セバージョス、給与半額でもベティスへ
スペイン紙『AS』が伝えた。
今夏は契約満了の選手たちにとって厳しい移籍市場となった。カルバハル、ホセル、アラバ、スターリング、ポグバら多くの選手が苦境に立たされた。そんな中、ぎりぎりで行き先を見つけたのがダニ・セバージョスだ。金曜日のベティス対マドリー戦の陰の主役となった元マドリー選手は、アヤックスを含む複数のオファーを断り、マドリー時代の半額という給与を受け入れてでも、生まれ育ったクラブへの帰還を選んだ。
モウリーニョは明確だった。マドリーの指揮を執り始めた直後、セバージョスに電話でこう告げた。「お前は私のプランに入っていない」。過去数年の歴代監督たちも彼を先発では起用してこなかったが、これほど率直な言葉を受けたのは初めてだった。こうして自由契約の身となったが、その交渉は容易ではなく、一度合意に至った移籍条件が白紙に戻る場面もあった。
✅ ベティス一択の覚悟
自由の身となったセバージョスは、アヤックスを含む複数クラブのオファーに耳を貸さなかった。2025年夏にはマルセイユとの合意を自ら一方的に破棄した前例もあったが、今回は最初からベティス以外の選択肢を考えなかった。
交渉は長引いた。ベティス側も当初は積極的ではなかったが、セバージョスはマドリー時代の半分という給与での契約を受け入れた。それでも意に介さなかった。プロとして成長したクラブでプレーしたい一心で、報酬の半分を手放すことを惜しまなかった。今はチャンピオンズリーグ参戦中のベティスで念願のプレーを実現し、3年間のキャリア再建に向けて歩み始めた。
一方、似た境遇に置かれた選手たちはまだ先行きが定まらない。カルバハルにはカタールからのオファーが届いているが、条件が折り合っていない。セルヒオ・ラモスは指導者への転身を視野に入れ始めており、ホセルは現役続行の可能性を諦めていない。