AS2026年9月5日 06:32

【マッチレポート】ベティス1-0マドリー:パロットが決勝弾、エムバペはPK含め決定機を全て外す

スペイン紙『AS』が伝えた。

マドリーの無敗街道に幕が下りた。セビリアでの暑い夜は、エムバペにとっても暗黒の夜となった。エリア内でこれほど精彩を欠いたのは久しぶりだ。チャンスを何度も外し、アディショナルタイムのPKまで失敗する最悪の結末。消えたのはエムバペだけではない。ベリンガムも影が薄く、ヴィニシウスは相手DFベジェリンに完封された。ベティスはいくつもの嵐をしのぎ、セットプレーから適切なタイミングでゴールを奪った。

✅ 手ぐすね引いて待っていたベティス

ラ・カルトゥーハは二重の緊張感を持って試合を迎えた。レバンテに大敗した後であること、そして締め切り直前に加入したセバージョスが招集外となったことで、サポーターの不満がくすぶっていた。それでもマヌエル・ペレグリーニは路線を変えなかった。守備陣はレバンテ戦から1人替えるのみ(バルトラに代えてジョレンテ)で、イスコをロドリゴ・リケルメに代えて起用した。代償として非対称な布陣になったが、魔法使いを一人加えた。

モウリーニョはカマヴィンガとバルベルデの中盤コンビを維持。それ以外はほぼ通常運転で、ダンフリースがトレントに、コナテがリュディガーに、ギュレルがブラヒムに取って代わった。ベリンガムとの共存で「占領軍」が再結集。モウリーニョは今のところ、ベリンガム・エムバペ・ヴィニシウスの3枚を全試合スタメンで使い続けている。誰もこの3人に近いものはなく、リーガは100ポイントペースと見ている。だがラ・カルトゥーハでは3人とも声が出なかった。

✅ バジェスの決定的な活躍

序盤からベティスはプレスをかけた。ボールの空気が足りないというマドリーの抗議もあり、開始5分で3球が交換された。その組織的な圧力がマドリーのビルドアップを遅らせた。やがてマドリーが試合を支配し、スコアに刻む機会も2度あった。どちらもギュレルが起点だ。1本目はハイセンがゴール前で合わせたが、バジェスが電光石火のセーブ。2本目はヴィニシウスがポストを直撃した。

アントニーとクチョ・エルナンデスがカウンターで脅かしたが、マドリーはテンポよく素早い展開を見せていた。イスコが入ってベティスが息を吹き返し、左サイドのアントニーがククレジャを苦しめた。ベリンガムとヴィニシウスは消え、エムバペもゴール前で2度のシュートをナタンとバルトラに連続ブロックされた。バジェスはさらにベリンガムとハイセンのヘッドも弾き出した。すべてギュレルが演出したチャンスだった。ジョレンテが鼻骨骨折の疑いで退場するアクシデントがあったが、ベティスは前半を無失点で折り返した。

✅ PK失敗で止めを刺せず

後半はエルナンデス・エルナンデスがギュレルへの2枚目警告を見送る判定から混乱が始まった。1枚目が厳しすぎたと考えたのかもしれない。その後イスコが1時間でガス欠、フォルナルスが司令塔の役を引き継いだ。

モウリーニョはトレント、ベルナルド・シウバ、そしてディオマンデを同時投入。加入来ずっと出番を少しずつしか与えられていない大型補強だが、この日も30分で見せ場はなかった。最も明確な決定機はまたエムバペで、ハイセンの鋭い縦パスから1対1になったが、コントロールが乱れシュートはバジェスに防がれた。

マヌエル・ペレグリーニはパロットを投入した。昨季オランダの🇳🇱AZで31ゴールを挙げたアイルランド人FWだ。クチョ・エルナンデスとの交代だったが、結果的にこれが当たった。クルトワがナタンのシュートをセーブしたこぼれ球に、誰よりも速く反応したのがパロットだった。そのまま押し込んでベティスに3点をもたらした。

土壇場でモウリーニョはエスピを投入。アクロバチックなゴールを決めたが、オフサイドで取り消し。終盤のVARの一コマだった。さらにナタンがヴィニシウスへのファウルでPKを与え、エムバペが蹴ったがバジェスがセーブ。バルトラがキック前にエリア内に入っていた疑惑も残るが判定は覆らず。エスピのヘッドも防がれ、マドリーは結局巻き返せなかった。

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