モウリーニョは自分の「不動の5人」を明確に把握──新生マドリーの背骨
スペイン紙『MARCA』が伝えた。
モウリーニョは自分の「不動の5人」を明確に把握しており、それを見つけるのにそう深く掘り下げる必要はない。今季の開幕スタートを振り返るだけで分かる。エムバペ、ヴィニシウス・ジュニオール、ベリンガム、バルベルデ、クルトワ──この5人だけが、ポルトガル人指揮官の2期目における全6公式戦でスタメンに名を連ねてきた。5つの名前、5つの土台。モウリーニョはその上に新たなマドリーを築いている。
この5人が常に大黒柱として見られてきたのは当然で、ベンチからのスタートはむしろ異例だ。昨季の同時期は状況が異なっていた。ベリンガムは肩の怪我から回復中で、ヴィニシウス・ジュニオールはスタメンとベンチを行き来していた。モウリーニョ体制ではすべてがスムーズに進み、この5人を軸に6試合で5勝を挙げている。
✅ エムバペ:6試合7ゴール、「100点」へのカウントダウン
最も際立つパフォーマンスを見せているのはエムバペだ。今季は6試合で7ゴールと好調なスタートを切っており、このペースが続けば2シーズン強でマドリー通算100ゴールに到達できる計算だ。残りはわずか7点。比較の対象として避けられないクリスティアーノ・ロナウドがその節目を迎えたのは3シーズン目のある11月2日のことで、エムバペはその日を限界の締め切りとして赤く丸で囲んでいることだろう。
✅ ヴィニシウス・ジュニオール:最高版はまだ来ていない
攻撃パートナーのヴィニシウス・ジュニオールはリーガで1ゴール3アシストにとどまり、本来の鋭さと精度がまだ戻りきっていない。ただしベルナベウから最も批判されていた守備面では別人だった。インテル戦での9回のボール奪取は、マドリーの攻撃選手が10年以上記録してこなかった数字だ。モウリーニョはすでに「最高版が戻ってくる」と宣言している。
✅ ベリンガム:7ゴールのW杯が示した本来の居場所に帰還
7ゴールを挙げたワールドカップが改めて明確にした通り、ベリンガムの居場所は9番の背後だ。モウリーニョはそこへ彼を戻すことに迷いがなかった。以前のように「疑似左サイドバック」として消耗させ、影響ゾーンであるエリア周辺から遠ざける起用はしない。再配置された今、2023-24シーズンの輝きを取り戻しつつある。6試合で3ゴール2アシスト。
✅ バルベルデ:あの右サイドバックの悪夢はもう過去
バルベルデも笑顔を取り戻した。あの緊急右サイドバック起用の時代は消え去り、モウリーニョは初めからそれを考えていない。右サイドも左サイドも関係ない。ウルグアイ人は今やダブルピボーテに不可欠な存在だ。球足の繊細さはチュアメニやベルナルド・シウバに任せ、彼自身はフィジカル、スタミナ、そしてキャプテンのリーダーシップを提供する。
✅ クルトワ:英雄的プレーはもはや「習慣」
クルトワがいなければ、ここまでの結果はなかった。インテル戦では誰もが知る活躍を見せ、ラージョ戦後半の気の緩んだ時間帯でもチームを支えた。ただしクリーンシートはマラガ戦の1回のみで、守備はチーム全体の問題でもある。「英雄的」という言葉より「習慣」という言葉がふさわしい、それほど彼のビッグセーブは日常となっている。
✅ 5人の背骨が支えるプロジェクト
モウリーニョはこの5人にチームの核を見出した。タイトルへの飢えを持つチームのアイデンティティは、彼らの上に成り立っている。シーズンは長く、今後もローテーションはあるだろう。しかしこの5人が不可欠であることを、監督は分かっている。そして今の結果を見れば、その判断が正しいことも明らかだ。