The Athletic2026年9月18日 06:49

復活ベリンガム、マドリーの希望に

英国スポーツメディア『The Athletic』が伝えた。マドリーのベリンガムが復活を遂げ、モウリーニョ監督の新体制のもとで欠かせない存在になりつつある。

✅エルチェ戦での決定的仕事

直近のエルチェ戦では、マドリーが2点のリードを守りきれずに同点に追いつかれる苦しい展開となった。 しかし後半から途中出場したベリンガムが試合を決定づける。 自陣でボールを受けると激しいプレッシャーをはね除け、そのままピッチを縦に駆け上がり、エムバペの走り出しに合わせた決定的なスルーパスを供給。 エスピが今季2本目となる試合終了間際のゴールを決め、チームは3対2で逆転勝利を収めた。 その局面の設計者はベリンガムだった。

✅輝かしいデビューシーズンから転落へ

2023-24シーズン、ベルナベウでの初年度は申し分ない滑り出しだった。 移籍金1億300万ユーロの価値を開幕直後から証明し、チャンピオンズリーグとリーガのタイトル獲得に貢献した。 だがその後、マドリーはメジャータイトルを手にできていない。 アンチェロッティ前監督が退任してから3人の監督が入れ替わり、ベリンガム自身も2年目を肩の負傷に苦しみながら戦い続けた。

✅昨季ダービーが転落の起点

昨年9月のアトレティコ・マドリー戦が転落の始まりだった。 メトロポリターノで行われたその試合、ベリンガムは7月の肩の手術明けでまだシーズン初先発を果たしていなかった。 シャビ・アロンソ前監督は彼をスタメン起用したが、チームは1対5の大敗を喫した。 代表とマドリーへのコミットメントを優先して手術を先延ばしにし、痛みをこらえてプレーし続けた結果だったが、ファンや報道だけでなくクラブ内部からも「まだ万全ではない」との声が上がった。 シャビ・アロンソ前監督は1月初旬に解任され、後任にはアルベロア前監督が育成部門から昇格する形で就任した。

アルベロア前監督の体制下でのベルナベウでは、ヴィニシウスとベリンガムへ向けた激しいブーイングが飛び交い、フロレンティーノ・ペレス会長への抗議の声も上がった。 チャンピオンズリーグのモナコ戦でベリンガムが酒を飲む仕草でゴールを祝ったのも、スペインメディアで夜遊びを指摘する報道が相次いだ時期のことだった。 チームとしてもリーガでバルサに8ポイント差の2位、チャンピオンズリーグではバイエルンに敗退、コパ・デル・レイは2部のアルバセテに敗れるという屈辱的なシーズンを過ごした。

✅代表での逆風とワールドカップでの復活

イングランド代表でも逆風は続いた。 トーマス・トゥヘルはベリンガムの振る舞いがチームメートを「萎縮させる」可能性があると発言し、2025年10月には代表から外された。 しかしワールドカップでは輝きを取り戻し、メキシコ戦やノルウェー戦で決定的なゴールを挙げ、チーム最多の7得点を記録してイングランド代表の3位入賞に大きく貢献した。

✅モウリーニョが変えたこと

その活躍を誰よりも喜んでいたのがモウリーニョ監督だ。 大会前からベリンガムと話し合い、4-2-3-1の布陣でトップ下に据え、攻撃への自由を与えるプランを描いていた。 監督周辺の関係者は「何より、彼はゴールに近いポジションでプレーできている。走行距離が減ったことでパフォーマンスが上がっている」と語る。 モウリーニョ監督自身も8月に「彼が第2の左サイドバックのようなプレーをしていた時期を何度も目にしてきた。それはもうしないよう合意した」と明かしている。

✅ダービーへ

マドリーの練習場でも、ベリンガムのロッカールームへの影響力は際立っているという。 「常に自分の体を大切にし、練習への取り組みも非常に真剣だ。毎日午後に残ってリカバリーとウエートトレーニングに励んでいる。ここで最も自己管理ができている選手だ」とクラブ関係者は語る。 充実したワールドカップ、新シーズンの好調な滑り出し、モウリーニョ監督との強い信頼関係を背に、ベリンガムは今週末のアトレティコ・マドリー戦に臨む。

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