レアル・マドリードのディオマンデがヴィニシウスを追い詰める──セビージャ戦は快勝も、ギュレルの先制点に「原罪」の影
スペイン紙『MARCA』のAlfredo Relaño氏が、セビージャ戦(4-1)についてのコラムを掲載した。 同氏は、ディオマンデの活躍がヴィニシウスを追い詰めていると指摘する一方で、ギュレルの先制点には「原罪」とも言える影があったと書いている。
✅ 「セメント」を減らし、プレーを与えた
モウリーニョ監督は、チームから「セメント」を取り除き、プレーを与える修正をした。主力2人のポジションを変えただけだ。バルベルデがドブレピボーテから右SBに移り、ギュレルがチュアメニとともに盤面の中央で試合の舵を取った。 前線では、エンドリッキが右ウイング、ディオマンデが左ウイングに入った。行き過ぎではないが、機能した。 チームはピッチ上のポジショニングが良くなり、ギュレルは上手に試合を動かし、ディオマンデは最近のヴィニシウスのパフォーマンスを上回り、エンドリッキとバルベルデの右サイドも役割を果たした。
✅ ギュレルの先制点の「原罪」
その褒美は大勝だったが、残念ながら、ある影、ほとんど「原罪」とも言えるものとともに生まれた、と同氏は書く。 先制点はディオマンデのパスからのギュレルの見事な強烈なシュートで、ゴール自体に議論の余地はない。しかし、その少し前、ギュレルはペケ・フェルナンデスのしつこいつかみ合いを、どう見ても顎への肘打ちに見える動きで振りほどいていた。 中継は断言できるほどはっきりした映像を映さなかったが、唯一映された映像ではそう見えた。ボールがその場になかったので、主審は見ていなかったし、見る必要もなかった。ペケ・フェルナンデスがこうした場面のお決まりの苦悶の演技をする中、VARは、ギュレルを罰するにせよ無罪にするにせよ、誰もが必要としていた映像を探して全てのカメラを調べたが、見つからなかった。 「VARの仕組み全体が、ひと吹きで崩れるトランプの城の上に成り立っている」
✅ 2点目にもファウルの疑い
セビージャは怒り、2点目でさらに腹を立てた。エムバペの芸術的なゴールだったが、その攻撃はファウルの疑いがあるコナテのボール奪取から始まっていて、審判の仕組みはそれもまた見過ごしたからだ。 2-0でハーフタイム。同氏は、応援席がテバス会長とネグレイラ氏に向けた横断幕(バルサの色で書かれていた)を掲げるには悪い日だったと書く。ちなみに、その横断幕は中継でも映らず、RMTVに独占映像を与える形になった。
✅ 「ヴィニシウスは気を引き締めなければ」
セビージャの選手たちはロッカールームに怒りを置いてきて、後半は堂々とした戦いを見せた。しかし、マドリーはさらに突き放した。議論の余地のほとんどないPKだったが、アンチ・マドリーの陣営はそれも利用するだろう。 それでもセビージャは1点を返したが、ディオマンデが3-1を4-1にした。また見事なゴールで、素晴らしい試合への褒美だった。持ち込み、良いロングパス、見事なコンビネーションへの姿勢、そして後方を助ける疲れ知らずの働き。 「ディオマンデが次の試合でもこんなパフォーマンスを繰り返すなら、ヴィニシウスは気を引き締めなければならない」と同氏は書く。そして今の関心は、モウリーニョ監督がこの路線を続けるのか、カンプ・ノウではドブレピボーテに戻すのかだという。
✅ コルネジャの「恥」で罰金
同氏は、スペイン代表の問題にも触れた。スペイン対エジプト戦でのイスラム教徒を差別するチャントで、FIFAはスペインに2万ドル(1万7700ユーロ)の罰金と、国内で行われる次の親善試合でのスタジアムの15%閉鎖の処分を科した。 親善試合に限られるため、すでに完売している11月15日のメトロポリターノでのスペイン対イングランド戦には影響しない。スペインサッカー連盟は上訴した。それでも、コルネジャの一握りの「社会不適応者」のせいで、次に親善試合を開催する街が影響を受けるのは悲しいことだと同氏は書く。
✅ テバス会長の「止まらない投稿」
テバス会長の立場には、ソーシャルメディアでの「思春期のような止まらない投稿」よりも、慎重さの方がふさわしい、と同氏は書く。騒ぎがあればすぐに投稿して火に油を注ぐ悪癖が、不要な問題を生んでいるという。 今回は、RMTVを第三帝国の宣伝の天才ゲッベルスになぞらえる醜く行き過ぎた比較で、フロレンティーノ・ペレス会長に攻撃材料を与えた。 「マドリーが求めているように、CSDが彼を処分するほどのものだとは思わない。だが、彼の組織のトップとしての立場をすり減らしているのは確かだ」
※本記事は、MARCAのAlfredo Relaño氏のコラム(意見記事)の内容を紹介したものです。
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