モウリーニョのCL──第2幕で宿題を片付けられるか
スペイン紙『MARCA』が伝えた。
モウリーニョはマドリーでデシマを取り損ねた。今度はCL16回目の優勝を狙う。この帰還は、初陣で果たせなかったCLという宿題を清算するための第2のチャンスだ。3年連続でセミファイナルまで届きながら、最後の一歩を踏み出せなかった。それでも、ペレス会長自身が認めているように、モウリーニョはその後に続く6つのCL優勝への道筋をつけた。ジダンの3回、アンチェロッティの3回だ。そして皮肉なことに、悲願のデシマはモウリーニョが去った翌シーズンにやってきた。
✅ モウリーニョ以前の暗黒時代
モウリーニョがマドリーに来たとき、クラブはCLで深刻な低迷期を抜け出せずにいた。2003-04シーズンにベスト8で敗れて以降、6年連続でラウンド16の壁を破れない悪夢が続いた。ラウンド16、ラウンド16、ラウンド16……その繰り返しだった。
✅ 3年間、常にセミファイナルへ──しかし決勝には届かず
インテルを率いてバイエルンを下し、準決勝でグアルディオラ&メッシのバルセロナを倒した直後の就任だっただけに、モウリーニョへの期待は絶大だった。その期待に応えるようにマドリーを立て直した。
1年目:無敗のまま準決勝へ(8勝1分)。しかし相手はバルサで、ホームで敗れ、アウェーで引き分けて敗退。
2年目:ここでも9勝1分で準決勝進出。しかし今度はバイエルンにPK戦で敗れた。クリスティアーノ、カカー、ラモスが4本中3本を外す、マドリー史に刻まれた黒歴史のPK戦だった。本人はのちに「キャリアで最も悲しい瞬間だった。あのとき俺たちはヨーロッパ最強だった」と振り返っている。
3年目:3年連続で準決勝まで勝ち進んだが、今度はドルトムントに阻まれ、デシマの夢は再び消えた。
✅ 3クラブ目でのCL制覇という歴史的記録
今度こそという思いでモウリーニョは帰ってきた。マドリーは過去2年タイトルから遠ざかり、黄金時代に幕が下りた。その流れを変えるべく、再び白いベンチに座る。
もしマドリーで16回目のCL優勝を果たせば、モウリーニョはボブ・ペイズリー、ジダン、グアルディオラ、ルイス・エンリケと並ぶCL3回優勝監督の仲間入りを果たす。さらに、3つの異なるクラブでCLを制した史上初の監督となる。そして優勝と優勝の間の最長ブランク記録も塗り替える──2010年のインテルから17年が経過し、1998年のマドリーと2013年のバイエルンで15年を空けたハインケスの記録を超えることになる。