MARCA2026年8月9日 19:32
モウリーニョが描く「20人枠」の現実
スペイン紙『MARCA』が、マドリーの2026/27シーズンに向けたプレシーズンの現状と、モウリーニョ監督が示したスカッド構想について伝えました。
マドリーはフェレンツヴァーロシュとの親善試合で、今季2度目の実戦テストに臨みました。相手はヨーロッパリーグの予備ラウンドとリーグ戦2節を消化し、すでに実戦モードにある強敵です。モウリーニョ体制は後半こそ苦しみましたが、合格点の勝利を収めました。この後もデポルティボ・デ・ラ・コルーニャ、シャルケ04との2試合が残っています。
スカッドの深さが議題に上る中、モウリーニョはハンガリーの地で早々に方針を示しました。「約20人のコンパクトなスカッドにしたい」——この言葉が、彼のロードマップを雄弁に語っています。
ただし現実は複雑です。ディーン・ハイセン、ラウール・アセンシオに加え、エデル・ミリタン、フェルラン・メンディ、ロドリゴのコンディション問題も抱えています。
ポジション別に見ると、GKはティボ・クルトワが不動の正守護神で、アンドリー・ルニンが控えに入ります。両サイドバックはマルク・ククレジャ、カレーラス、デンゼル・ダンフリース、トレント・アレクサンダー=アーノルド、メンディと飽和状態です。
最終ラインではイブラヒマ・コナテの加入でアセンシオが5番手のCBに後退し、放出候補として名前が挙がっています。ダブルボランチにはオーレリアン・チュアメニ、フェデリコ・バルベルデ、ベルナルド・シウバ、カマヴィンガが競います。
前線では左にヴィニシウス・ジュニオール、右にディオマンデとブラヒム・ディアス、インサイドにジュード・ベリンガムとアルダ・ギュレル。そしてエースのキリアン・エムバペをエスピとエンドリッキが後方から支える構図です。
20人枠の「裏の顔」は、力のある選手が確実にベンチへ追いやられるという現実です。負傷の多発というマドリーの宿痾が、夏の青写真をどこまで変えるか——シーズンが始まる前から、難しい問いが突きつけられています。