| 合計 | 15 | 16 |
エムバペの今季の成績(『MARCA』の記事をもとに作成)
✅ エンドリッキが流れを変える
ローマ戦と同じように、交代がマドリーにとって良い方向に働いた。 右サイドに入ったエンドリッキが、チームに別のスピードをもたらした。 エンドリッキは、ほかの選手にはなかなかできない形で試合の流れを変える。 チームで最高の「切り札」の一人であることを証明した。
エムバペのシュートがクロスバーに当たった場面での見事なプレーは、別の結末に値した。 そして、もっと出場時間を得るにも値する。 この役割で満足するのか、それとも、ほかのクラブで先発の座を求めるのか、と『MARCA』は問いかけている。
✅ ギュレルがいないと…
マドリーは、マドリードに残って休養したギュレルを恋しく思った。 シーズンの先行きと相手の力を考えれば、モウリーニョ監督の良い判断だった。 しかし、チームは、ギュレルの才能、魔法、試合を組み立てる力を超えた、たくさんの面で、ギュレルの不在を感じた。 セットプレーは、ギュレルがいないと悲惨だった。 無駄にしたCKの数は……、と『MARCA』は書いている。
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