レアル・マドリードの問題を暴いたデータ──ローマ戦の前半、GKクルトワのパス数がチュアメニとバルベルデを上回る
スペイン紙『MARCA』が、ローマ戦(4-3)でマドリーの問題を浮き彫りにした「あるデータ」を伝えた。 前半、GKクルトワのパス成功数は、ドブレピボーテの2人のどちらよりも多かった。
✅ GKがボランチより多くパスをつないだ
ハーフタイムの時点で、クルトワのパス成功数は19本。チュアメニは17本、バルベルデは16本だった。
| 選手 | 前半のパス成功数 |
|---|---|
| クルトワ(GK) | 19 |
| チュアメニ | 17 |
| バルベルデ | 16 |
ビルドアップを担うはずの2人のMFよりも、GKの方がボール回しに多く関わっていた。このデータは、守備と攻撃をつなぐコンビの苦しさを表し、マドリーの最大の問題に光を当てている。 ただ、最も心配なのは起きたことそのものではなく、相手がそれをいとも簡単に暴いてみせたことだ。
✅ ロングボール17本中、成功は3本
ガスペリーニ監督のローマは中央のルートを閉じ、モウリーニョ監督のチームに別の手段を探させたが、それはうまくいかなかった。 バルベルデとチュアメニはリズムをつかめず、パスコースも少なく、クルトワは結局ロングボールに頼った。データによると、クルトワはロングボールを17本蹴り、成功は3本だけだった。 マドリーはショートパスで前進するのに苦しみ、中盤を飛ばす選択をしても、解決策はほとんど見つからなかった。
✅ ドブレピボーテに疑問符
チュアメニは、1点目につながる場面でも名指しされた。ダンフリースへのパスミスから、ローマがカウンターに出て、デ・ローンのゴールが生まれた。 一度きりのミスではあったが、それはチュアメニとバルベルデがチームに必要なコントロールをもたらせなかった前半の中で起きた。2人は相手のプレスをかわすのに大いに苦しみ、ボールロストが危険な場面につながるのも防げなかった。 パスの数だけで2人のMFのパフォーマンスを判断することはできない。それでも、マドリーのプレーでの2人の役割について議論を呼ぶには十分だ。 ビルドアップには、サポート、スペースを作る動き、そしてプレッシャーの中で背を向けてボールを受けられる選手が必要だ。そうした選択肢がなければ、ボール回しは読まれやすくなり、GKのロングボールが唯一の手段になってしまう。
✅ ギュレルとベルナルドが入って見えたもの
ギュレルとベルナルド・シウバが入ると、別の解決策が生まれ、前半に見えた問題がさらに際立った。 試合全体の数字も、その印象を裏付けている。
| ローマ | マドリー | |
|---|---|---|
| パス試行数 | 546 | 459 |
| ポゼッション | 54% | 46% |
| 危険な攻撃 | 47 | 36 |
ローマ戦のスタッツ(出典: MARCA)
逆転劇はこの夜を救った。しかし、試合が残した問いは解決していない。最初のプレスをかわすのにこれほど苦しむマドリーが、どうやって試合をコントロールするつもりなのか。
関連記事
レアル・マドリードのギュレルとベルナルド、ローマ戦の逆転で出番を要求──モウリーニョ「フェデは一人しかいない」、バルベルデのポジションが鍵
レアル・マドリード、ローマ戦の逆転を生んだ「緊急プラン」──それでもモウリーニョはチュアメニ&バルベルデを信頼「試合を終えたメンバーで始めたら5点取られていた」
レアル・マドリードのエムバペ、CL得点王の大本命に──ローマ戦はxGわずか0.14からゴール、ケインとハーランドを大きくリード
レアル・マドリード、ローマ戦で起きた「控え選手たちの革命」──ヴィニシウスは4試合の出場停止、モウリーニョに決断の時
