The Athletic2026年9月3日 10:15

モウリーニョ体制のマドリー、総額2億6000万ユーロの夏──6人の補強と変わった「補強プロセス」

英メディア『The Athletic』が伝えた。

4月末、マドリーはクラシコでバルサに敗れれば事実上タイトルを献上する状況でピッチに立っていた。仮に勝ったとしても、2年連続で主要タイトルなしという結末はほぼ避けられない見通しだった。15度の欧州王者にとって2年連続無冠は重大事。それが最後に起きたのは2009-10シーズン──そのときフロレンティーノ・ペレスが選んだのもモウリーニョだった。

今回も同じ男を選んだ。4月末にThe Athleticは、63歳のポルトガル人指揮官がアルベロア後任としてフロレンティーノの最有力候補であると報じた。6月11日に正式就任が発表されるより前から、モウリーニョ、フロレンティーノ・ペレス、ホセ・アンヘル・サンチェス強化部長、フニ・カラファット主任スカウトはすでに再建戦略を練り始めていた。

✅ 総額2億6000万ユーロの補強

今夏マドリーが投じた金額は約2億6000万ユーロ。2019年以来最大の補強規模だ。内訳は以下の通り。

フリー移籍でリヴァプールのCBイブラヒマ・コナテとマンチェスター・シティのMFベルナルド・シウバ。チェルシーからMFマルク・ククレジャを最大6000万ユーロのパッケージで獲得。インテルからRBダンフリースを2000万ユーロで、レバンテからFWカルロス・エスピを2500万ユーロで迎え入れた。そして最大の目玉は、RBライプツィヒからWFヤン・ディオマンデをクラブ史上最高額となる最大1億4000万ユーロで獲得したことだ。さらにベンフィカへのモウリーニョ違約金として1500万ユーロも支出している。

✅ 監督が補強に深く関与した

マドリーはここ最近、監督を補強プロセスにあまり関与させない方針をとってきた。アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、アルベロアはいずれも今回のモウリーニョほどは相談を受けていなかった。その変化が、フロントからモウリーニョまでが「今夏は成功だった」と共通認識を持てている大きな理由のひとつとみられる。

陣容はタイトル争いができる水準に達したという手応えがある。ただ、外部・内部双方から「まだ1つのポジションが手薄だ」との声も上がっている。試合のテンポを支配できるゲームメーカータイプのMFだ。ロドリがマドリーのアプローチにもかかわらずバルサを選んだことは、その点では痛手と言わざるを得ない。

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